概要

ロンドリアの戦いとは、ラドリザン1254年8周期、ラグライナ帝国とガルデス共和国の間で行われた戦いである。

戦闘に至るまでの背景



共和国戦線は、ミナを総指揮官とする主力部隊がモンレッドを中心に動いていた。
しかし、ラグライナ帝国の宿将であり、彼女たちが生まれる前から戦場を駆けていた老将軍モリスは、戦場の主導権が孫娘の様な若手の将軍たちに移ったことに不満を感じ、自ら別働隊を率いて出陣する。
以前ガルデス共和国の使者がレヴァイア王国へ向かうためシルベニア方面から抜けた道を、そのまま逆に北上する形でロンドリアを突破、レイガスを占領して前線の共和国軍を主力部隊と別動隊で挟撃しようとした。
このルートは当時まったく整備されていない未開の地で物資の輸送が困難な上こともあり、ミナは反対していたが、それを押し切っての出陣であった。

両軍の戦力

攻撃側守備側

ラグライナ帝国軍
軍勢
ガルデス共和国国軍
総兵力22000兵力総兵力15000
モリス総指揮ラヴェリア
軍師
主要参戦者

モリス




ラヴェリア

ミズハ




戦闘経緯

モリス率いる別動隊は、ガルデス共和国に侵入するべく一気に侵攻を開始。
この方面に敵がくると思っていなかった為、対応の遅れたガルデス共和国軍は、モリスの侵攻を一方的に許すが、それらは全て偽装であった。
ガルデス共和国の議長ラヴェリアは、ミズハを引き連れて自ら出陣し、モリス部隊をたくみに誘い出し、退路を断った上で火攻めによって全滅させた。
帝国の老将モリスは、全身に傷を負いながらも立ったまま敵陣を見据えて戦死し、その姿にはラヴェリアさえ感銘を受けたとう。

戦いの結末

ラグライナ帝国は、兵力でガルデス共和国を圧倒していたといっても、クレア戦線にも兵を割かなければならなかった為、無造作に敗北してもいいということではなかった。
そんな中でのこの別働隊の大敗に、ミナは「やはり止めておけばよかった」と後悔したという。
この戦いは、ラグライナ帝国において台頭した若き将軍たちと、それに嫉妬した老将たちの衝突でもあった。


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