ストーリーは2001年にアメリカ・ピッツバーグ大学医療センターのバイオセキュリティ部門が行ったシミュレーション「Operation Dark Winter」に基づいている。
英語Wiki:Operation Dark Winter→
https://en.wikipedia.org/wiki/Operation_Dark_Winte...
このシミュレーションはアメリカ本土がバイオテロの攻撃を受けた想定で行われた。
まずは新型ウィルスが紙幣を介して不特定多数の人間に感染。潜伏期間を過ぎて発症を始めると
- 初日は病院に患者が溢れかえる
- 3日目に患者の隔離が始まり、リソース供給が制限される
- 3日目で国境封鎖、国外依存の全てが機能停止する
- 4日目、ライフライン停止。この辺りから人々の一部が手段を選ばなくなる
…という凄惨な結果に終わった。
原因は生活、保安、安全といった社会構造が不安定な経済に依存、どこか一箇所が崩れることで全体が機能しなくなる、という現代社会の大きな脆弱性に端を発していると結論付けられた。
また、これとは(あまり)関わりなく、6年後の2007年に発令されたのが「国家安全保障大統領指令第51号/国土安全保障大統領指令第20号」、通称「Directive 51(第51号大統領令)」であり、「致命的な緊急事態」が起きた時、大統領・軍・警察に治安維持の為にあらゆる権限が委託されるという内容である。
ディビジョンはこの大統領令を受けて設立された部隊という設定になっている。
アンダーカバー(潜入部隊)である彼らは都市機能崩壊に備えて普段は一市民と同じく生活をし、有事の際にはその場でディビジョンとしての任務を果たす。
命令を受けた後は全て「現場判断」で行動。治安維持、回復のため上の判断を仰がずに敵と認められる対象を排除することが許されている。
何故上の判断を仰ぐ必要が無いか、答えは単純。上が存在しない可能性もあるからだ。