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touhou_icha 2012年06月18日(月) 21:17:28履歴
2月中旬、まだまだ寒さが和らぐことのない今日この頃、私の彼女……いや妻のリリーホワイトは
この寒さの中、早朝から深夜遅くまで春を伝えている。そこまでする必要はないと思うが
『それが私の使命ですから!』と言われてしまい、無理に止めることも出来ないのであった。
さらに今日に限って外は大雨、そんな天気の中彼女は春を伝えている。私には到底できないことだ。
だから私は、こうして家で彼女の帰りを起きて待っていてあげることしかできない。
(……静かだ)
彼女がいないとどうにも寂しい、聞こえるのは雨が地面を打つ音だけ。
そうして深夜12時を回ろうかという時に、玄関の方から物音がした。
(帰ってきたか!)
私は急いで玄関へと向かっていた。
「大丈夫かリリー?」
「はい、大丈夫です。いつものことですから」
リリーの白い服と帽子が雨でべとべとに濡れ、また撃墜されたのか泥も付いている。
見るも無残と言うほどではないが、ボロボロだ。
しかし今日に限っては何か違和感があるような気がする。
「無理して起きていなくてもいいんですよ?」
「リリーを一人にしたくないんだ。自分の帰りを迎えてくれる人はいたほうがいいと思って」
「えへへ、ありがとうございます」
彼女は照れ笑いを浮かべる。そんな彼女がとても愛おしい。
「あっ、○○さん……服が汚れちゃいますよ……」
私はそんな彼女を抱きしめる、私にはこれくらいしか苦労を労ってやることはできない。
雨に濡れているが、とても暖かい。
(ん? 何だこの臭い……)
彼女の花のような香りはと違う、別の何かが……
どこか血生臭いような臭いが。
「○○さんお風呂沸いてますか?」
「あ、ああ、沸かしてあるよ」
「じゃ入ってきますね」
そう言って風呂場に向かう彼女。その背後に、雨でいくらか流されているがはっきりとした血の跡がたしかにあった。
雨と泥で変色したと思っていたが、彼女の服の色が変だったのはこれが原因なのか。だとしたら何故血の跡が?
あれから色々と考えてみたが思いつくのは不吉な答えばかりだった。
「○○さーん」
風呂から上がったリリーが胸元に飛び込んでくる。私はそんな彼女を優しく受け止める。
さっきの血生臭い臭いはもう嗅ぎ取れない。
「んー、○○さん暖かいです……」
「リリーも暖かいよ」
まだまだ寒いがこうやって抱き合っていると、心まで温まる。
「さ、もう寝よう。明日も早いんだろう?」
もう少し抱き合っていたいが、それはベッドの中でいいだろう。そっちの方が暖かいだろうし。
「はい!」
満面の笑みで元気よく返事をするリリー。
そんな彼女を抱きかかえながらベットへと向かう、……あの臭いの事だけは頭からこびり付いて離れなかった。
余談だが、リリーの着るパジャマは、普段着ている服の色が黒くなったものである。
リリーと一緒にベッドの中で見つめあいながら抱き合う。
「なあ、リリー」
あの事を聞いてみよう。そうしないと今夜は眠れない。
「なんですか○○さん?」
「血の臭いがしたんだが何かあったのか?」
「……! ああ、それはですね。私が撃墜されたところに、三人の変態な人間さんが
如何わしい事をしようとしてきたので、抵抗したら破裂してちょっと血がかかっちゃったんです」
なるほどそれでか、……たぶんその三人は生きてはいないだろうな、彼女をたかが妖精だと見下し襲った罰だ。
私は彼女……いや妖精達が本当は人間よりも何十倍も強いことを知っている。
リリーと付き合っているうちに彼女達妖精の強さを幾度となく見せつけられたからだ。
「怖くなかったかリリー?」
「はい、これくらい平気です。私には貴方が居ますから。私を穢していいのは貴方だけですから!」
そう言ってくれるのは嬉しいが、真正面から言われると少し困る。
「他の人間さんも、貴方みたいに優しくて私達を理解してくれるような人たちばかりならいいんですけど……」
リリーが両腕を私の首に回す。唇が触れ合いそうなくらい顔が近い。
「贅沢でしょうか?」
「……難しいだろうな」
どうにもここの人間は排他的な人が多いようで妖怪や妖精達と深く関わることを忌むらしい。
そんな自分もリリーと深い関係になってから、村八分に近い迫害を受けたことがある立場だ。
リリーに助けられなかったら今頃どうなっていたことか……
人外と言えばそうなのかもしれないが、仮にも人の形をとっており羽が生えている事ぐらいしか差異がない妖精を
理解するのはそこまで難しくはないと思うのだが……そんなに彼女達と親密になるのがいけないのか?
あの三人みたく妖精を性奴隷に近い扱いをするのはいいのか? 疑問は尽きない。
「んっ……」
リリーが不意に軽いキスをする。イチゴのように甘く少しだけ酸っぱかった。
「ごめんなさい、こんなこと聞いても○○さんを悩ませるだけですよね」
リリーは気落ちしたように目を伏せる。
「大丈夫だ気にするな」
「ありがとうございます。じゃあ、ふふっ……」
何を企んでいるのか彼女から妖艶な笑みがこぼれる。
「……」
「ちょっと気持ちいいことしませんか?」
リリーは体を少し下に移動させ、パジャマに手を突っ込み私の下半身をまさぐる。
「リリー、明日に響くぞ」
「いえいえ大丈夫です。こんなお話をした私に責任がありますし、
気持ちよくなって、嫌なこと忘れちゃいましょう!」
「いや、二日前にしたじゃないか」
「それじゃあ尚更ダメです、妻のお勤めなんですから毎日しませんと!」
逆効果だったらしい。私の息子は彼女の手遊びで勃起している。
「ね? 動かないでいいですから」
私の息子を優しく握りながらリリーは軽くウィンクする。
どうにも抗えない。
「……お願いします」
「任せてください!」
リリーは嬉々として返事をする。そのまま彼女は布団の中へと……
「さて…て、どう……しょうか?」
すぐに下のパジャマが脱がされる。布団の中にリリーが居るためか声が少し聞き取りずらい。
布団を剥ぐ。
「あっ! 見ちゃだめです!」
布団を剥ぎ取られたのが不満なのか、リリーは再度布団をかぶせる。
「分かった見ないよ」
「それ…いい…ですよ」
私の胸元から下はまったく見えない、さてリリーはどうやって私を射精させるのだろうか?
「ぺろっ……」
「っ……」
何やら水っぽい感触と、動く柔らかい物が私の息子に纏わり付いている。
おそらくリリーの舌だ。
「れろれろ…ちゅうぅぅ……」
息子の先を軽く吸われる。中がどうなっているかさっぱり分からないが気持ちいいのは確かだ。
「んー、ちゅう……すぐにイか……ほしい…すか?」
「ああ、頼む…っ!」
私の息子にリリーの舌が縦横無尽に這い回っている。私の弱いところを彼女は熟知しているはずなので
すこし焦らしているのだろう。
「ふふっ、こ…が精……作ってる所なん…すよね?」
リリーは舌で私の息子を舐めながら、睾丸を優しく揉み拉く。
「よし…し、頑張…てく……いねー」
リリーの声はとても楽しげだ、正直なところ弄ばれているこっちとしては堪ったものではない。
早くイきたいと頭の中で理性が告げている。いや理性じゃないなそれ。
「リリーっ!」
「分…って…すって、もうっ○○さん…ら我侭…んで…すから。ちゅっ」
リリーは鈴口にキスをして。
「覚悟し…くだ…いね」
リリーがそう言った瞬間、私の息子が暖かい何かに包まれる。どう考えても口内しかない。
「んーんー」
「うあっ……」
にゅるにゅると絡みつく唾液と口内の粘膜に私の息子が蹂躙され締め付けられる。
堪らなく気持ちいい……
「ふふ…どれ…らひも……ひゅかね?」
「ああっ!」
リリーが息子を銜えながら喋ると、その動きに合わせて口内も蠢き、
新しい快感を脳内に伝える。
「リリーっ! もう出るっ!!」
すぐに限界が来た。
「どふぞーどふ…ー、わたひ…せーひ飲まへてくだ…ひ」
「くうっ……リリー!」
リリーの頭を手で腰に押し付け、口内の最奥に精液を放出した。
「んっ……ふふ……ちゅうちゅう……」
激しく放出される精子を彼女は咽ることなく飲んでいる。
「あぅっ…」
「♪〜♪〜」
リリーは全て飲み干すとばかりに私の息子を吸い続けていた……
「ぷはっ、とっても美味しかったですよ!」
布団から這い出たリリーはどこか恍惚とした表情でそう言った。
「全部飲んだのか?」
「もちろんです!」
相変わらずすごい事をする。呼吸困難にならないのだろうか?
「私に精子ぶっかけたかったですか?」
「……それはまた今度な」
「はい! その時は貴方の精子で私を真っ白にしてくださいね!」
リリー『ホワイト』だけに、いや今の彼女は黒いが。
「それじゃあ次はメインディッシュですよー」
そう言うとリリーは立ち上がり、スカートをたくし上げる。
彼女の陰唇は愛液ぬらぬらと湿っている。
「それとも……前菜がいりますか?」
そのまま私の顔の上に移動し、腰を落とす。
私の顔が愛液でべとべとになる。リリーの女性器からは甘ったるい香りがした。
「じゅる…じゅる…」
私はリリーの陰核を舐めながら、一心不乱に愛液を舐め吸い味わう。
「あんっ……わたしのスープ美味しいですか?」
「あは…とってほおいひいよ…」
舐めても舐めても、すぐにあふれ出てくる。
リリーの蜜を舐めていると、麻薬を吸ったように気分が高揚する。
「でもこれだけで満腹にならないでくださいね。もっと美味しいのは中なんですから」
「わはってる」
私の息子は先ほど射精したにも関わらず最大まで勃起している(と思う)
黒い服を着た彼女の醸し出す淫らな雰囲気はもはや淫魔に近いものがある。
そういえば、どこかでは妖精も悪魔の一種として扱われている、と言うのを本で読んだような気がする。
「ふふふ……じゃ挿れましょうか」
もう十分だと思ったのか、リリーが私の顔から股間を離す。
「……あ、あぁ。早く……楽にしてくれ…」
興奮しているはずなのだが、体に力が入らない。
雲の上に浮かんでいるような夢見心地の気分と、春の穏やかな日差しのような優しい暖かさを感じる。
「そんなに焦らなくたって大丈夫ですよー。すぐにいっぱい春を味わえます。
だから、気を楽にして、私に全部委ねて下さいね」
ゆっくりと、リリーは手で私の体を妖しくなぞりながら下半身へと移動する。
「それじゃあ、美味しい美味しい本場の春料理をどうぞー!」
リリーは一気に私の息子へと腰を落とした。
「……っ!」
何一つ抵抗もなく、にゅるんとリリーの膣内へと私の息子は挿入された。
その後すぐに、私の息子が入ってきたのを膣内は感じたのか、
マッサージをするかのように膣壁が一斉に締め付け蠢き始める。
「春ーでーすーよー」
私の下半身の上にいるリリーは円を描くように腰を動かしている。
相変わらずの強烈な快感に頭が飛んでしまいそうだ。
そんな快楽を受けつつも、今すぐ射精する、という程の射精感は感じていなかった。
だが射精したいと言う気持ちは堪えきれないほどある。
「……またすぐにイきたいですか?」
少しだけ腰を振る速度を落として、リリーは私に聞く。
「…くっ…もちろん…」
「私はもっと○○さんと遊びたいですよー? これで終わりだなんて悲しいです……」
とても残念そうな顔をしながらも、射精させない快楽を私に与え続けている。
「お願いだ……リリーっ! 頼む…」
「ふふっ、仕方ない人ですね。貴方がそう望むなら気持ちよーく射精させてあげます」
再びリリーは元のスピードで腰を振りはじめる。だが今度は……
「ぁ…あああぁぁぁっ!」
まるで雪崩のように射精感が押し寄せてくる。
「気持ちいいですかー、我慢しないで精液出しちゃいましょうねー」
射精が近いのを察したのか、リリーの膣内が今度は下から上に射精を促すかのように擦り扱き始めた。
リリーに同調しまるで意思を持つかのように。
「うぐっ…ああぁぁぁぅぅぅ……」
そのままリリーの最奥に火山が噴火するように大量の精液を放出した。
「あ! ……えへへ、暖かいのが私の中に出てます。とっても幸せですー……」
リリーは目を瞑りながら幸福感と恍惚感に浸っている。
「っぅ……くぅ…」
そんな状態でも、リリーの膣内は残った精液を全て搾ろうと動き続けていた。
・
・
・
それが数分程続き私の息子は完膚なきまでに吸われ、すっかり萎えていた。
リリーの膣内はまだ動き続けているが、さすがにもう打ち止めだ。
「うぅ……つ、疲れた……」
どっと疲れが押し寄せてくる。彼女と交わるときはいつもそうだ、口や手や胸なら大丈夫なのに、
膣内に挿入すると、一回射精するだけで全ての精液を出し尽くしてしまう。
「楽しかったですよー○○さん」
リリーがこちらに倒れこんでくる。
「リリーは…疲れ……ないの…か?」
私はもう動けそうにない。
「好きな人と交わってるんですから、疲れませんよ?」
「そ…そうか……じゃあ…私は……」
リリーのことが本当は好きではないのか?
「ふふふ、妖精に限ってですよ。○○さんは無理しないで眠ってください、
貴方が私を愛してくれているのは私自身が一番分かってますから」
リリーが私の顔を胸元に抱き寄せる。
彼女らしい春の香りに包まれながら、私は眠りの世界へと落ちていった。
「お休みなさい、また明日も貴方だけに特別な春を伝えますね」
ロダicyanecyo_0324.txt
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この寒さの中、早朝から深夜遅くまで春を伝えている。そこまでする必要はないと思うが
『それが私の使命ですから!』と言われてしまい、無理に止めることも出来ないのであった。
さらに今日に限って外は大雨、そんな天気の中彼女は春を伝えている。私には到底できないことだ。
だから私は、こうして家で彼女の帰りを起きて待っていてあげることしかできない。
(……静かだ)
彼女がいないとどうにも寂しい、聞こえるのは雨が地面を打つ音だけ。
そうして深夜12時を回ろうかという時に、玄関の方から物音がした。
(帰ってきたか!)
私は急いで玄関へと向かっていた。
「大丈夫かリリー?」
「はい、大丈夫です。いつものことですから」
リリーの白い服と帽子が雨でべとべとに濡れ、また撃墜されたのか泥も付いている。
見るも無残と言うほどではないが、ボロボロだ。
しかし今日に限っては何か違和感があるような気がする。
「無理して起きていなくてもいいんですよ?」
「リリーを一人にしたくないんだ。自分の帰りを迎えてくれる人はいたほうがいいと思って」
「えへへ、ありがとうございます」
彼女は照れ笑いを浮かべる。そんな彼女がとても愛おしい。
「あっ、○○さん……服が汚れちゃいますよ……」
私はそんな彼女を抱きしめる、私にはこれくらいしか苦労を労ってやることはできない。
雨に濡れているが、とても暖かい。
(ん? 何だこの臭い……)
彼女の花のような香りはと違う、別の何かが……
どこか血生臭いような臭いが。
「○○さんお風呂沸いてますか?」
「あ、ああ、沸かしてあるよ」
「じゃ入ってきますね」
そう言って風呂場に向かう彼女。その背後に、雨でいくらか流されているがはっきりとした血の跡がたしかにあった。
雨と泥で変色したと思っていたが、彼女の服の色が変だったのはこれが原因なのか。だとしたら何故血の跡が?
あれから色々と考えてみたが思いつくのは不吉な答えばかりだった。
「○○さーん」
風呂から上がったリリーが胸元に飛び込んでくる。私はそんな彼女を優しく受け止める。
さっきの血生臭い臭いはもう嗅ぎ取れない。
「んー、○○さん暖かいです……」
「リリーも暖かいよ」
まだまだ寒いがこうやって抱き合っていると、心まで温まる。
「さ、もう寝よう。明日も早いんだろう?」
もう少し抱き合っていたいが、それはベッドの中でいいだろう。そっちの方が暖かいだろうし。
「はい!」
満面の笑みで元気よく返事をするリリー。
そんな彼女を抱きかかえながらベットへと向かう、……あの臭いの事だけは頭からこびり付いて離れなかった。
余談だが、リリーの着るパジャマは、普段着ている服の色が黒くなったものである。
リリーと一緒にベッドの中で見つめあいながら抱き合う。
「なあ、リリー」
あの事を聞いてみよう。そうしないと今夜は眠れない。
「なんですか○○さん?」
「血の臭いがしたんだが何かあったのか?」
「……! ああ、それはですね。私が撃墜されたところに、三人の変態な人間さんが
如何わしい事をしようとしてきたので、抵抗したら破裂してちょっと血がかかっちゃったんです」
なるほどそれでか、……たぶんその三人は生きてはいないだろうな、彼女をたかが妖精だと見下し襲った罰だ。
私は彼女……いや妖精達が本当は人間よりも何十倍も強いことを知っている。
リリーと付き合っているうちに彼女達妖精の強さを幾度となく見せつけられたからだ。
「怖くなかったかリリー?」
「はい、これくらい平気です。私には貴方が居ますから。私を穢していいのは貴方だけですから!」
そう言ってくれるのは嬉しいが、真正面から言われると少し困る。
「他の人間さんも、貴方みたいに優しくて私達を理解してくれるような人たちばかりならいいんですけど……」
リリーが両腕を私の首に回す。唇が触れ合いそうなくらい顔が近い。
「贅沢でしょうか?」
「……難しいだろうな」
どうにもここの人間は排他的な人が多いようで妖怪や妖精達と深く関わることを忌むらしい。
そんな自分もリリーと深い関係になってから、村八分に近い迫害を受けたことがある立場だ。
リリーに助けられなかったら今頃どうなっていたことか……
人外と言えばそうなのかもしれないが、仮にも人の形をとっており羽が生えている事ぐらいしか差異がない妖精を
理解するのはそこまで難しくはないと思うのだが……そんなに彼女達と親密になるのがいけないのか?
あの三人みたく妖精を性奴隷に近い扱いをするのはいいのか? 疑問は尽きない。
「んっ……」
リリーが不意に軽いキスをする。イチゴのように甘く少しだけ酸っぱかった。
「ごめんなさい、こんなこと聞いても○○さんを悩ませるだけですよね」
リリーは気落ちしたように目を伏せる。
「大丈夫だ気にするな」
「ありがとうございます。じゃあ、ふふっ……」
何を企んでいるのか彼女から妖艶な笑みがこぼれる。
「……」
「ちょっと気持ちいいことしませんか?」
リリーは体を少し下に移動させ、パジャマに手を突っ込み私の下半身をまさぐる。
「リリー、明日に響くぞ」
「いえいえ大丈夫です。こんなお話をした私に責任がありますし、
気持ちよくなって、嫌なこと忘れちゃいましょう!」
「いや、二日前にしたじゃないか」
「それじゃあ尚更ダメです、妻のお勤めなんですから毎日しませんと!」
逆効果だったらしい。私の息子は彼女の手遊びで勃起している。
「ね? 動かないでいいですから」
私の息子を優しく握りながらリリーは軽くウィンクする。
どうにも抗えない。
「……お願いします」
「任せてください!」
リリーは嬉々として返事をする。そのまま彼女は布団の中へと……
「さて…て、どう……しょうか?」
すぐに下のパジャマが脱がされる。布団の中にリリーが居るためか声が少し聞き取りずらい。
布団を剥ぐ。
「あっ! 見ちゃだめです!」
布団を剥ぎ取られたのが不満なのか、リリーは再度布団をかぶせる。
「分かった見ないよ」
「それ…いい…ですよ」
私の胸元から下はまったく見えない、さてリリーはどうやって私を射精させるのだろうか?
「ぺろっ……」
「っ……」
何やら水っぽい感触と、動く柔らかい物が私の息子に纏わり付いている。
おそらくリリーの舌だ。
「れろれろ…ちゅうぅぅ……」
息子の先を軽く吸われる。中がどうなっているかさっぱり分からないが気持ちいいのは確かだ。
「んー、ちゅう……すぐにイか……ほしい…すか?」
「ああ、頼む…っ!」
私の息子にリリーの舌が縦横無尽に這い回っている。私の弱いところを彼女は熟知しているはずなので
すこし焦らしているのだろう。
「ふふっ、こ…が精……作ってる所なん…すよね?」
リリーは舌で私の息子を舐めながら、睾丸を優しく揉み拉く。
「よし…し、頑張…てく……いねー」
リリーの声はとても楽しげだ、正直なところ弄ばれているこっちとしては堪ったものではない。
早くイきたいと頭の中で理性が告げている。いや理性じゃないなそれ。
「リリーっ!」
「分…って…すって、もうっ○○さん…ら我侭…んで…すから。ちゅっ」
リリーは鈴口にキスをして。
「覚悟し…くだ…いね」
リリーがそう言った瞬間、私の息子が暖かい何かに包まれる。どう考えても口内しかない。
「んーんー」
「うあっ……」
にゅるにゅると絡みつく唾液と口内の粘膜に私の息子が蹂躙され締め付けられる。
堪らなく気持ちいい……
「ふふ…どれ…らひも……ひゅかね?」
「ああっ!」
リリーが息子を銜えながら喋ると、その動きに合わせて口内も蠢き、
新しい快感を脳内に伝える。
「リリーっ! もう出るっ!!」
すぐに限界が来た。
「どふぞーどふ…ー、わたひ…せーひ飲まへてくだ…ひ」
「くうっ……リリー!」
リリーの頭を手で腰に押し付け、口内の最奥に精液を放出した。
「んっ……ふふ……ちゅうちゅう……」
激しく放出される精子を彼女は咽ることなく飲んでいる。
「あぅっ…」
「♪〜♪〜」
リリーは全て飲み干すとばかりに私の息子を吸い続けていた……
「ぷはっ、とっても美味しかったですよ!」
布団から這い出たリリーはどこか恍惚とした表情でそう言った。
「全部飲んだのか?」
「もちろんです!」
相変わらずすごい事をする。呼吸困難にならないのだろうか?
「私に精子ぶっかけたかったですか?」
「……それはまた今度な」
「はい! その時は貴方の精子で私を真っ白にしてくださいね!」
リリー『ホワイト』だけに、いや今の彼女は黒いが。
「それじゃあ次はメインディッシュですよー」
そう言うとリリーは立ち上がり、スカートをたくし上げる。
彼女の陰唇は愛液ぬらぬらと湿っている。
「それとも……前菜がいりますか?」
そのまま私の顔の上に移動し、腰を落とす。
私の顔が愛液でべとべとになる。リリーの女性器からは甘ったるい香りがした。
「じゅる…じゅる…」
私はリリーの陰核を舐めながら、一心不乱に愛液を舐め吸い味わう。
「あんっ……わたしのスープ美味しいですか?」
「あは…とってほおいひいよ…」
舐めても舐めても、すぐにあふれ出てくる。
リリーの蜜を舐めていると、麻薬を吸ったように気分が高揚する。
「でもこれだけで満腹にならないでくださいね。もっと美味しいのは中なんですから」
「わはってる」
私の息子は先ほど射精したにも関わらず最大まで勃起している(と思う)
黒い服を着た彼女の醸し出す淫らな雰囲気はもはや淫魔に近いものがある。
そういえば、どこかでは妖精も悪魔の一種として扱われている、と言うのを本で読んだような気がする。
「ふふふ……じゃ挿れましょうか」
もう十分だと思ったのか、リリーが私の顔から股間を離す。
「……あ、あぁ。早く……楽にしてくれ…」
興奮しているはずなのだが、体に力が入らない。
雲の上に浮かんでいるような夢見心地の気分と、春の穏やかな日差しのような優しい暖かさを感じる。
「そんなに焦らなくたって大丈夫ですよー。すぐにいっぱい春を味わえます。
だから、気を楽にして、私に全部委ねて下さいね」
ゆっくりと、リリーは手で私の体を妖しくなぞりながら下半身へと移動する。
「それじゃあ、美味しい美味しい本場の春料理をどうぞー!」
リリーは一気に私の息子へと腰を落とした。
「……っ!」
何一つ抵抗もなく、にゅるんとリリーの膣内へと私の息子は挿入された。
その後すぐに、私の息子が入ってきたのを膣内は感じたのか、
マッサージをするかのように膣壁が一斉に締め付け蠢き始める。
「春ーでーすーよー」
私の下半身の上にいるリリーは円を描くように腰を動かしている。
相変わらずの強烈な快感に頭が飛んでしまいそうだ。
そんな快楽を受けつつも、今すぐ射精する、という程の射精感は感じていなかった。
だが射精したいと言う気持ちは堪えきれないほどある。
「……またすぐにイきたいですか?」
少しだけ腰を振る速度を落として、リリーは私に聞く。
「…くっ…もちろん…」
「私はもっと○○さんと遊びたいですよー? これで終わりだなんて悲しいです……」
とても残念そうな顔をしながらも、射精させない快楽を私に与え続けている。
「お願いだ……リリーっ! 頼む…」
「ふふっ、仕方ない人ですね。貴方がそう望むなら気持ちよーく射精させてあげます」
再びリリーは元のスピードで腰を振りはじめる。だが今度は……
「ぁ…あああぁぁぁっ!」
まるで雪崩のように射精感が押し寄せてくる。
「気持ちいいですかー、我慢しないで精液出しちゃいましょうねー」
射精が近いのを察したのか、リリーの膣内が今度は下から上に射精を促すかのように擦り扱き始めた。
リリーに同調しまるで意思を持つかのように。
「うぐっ…ああぁぁぁぅぅぅ……」
そのままリリーの最奥に火山が噴火するように大量の精液を放出した。
「あ! ……えへへ、暖かいのが私の中に出てます。とっても幸せですー……」
リリーは目を瞑りながら幸福感と恍惚感に浸っている。
「っぅ……くぅ…」
そんな状態でも、リリーの膣内は残った精液を全て搾ろうと動き続けていた。
・
・
・
それが数分程続き私の息子は完膚なきまでに吸われ、すっかり萎えていた。
リリーの膣内はまだ動き続けているが、さすがにもう打ち止めだ。
「うぅ……つ、疲れた……」
どっと疲れが押し寄せてくる。彼女と交わるときはいつもそうだ、口や手や胸なら大丈夫なのに、
膣内に挿入すると、一回射精するだけで全ての精液を出し尽くしてしまう。
「楽しかったですよー○○さん」
リリーがこちらに倒れこんでくる。
「リリーは…疲れ……ないの…か?」
私はもう動けそうにない。
「好きな人と交わってるんですから、疲れませんよ?」
「そ…そうか……じゃあ…私は……」
リリーのことが本当は好きではないのか?
「ふふふ、妖精に限ってですよ。○○さんは無理しないで眠ってください、
貴方が私を愛してくれているのは私自身が一番分かってますから」
リリーが私の顔を胸元に抱き寄せる。
彼女らしい春の香りに包まれながら、私は眠りの世界へと落ちていった。
「お休みなさい、また明日も貴方だけに特別な春を伝えますね」
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