共和国戦線は、
ミナを総指揮官とする主力部隊が
モンレッドを中心に動いていた。
しかし、
ラグライナ帝国の宿将であり、彼女たちが生まれる前から戦場を駆けていた老将軍
モリスは、戦場の主導権が孫娘の様な若手の将軍たちに移ったことに不満を感じ、自ら別働隊を率いて出陣する。
以前
ガルデス共和国の使者が
レヴァイア王国へ向かうため
シルベニア方面から抜けた道を、そのまま逆に北上する形で
ロンドリアを突破、
レイガスを占領して前線の共和国軍を主力部隊と別動隊で挟撃しようとした。
このルートは当時まったく整備されていない未開の地で物資の輸送が困難な上こともあり、
ミナは反対していたが、それを押し切っての出陣であった。
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