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touhou_icha 2012年06月09日(土) 21:10:22履歴
ネチョシーンまでが長いのです。早くネチョらせろよこの野郎! という紳士淑女の皆様は※でCTRL+F検索すると幸せになれるかもしれません。
ちなみにネチョシーンにはおかみすちー要素皆無です。期待してた人には大変申し訳ござません。
「店長、ラストオーダー終わりました」
「うんわかったよ。今日も残り少し、頑張ろうね」
「ういっす……あ、皿洗いします」
「助かるよー」
時刻は深夜を回り丑三つ時を回り、空が明るさを取り戻しつつある黎明時。
ここは妖怪の森の中……にある私が生業とする八目鰻の屋台。
人間だけでなく妖怪達も此処に訪れるから……だからこの屋台は朝方近くまで開いている。
そんな私は夜雀の妖怪ミスティア・ローレライ
「えぇっと……○○? あちらのお客さんのオーダー何だっけー?」
「芋焼酎と八目の蒲焼と大根おろしっすよー?」
「うんありがとー。いつも助かるよー♪」
私と一緒にさっきから屋台の手伝いをしているのは○○っていう人間の男の子。
あ、男の子っていっても私より身長あるし見た目も年上だよ?
少し前に外界から幻想郷にやってきたらしく、こちらでの身を立てるために私の屋台にバイトに来ている。
わざわざ妖怪の私の元に仕事を求めるのも妙というか……物騒ですらある気がするけど
あいにく人里のほうは仕事が少なく、すぐに開墾できる畑も無く、
そも外界の仕事は力仕事よりも頭を使う仕事(ですくわーくって言うとか何とか)が主流になりつつあり
畑仕事をして身を立てるのも困難だとか何とか……
私のほうは私のほうで、最近人を襲う事は少なくなったけれどもやっぱり恐れの対象となることは多いようで、
そんなイメージを払拭しつつ、人間にもより開かれた屋台経営を目指すために二つ返事でこの○○を雇ったのだ。
雇った、とはいっても三食と僅かながらのお駄賃を彼に提供してあげるだけの、とても質素な給与だけれども、
○○はとても機転を利かせてよく働いてくれる、すごくいい子。
あんまし物覚えのよくない私をカバーするようにオーダーを次々に覚えて言ってお客さんに食べ物を運んでくれて、
食器洗いなんかもテキパキとこなしてくれる。曰く同じようなバイトを外の世界でも何度かやっていたとか……
「はいお釣りです、ご確認ください。ご来店ありがとうございましたー」
店長である私を含めて妖怪相手によく愛想良く応対できるものだと思う。
彼のおかげで人間のお客さんは勿論の事この頃は妖怪客も増えてきた気がする。
特別かっこいいとか、特別体つきが逞しいとか、特別声が渋いとかそんな魅力はないけれども、
とても気が効いて、判断力があって、それでいてどこか人間味が有って……あと私達妖怪から言わせると可愛い、うん可愛い!
そんな彼は誰に対しても分け隔てなく接する。それが一番の客受けの良さに繋がる要因かもね。
見た目年下の少女な私に対しても『店長』だなんて呼ぶもんだからうん、たまらない。何が、と聞かれたら困るけど。
なんか可愛い弟子が出来たみたい。弟子にしては図体が大きすぎる気がしないでもないけど。
そんなこんなで彼は一つ一つが些細ながらとても魅力溢れる男の子なのだ。
だからもしかしたら彼目当てで屋台に訪れる妖怪客が増えてるような気がしないでもない。冗談を、○○は私の……
「店長ー、皆帰りましたー」
「うんご苦労様! そいじゃお店たたんじゃおっか♪」
もうこれを聞いてる読者の皆様――って私の独り言を誰が聞けるはずもないけれど――は分かると思うけれど
私は○○が大好き! とても大好き!
今までにあげた彼の魅力もさることながら、今にして思えば一目ぼれだった気もするような……あるいはついさっき突然彼の魅力に気がつき始めたような……
そんな複雑な私の恋心。
彼の仕事をしている後姿に熱っぽい視線を注ぎ、私自身の仕事の手が止まっていたのを○○に優しく指摘されてしまった時はもう彼の顔を見れなかったわ。
でもそんなこんなで人間の乙女のように淡い恋心を○○に寄せる時、一つの事実が私に突き刺さる。
そう、○○は外界からやってきたばかりの人間、私は……妖怪……それも多くの人を喰らってきた……
勿論私のほうは問題ない。○○を喰らおうだなんて欲は起こる筈もないし、起きたとしても押し殺す自信はある。
いや、○○が私に一時でも愛を注いでくれて、それで望むのなら、永遠に人喰いをやめてもいいって思ってる……
だから私のほうは何も問題はないの。どんな○○だって私のものに……ゲフン失礼、受け入れてあげたいしね。
けれども○○は人間。それも幻想郷に来て間もない、とてもか弱い、人間。
仕事仲間――というより上司と部下?――としての関係だからこそこうして彼は愛想を振りまいているだけなのであって、
やっぱり本心は私の事をとても恐がっていたり、あるいは忌み嫌うべき存在だと思っているのかもしれないのだ。
最近は、人間と妖怪が結ばれ、幸せな関係を築くなんて話はとてもざらになってきた。
でもそれは幻想郷での話。外界に伝わる妖怪とは、醜く、強く、恐ろしい伝説として語られるものだというし。
そんな○○の心の内にある恐怖心を無理矢理押し殺させてまで恋仲を強制させるなんて私には出来ないし、それは恋人としての正しい関係じゃないって思ってる。
でも思いを打ち明けてもし、断られてしまったら? 今ある少しの……彼と仕事が出来るというささやかな幸せまでもが奪われてしまったら……
たから私は、彼に本心を打ち明けられずにいた……いたけれど……
「うん、よし。 片付け終了」
「はぁー……疲れたよー……○○……またいつもの……頼める?」
「はい……了解です!」
そう言って私の後ろに立ち、肩を叩き、揉み解し始める○○。
仕事の後のこれがまたとても気持ちいい。これだけで今日一日の疲れを全て忘れ、今日一日を終えた喜びを回顧し噛み締める事が出来るというもの。
これを任せられるのも○○だけ、とても幸せ。
……話を元に戻さなくちゃ。私の禁断の恋心はいまだ彼に打ち明けられずにいた……いたけれど……
それも今日までにしたい。今日中に……いや……夜が明けるまでに……私の思いを○○に打ち明けたかった。
なぜって言われても分からない。不思議と今日を逃したらチャンスが無くなるかもしれない……とか……そんな焦燥に駆られたわけでもない……
でも一つはっきり言える事があった。
もし私の気持ちを打ち明けてそれで断られてしまったら、今までの、店長とバイトの関係に……永遠に……戻るだけだろうってこと……
意を決して……いざ、私!
「ねぇ……○○?」
「なんですか……店長?」
「そのね……私……○○の事が……○…○の…事…が……」
言い出したい。だけれども言い出せない。
あぁきっと今の私は誰から見ても不自然で、凄くドギマギしているのだと思う。
それでも○○は、私の肩を揉み解す手を休める事も無く、ひたすらに私の口から漏れる言葉に耳を傾けようとする。
あぁ……彼は鈍感というか、天然というか……そんなところがまた可愛いのだけれども、今だけはそんな彼の魅力の一つを少し恨む。
何とか声をひねり出そうとするけれども、私の口から漏れるかすかな声は屋台の屋根を打つ雨音に消されて……
ん?……雨音?
「あぁ……降ってきちゃいましたね……雨……」
「うわぁ……凄い雨……」
「……急ぎましょう」
「……!?……待って! ○○!」
帰宅の準備をしようとする○○を慌てて引き止める私。
真夜中の雨はとても冷たい。冷たい水滴が私の体を打つ。ううん。雨なんかに負けるな私!
少し悔しい気がするけれどここは雨を口実に○○を引き止めなきゃ。
「その……雨……激しいから……今日は私の家に……泊まっていって」
「えっ……店長の…家に?」
「○○のお家、此処から遠いんでしょ……それに、幻想郷に着たばかりだから仮住宅で……雨漏りがするって……」
「いやぁ……俺は大丈夫っすよ……意外としっかりした仮住宅なんです……雨風は……凌げるんですよ」
嘘だ。○○は嘘が下手。目が泳いでいるから私にはすぐに分かっちゃう。
きっとそれは私に迷惑を掛けてしまうだろうという彼なりの思案なのだろうけれど、今はその思案が迷惑で。
それに彼の仮住宅にこっそりといった事があるけれど。
丸太で簡素な屋根を作った下に、ダンボールで外壁を固めたものという、それはそれはワイルド溢れる素晴らしい住宅だったわ。
「店長に迷惑は掛けられません……俺は……我が家へ失礼させていただきます」
「だめ、それなら……それなら○○を帰さない!」
「っ!? て、店長!?」
彼の腰を強く抱きしめ、離さんとする。
今まで抑えてきた想いがもう堪えられなくて、私の目からは雨なんかじゃない何か温かいものが流れていた。
何処までも鈍感な○○があまりにももどかしくて、もっともっと積極的になれない私自身が悔しくて、
彼の腰に顔を埋め、来ている服を涙で濡らす。どんどん○○の服は濡れていく。雨の所為じゃない。雀の涙というにはあまりにも多い……私の涙で……
あぁこれが私と○○との初めてのハグかぁ……情けないなぁ……
「○○が風邪こじらせて仕事できなくなったら……もっと迷惑!! それに……もし妖怪に襲われでもしたら……私……」
「店長……泣いて?……どうしてそこまでして俺のことを……」
「……だから……」
「えっ?」
「好きだから……○○の事が……大好きだから……大切な人だからっ!」
「……」
情に任せて盛大に想いを打ち明ける私。涙は女の武器……とは言うけれどもこれではあまりにも自分が情けなく思えてくる。
やっと『好き』って言えた……言えたのに……今はその喜びも○○に断られてしまう恐怖心に負けてしまう。
これで私の想いが届くのかな……? ううん、きっと……届いたとしても……彼に厭きられてしまうかも……
「……きです」
えっ!? 今、何て……
彼の口から漏れた言葉を追い駆けるように、……あぁもしかしたら私の勘違いかもしれないけれど、期待はずれかもしれないけれど、
でもでも私にとっての最高の幸せがそこにあるような気がして、私は涙に濡れたその顔を彼に向ける。
温かい、いつの間にか彼の手は私の背中に回されていて、互いに抱きしめあう形になっていて
「好きです店長、俺も……俺も店長の事を……好きです、いや……ずっと好きでした」
そして私が涙を流してまで、冷たく激しい雨に励まされてまで掴もうとした幸福はすぐそこに存在して……
「ごめんなさい……ずっと……言い出せませんでした……俺を雇ってくれた時から……店長はずっと……俺に親切にしてくれて」
○○の口から漏れる言葉の一つ一つがとても温かくて、今初めて、遠くにあると思っていた幸福は、ずっと近くにあったという事を始めて理解して……
「見た目が幼いだけに慣れない人間相手の商売を一人でするその姿がとても健気で……ちょっぴり……尊敬できて」
「○○! ……○○!!」
「気がついたときには……その可愛らしく、それでいて頼りになって、そして何よりも妖しい姿に惚れていて……」
「うぅ……○○……」
彼の口から語られる言葉の一つ一つが、なんという事はない些細な言葉であるはずなのに、
今の私には今まで私が負っていた悩み苦しみを慰めてくれるかのようで……思わず私は彼の名を叫ぶ
「ごめんなさい店長……貴女から言わせてしまったばかりか……あろうことか泣かせてしまい……こんな俺をどうか鈍感とでも……呪ってやって下さい」
「!!っ……ばかぁっ!! 鈍感っ!! 唐変木っ!! ……もう……○○を離さないっ!! ……ダンボールハウスになんか……帰さないからっ!!」
「はい……帰りましょう……店長の家に……」
頭を撫でられる。なんか凄く悔しい気がしたけど……でも彼の手のひらはとても温かくて……
だから負けじとしっかりと彼の体を強く抱きしめる。もう離したくなかった。
今まさに私は両手を広げて抱きかかえても溢れるほどの幸せを、此処に手に入れたのであった。
気がついたら雨は止んでいた。朝が近い、空がとても明るかった。
雨は止んだけれど○○はもう○○の家に帰らない。荷物を取りに戻る事はあってももう帰る事はない。帰る理由がなくなってしまった。
○○がダンボールハウスに帰る理由は私が○○と一緒に奪い去ってしまった。
私の家に○○を住まわせるのはまるで○○が私に婿入りしたみたいで○○としては決まりが悪いのかもしれないけれどそんな文句は言わせないの、
なにせ涙を流してまで私から想いを先制攻撃して打ち明けたのだから。これぐらいのことは許されるはずよね。
うん。少し図々しいかもしれないけれど、でももう○○のものは私のもの……でいいはず。
そんな事を腕を組みながらお家へ帰る途中彼と話していると
「もう俺の物は全部店長の物ですよ」
なんて照れながら、微笑みながら言ってくれるものだからさぁ私も困った。とても嬉しいけれど。
もう少し……甘えさせてみる事にする……
「ねぇ……○○……?」
「はい、店長……」
「名前で、呼んでほしいなぁ♪」
恋人になった今当然といえば当然の事。でも彼は私の期待通り顔を赤く染めて喉を鳴らして唾を飲み込む。
そんな彼の姿をもっと見ていたくて、私は微笑みながら彼の目をじっと見つめる。
やがて意を決したように彼の重たい口が開き……
「え、えっと……ミ、ミスティア……さん……」
「んー?」
「うぅ……ミ……ミスティア……」
「うん、なぁに?」
「好きです……大好きです……」
「うん!私もっ!」
そういって再び○○に抱きつく私。○○もお返しにと私の背中を大きな掌で撫で、私の髪をその太い指で梳き、私の頬をその優しい手触りで触れる。
嬉しすぎて夢のようだったけれどようやく私にも実感というものが沸いてきた。そしてそれはきっと○○もなのだろう。
○○は外の世界でもこういったことには慣れていなかったのか、まだまだ動きがぎこちないけれど、それでも精一杯私に『好き』を表現しようとしているのが伝わってくる。
「○○可愛い♪」
「えっ!?」
「なんでもないよっ♪ ふふっ」
「!?!?!?」
○○がしたように私も彼の頭に手を伸ばし撫でようとする。が、彼の仕草を可愛い可愛いと思っていてもやはり彼のほうが背が高いわけで、
とすると私が手を高く伸ばして頭を撫でるという奇妙な格好になってしまう。
そんなことを考えているのを察知したのか○○は、少しかがんで丁度いいくらいの高さにまで頭を落としてくれる。
「頭……撫でられるの好きなんだね」
「うん……とても気持ちいいから……」
「私に可愛がられるのは?」
「少し……いや、かなり恥ずかしいけど……好きかな……」
「本当? 嬉しい! お家へ帰ったら今まで出来なかった分いっぱい可愛がってあげるんだから!」
そんなやり取りをしつつ我が家へ到着。○○に私のお家を見せるの、初めてだったかなぁ。
「狭いお家でごめんねぇ〜」
「でも、俺には十分すぎるぐらい立派ですよ」
「まぁ……そりゃぁダンボールハウスに比べたら……ねぇ♪」
「あはは……確かに」
うん、少しずつ○○の表情、態度、口調が砕けてきたみたい。
確かに店長と下働きという関係から恋人同士という関係に移り変わっているのね……
私も……もっと○○に甘えてみようかしら……
「それじゃあ○○」
「ん?」
「一緒にお風呂……入ろっ!」
「えっ……ええっ!……一緒に?……お風呂に?」
「もう恋人同士だし……ねっ?……いいでしょ?……嫌?」
「い、嫌じゃないよ……うん、そうだね……風邪引いちゃうといけないから二人で入ろうか」
顔を真っ赤にして固まる○○を引っ張るようにお風呂場に向かう。
幻想郷と外の世界では恋人に対する考えが違うのかな?
それとも男の子と女の子の考え方の違い?
人間と妖怪との考えの差異?
あるいは彼がちょっぴり臆病なだけなのか……そうじゃなかったら私が開放的なのか……
いずれにせよ少しずつ恋人らしくなっていく、恋人らしい事をどんどんしていく○○を見ていると嬉しい気持ちになれるし、
そしてやっぱりどこか慣れない、煮え切らないところを残す○○を見ているのが楽しかった。
脱衣所に着く私達。通り雨とはいえ激しい雨に打たれた体はすっかりと冷え切っている。
いち早く浴場へと入るために二人揃って一目散に服を脱ぐ。聞こえるのは服が脱げる際に体と擦れる音だけ。
○○は終始私に背中を見せて服を脱いでいる。私の着替えを見ないようにするための配慮かしら、
はたまた自分自身の着替えを見られることに対する恥ずかしさの為かしら。
着替え終わると恥ずかしそうにこちらに向き直る○○。すっかり気が動転している○○を落ち着かせるために私は彼に微笑みかけ、そして手を取っていざお風呂場へ。
「おぉ〜……全面木で出来てるんだ……なんか豪華」
「えへへ……○○はお風呂はどうしてたの?」
「人里の銭湯に入ってたよ。幻想郷の外の世界では行く機会が無かったから少し憧れていてね」
「そうなんだ……それにしても○○……おっきな背中ねぇ〜」
「そ…そうかな……? 標準だと思うけれど」
「いやいや、しっかりとした肩甲骨に程よい肉付きの立派な背中だよ」
「あ、ありがとう……」
「これでこそ洗い応えのあるというもんよ」
「えっ? 洗い応えって?」
「うん。後ろ向いて、お背中洗ってあげる!」
「えぇ……なんだかミスティアに悪いよ……」
「気にしないの! もう○○にとって私は『店長』じゃなくて『恋人』なんだから……
それに、ね……もっともっといっぱい……○○と『恋人』らしい事して、手に入れた幸せを噛み締めたいの!」
「そっか、それじゃ……お願いします」
「えへへ〜任せてよ!」
石鹸を取り、タオルにつけて○○の大きくて逞しい背中を洗っていく。
嬉々として取り組んでみたはいいものの男の子の背中を洗うなんて初めてのこと。
ただ想い人の背中を石鹸をつけたタオルで擦る……これほどの単純で力のいらない作業だというのに、
私の腕は緊張の為かかすかに震えていた。
うん、○○に『背中を洗ってもらえてキモチよかった』って言ってもらわなきゃ!
そう思い私は丹念に優しく、マッサージするように○○の背中をタオルで擦り洗い上げていく。
「そう? 痒いところはない?」
「うん? 何だろう……とても気持ちよくて……なんだか幸せな気分……」
「喜んでくれるんだ……私も嬉しいなぁ」
先程まで緊張で固まっていた○○の体はいまやすっかり脱力し、完全に私に身を委ねちゃっているみたい。
○○を喜ばせることが出来て本当によかったわ。
「うん、背中洗い終わり〜♪ はいタオル! 前は自分で洗ってね〜」
「OK、サンキュー」
私が手渡したタオルを受け取り、体を洗い始める○○。
それを見つめながら私も自分の体を洗っていく……と、
「さっきのお礼だ、今度は俺がミスティアの背中を洗ってあげる」
予想もしていなかった嬉しい提案。それじゃあ……と背中を預ける
「お願い……しよっかな♪」
「うん、頑張る」
私がしたように石鹸まみれのタオルを私の背中に付け、伸ばすように擦り付ける○○。
「どうかな……痛かったりしない?」
「うん……とても……気持ちいいよ……、そこ……羽の付け根は丁寧に、丹念にお願いね」
「へいへい……ミスティアこそ……綺麗な背中だね」
「えっ……いや〜そんなことないよ〜」
「いや本当だよ? すらっとして、白くて……それに見れば見るほどその羽が美しい」
「もぅ〜褒めすぎだよ〜」
○○の褒め殺し攻撃に身も心も蕩けそうになりつつ○○のご奉仕を思う存分満喫する私。
気持ちいい時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。
「うん、終わりかな……それじゃあ……前は……自分でね……」
少し恥ずかしそうにわたしにタオルを手渡す。微笑みながらそれを受け取り体の前を洗っていく。
私と○○はそのまま髪の毛を洗い終えて二人同じ湯船に浸かる。
「雨に打たれた後の体にこのお湯が温かいね……ミスティア……」
温かい。お湯が温かいのは勿論だけれどもそれ以上にこんなにも近くにいる○○が温かい。
何かに突き動かされたように○○の肩に頭を落としてみる。
○○も始めはやっぱり驚くんだけれども幾度の私の甘えを受けたからか大分慣れたようで、
私の目を優しい瞳で見つめ、そして髪の毛を優しく撫でられた。
「○○ぅ……」
「何……ミスティア……」
「幸せ♪」
「うん……俺も幸せ……本当に……恋人になれてよかった」
「そうねぇ♪ 私が勇気を振り絞って思いを打ち明けたおかげなんだぞぉ」
「それに関しては感謝しても感謝しきれないです……ハイ……まだ気にしてる?」
「……ふふっ……うん、私は気にしないよ、私が……○○が欲しくて欲しくてたまらなかった……それだけの話だもん」
そういって○○の体に抱きついてみせる。狭い湯船なだけにお互いの距離がより近づく。
温かい。湯船の温かみと○○の人肌の温もりが温かくて気持ちいい。
ずっとずっとこうやって○○を抱きしめていたいけれども、あまり長くいすぎると二人してのぼせてしまうのでそろそろ上がることにした。
外を見るともうすっかり朝日がまぶしい。今朝というか、昨夜というか色々あったせいでかなり疲れている。
きっと○○も疲れているに違いないわ。
「それじゃ……おねんねしよっか?」
「うん……俺は床で寝るね……なにか床に敷くものとかある?」
「んー? 何言ってるのかな〜♪」
「えっ? あわわっ……ちょっ!!……」
そのまま床に倒れこんで寝てしまいそうな○○を抱き寄せ、ベッドに押し倒す。
当然このミスティア、大好きな人を床に、しかも別々になって寝かせる気は毛頭ないわ。
ベッドに押し倒された○○はきょとんとしながらじっと私の目を見つめる。
「もちろん、ベッドで一緒におねんね……だよね?」
「あははは……うん一緒に寝るか」
「よしよし〜……ん……そだ!」
「!?……」
何かが足りないと思っていたら、大切な事を忘れていたわ。とっても大事な……一番大事なこと。
恋人同士がする、とても大切な儀式。
「ねぇ○○? また一つ……恋人らしい事しよっか?」
「えっ……何……あ、うん……」
始めは何の事だか分からないといった様子の○○だったけれど、私が○○の唇に視線を注ぐのを見て察したようね。
無言で頷くと静かに目を瞑り、張りのあるその唇を私に向かって突き出す。
目と鼻の先にある、とても柔らかそうで、おいしそうな紅色の果実が私の視界の中で一際映える。
じっくりと味わう事が出来るように姿勢をなおす。ベッドに横たわる○○に覆いかぶさり、再び顔を近づける。
密着した胸越しに彼の鼓動が伝わる。激しい、緊張と興奮を主張するかのごとく激しく鼓動する○○の心臓。
でもきっとそれは私も同じことで、私の心臓の鼓動は確かに○○に伝わっているのだろう。
意を決して○○の唇に再接近する。息が掛かりそうなくらいにまで二人の唇と唇が近づく。
おいしそう。食べたい。貪りたい。そんな獣的な欲望が私の思考を染め上げていく。
○○も僅かに唇を震わせ瞼を震わせながらその瞬間をまだかまだかと待っている。これ以上は生殺しもいいところ。
では、いただきます。
――ちゅ……
唇と唇が触れ合うだけの軽く切ないキス。まずは先端だけでその柔らかい感触を味わうの。
○○は目を閉じたまま、かすかに体を震わせて……そして両の手を私の背中に回してきた。
私としてはもうそろそろ目を開けてくれてもいいかなーなんて思うんだけどやっぱり雰囲気作りは大切だものね!
はぁ、それにしても唇が甘い。とても甘い。舌で味わったわけでもないのに何故なのかしらこの体中を溶かしつくしてしまいそうな甘さは……
幸福に包まれながら……唇を離す。
それに釣られるように○○の瞼が……ゆっくりと開かれる。
まだ軽く触れたばかりだというのに、もうふにゃふにゃに蕩けてしまった○○の眼差しが私を見つめる。
「どうかな?」
そっと訊ねる。○○の気持ちを聞くとき私はとても緊張する。
だって○○が満足してくれなかったら嫌だから……私だけが心地よい気分に浸るなんて耐え切れないから……そして……
「とても……きもちいいよ……キスってこんなにも気持ちよかったんだね……」
そして私が訪ねるたびに○○は喜んでくれる。とても嬉しそうに……こんなにも○○に愛されて私は幸せになれる。
そしてそのたびにもっと○○に喜んで欲しいっ! 色々な方法で○○を喜ばせなきゃってなる。
「○○って……キスは初めてなの?」
「うん……ファーストキッス……ミスティアに奪われちゃった……ミスティアは?」
「私も……キスするの初めて……ファーストキス……○○に捧げたんだよ?」
「また……ミスティアからしてもらっちゃったね……なんか情けないや……」
「ストップ! 私は……全然気にしないから……だから今はもっと二人で気持ちよく……幸せになれることだけを考えるの!」
「うん……もっと……キスしようか」
今度は○○が首を起こし、私の唇へ吸い付かんとする。そんな○○の頭の下に手を入れ頭部を固定、近づいてきた○○の唇に私のを重ねる。
再び訪れる柔らかい感触。全身を包み込む多幸感。至福の時。
今度は見詰め合って、愛情の篭った眼差しで互いに見詰め合って……しかし他は動かすことなく静かに、触れているだけの唇からその感触だけを楽しむ私達二人。
私の背中に回された○○の腕は、更なる快楽、幸福、そして私自身を求めるかのように、その抱きしめる力をより強いものにしていく。
気がつけば私も○○の体の下に腕をまわし、二つの翼を広げて○○の体を抱きしめるように包み込んでいたわ。
そしてそのまま、何かに動かされるようにゆっくりと唇を動かし、○○の唇をもっともっと味わい始める。
唇と唇が擦れる。気持ちいい。とても気持ちいい。
もう○○の気持ちを心配なんてしない。不安なんてない。だって○○の目はとても気持ちよさそうに……そして私に答えるように○○も唇を動かしているから。
――ちゅ…、ちゅむ…、あむぅ…
最初は、ただ私と○○との距離をより近づけるための儀式として軽くでもキスできればいいと思っていた。
でも今、気が付いたら何かに突き動かされるように、もっと深いキスを求める私がそこにいた。
食べたい、おいしい○○の唇、もっと深くまで、身も心もドロドロにして、貪りたい、蹂躙したい、犯したい、
目の前の大切な人の中身を全部私のものにしてやりたい、私のお口の中を○○の味で味付けしてもらいたい。
もっと……ちゅっちゅしたい……
「……!?……ん……んんっ!?……んむ……はふぅ……」
○○の驚きの声にはっとする。気が付けば○○のお口の中に私の舌を侵入させていた。
温かい、唇とは比べ物にならないほどの甘さ、心地よい○○のお口。
○○はというと、侵入してきた私の舌に最初は驚きを隠せないのか、悲痛とも取れる悲鳴じみたものを上げてしまい、恥ずかしそうにするけれど、
やがてそれは期待の眼差しとなって私に向けられた。
答えるように舌を侵入。その先にある何か柔らかいものを舌で軽く突付く。びくっと○○の体が軽く痙攣する。
○○の舌。私のよりも大きくて、柔らかくて、少しざらざらしている○○の舌。
――ちゅう…、れろ…、ちゅ…
顔を傾けて、唇と唇が咬み合うように交じり合い、さらに舌を○○のお口の奥まで差し込む。
背中に回された○○の腕が私を抱きしめる力が強くなる。私も○○の頭を強く抱き寄せる。
欲望のままに○○の舌に絡みつく。おいしい。○○の味がしてとてもおいしい。
○○も焦点の定まらない瞳で私を見つめながらその舌を私の舌に絡ませる。
舌が交じり合う。狂ったように互いを求め合い、貪りあう。
口と口の隙間が開くたびに嬌声が漏れる。私の声なのか○○の声なのかは分からない。
でも聞いていてとても心地よい、私と○○をもっと高めあう……そんな声。もっと聞きたい。もっと奏でたい。
しばらく○○のお口の中を堪能した後は今度は○○の舌を私の中へと誘う。
舌をうねらせて引込めると○○の舌が切なそうに追いかけてくる。おもしろい。
そのまま○○の舌は私のお口の中を嘗め回し、かき回し、唾液を塗りたくる。
甘い。お口の中が○○の唾液の味で甘い。○○の味で味付けされちゃった。
元気よく私のお口の中で暴れる○○の舌に絡みつき唇で挟み甘噛みする。
柔らかい、しっかりと唇を窄めておかないとつるんって逃げちゃいそうな○○の舌。
逃がさないようにしっかりと唇に力をいれその感触と味をいっぱい楽しむ。
わざとらしくちゅっちゅと音を立てて舌を吸ってあげると気持ちよさそうに○○の体が小刻みに震えるの。
○○が喜んでる、○○が快楽に悶えてる。とても嬉しい。
だって私も経験がないのに、初めてのちゅっちゅで大好きな人をこんなにまで悦ばせることが出来たんだもの。
「んんっ……ぷはぁっ……はぁ……えへへ♪」
舌を開放する。私の口から透明な、ドロッとした液体が○○のお口へ注がれる。
○○から頭を離すと背中に回された○○の腕が伸びてきて頭をなで始める。
気持ちいい。きすでとろとろに溶かされちゃった頭をなでられるのはとても気持ちがいい。
「ん……頭が……ぼぉーってして……撫でられるの……凄く気持ちいいよ?」
「うん俺もぼーってしてる。キスってこんなにも気持ちよかったんだな」
撫でられた頭が……ううん、きすでどろどろに溶かされちゃった頭が熱い。
唇が熱い、胸が熱い、体中が熱い。キスの火照りがまだ全身に残ってるみたい。
でも何でだろう。脚が……寒い、太腿が寒い、お尻が寒い?……ああそうだ。
あまりにも激しくちゅっちゅしすぎたからスカートが少し肌蹴ちゃったみたい。
でも小股が熱い、とても熱い。唇とは比べ物にもならないほどに熱い、じんじんする。
疼く。我慢できない。これでは眠れない。○○の寝顔を前にこのキモチを押さえきれる自信がない。
あぁそうだ、目の前の愛する人を食べたい。犯して、貪って、私のものにしてしまいたい。
○○と付き合ったら人間を食べるのを止めようなんて思ったこともあったっけか。
でも今の私は他でもない○○という人間を、私自身の肉欲のために、ぼろぼろになるまで喰らい尽くしてしまいたい。
そしてまた目の前の愛する人に食べられたい。犯されて、貪られて、私を自分のものにしてもらいたい。
自分は鳥肉を撲滅する為に屋台を経営しているんだっけか。
でも今の私は他でもない○○という人間に、私というれっきとした鳥類を、○○の欲望の色で染めて、そして骨の髄まで喰らい尽くされてしまいたい。
また一つ……私と○○との距離が縮んでいく。
「あっ……ミス…ティア……?」
「えへへ……♪」
恍惚のあまり意識的にか無意識的にかはっきりしないんだけれど、
気が付いたら私は手のひらで○○の太腿をズボン越しに擦っていた。
「ねぇ○○……えっち……しよ♪」
「……うん……もっと近くに……なろう」
※
服を脱ぐ。風呂場で散々見せてきた裸体が再び○○の前に曝け出されると、やはり○○は少し恥ずかしそうに顔を赤く染める。かわいいんだからぁっ。
どうしようかな……○○の股間もテントさん張ってて苦しそうだけどまずは私から慰めてもらおうかな。
「ね……それじゃあ私のここ……ご奉仕して欲しいな♪」
両足を広げ人差し指と中指で愛液の滴る蜜壺を広げて見せると、なんとも心地のよい、淫靡な水音が聞こえた。
わぁぁ、私のあそこから湯気が出て……うーん流石にこれは私も恥ずかしいかも。
「どうすれば……いいかな?」
「○○の好きにして……ほしいな♪」
「うん、頑張るね」
恐らく生まれて始めてみるであろう生の女の子の秘所に、恥ずかしがりながらも目が釘付けになってる○○。
そんなに見つめられるとぉ……私も我慢できなくなっちゃうよぉ……
「はぁぁっ……んぁぁっ……ひゃっ?」
何か生ぬるいヌルッとした物が私の蜜壺に触れ、体中に走る電流のようなものに思わず声が出る。
○○の舌。私が先程まで貪りつくしてきたあのおいしい舌に、今度は私が味見され、戴かれてしまうのだ。
「あぁっ……はぁぁんっ!」
私の秘裂にあてがわれた舌は、そのままゆっくりと割れ目をなぞるように上下に動き始める。
ざらついた○○の舌が擦れるたびに全身を襲う快楽に、思わず脚ががくがくってなっちゃう。
「ちゅ……ぺろ……どう? 気持ちいい?」
「うん……凄く……あはぁ……いいの……♪」
「よかった……ん、ここがいいんだよね?」
「えっ……あっそこはっ……だめぇっ!」
今まで今まで柔らかくしなっていた○○の舌が急に硬くなったかと思うと、今度は舌の先っちょで集中的に私のクリトリスをチロチロされる。
味わった事のない、身を頭を焼き尽くすような快楽に、私の体がビクンッって跳ねる。気持ちいい。もっとわたしのおまんこ味わって欲しい。
そのまま硬くなった舌が膣内へと侵入を試みる。先っちょが私の中へ入ってきたかと思うと急に○○の舌は硬さを失い、まるで別の生き物のように私の入り口を蹂躙する。
硬くなって……柔らかくなって……また硬くなって……まるでそこだけが別の生き物のように蠢く○○の舌が私の全てを快楽で染め上げる。
「あっ……○○……上手…だよ♪」
「もっともっと気持ちよくしてあげるね」
私の秘裂から顔を放す○○。そのまま私の上体をベッドに押し倒すと、だんだんと○○の顔が迫ってきた。
すっと○○の右手が現れて私の左胸に触れると、いやらしい動きで愛撫し始めた。
「ミスティアの胸……意外と大きいんだね……それに……とても柔らかいよ」
「ああん……手つき……凄くいやらしくて……胸が気持ちいいよぉ……はぁん♪」
「下のご奉仕も再開するね」
「あっ……待っ……っ……両方…なんてぇっ!」
右手でいやらしく私の胸の形を変えながら、左手は私のアソコを弄くり始める。
左手の中指の腹がくちゅくちゅと音を奏でながらクリトリスを刺激し、右手の中指が乳首を激しく攻め立てる。
熱い。秘所が熱い。胸が爆発しそうなくらいに熱い。○○の触れている場所全てが……熱いの。
「右も…切ないからぁ……右も苛めてぇっ」
「うん……おいしそうなおっぱい……戴くね」
「あぁっ……いきなり吸っちゃらめえぇぇぇ!」
右胸の乳首に○○の唇が吸い付き、わざとらしくいやらしい水音を奏でる。
硬くなった私の乳首を柔らかく、いやらしくうねる○○の舌が丹念に丁寧に舐め上げ、ご奉仕していく。
時折姿を見せる○○の舌が踊る姿が、そして嬉しそうに私の胸を気持ちよくする○○の姿がとてもえっちぃ。
「○○……私のおっぱい……好き?」
「うん大好き」
「ふふっ……赤ちゃんみたい……くぅ…うんっ! じゃあもっといっぱいしゃぶっていいよ……ひゃあ!」
私がそう言うと嬉しそうに胸への愛撫を再開する○○。ふふっ本当に大きな赤ちゃんみたいなんだから。
私もなんだかとても嬉しくなってきたので○○の頭に手を置き、そっとなでる。
唯でさえ可愛い○○が一層可愛く思える。私の上にいる可愛い○○は右胸へのおしゃぶりに熱中しつつも、左胸とおまんこへのご奉仕も一層熱が入る。
三箇所から体内に、そして私の思考に入り込んでくる快楽は、まるで全身を貫くようで、いつの間にか○○のなすがままに喘ぐ私がそこにいた。
○○の指が私の乳首を転がし、クリトリスを転がし、そして○○の舌が乳首を転がしていくほどに、私は辿り着くべき所へと上りつめていく
「はぁ……やぁ……あっあぁぁぁっ!……おかしく……なっちゃう……○○っ!……見つめてっ!……見つめてぇっ!!」
絶頂が近い。必死に○○の名前を叫ぶ私。乳頭を蹂躙しながらも答えるように私の目を見つめる○○。
目と目が合う。○○の、とてもいやらしくて、そして優しい目に射抜かれて、私の体は限界を迎える
「んぅぅぅ……○○ぅ! ……しゅきぃ!! ……だいしゅきぃぃぃぃぃ!!!」
体を弓の様にしならせ、絶頂を迎える私。気持ちいい。体中が快楽と、そして○○への愛で満たされていく。
私が体を痙攣させてイってる間中も○○はずっと私の目を見つめていてくれた。女の子がイク姿を見るの……初めてなのかな。
絶頂はまだ続く。体中がぞくぞくする。熱くて心地よいゾクゾク。○○に抱きしめて欲しい。そう思って○○が体を支える腕を崩す。
全身が重なる。○○に包まれて、四方八方から○○の温もりが伝わる。その温もりをもっと得たくて私も○○を抱きしめる。心地よい。
「気持ちよかった?」
耳元で○○の声がする。何を当然のことを。
「とても、気持ちよかったよ」
と返すととても嬉しそうな表情をする○○。
「よかった……俺、ミスティアを気持ちよくしてあげられたんだ」
「えへへ……嬉しい?」
「もち! だってはじめてのご奉仕で……大好きな人をイかせてあげられるなんてとても大切な事だと思うんだ」
「そうだね……とても大切で……とても幸せな事だね……それじゃあ……っと」
「えっ……わわっ!?」
体を転がし、私の上に重なっていた○○を再びベッドへと押し倒す。そろそろ押し倒されるのも慣れてきたかしら。様になってるわ。
「今度は、初めてご奉仕されて……大好きな人にイカせられちゃう、ってのを経験してみよっか」
「あっ、ちょっとまだ心の準備が」
「心の準備なんて要らないよぉ? ほら、おちんちんさん……キスの時からズボンのなかで『早く出たいよぉ、出たいよぉ〜』って言ってるじゃない」
指でズボン越しにテントをなぞる。微かにピクッって震える。もう私のほうが我慢ならないわ。
○○の寝巻きを脱がせ、下着を剥ぎ取り、自己主張の激しい○○のおちんちんとご対面。
「うわぁ……凄い匂い……それに……こんなに赤く腫れ上がって……こんなに濡らして……辛そうだねぇ♪」
今まで嗅いだ事のない、凄く鼻に衝いて……私の頭の中までえっちな気分にさせる……そんな匂い。だめ……めろめろになっちゃいそう。もうめろめろだけど。
「それじゃあご奉仕したげる……あむぅ……」
「あっ…口でっ!? 汚いよそこ……おしっこ出る穴なんだってば」
「んー? さっき私のおしっこ出る穴を嬉しそうにペロペロしてたのは何処の誰だっけなぁー?」
「いやそうだけど……っ!……女の子のとはまた違ってっ!……くっ」
「そんな事よりもう射精しそうなんじゃないの〜? いいんだよ別に早く出しても……私は残念でもなんともないよ?」
とはいっても開始3秒で射精なんて○○のプライドが許さない……か♪
「ほらぁ♪ さっき○○の舌をちゅっちゅれろれろした私の舌が……○○のおっきなちんちんに絡み付いてる……ちゅ…、れろ…」
「っ……くぅ!」
「結構必死で頑張ってるでしょ? お稲荷さんの下……凄く力が入ってるもんね〜」
「はぁっ…! はうっ!」
「それじゃあこういうのはどうかな〜?」
そう言って私は、○○の、お稲荷さんに包まれたミートボールを一つ、ぱくりと、歯を立てないように気をつけながら頬張る。
声にもならない悲鳴を上げる○○。もちろんちんちんも寂しくないように手でしっかりと扱いてあげる。
どんどん○○のちんちんの先っちょから透明な液体が出てくる。出てくるたびに舌でふき取る。○○の味。美味しい。
「ん〜まだ頑張るねぇ〜 もしかして……私を楽しませようとしてる?」
「ま…まぁな……くっ!」
「ふふふ……そんな可愛い子にはたっぷりとごほうび……あげなきゃね♪…あむ……ちゅ……」
「っ…!?……っっ!」
高くいきりたつ肉棒を口に咥え込む。大きい。全部入れると少し喉が苦しい。
お口の中はとても敏感だから○○のおちんちんがびくびくいってるのが良く分かる。
暴れようとするおちんちんを奥まで咥え込んだら唇をしっかりと窄めて扱き上げる。
中では、暴れるおちんちんをなだめ、慰めるように私の舌がしっかりと絡みつき、蹂躙し、奉仕していく。
おちんちんが熱くなる。硬くなる。さらに大きくなる。
「……ミスティアっ……もう出るからっ……口……離してっ!!」
○○の言ってる事は逆説にしか聞こえない。出るなら……しっかりとお口で受けとめてあげなきゃね。
私がそうしてもらったときみたいに、今度は私が○○の目を見つめながら、唇で、舌で、お口の全てでとどめをさす。
「……ごめっ……限界っ……出るっ!!」
謝らなくてもいいのに〜なんて考えつつ、○○の肉棒の根元が少し膨れたかと思うと、
一気に温かいものが私のお口の中へと放たれる。
びゅく、どぴゅどぴゅ、どぴゅぴゅーっていいながら○○の欲望が私のお口の中へ吐き出される。熱い。
凄い味。○○の欲望の味。あんまりおいしいもんじゃないけど○○が感じてくれた証……いやもっと言えば愛してくれた証だから全部飲み干す。
喉を鳴らす。ごっくん。○○が申し訳なさそうに見つめる。私は嬉しくてやっているのに……でもその気遣いもまた○○の愛の形だもんね。
「ふふっ、いっぱい出たね! 溜め込んでたのかな?」
「ひ、人並みだと思う……でもミスティアの……とても気持ちよかったよ」
「ほんとっ? 嬉しい! ……でもまだ元気……残ってるよね?」
○○のちんちんを片手で扱きあげると、再び先程の元気を取り戻した。
そしてもう片方の手で私のあそこを広げて見せ付ける。こっちはいわずもがな、衰えを知る事がない。
私の秘所はヒクヒクと蠢き、愛液が滴る……滴るけれども、とても渇いている。○○の精が欲しいと渇いている。
「ねぇ……○○……」
「ミスティア……」
○○の濃厚な精液が欲しい。愛の結晶を生み出す子種が欲しい。私の膣内を満たしてくれるその肉棒が欲しい。涸れることを知らない愛が欲しい。
○○が欲しい。たまらなく欲しい。○○は私の物。全部全部私の物。私は○○の物。全部全部○○の物。
「もっと近くに……一つに……なろ?」
「うん……一つに……俺もミスティアと一つになりたい」
○○の腰の上に跨る。おちんちんがぴーんと私のアソコに向けて直立する。ふふっ、なんかかわいい。
秘裂を手で広げてみせる。愛液が、ポタポタと○○のおちんちんに垂れる。垂れ落ちるたびに、びくびくっておちんちんが震える。
「あ……ミスティアが……上…なのか?」
「告白も私から……キスも私から……純潔だけ○○からってのは……虫が良すぎだよ〜?」
「ははっ……なんか、俺らしくていいかも」
「ふふっ……たっぷりと……可愛がってあげるんだから♪」
「うん……ミスティアの好きなように……食べてくれ……」
それではお言葉に甘えて、と腰を少しずつ下ろしていく。○○のおちんちんの先っちょが近づく。どんどん近づく。
重なる。○○の先っちょと私のアソコが触れる。期待で○○の亀頭が震える。私の秘裂がヒクつく。
息を呑む。唾を飲む。全部飲んだら今度は○○を飲みこむ為に腰を……
「っ……!?」
全部挿入ったわ。痛い。腰の奥が痛い。ずぅーんてする。あ、私初めてなんだっけ? それなら思ったよりは痛くな……やっぱり痛い。
あと思ったより気持ちよくない。初めてだからかな? いっぱい濡らしたから即気持ちよく慣れるもんだと思っていた。
あと、……私の中がとても温かい。熱い。私のほうが体温だって高いし、私の膣内のほうが○○のおちんちんよりも熱いはずなのに……
……そっかぁ……私……嬉しいんだ。○○と一緒になれて……○○に初めてを捧げられて……○○の初めてを奪ってあげる事が出来て……
だからこんなにも……私の膣内が……ううん、わたしの中がとても温かいんだ。
「はぁ……んっ…やっと…やっと○○と一つになれたぁ……はぁ……嬉しい」
「うん……俺もミスティアに初めて食べてもらえて嬉しいよ……」
「あ…うん……もっと食べてあげるね」
と腰を動かそうとする。が、動かない。私の腰はびくともしない。
下を見る。○○の手が伸びて動こうとする腰を必死に押さえつけている。
「○○……手、どけて……」
「だめです」
「えっ?」
「痛むだろ?……痛みが消えるまで動くな」
「だ、大丈夫だよ……私、痛くなんてないから……これじゃあ○○を気持ちよくしてあげられないよ」
「本当に痛くないなら俺の非力な制止ぐらい簡単に振り切れてもいいと思うんだけどな……」
「えっ……あ…○○の腕なんて簡単に……くっ……力が……いたたっ」
悔しいけど○○の言うとおり腰に力が入らない。意識すれば意識するほどずぅーんて痛みが走る。
いや、こんなの決して耐えられない痛みでもなんでもない。なんでもないはずなのに……
○○に初めてを捧げられたことの証としての痛みはとても嬉しいと同時に、
彼を生殺しのままほったらかしにしてしまう自分が悔しくもある。
「ちょっと……意地悪言っちゃったかも知れないけれど……今のミスティア……痛そうだったから……」
「うん……思ったよりは……痛くないけど……意識しだしたらやっぱり……んっ! ちょっと痛い…かも」
「痛みが引くまで待ってそれから……気持ちよくなろう」
「うん……大丈夫……あと少し……ははっ……○○……大好き」
○○と指を絡ませる。手のひらから○○の温もりが伝わってくる。温かい。とても温かい。
○○の優しさが、心遣いがとても温かい。○○と一つになれて本当に良かった。
痛みが引いてくる。私の中がとても温かい。○○が中にいるからとても温かい。
痛みが引いてくると同時に私の本能が目覚める。私の中の獣が私に呼びかける。
目の前のニンゲンを……喰って、犯して、そして骨の髄まで愛し尽くせと本能が呼びかける。
疼く。体中が熱い。あぁもう痛みはなくなったみたい。今あるのは……そう渇き、アソコが渇く……
○○の精が欲しいとアソコが渇く。そして○○の愛が、もう十分貰ったというのにまだ足りない、○○の愛がもっと欲しい。
「うん、痛み……なくなったから……動くね」
「ああ、一緒に気持ちよくなろう」
腰を持ち上げる。私と○○の繋がってる場所からなんともえっちな水音がする。
○○の先っちょがわたしのおまんこの入り口まできたらまた一気に腰を下ろす。
っ!? 想像していたのよりも遥かに強い快感が全身を襲う。こんなに気持ちい事私知らないっ!
何かに動かされるように腰を上げ、また振り下ろして、そしてまた上げて……を繰り返す。
ちんちんの先端が、私の赤ちゃん作る部屋の入り口に何度も何度も叩きつけられて、
そして叩きつけられるたびに私の全身を快感が襲う。
「ん…、はぁっ…、いいよ……気持ち…いいよっ! ○○のちんちんぅ♪……下のお口でおいしそうに食べて……あはぁっ♪」
「あっ…、はぁっ!…、みす…てぃあ」
「○…○……気持ち…いい?」
「とても…気持ちいいよ……んっ…、俺…ミスティアに食べられて…幸…せっ」
「私もっ♪……○○の物になれてっ!……○○を私の物に出来てっ!……とても…とても幸せっ!」
欲望のままに腰を振るい、○○を犯す。私の中の理性は獣へと生まれ変わり、ニンゲンを喰らうものとしての妖怪に還る。
全ては○○を愛する為。私のスベテを曝け出し、○○に受け入れてもらう為。そして○○の体も心もスベテを私の物にする為に。
腰を振るう。獣のように。欲望に従って、快楽を貪って。
○○の顔を見つめる。快楽に耐えながら――いや快楽を享受しながら、虚ろな目で、虚空を見つめる大切な人の姿がそこにある。
「んっ…、はぁ…、○○っ!……見つめて……私の目……もっと見つめてっ!」
快楽に悶えるその視線ですらも繋ぎとめていたくて私は○○に呼びかけ、○○は答えてくれた。
私の内から、快楽のあまり、私の者とは思えないような声が出る。
○○も何時は聞かせてくれない喘ぎ声を発する。そこには確かに快楽に溺れる○○の姿。嬉しい! 私、大好きな人をよがらせる事ができるんだ!
「○○…、○○っ!…、好き…、大好き…!」
気がついたら○○に半分倒れこむような状態になりながら腰を振る私。
別に直座しているのが辛かったわけじゃなくて……もっと○○の近くにいたかった。もっと全身で○○の温もりを、愛を感じていたかった。
あぁ、こんなにも○○の顔が目の前にあって……○○に見つめられて……
ああっ……だめ、気持ちよすぎて……それに……見つめ合っていると幸せすぎて……また…キちゃう
「○○…私……もうっ!」
「うん……俺も限界っ……はぁ…」
「イクの? イクんだね? いいよ、いっぱい私の胎内に……○○の濃厚なせーしビュクビュクって射精して♪」
「そんな事言われたらっ! ミスティア狙ってるだろっ!……くっ…出るっ!」
「私もイクっ!……お願いっ!……ぎゅっとしてっ! ぎゅっとしてぇぇっ!」
○○の腕が伸び、抱きしめられる。まるで○○に包まれるような感触の中、その幸福感に酔いしれ頭の中が真っ白になる。
全身が今まで以上にゾクゾクする。恐い。自分が自分でなくなっていくようで恐い。でも大丈夫。○○がいる。○○が包み込んでいてくれる。
温かい。気持ちいい。全身が震える。体がいう事を聞かない。ただどんどん、どんどん腰が○○の肉棒を強く押さえつけようとする。
そして絶頂の中、○○のおちんちんが欲望を吐き出す。私の膣内で、その大きなモノを震わせながら、私の胎へ子種を吐き出す。
温かい。子宮口に精液があたる。ビュクビュク、気持ちいい。私の子宮の中へ流れ込む。ドロドロ、気持ちいい。
私自らの絶頂に浸る最中、○○が気持ちよくなってくれた証が私の最奥に噴きつける。温かい。熱い。気持ちいい。幸せ……
絶頂で私のおまんこが○○のおちんちんをきゅっ、きゅっって締め付ける。絶頂に震えるおちんちんを締め付ける。
私を抱きしめ、抱きしめられながら、○○も果て、精液を放出し、そして私の膣内が優しく迎えるように締め付ける。
「あぁんぅ…、気持ち…よかったよ……」
「俺も……それに……とても幸せだ……」
「ふふっ……分かるよ。目が……とろーんてしてるね……私も……とても幸せ……一緒にイけるってこんなに幸せな事だったんだね」
腰を持ち上げて○○と離れる。んっ! ちょっとえっちな音を立てて離れる。
秘裂をくぱぁって開く。おなかに少し力を入れてみる。とこれまたいやらしい音を立てて、私達が愛し合った証、○○が気持ちよくなってくれた証が出てくる。
「ふふっ、せーしこんなにも一杯射精してくれたね? びゅくびゅくーってなるの、とても気持ちよかったよ」
「俺も、ミスティアに締め付けられながら射精するの、気持ちよかったよ」
「ふふっ、いっぱい震えていたもんね……んー?……でもまだ元気だねー、もしかして、まだいけちゃう」
「うーん、確かに、まだいけるかも……」
「もしかして……どれくらい溜め込んでるのかな?」
「……週一……」
「あー、それは健全な青少年の性活じゃないね」
「サーセン」
「まぁでも今日からもうそんな賢者スタイルとはお別れね……じゃ、もう1ラウンド……今度は……○○から! お願いしちゃおうかな」
そう言ってベッドに横たわり、脚を広げる。私の恥ずかしい所を○○に見せ付けて劣情を煽る。
あーらあら、そんなにおちんちんを硬く勃たせちゃって……空っぽになるまで搾り取ってあげなきゃねぇ〜
「ね、来て」
「うん……抱くね」
秘所に○○のおちんちんの先っちょが擦り付けられる。すでに一回シちゃってるしそんなに気遣わなくても……もしかして、焦らしてる?
ん……でもこれ、クリトリスが擦れて……気持ちいい……ぁ……挿入ってくる……
私の上に○○が覆いかぶさって……あぁそんなにソコ……見つめられたらぁ……
「あ……くぅ…ん……また一緒になったね♪ ……奥まで暖かいよ……」
「動くよ……ミスティア……」
「うん……○○の好きなように……一杯……めちゃくちゃになっちゃうまで……シてほしいな」
私のモノは全部○○のモノなんだから、と
ゆっくり抽送を始める○○。私から攻めるのもキモチよかったけど、これはなんか○○に包み込まれてるみたいでいい。
なんかまさに文字通り抱かれてるって感じで好き。はぁ…ん……とろけちゃいそう。
「はぁっ…、ふぅ…、ミスティア……気持ちいいか? ……痛かったり…ん……しないか?」
「大丈夫だからっ…、もっと自信もってほしいなっ…あっ……気持ちいいの…いっぱい」
○○の硬さを失わないままのおちんちんの先っぽが私の赤ちゃんの部屋の入り口をコツンコツンって叩くたびに
体の底から熱い何かが込み上げてくる。凄い、気を抜いたら衝かれる度にイっちゃうかもしれない。
いや、でも衝かれる度に絶頂するのもいいかも……こんなに大好きな人に気持ちよくさせられて、気持ちよくさせてあげる事が出来て、愛し合って、見詰め合いながらイっちゃうのなら……
でもでもそれもいいけどやっぱり目の前の愛する人と同時に果てるのを見てみたいというもの……あまりに気持ちよすぎて頭の中が真っ白になりそうだけれど何とか気張る。
「ぅ……あ……」
お腹に力を入れたら○○がうめき声を上げた。○○の肉棒を膣壁で思いっきり締め付けてしまったらしい。いやとても気持ちよさそうだけれど。
でもきっと本当は○○も射精したくて仕方がないところを我慢してるんだね。
別にいつでも射精させてあげてもいいのだけれど、○○も私と一緒にイキたい、もっともっと交わっていたい、終わらせたくないって思ってるんならその意を汲んであげなきゃ。
なんて思っても私にもそんなに余裕は…はぁ…ないんだけれどね
「はぁ…、はぁ…、ミス…ティア…っ」
「あ…ん……○○ぅ……もっと……奥までっ!」
「あっ…!」
○○が体を支えるその腕を掴み、取り払う。自分の体を支えるものが無くなった○○は必然的に私の体に倒れこみ、全身が○○の生肌に包まれる。
私を気遣ってくれるのは嬉しいけど、こう見えて○○の思っている以上に私の体は丈夫だし、何より二人の距離が近づけるのがもっと嬉しいから……
○○の背中に手を回す。○○の全身を羽で包み込む。そして、○○の後ろに脚を絡め、ガッチリと固定、締め付ける。
全身が○○に包み込まれて、そして私が○○の全身を包み込んで、こんなにも近くて、愛し合えて、いっぱいいっぱい幸せを堪能しようね♪
先程よりもさらに密着したからか、おちんちんの動きもさらに深いものになり、ちんちんの先っぽが私の奥をぐりぐりと刺激する。
齎される快感を私からも手に入れたくて、○○をもっと強く抱きしめる。密着する体と体、重なり合う肉と肉、そして交じり合う愛と愛。
「あ…ぁっ…」
○○が呻き声をもらす。少し強く抱きしめすぎたかな? 彼は普通の人間だという事を忘れてしまいそうで少し恐い。
でも大丈夫。○○は私に微笑みかけてくれた。よかった。キモチよかっただけなんだ。
そうだ。こんなにも顔が近いんだから……
「ん…ちゅ……あっ…、ん…ぅ…○…○」
唇を重ねる。あれ、そういえばさっき○○のせーえき飲み干したんだっけ? ひょっとしてばっちいことしちゃったかな。
あ、でも○○もキスを返してくれた。うん○○もすっかりキスが好きになっちゃったね。私も大好きだよ。
舌を差し込む。○○の舌がお出迎え。柔らかくて気持ちいい。このまま体も心も、骨の髄まで溶かされたい。溶かしたい。溶け合いたい。
○○も必死に私に舌を絡めようとする。少し焦ってる?
大丈夫。そんなに頑張らなくても、もう今日から毎日のようにこうやって唇を重ねあって、体を重ねあって、愛を確かめる事が出来るんだよ。
あぁっ、でも……きす……しちゃったら……もっと気持ちよくなっちゃって……イキそうなのが……我慢…出来ないかも…
「はぁ…、くっ…、ミスティア……俺…もう……」
「うん……私もっ…、限界…かな……来て……私に○○のせーえき一杯……頂戴っ! さっきよりももっともっといっぱい私の膣内に注ぎ込んでぇぇぇ!」
私の膣内の○○の肉棒が大きくなる。そしてそれを必死に締め付け、扱き上げる私の膣内。私の胎へと子種を注ぎ込む為に、そしてそれを受けとめる為に。
もう一度しっかりと、がっちりと腕を脚を回してしっかりと抱きしめる。もう○○は私から逃げられない。一滴たりともその精を外へ漏らすなど許さない。
○○が感じてくれた証、キモチよくなってくれた証だから、全部全部受けとめてあげたい。
おちんちんが震える。私の膣内でピクピクと震える。期待が高まる。○○の全身が震える、○○のお口から声が漏れる。
抽送が止まる。腰をぴったりとくっつけて、亀頭を子宮口に押し当てて、そしてその先っちょの割れ目から再びドロッっとした温かいものが注ぎ込まれる。
精液が最奥に当たる。そのなんともいえない快感と多幸感に私もまたイッてしまう。今日3回目の、一番強い絶頂。こんなにも気持ちいいこと私は知らない。
○○も三回目の射精だというのにいまだ精液の勢いは衰える事を知らず、法悦を極める私の子宮内に濃厚な遺伝子をドクドクと注ぎ込んでいく。八目鰻パワー恐るべし!
頭の中が真っ白になる。もう何も考えられない。考えたくない。ただ私は温かいものが体の内から込み上げてきて、そして体の外からも温かいものに、最愛の人に包み込まれる。それだけ。
「はぁ……ふぅ……ミスティア……」
「ん……とても気持ちよかったよ……一杯……出されちゃった」
「うん俺も……もうくたくた……疲れちゃった……あぁ外が明るいな……もうすっかり朝だな……」
カーテンの隙間からから日の光が漏れる。交わってる時間は長かったような一瞬だったようなだけど、
交わる前まではまだ薄暗かった空が朝焼けを経てすっかり明るくなってることからまぁそれ相応の時間を経た事が分かる。
「ほんとだ……ふふっ♪ これが本当の『朝チュン』ってやつだね」
「微妙に何かが違う……あー疲れた……だめだな、こんな醜態を恋人の前に晒しては……」
「気にしなくていいよ? ○○は私と違って人間なんだし……それに男の子のほうが体力使うんだよね」
「うー情けない……」
「大丈夫……○○がどんなに情けないって感じてても……どんなに不甲斐ないって思っても……私はありのままの○○を愛してあげたいから……」
「ミスティア……本当にこんな俺で?」
「こんなキミだから……だよ♪ ふふっ! さ、もう遅いし……って言っても朝なんだけど……○○眠いでしょ? 一緒におねんね……しよ?」
再び○○の体を抱きしめ、そのまま横に倒す。
「あ……え…っと」
「繋がったまま……一緒におねんねするの……嫌?」
「ううん、嫌じゃないよ……温かいね……」
「えへへ……夢の中でも……いちゃいちゃできると良いね♪」
一切を纏わぬ生まれたままの姿で、抱きしめあって、包みあって、そのまま幸せへと堕ちていく私達。
今日は一気に距離が近づいたね。でも色々と振り回しちゃってごめんね。そしてどんな私でも受け入れてくれてありがとう。
○○、キミと恋人になれて、キミのものになれて、キミを私のものにできてとても幸せだよ。
これからもよろしくね、未来のおとーさん♪
3スレ>>869 icyanecyo_0236.txt
SS : ミスティア・ローレライへ戻る
ちなみにネチョシーンにはおかみすちー要素皆無です。期待してた人には大変申し訳ござません。
「店長、ラストオーダー終わりました」
「うんわかったよ。今日も残り少し、頑張ろうね」
「ういっす……あ、皿洗いします」
「助かるよー」
時刻は深夜を回り丑三つ時を回り、空が明るさを取り戻しつつある黎明時。
ここは妖怪の森の中……にある私が生業とする八目鰻の屋台。
人間だけでなく妖怪達も此処に訪れるから……だからこの屋台は朝方近くまで開いている。
そんな私は夜雀の妖怪ミスティア・ローレライ
「えぇっと……○○? あちらのお客さんのオーダー何だっけー?」
「芋焼酎と八目の蒲焼と大根おろしっすよー?」
「うんありがとー。いつも助かるよー♪」
私と一緒にさっきから屋台の手伝いをしているのは○○っていう人間の男の子。
あ、男の子っていっても私より身長あるし見た目も年上だよ?
少し前に外界から幻想郷にやってきたらしく、こちらでの身を立てるために私の屋台にバイトに来ている。
わざわざ妖怪の私の元に仕事を求めるのも妙というか……物騒ですらある気がするけど
あいにく人里のほうは仕事が少なく、すぐに開墾できる畑も無く、
そも外界の仕事は力仕事よりも頭を使う仕事(ですくわーくって言うとか何とか)が主流になりつつあり
畑仕事をして身を立てるのも困難だとか何とか……
私のほうは私のほうで、最近人を襲う事は少なくなったけれどもやっぱり恐れの対象となることは多いようで、
そんなイメージを払拭しつつ、人間にもより開かれた屋台経営を目指すために二つ返事でこの○○を雇ったのだ。
雇った、とはいっても三食と僅かながらのお駄賃を彼に提供してあげるだけの、とても質素な給与だけれども、
○○はとても機転を利かせてよく働いてくれる、すごくいい子。
あんまし物覚えのよくない私をカバーするようにオーダーを次々に覚えて言ってお客さんに食べ物を運んでくれて、
食器洗いなんかもテキパキとこなしてくれる。曰く同じようなバイトを外の世界でも何度かやっていたとか……
「はいお釣りです、ご確認ください。ご来店ありがとうございましたー」
店長である私を含めて妖怪相手によく愛想良く応対できるものだと思う。
彼のおかげで人間のお客さんは勿論の事この頃は妖怪客も増えてきた気がする。
特別かっこいいとか、特別体つきが逞しいとか、特別声が渋いとかそんな魅力はないけれども、
とても気が効いて、判断力があって、それでいてどこか人間味が有って……あと私達妖怪から言わせると可愛い、うん可愛い!
そんな彼は誰に対しても分け隔てなく接する。それが一番の客受けの良さに繋がる要因かもね。
見た目年下の少女な私に対しても『店長』だなんて呼ぶもんだからうん、たまらない。何が、と聞かれたら困るけど。
なんか可愛い弟子が出来たみたい。弟子にしては図体が大きすぎる気がしないでもないけど。
そんなこんなで彼は一つ一つが些細ながらとても魅力溢れる男の子なのだ。
だからもしかしたら彼目当てで屋台に訪れる妖怪客が増えてるような気がしないでもない。冗談を、○○は私の……
「店長ー、皆帰りましたー」
「うんご苦労様! そいじゃお店たたんじゃおっか♪」
もうこれを聞いてる読者の皆様――って私の独り言を誰が聞けるはずもないけれど――は分かると思うけれど
私は○○が大好き! とても大好き!
今までにあげた彼の魅力もさることながら、今にして思えば一目ぼれだった気もするような……あるいはついさっき突然彼の魅力に気がつき始めたような……
そんな複雑な私の恋心。
彼の仕事をしている後姿に熱っぽい視線を注ぎ、私自身の仕事の手が止まっていたのを○○に優しく指摘されてしまった時はもう彼の顔を見れなかったわ。
でもそんなこんなで人間の乙女のように淡い恋心を○○に寄せる時、一つの事実が私に突き刺さる。
そう、○○は外界からやってきたばかりの人間、私は……妖怪……それも多くの人を喰らってきた……
勿論私のほうは問題ない。○○を喰らおうだなんて欲は起こる筈もないし、起きたとしても押し殺す自信はある。
いや、○○が私に一時でも愛を注いでくれて、それで望むのなら、永遠に人喰いをやめてもいいって思ってる……
だから私のほうは何も問題はないの。どんな○○だって私のものに……ゲフン失礼、受け入れてあげたいしね。
けれども○○は人間。それも幻想郷に来て間もない、とてもか弱い、人間。
仕事仲間――というより上司と部下?――としての関係だからこそこうして彼は愛想を振りまいているだけなのであって、
やっぱり本心は私の事をとても恐がっていたり、あるいは忌み嫌うべき存在だと思っているのかもしれないのだ。
最近は、人間と妖怪が結ばれ、幸せな関係を築くなんて話はとてもざらになってきた。
でもそれは幻想郷での話。外界に伝わる妖怪とは、醜く、強く、恐ろしい伝説として語られるものだというし。
そんな○○の心の内にある恐怖心を無理矢理押し殺させてまで恋仲を強制させるなんて私には出来ないし、それは恋人としての正しい関係じゃないって思ってる。
でも思いを打ち明けてもし、断られてしまったら? 今ある少しの……彼と仕事が出来るというささやかな幸せまでもが奪われてしまったら……
たから私は、彼に本心を打ち明けられずにいた……いたけれど……
「うん、よし。 片付け終了」
「はぁー……疲れたよー……○○……またいつもの……頼める?」
「はい……了解です!」
そう言って私の後ろに立ち、肩を叩き、揉み解し始める○○。
仕事の後のこれがまたとても気持ちいい。これだけで今日一日の疲れを全て忘れ、今日一日を終えた喜びを回顧し噛み締める事が出来るというもの。
これを任せられるのも○○だけ、とても幸せ。
……話を元に戻さなくちゃ。私の禁断の恋心はいまだ彼に打ち明けられずにいた……いたけれど……
それも今日までにしたい。今日中に……いや……夜が明けるまでに……私の思いを○○に打ち明けたかった。
なぜって言われても分からない。不思議と今日を逃したらチャンスが無くなるかもしれない……とか……そんな焦燥に駆られたわけでもない……
でも一つはっきり言える事があった。
もし私の気持ちを打ち明けてそれで断られてしまったら、今までの、店長とバイトの関係に……永遠に……戻るだけだろうってこと……
意を決して……いざ、私!
「ねぇ……○○?」
「なんですか……店長?」
「そのね……私……○○の事が……○…○の…事…が……」
言い出したい。だけれども言い出せない。
あぁきっと今の私は誰から見ても不自然で、凄くドギマギしているのだと思う。
それでも○○は、私の肩を揉み解す手を休める事も無く、ひたすらに私の口から漏れる言葉に耳を傾けようとする。
あぁ……彼は鈍感というか、天然というか……そんなところがまた可愛いのだけれども、今だけはそんな彼の魅力の一つを少し恨む。
何とか声をひねり出そうとするけれども、私の口から漏れるかすかな声は屋台の屋根を打つ雨音に消されて……
ん?……雨音?
「あぁ……降ってきちゃいましたね……雨……」
「うわぁ……凄い雨……」
「……急ぎましょう」
「……!?……待って! ○○!」
帰宅の準備をしようとする○○を慌てて引き止める私。
真夜中の雨はとても冷たい。冷たい水滴が私の体を打つ。ううん。雨なんかに負けるな私!
少し悔しい気がするけれどここは雨を口実に○○を引き止めなきゃ。
「その……雨……激しいから……今日は私の家に……泊まっていって」
「えっ……店長の…家に?」
「○○のお家、此処から遠いんでしょ……それに、幻想郷に着たばかりだから仮住宅で……雨漏りがするって……」
「いやぁ……俺は大丈夫っすよ……意外としっかりした仮住宅なんです……雨風は……凌げるんですよ」
嘘だ。○○は嘘が下手。目が泳いでいるから私にはすぐに分かっちゃう。
きっとそれは私に迷惑を掛けてしまうだろうという彼なりの思案なのだろうけれど、今はその思案が迷惑で。
それに彼の仮住宅にこっそりといった事があるけれど。
丸太で簡素な屋根を作った下に、ダンボールで外壁を固めたものという、それはそれはワイルド溢れる素晴らしい住宅だったわ。
「店長に迷惑は掛けられません……俺は……我が家へ失礼させていただきます」
「だめ、それなら……それなら○○を帰さない!」
「っ!? て、店長!?」
彼の腰を強く抱きしめ、離さんとする。
今まで抑えてきた想いがもう堪えられなくて、私の目からは雨なんかじゃない何か温かいものが流れていた。
何処までも鈍感な○○があまりにももどかしくて、もっともっと積極的になれない私自身が悔しくて、
彼の腰に顔を埋め、来ている服を涙で濡らす。どんどん○○の服は濡れていく。雨の所為じゃない。雀の涙というにはあまりにも多い……私の涙で……
あぁこれが私と○○との初めてのハグかぁ……情けないなぁ……
「○○が風邪こじらせて仕事できなくなったら……もっと迷惑!! それに……もし妖怪に襲われでもしたら……私……」
「店長……泣いて?……どうしてそこまでして俺のことを……」
「……だから……」
「えっ?」
「好きだから……○○の事が……大好きだから……大切な人だからっ!」
「……」
情に任せて盛大に想いを打ち明ける私。涙は女の武器……とは言うけれどもこれではあまりにも自分が情けなく思えてくる。
やっと『好き』って言えた……言えたのに……今はその喜びも○○に断られてしまう恐怖心に負けてしまう。
これで私の想いが届くのかな……? ううん、きっと……届いたとしても……彼に厭きられてしまうかも……
「……きです」
えっ!? 今、何て……
彼の口から漏れた言葉を追い駆けるように、……あぁもしかしたら私の勘違いかもしれないけれど、期待はずれかもしれないけれど、
でもでも私にとっての最高の幸せがそこにあるような気がして、私は涙に濡れたその顔を彼に向ける。
温かい、いつの間にか彼の手は私の背中に回されていて、互いに抱きしめあう形になっていて
「好きです店長、俺も……俺も店長の事を……好きです、いや……ずっと好きでした」
そして私が涙を流してまで、冷たく激しい雨に励まされてまで掴もうとした幸福はすぐそこに存在して……
「ごめんなさい……ずっと……言い出せませんでした……俺を雇ってくれた時から……店長はずっと……俺に親切にしてくれて」
○○の口から漏れる言葉の一つ一つがとても温かくて、今初めて、遠くにあると思っていた幸福は、ずっと近くにあったという事を始めて理解して……
「見た目が幼いだけに慣れない人間相手の商売を一人でするその姿がとても健気で……ちょっぴり……尊敬できて」
「○○! ……○○!!」
「気がついたときには……その可愛らしく、それでいて頼りになって、そして何よりも妖しい姿に惚れていて……」
「うぅ……○○……」
彼の口から語られる言葉の一つ一つが、なんという事はない些細な言葉であるはずなのに、
今の私には今まで私が負っていた悩み苦しみを慰めてくれるかのようで……思わず私は彼の名を叫ぶ
「ごめんなさい店長……貴女から言わせてしまったばかりか……あろうことか泣かせてしまい……こんな俺をどうか鈍感とでも……呪ってやって下さい」
「!!っ……ばかぁっ!! 鈍感っ!! 唐変木っ!! ……もう……○○を離さないっ!! ……ダンボールハウスになんか……帰さないからっ!!」
「はい……帰りましょう……店長の家に……」
頭を撫でられる。なんか凄く悔しい気がしたけど……でも彼の手のひらはとても温かくて……
だから負けじとしっかりと彼の体を強く抱きしめる。もう離したくなかった。
今まさに私は両手を広げて抱きかかえても溢れるほどの幸せを、此処に手に入れたのであった。
気がついたら雨は止んでいた。朝が近い、空がとても明るかった。
雨は止んだけれど○○はもう○○の家に帰らない。荷物を取りに戻る事はあってももう帰る事はない。帰る理由がなくなってしまった。
○○がダンボールハウスに帰る理由は私が○○と一緒に奪い去ってしまった。
私の家に○○を住まわせるのはまるで○○が私に婿入りしたみたいで○○としては決まりが悪いのかもしれないけれどそんな文句は言わせないの、
なにせ涙を流してまで私から想いを先制攻撃して打ち明けたのだから。これぐらいのことは許されるはずよね。
うん。少し図々しいかもしれないけれど、でももう○○のものは私のもの……でいいはず。
そんな事を腕を組みながらお家へ帰る途中彼と話していると
「もう俺の物は全部店長の物ですよ」
なんて照れながら、微笑みながら言ってくれるものだからさぁ私も困った。とても嬉しいけれど。
もう少し……甘えさせてみる事にする……
「ねぇ……○○……?」
「はい、店長……」
「名前で、呼んでほしいなぁ♪」
恋人になった今当然といえば当然の事。でも彼は私の期待通り顔を赤く染めて喉を鳴らして唾を飲み込む。
そんな彼の姿をもっと見ていたくて、私は微笑みながら彼の目をじっと見つめる。
やがて意を決したように彼の重たい口が開き……
「え、えっと……ミ、ミスティア……さん……」
「んー?」
「うぅ……ミ……ミスティア……」
「うん、なぁに?」
「好きです……大好きです……」
「うん!私もっ!」
そういって再び○○に抱きつく私。○○もお返しにと私の背中を大きな掌で撫で、私の髪をその太い指で梳き、私の頬をその優しい手触りで触れる。
嬉しすぎて夢のようだったけれどようやく私にも実感というものが沸いてきた。そしてそれはきっと○○もなのだろう。
○○は外の世界でもこういったことには慣れていなかったのか、まだまだ動きがぎこちないけれど、それでも精一杯私に『好き』を表現しようとしているのが伝わってくる。
「○○可愛い♪」
「えっ!?」
「なんでもないよっ♪ ふふっ」
「!?!?!?」
○○がしたように私も彼の頭に手を伸ばし撫でようとする。が、彼の仕草を可愛い可愛いと思っていてもやはり彼のほうが背が高いわけで、
とすると私が手を高く伸ばして頭を撫でるという奇妙な格好になってしまう。
そんなことを考えているのを察知したのか○○は、少しかがんで丁度いいくらいの高さにまで頭を落としてくれる。
「頭……撫でられるの好きなんだね」
「うん……とても気持ちいいから……」
「私に可愛がられるのは?」
「少し……いや、かなり恥ずかしいけど……好きかな……」
「本当? 嬉しい! お家へ帰ったら今まで出来なかった分いっぱい可愛がってあげるんだから!」
そんなやり取りをしつつ我が家へ到着。○○に私のお家を見せるの、初めてだったかなぁ。
「狭いお家でごめんねぇ〜」
「でも、俺には十分すぎるぐらい立派ですよ」
「まぁ……そりゃぁダンボールハウスに比べたら……ねぇ♪」
「あはは……確かに」
うん、少しずつ○○の表情、態度、口調が砕けてきたみたい。
確かに店長と下働きという関係から恋人同士という関係に移り変わっているのね……
私も……もっと○○に甘えてみようかしら……
「それじゃあ○○」
「ん?」
「一緒にお風呂……入ろっ!」
「えっ……ええっ!……一緒に?……お風呂に?」
「もう恋人同士だし……ねっ?……いいでしょ?……嫌?」
「い、嫌じゃないよ……うん、そうだね……風邪引いちゃうといけないから二人で入ろうか」
顔を真っ赤にして固まる○○を引っ張るようにお風呂場に向かう。
幻想郷と外の世界では恋人に対する考えが違うのかな?
それとも男の子と女の子の考え方の違い?
人間と妖怪との考えの差異?
あるいは彼がちょっぴり臆病なだけなのか……そうじゃなかったら私が開放的なのか……
いずれにせよ少しずつ恋人らしくなっていく、恋人らしい事をどんどんしていく○○を見ていると嬉しい気持ちになれるし、
そしてやっぱりどこか慣れない、煮え切らないところを残す○○を見ているのが楽しかった。
脱衣所に着く私達。通り雨とはいえ激しい雨に打たれた体はすっかりと冷え切っている。
いち早く浴場へと入るために二人揃って一目散に服を脱ぐ。聞こえるのは服が脱げる際に体と擦れる音だけ。
○○は終始私に背中を見せて服を脱いでいる。私の着替えを見ないようにするための配慮かしら、
はたまた自分自身の着替えを見られることに対する恥ずかしさの為かしら。
着替え終わると恥ずかしそうにこちらに向き直る○○。すっかり気が動転している○○を落ち着かせるために私は彼に微笑みかけ、そして手を取っていざお風呂場へ。
「おぉ〜……全面木で出来てるんだ……なんか豪華」
「えへへ……○○はお風呂はどうしてたの?」
「人里の銭湯に入ってたよ。幻想郷の外の世界では行く機会が無かったから少し憧れていてね」
「そうなんだ……それにしても○○……おっきな背中ねぇ〜」
「そ…そうかな……? 標準だと思うけれど」
「いやいや、しっかりとした肩甲骨に程よい肉付きの立派な背中だよ」
「あ、ありがとう……」
「これでこそ洗い応えのあるというもんよ」
「えっ? 洗い応えって?」
「うん。後ろ向いて、お背中洗ってあげる!」
「えぇ……なんだかミスティアに悪いよ……」
「気にしないの! もう○○にとって私は『店長』じゃなくて『恋人』なんだから……
それに、ね……もっともっといっぱい……○○と『恋人』らしい事して、手に入れた幸せを噛み締めたいの!」
「そっか、それじゃ……お願いします」
「えへへ〜任せてよ!」
石鹸を取り、タオルにつけて○○の大きくて逞しい背中を洗っていく。
嬉々として取り組んでみたはいいものの男の子の背中を洗うなんて初めてのこと。
ただ想い人の背中を石鹸をつけたタオルで擦る……これほどの単純で力のいらない作業だというのに、
私の腕は緊張の為かかすかに震えていた。
うん、○○に『背中を洗ってもらえてキモチよかった』って言ってもらわなきゃ!
そう思い私は丹念に優しく、マッサージするように○○の背中をタオルで擦り洗い上げていく。
「そう? 痒いところはない?」
「うん? 何だろう……とても気持ちよくて……なんだか幸せな気分……」
「喜んでくれるんだ……私も嬉しいなぁ」
先程まで緊張で固まっていた○○の体はいまやすっかり脱力し、完全に私に身を委ねちゃっているみたい。
○○を喜ばせることが出来て本当によかったわ。
「うん、背中洗い終わり〜♪ はいタオル! 前は自分で洗ってね〜」
「OK、サンキュー」
私が手渡したタオルを受け取り、体を洗い始める○○。
それを見つめながら私も自分の体を洗っていく……と、
「さっきのお礼だ、今度は俺がミスティアの背中を洗ってあげる」
予想もしていなかった嬉しい提案。それじゃあ……と背中を預ける
「お願い……しよっかな♪」
「うん、頑張る」
私がしたように石鹸まみれのタオルを私の背中に付け、伸ばすように擦り付ける○○。
「どうかな……痛かったりしない?」
「うん……とても……気持ちいいよ……、そこ……羽の付け根は丁寧に、丹念にお願いね」
「へいへい……ミスティアこそ……綺麗な背中だね」
「えっ……いや〜そんなことないよ〜」
「いや本当だよ? すらっとして、白くて……それに見れば見るほどその羽が美しい」
「もぅ〜褒めすぎだよ〜」
○○の褒め殺し攻撃に身も心も蕩けそうになりつつ○○のご奉仕を思う存分満喫する私。
気持ちいい時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。
「うん、終わりかな……それじゃあ……前は……自分でね……」
少し恥ずかしそうにわたしにタオルを手渡す。微笑みながらそれを受け取り体の前を洗っていく。
私と○○はそのまま髪の毛を洗い終えて二人同じ湯船に浸かる。
「雨に打たれた後の体にこのお湯が温かいね……ミスティア……」
温かい。お湯が温かいのは勿論だけれどもそれ以上にこんなにも近くにいる○○が温かい。
何かに突き動かされたように○○の肩に頭を落としてみる。
○○も始めはやっぱり驚くんだけれども幾度の私の甘えを受けたからか大分慣れたようで、
私の目を優しい瞳で見つめ、そして髪の毛を優しく撫でられた。
「○○ぅ……」
「何……ミスティア……」
「幸せ♪」
「うん……俺も幸せ……本当に……恋人になれてよかった」
「そうねぇ♪ 私が勇気を振り絞って思いを打ち明けたおかげなんだぞぉ」
「それに関しては感謝しても感謝しきれないです……ハイ……まだ気にしてる?」
「……ふふっ……うん、私は気にしないよ、私が……○○が欲しくて欲しくてたまらなかった……それだけの話だもん」
そういって○○の体に抱きついてみせる。狭い湯船なだけにお互いの距離がより近づく。
温かい。湯船の温かみと○○の人肌の温もりが温かくて気持ちいい。
ずっとずっとこうやって○○を抱きしめていたいけれども、あまり長くいすぎると二人してのぼせてしまうのでそろそろ上がることにした。
外を見るともうすっかり朝日がまぶしい。今朝というか、昨夜というか色々あったせいでかなり疲れている。
きっと○○も疲れているに違いないわ。
「それじゃ……おねんねしよっか?」
「うん……俺は床で寝るね……なにか床に敷くものとかある?」
「んー? 何言ってるのかな〜♪」
「えっ? あわわっ……ちょっ!!……」
そのまま床に倒れこんで寝てしまいそうな○○を抱き寄せ、ベッドに押し倒す。
当然このミスティア、大好きな人を床に、しかも別々になって寝かせる気は毛頭ないわ。
ベッドに押し倒された○○はきょとんとしながらじっと私の目を見つめる。
「もちろん、ベッドで一緒におねんね……だよね?」
「あははは……うん一緒に寝るか」
「よしよし〜……ん……そだ!」
「!?……」
何かが足りないと思っていたら、大切な事を忘れていたわ。とっても大事な……一番大事なこと。
恋人同士がする、とても大切な儀式。
「ねぇ○○? また一つ……恋人らしい事しよっか?」
「えっ……何……あ、うん……」
始めは何の事だか分からないといった様子の○○だったけれど、私が○○の唇に視線を注ぐのを見て察したようね。
無言で頷くと静かに目を瞑り、張りのあるその唇を私に向かって突き出す。
目と鼻の先にある、とても柔らかそうで、おいしそうな紅色の果実が私の視界の中で一際映える。
じっくりと味わう事が出来るように姿勢をなおす。ベッドに横たわる○○に覆いかぶさり、再び顔を近づける。
密着した胸越しに彼の鼓動が伝わる。激しい、緊張と興奮を主張するかのごとく激しく鼓動する○○の心臓。
でもきっとそれは私も同じことで、私の心臓の鼓動は確かに○○に伝わっているのだろう。
意を決して○○の唇に再接近する。息が掛かりそうなくらいにまで二人の唇と唇が近づく。
おいしそう。食べたい。貪りたい。そんな獣的な欲望が私の思考を染め上げていく。
○○も僅かに唇を震わせ瞼を震わせながらその瞬間をまだかまだかと待っている。これ以上は生殺しもいいところ。
では、いただきます。
――ちゅ……
唇と唇が触れ合うだけの軽く切ないキス。まずは先端だけでその柔らかい感触を味わうの。
○○は目を閉じたまま、かすかに体を震わせて……そして両の手を私の背中に回してきた。
私としてはもうそろそろ目を開けてくれてもいいかなーなんて思うんだけどやっぱり雰囲気作りは大切だものね!
はぁ、それにしても唇が甘い。とても甘い。舌で味わったわけでもないのに何故なのかしらこの体中を溶かしつくしてしまいそうな甘さは……
幸福に包まれながら……唇を離す。
それに釣られるように○○の瞼が……ゆっくりと開かれる。
まだ軽く触れたばかりだというのに、もうふにゃふにゃに蕩けてしまった○○の眼差しが私を見つめる。
「どうかな?」
そっと訊ねる。○○の気持ちを聞くとき私はとても緊張する。
だって○○が満足してくれなかったら嫌だから……私だけが心地よい気分に浸るなんて耐え切れないから……そして……
「とても……きもちいいよ……キスってこんなにも気持ちよかったんだね……」
そして私が訪ねるたびに○○は喜んでくれる。とても嬉しそうに……こんなにも○○に愛されて私は幸せになれる。
そしてそのたびにもっと○○に喜んで欲しいっ! 色々な方法で○○を喜ばせなきゃってなる。
「○○って……キスは初めてなの?」
「うん……ファーストキッス……ミスティアに奪われちゃった……ミスティアは?」
「私も……キスするの初めて……ファーストキス……○○に捧げたんだよ?」
「また……ミスティアからしてもらっちゃったね……なんか情けないや……」
「ストップ! 私は……全然気にしないから……だから今はもっと二人で気持ちよく……幸せになれることだけを考えるの!」
「うん……もっと……キスしようか」
今度は○○が首を起こし、私の唇へ吸い付かんとする。そんな○○の頭の下に手を入れ頭部を固定、近づいてきた○○の唇に私のを重ねる。
再び訪れる柔らかい感触。全身を包み込む多幸感。至福の時。
今度は見詰め合って、愛情の篭った眼差しで互いに見詰め合って……しかし他は動かすことなく静かに、触れているだけの唇からその感触だけを楽しむ私達二人。
私の背中に回された○○の腕は、更なる快楽、幸福、そして私自身を求めるかのように、その抱きしめる力をより強いものにしていく。
気がつけば私も○○の体の下に腕をまわし、二つの翼を広げて○○の体を抱きしめるように包み込んでいたわ。
そしてそのまま、何かに動かされるようにゆっくりと唇を動かし、○○の唇をもっともっと味わい始める。
唇と唇が擦れる。気持ちいい。とても気持ちいい。
もう○○の気持ちを心配なんてしない。不安なんてない。だって○○の目はとても気持ちよさそうに……そして私に答えるように○○も唇を動かしているから。
――ちゅ…、ちゅむ…、あむぅ…
最初は、ただ私と○○との距離をより近づけるための儀式として軽くでもキスできればいいと思っていた。
でも今、気が付いたら何かに突き動かされるように、もっと深いキスを求める私がそこにいた。
食べたい、おいしい○○の唇、もっと深くまで、身も心もドロドロにして、貪りたい、蹂躙したい、犯したい、
目の前の大切な人の中身を全部私のものにしてやりたい、私のお口の中を○○の味で味付けしてもらいたい。
もっと……ちゅっちゅしたい……
「……!?……ん……んんっ!?……んむ……はふぅ……」
○○の驚きの声にはっとする。気が付けば○○のお口の中に私の舌を侵入させていた。
温かい、唇とは比べ物にならないほどの甘さ、心地よい○○のお口。
○○はというと、侵入してきた私の舌に最初は驚きを隠せないのか、悲痛とも取れる悲鳴じみたものを上げてしまい、恥ずかしそうにするけれど、
やがてそれは期待の眼差しとなって私に向けられた。
答えるように舌を侵入。その先にある何か柔らかいものを舌で軽く突付く。びくっと○○の体が軽く痙攣する。
○○の舌。私のよりも大きくて、柔らかくて、少しざらざらしている○○の舌。
――ちゅう…、れろ…、ちゅ…
顔を傾けて、唇と唇が咬み合うように交じり合い、さらに舌を○○のお口の奥まで差し込む。
背中に回された○○の腕が私を抱きしめる力が強くなる。私も○○の頭を強く抱き寄せる。
欲望のままに○○の舌に絡みつく。おいしい。○○の味がしてとてもおいしい。
○○も焦点の定まらない瞳で私を見つめながらその舌を私の舌に絡ませる。
舌が交じり合う。狂ったように互いを求め合い、貪りあう。
口と口の隙間が開くたびに嬌声が漏れる。私の声なのか○○の声なのかは分からない。
でも聞いていてとても心地よい、私と○○をもっと高めあう……そんな声。もっと聞きたい。もっと奏でたい。
しばらく○○のお口の中を堪能した後は今度は○○の舌を私の中へと誘う。
舌をうねらせて引込めると○○の舌が切なそうに追いかけてくる。おもしろい。
そのまま○○の舌は私のお口の中を嘗め回し、かき回し、唾液を塗りたくる。
甘い。お口の中が○○の唾液の味で甘い。○○の味で味付けされちゃった。
元気よく私のお口の中で暴れる○○の舌に絡みつき唇で挟み甘噛みする。
柔らかい、しっかりと唇を窄めておかないとつるんって逃げちゃいそうな○○の舌。
逃がさないようにしっかりと唇に力をいれその感触と味をいっぱい楽しむ。
わざとらしくちゅっちゅと音を立てて舌を吸ってあげると気持ちよさそうに○○の体が小刻みに震えるの。
○○が喜んでる、○○が快楽に悶えてる。とても嬉しい。
だって私も経験がないのに、初めてのちゅっちゅで大好きな人をこんなにまで悦ばせることが出来たんだもの。
「んんっ……ぷはぁっ……はぁ……えへへ♪」
舌を開放する。私の口から透明な、ドロッとした液体が○○のお口へ注がれる。
○○から頭を離すと背中に回された○○の腕が伸びてきて頭をなで始める。
気持ちいい。きすでとろとろに溶かされちゃった頭をなでられるのはとても気持ちがいい。
「ん……頭が……ぼぉーってして……撫でられるの……凄く気持ちいいよ?」
「うん俺もぼーってしてる。キスってこんなにも気持ちよかったんだな」
撫でられた頭が……ううん、きすでどろどろに溶かされちゃった頭が熱い。
唇が熱い、胸が熱い、体中が熱い。キスの火照りがまだ全身に残ってるみたい。
でも何でだろう。脚が……寒い、太腿が寒い、お尻が寒い?……ああそうだ。
あまりにも激しくちゅっちゅしすぎたからスカートが少し肌蹴ちゃったみたい。
でも小股が熱い、とても熱い。唇とは比べ物にもならないほどに熱い、じんじんする。
疼く。我慢できない。これでは眠れない。○○の寝顔を前にこのキモチを押さえきれる自信がない。
あぁそうだ、目の前の愛する人を食べたい。犯して、貪って、私のものにしてしまいたい。
○○と付き合ったら人間を食べるのを止めようなんて思ったこともあったっけか。
でも今の私は他でもない○○という人間を、私自身の肉欲のために、ぼろぼろになるまで喰らい尽くしてしまいたい。
そしてまた目の前の愛する人に食べられたい。犯されて、貪られて、私を自分のものにしてもらいたい。
自分は鳥肉を撲滅する為に屋台を経営しているんだっけか。
でも今の私は他でもない○○という人間に、私というれっきとした鳥類を、○○の欲望の色で染めて、そして骨の髄まで喰らい尽くされてしまいたい。
また一つ……私と○○との距離が縮んでいく。
「あっ……ミス…ティア……?」
「えへへ……♪」
恍惚のあまり意識的にか無意識的にかはっきりしないんだけれど、
気が付いたら私は手のひらで○○の太腿をズボン越しに擦っていた。
「ねぇ○○……えっち……しよ♪」
「……うん……もっと近くに……なろう」
※
服を脱ぐ。風呂場で散々見せてきた裸体が再び○○の前に曝け出されると、やはり○○は少し恥ずかしそうに顔を赤く染める。かわいいんだからぁっ。
どうしようかな……○○の股間もテントさん張ってて苦しそうだけどまずは私から慰めてもらおうかな。
「ね……それじゃあ私のここ……ご奉仕して欲しいな♪」
両足を広げ人差し指と中指で愛液の滴る蜜壺を広げて見せると、なんとも心地のよい、淫靡な水音が聞こえた。
わぁぁ、私のあそこから湯気が出て……うーん流石にこれは私も恥ずかしいかも。
「どうすれば……いいかな?」
「○○の好きにして……ほしいな♪」
「うん、頑張るね」
恐らく生まれて始めてみるであろう生の女の子の秘所に、恥ずかしがりながらも目が釘付けになってる○○。
そんなに見つめられるとぉ……私も我慢できなくなっちゃうよぉ……
「はぁぁっ……んぁぁっ……ひゃっ?」
何か生ぬるいヌルッとした物が私の蜜壺に触れ、体中に走る電流のようなものに思わず声が出る。
○○の舌。私が先程まで貪りつくしてきたあのおいしい舌に、今度は私が味見され、戴かれてしまうのだ。
「あぁっ……はぁぁんっ!」
私の秘裂にあてがわれた舌は、そのままゆっくりと割れ目をなぞるように上下に動き始める。
ざらついた○○の舌が擦れるたびに全身を襲う快楽に、思わず脚ががくがくってなっちゃう。
「ちゅ……ぺろ……どう? 気持ちいい?」
「うん……凄く……あはぁ……いいの……♪」
「よかった……ん、ここがいいんだよね?」
「えっ……あっそこはっ……だめぇっ!」
今まで今まで柔らかくしなっていた○○の舌が急に硬くなったかと思うと、今度は舌の先っちょで集中的に私のクリトリスをチロチロされる。
味わった事のない、身を頭を焼き尽くすような快楽に、私の体がビクンッって跳ねる。気持ちいい。もっとわたしのおまんこ味わって欲しい。
そのまま硬くなった舌が膣内へと侵入を試みる。先っちょが私の中へ入ってきたかと思うと急に○○の舌は硬さを失い、まるで別の生き物のように私の入り口を蹂躙する。
硬くなって……柔らかくなって……また硬くなって……まるでそこだけが別の生き物のように蠢く○○の舌が私の全てを快楽で染め上げる。
「あっ……○○……上手…だよ♪」
「もっともっと気持ちよくしてあげるね」
私の秘裂から顔を放す○○。そのまま私の上体をベッドに押し倒すと、だんだんと○○の顔が迫ってきた。
すっと○○の右手が現れて私の左胸に触れると、いやらしい動きで愛撫し始めた。
「ミスティアの胸……意外と大きいんだね……それに……とても柔らかいよ」
「ああん……手つき……凄くいやらしくて……胸が気持ちいいよぉ……はぁん♪」
「下のご奉仕も再開するね」
「あっ……待っ……っ……両方…なんてぇっ!」
右手でいやらしく私の胸の形を変えながら、左手は私のアソコを弄くり始める。
左手の中指の腹がくちゅくちゅと音を奏でながらクリトリスを刺激し、右手の中指が乳首を激しく攻め立てる。
熱い。秘所が熱い。胸が爆発しそうなくらいに熱い。○○の触れている場所全てが……熱いの。
「右も…切ないからぁ……右も苛めてぇっ」
「うん……おいしそうなおっぱい……戴くね」
「あぁっ……いきなり吸っちゃらめえぇぇぇ!」
右胸の乳首に○○の唇が吸い付き、わざとらしくいやらしい水音を奏でる。
硬くなった私の乳首を柔らかく、いやらしくうねる○○の舌が丹念に丁寧に舐め上げ、ご奉仕していく。
時折姿を見せる○○の舌が踊る姿が、そして嬉しそうに私の胸を気持ちよくする○○の姿がとてもえっちぃ。
「○○……私のおっぱい……好き?」
「うん大好き」
「ふふっ……赤ちゃんみたい……くぅ…うんっ! じゃあもっといっぱいしゃぶっていいよ……ひゃあ!」
私がそう言うと嬉しそうに胸への愛撫を再開する○○。ふふっ本当に大きな赤ちゃんみたいなんだから。
私もなんだかとても嬉しくなってきたので○○の頭に手を置き、そっとなでる。
唯でさえ可愛い○○が一層可愛く思える。私の上にいる可愛い○○は右胸へのおしゃぶりに熱中しつつも、左胸とおまんこへのご奉仕も一層熱が入る。
三箇所から体内に、そして私の思考に入り込んでくる快楽は、まるで全身を貫くようで、いつの間にか○○のなすがままに喘ぐ私がそこにいた。
○○の指が私の乳首を転がし、クリトリスを転がし、そして○○の舌が乳首を転がしていくほどに、私は辿り着くべき所へと上りつめていく
「はぁ……やぁ……あっあぁぁぁっ!……おかしく……なっちゃう……○○っ!……見つめてっ!……見つめてぇっ!!」
絶頂が近い。必死に○○の名前を叫ぶ私。乳頭を蹂躙しながらも答えるように私の目を見つめる○○。
目と目が合う。○○の、とてもいやらしくて、そして優しい目に射抜かれて、私の体は限界を迎える
「んぅぅぅ……○○ぅ! ……しゅきぃ!! ……だいしゅきぃぃぃぃぃ!!!」
体を弓の様にしならせ、絶頂を迎える私。気持ちいい。体中が快楽と、そして○○への愛で満たされていく。
私が体を痙攣させてイってる間中も○○はずっと私の目を見つめていてくれた。女の子がイク姿を見るの……初めてなのかな。
絶頂はまだ続く。体中がぞくぞくする。熱くて心地よいゾクゾク。○○に抱きしめて欲しい。そう思って○○が体を支える腕を崩す。
全身が重なる。○○に包まれて、四方八方から○○の温もりが伝わる。その温もりをもっと得たくて私も○○を抱きしめる。心地よい。
「気持ちよかった?」
耳元で○○の声がする。何を当然のことを。
「とても、気持ちよかったよ」
と返すととても嬉しそうな表情をする○○。
「よかった……俺、ミスティアを気持ちよくしてあげられたんだ」
「えへへ……嬉しい?」
「もち! だってはじめてのご奉仕で……大好きな人をイかせてあげられるなんてとても大切な事だと思うんだ」
「そうだね……とても大切で……とても幸せな事だね……それじゃあ……っと」
「えっ……わわっ!?」
体を転がし、私の上に重なっていた○○を再びベッドへと押し倒す。そろそろ押し倒されるのも慣れてきたかしら。様になってるわ。
「今度は、初めてご奉仕されて……大好きな人にイカせられちゃう、ってのを経験してみよっか」
「あっ、ちょっとまだ心の準備が」
「心の準備なんて要らないよぉ? ほら、おちんちんさん……キスの時からズボンのなかで『早く出たいよぉ、出たいよぉ〜』って言ってるじゃない」
指でズボン越しにテントをなぞる。微かにピクッって震える。もう私のほうが我慢ならないわ。
○○の寝巻きを脱がせ、下着を剥ぎ取り、自己主張の激しい○○のおちんちんとご対面。
「うわぁ……凄い匂い……それに……こんなに赤く腫れ上がって……こんなに濡らして……辛そうだねぇ♪」
今まで嗅いだ事のない、凄く鼻に衝いて……私の頭の中までえっちな気分にさせる……そんな匂い。だめ……めろめろになっちゃいそう。もうめろめろだけど。
「それじゃあご奉仕したげる……あむぅ……」
「あっ…口でっ!? 汚いよそこ……おしっこ出る穴なんだってば」
「んー? さっき私のおしっこ出る穴を嬉しそうにペロペロしてたのは何処の誰だっけなぁー?」
「いやそうだけど……っ!……女の子のとはまた違ってっ!……くっ」
「そんな事よりもう射精しそうなんじゃないの〜? いいんだよ別に早く出しても……私は残念でもなんともないよ?」
とはいっても開始3秒で射精なんて○○のプライドが許さない……か♪
「ほらぁ♪ さっき○○の舌をちゅっちゅれろれろした私の舌が……○○のおっきなちんちんに絡み付いてる……ちゅ…、れろ…」
「っ……くぅ!」
「結構必死で頑張ってるでしょ? お稲荷さんの下……凄く力が入ってるもんね〜」
「はぁっ…! はうっ!」
「それじゃあこういうのはどうかな〜?」
そう言って私は、○○の、お稲荷さんに包まれたミートボールを一つ、ぱくりと、歯を立てないように気をつけながら頬張る。
声にもならない悲鳴を上げる○○。もちろんちんちんも寂しくないように手でしっかりと扱いてあげる。
どんどん○○のちんちんの先っちょから透明な液体が出てくる。出てくるたびに舌でふき取る。○○の味。美味しい。
「ん〜まだ頑張るねぇ〜 もしかして……私を楽しませようとしてる?」
「ま…まぁな……くっ!」
「ふふふ……そんな可愛い子にはたっぷりとごほうび……あげなきゃね♪…あむ……ちゅ……」
「っ…!?……っっ!」
高くいきりたつ肉棒を口に咥え込む。大きい。全部入れると少し喉が苦しい。
お口の中はとても敏感だから○○のおちんちんがびくびくいってるのが良く分かる。
暴れようとするおちんちんを奥まで咥え込んだら唇をしっかりと窄めて扱き上げる。
中では、暴れるおちんちんをなだめ、慰めるように私の舌がしっかりと絡みつき、蹂躙し、奉仕していく。
おちんちんが熱くなる。硬くなる。さらに大きくなる。
「……ミスティアっ……もう出るからっ……口……離してっ!!」
○○の言ってる事は逆説にしか聞こえない。出るなら……しっかりとお口で受けとめてあげなきゃね。
私がそうしてもらったときみたいに、今度は私が○○の目を見つめながら、唇で、舌で、お口の全てでとどめをさす。
「……ごめっ……限界っ……出るっ!!」
謝らなくてもいいのに〜なんて考えつつ、○○の肉棒の根元が少し膨れたかと思うと、
一気に温かいものが私のお口の中へと放たれる。
びゅく、どぴゅどぴゅ、どぴゅぴゅーっていいながら○○の欲望が私のお口の中へ吐き出される。熱い。
凄い味。○○の欲望の味。あんまりおいしいもんじゃないけど○○が感じてくれた証……いやもっと言えば愛してくれた証だから全部飲み干す。
喉を鳴らす。ごっくん。○○が申し訳なさそうに見つめる。私は嬉しくてやっているのに……でもその気遣いもまた○○の愛の形だもんね。
「ふふっ、いっぱい出たね! 溜め込んでたのかな?」
「ひ、人並みだと思う……でもミスティアの……とても気持ちよかったよ」
「ほんとっ? 嬉しい! ……でもまだ元気……残ってるよね?」
○○のちんちんを片手で扱きあげると、再び先程の元気を取り戻した。
そしてもう片方の手で私のあそこを広げて見せ付ける。こっちはいわずもがな、衰えを知る事がない。
私の秘所はヒクヒクと蠢き、愛液が滴る……滴るけれども、とても渇いている。○○の精が欲しいと渇いている。
「ねぇ……○○……」
「ミスティア……」
○○の濃厚な精液が欲しい。愛の結晶を生み出す子種が欲しい。私の膣内を満たしてくれるその肉棒が欲しい。涸れることを知らない愛が欲しい。
○○が欲しい。たまらなく欲しい。○○は私の物。全部全部私の物。私は○○の物。全部全部○○の物。
「もっと近くに……一つに……なろ?」
「うん……一つに……俺もミスティアと一つになりたい」
○○の腰の上に跨る。おちんちんがぴーんと私のアソコに向けて直立する。ふふっ、なんかかわいい。
秘裂を手で広げてみせる。愛液が、ポタポタと○○のおちんちんに垂れる。垂れ落ちるたびに、びくびくっておちんちんが震える。
「あ……ミスティアが……上…なのか?」
「告白も私から……キスも私から……純潔だけ○○からってのは……虫が良すぎだよ〜?」
「ははっ……なんか、俺らしくていいかも」
「ふふっ……たっぷりと……可愛がってあげるんだから♪」
「うん……ミスティアの好きなように……食べてくれ……」
それではお言葉に甘えて、と腰を少しずつ下ろしていく。○○のおちんちんの先っちょが近づく。どんどん近づく。
重なる。○○の先っちょと私のアソコが触れる。期待で○○の亀頭が震える。私の秘裂がヒクつく。
息を呑む。唾を飲む。全部飲んだら今度は○○を飲みこむ為に腰を……
「っ……!?」
全部挿入ったわ。痛い。腰の奥が痛い。ずぅーんてする。あ、私初めてなんだっけ? それなら思ったよりは痛くな……やっぱり痛い。
あと思ったより気持ちよくない。初めてだからかな? いっぱい濡らしたから即気持ちよく慣れるもんだと思っていた。
あと、……私の中がとても温かい。熱い。私のほうが体温だって高いし、私の膣内のほうが○○のおちんちんよりも熱いはずなのに……
……そっかぁ……私……嬉しいんだ。○○と一緒になれて……○○に初めてを捧げられて……○○の初めてを奪ってあげる事が出来て……
だからこんなにも……私の膣内が……ううん、わたしの中がとても温かいんだ。
「はぁ……んっ…やっと…やっと○○と一つになれたぁ……はぁ……嬉しい」
「うん……俺もミスティアに初めて食べてもらえて嬉しいよ……」
「あ…うん……もっと食べてあげるね」
と腰を動かそうとする。が、動かない。私の腰はびくともしない。
下を見る。○○の手が伸びて動こうとする腰を必死に押さえつけている。
「○○……手、どけて……」
「だめです」
「えっ?」
「痛むだろ?……痛みが消えるまで動くな」
「だ、大丈夫だよ……私、痛くなんてないから……これじゃあ○○を気持ちよくしてあげられないよ」
「本当に痛くないなら俺の非力な制止ぐらい簡単に振り切れてもいいと思うんだけどな……」
「えっ……あ…○○の腕なんて簡単に……くっ……力が……いたたっ」
悔しいけど○○の言うとおり腰に力が入らない。意識すれば意識するほどずぅーんて痛みが走る。
いや、こんなの決して耐えられない痛みでもなんでもない。なんでもないはずなのに……
○○に初めてを捧げられたことの証としての痛みはとても嬉しいと同時に、
彼を生殺しのままほったらかしにしてしまう自分が悔しくもある。
「ちょっと……意地悪言っちゃったかも知れないけれど……今のミスティア……痛そうだったから……」
「うん……思ったよりは……痛くないけど……意識しだしたらやっぱり……んっ! ちょっと痛い…かも」
「痛みが引くまで待ってそれから……気持ちよくなろう」
「うん……大丈夫……あと少し……ははっ……○○……大好き」
○○と指を絡ませる。手のひらから○○の温もりが伝わってくる。温かい。とても温かい。
○○の優しさが、心遣いがとても温かい。○○と一つになれて本当に良かった。
痛みが引いてくる。私の中がとても温かい。○○が中にいるからとても温かい。
痛みが引いてくると同時に私の本能が目覚める。私の中の獣が私に呼びかける。
目の前のニンゲンを……喰って、犯して、そして骨の髄まで愛し尽くせと本能が呼びかける。
疼く。体中が熱い。あぁもう痛みはなくなったみたい。今あるのは……そう渇き、アソコが渇く……
○○の精が欲しいとアソコが渇く。そして○○の愛が、もう十分貰ったというのにまだ足りない、○○の愛がもっと欲しい。
「うん、痛み……なくなったから……動くね」
「ああ、一緒に気持ちよくなろう」
腰を持ち上げる。私と○○の繋がってる場所からなんともえっちな水音がする。
○○の先っちょがわたしのおまんこの入り口まできたらまた一気に腰を下ろす。
っ!? 想像していたのよりも遥かに強い快感が全身を襲う。こんなに気持ちい事私知らないっ!
何かに動かされるように腰を上げ、また振り下ろして、そしてまた上げて……を繰り返す。
ちんちんの先端が、私の赤ちゃん作る部屋の入り口に何度も何度も叩きつけられて、
そして叩きつけられるたびに私の全身を快感が襲う。
「ん…、はぁっ…、いいよ……気持ち…いいよっ! ○○のちんちんぅ♪……下のお口でおいしそうに食べて……あはぁっ♪」
「あっ…、はぁっ!…、みす…てぃあ」
「○…○……気持ち…いい?」
「とても…気持ちいいよ……んっ…、俺…ミスティアに食べられて…幸…せっ」
「私もっ♪……○○の物になれてっ!……○○を私の物に出来てっ!……とても…とても幸せっ!」
欲望のままに腰を振るい、○○を犯す。私の中の理性は獣へと生まれ変わり、ニンゲンを喰らうものとしての妖怪に還る。
全ては○○を愛する為。私のスベテを曝け出し、○○に受け入れてもらう為。そして○○の体も心もスベテを私の物にする為に。
腰を振るう。獣のように。欲望に従って、快楽を貪って。
○○の顔を見つめる。快楽に耐えながら――いや快楽を享受しながら、虚ろな目で、虚空を見つめる大切な人の姿がそこにある。
「んっ…、はぁ…、○○っ!……見つめて……私の目……もっと見つめてっ!」
快楽に悶えるその視線ですらも繋ぎとめていたくて私は○○に呼びかけ、○○は答えてくれた。
私の内から、快楽のあまり、私の者とは思えないような声が出る。
○○も何時は聞かせてくれない喘ぎ声を発する。そこには確かに快楽に溺れる○○の姿。嬉しい! 私、大好きな人をよがらせる事ができるんだ!
「○○…、○○っ!…、好き…、大好き…!」
気がついたら○○に半分倒れこむような状態になりながら腰を振る私。
別に直座しているのが辛かったわけじゃなくて……もっと○○の近くにいたかった。もっと全身で○○の温もりを、愛を感じていたかった。
あぁ、こんなにも○○の顔が目の前にあって……○○に見つめられて……
ああっ……だめ、気持ちよすぎて……それに……見つめ合っていると幸せすぎて……また…キちゃう
「○○…私……もうっ!」
「うん……俺も限界っ……はぁ…」
「イクの? イクんだね? いいよ、いっぱい私の胎内に……○○の濃厚なせーしビュクビュクって射精して♪」
「そんな事言われたらっ! ミスティア狙ってるだろっ!……くっ…出るっ!」
「私もイクっ!……お願いっ!……ぎゅっとしてっ! ぎゅっとしてぇぇっ!」
○○の腕が伸び、抱きしめられる。まるで○○に包まれるような感触の中、その幸福感に酔いしれ頭の中が真っ白になる。
全身が今まで以上にゾクゾクする。恐い。自分が自分でなくなっていくようで恐い。でも大丈夫。○○がいる。○○が包み込んでいてくれる。
温かい。気持ちいい。全身が震える。体がいう事を聞かない。ただどんどん、どんどん腰が○○の肉棒を強く押さえつけようとする。
そして絶頂の中、○○のおちんちんが欲望を吐き出す。私の膣内で、その大きなモノを震わせながら、私の胎へ子種を吐き出す。
温かい。子宮口に精液があたる。ビュクビュク、気持ちいい。私の子宮の中へ流れ込む。ドロドロ、気持ちいい。
私自らの絶頂に浸る最中、○○が気持ちよくなってくれた証が私の最奥に噴きつける。温かい。熱い。気持ちいい。幸せ……
絶頂で私のおまんこが○○のおちんちんをきゅっ、きゅっって締め付ける。絶頂に震えるおちんちんを締め付ける。
私を抱きしめ、抱きしめられながら、○○も果て、精液を放出し、そして私の膣内が優しく迎えるように締め付ける。
「あぁんぅ…、気持ち…よかったよ……」
「俺も……それに……とても幸せだ……」
「ふふっ……分かるよ。目が……とろーんてしてるね……私も……とても幸せ……一緒にイけるってこんなに幸せな事だったんだね」
腰を持ち上げて○○と離れる。んっ! ちょっとえっちな音を立てて離れる。
秘裂をくぱぁって開く。おなかに少し力を入れてみる。とこれまたいやらしい音を立てて、私達が愛し合った証、○○が気持ちよくなってくれた証が出てくる。
「ふふっ、せーしこんなにも一杯射精してくれたね? びゅくびゅくーってなるの、とても気持ちよかったよ」
「俺も、ミスティアに締め付けられながら射精するの、気持ちよかったよ」
「ふふっ、いっぱい震えていたもんね……んー?……でもまだ元気だねー、もしかして、まだいけちゃう」
「うーん、確かに、まだいけるかも……」
「もしかして……どれくらい溜め込んでるのかな?」
「……週一……」
「あー、それは健全な青少年の性活じゃないね」
「サーセン」
「まぁでも今日からもうそんな賢者スタイルとはお別れね……じゃ、もう1ラウンド……今度は……○○から! お願いしちゃおうかな」
そう言ってベッドに横たわり、脚を広げる。私の恥ずかしい所を○○に見せ付けて劣情を煽る。
あーらあら、そんなにおちんちんを硬く勃たせちゃって……空っぽになるまで搾り取ってあげなきゃねぇ〜
「ね、来て」
「うん……抱くね」
秘所に○○のおちんちんの先っちょが擦り付けられる。すでに一回シちゃってるしそんなに気遣わなくても……もしかして、焦らしてる?
ん……でもこれ、クリトリスが擦れて……気持ちいい……ぁ……挿入ってくる……
私の上に○○が覆いかぶさって……あぁそんなにソコ……見つめられたらぁ……
「あ……くぅ…ん……また一緒になったね♪ ……奥まで暖かいよ……」
「動くよ……ミスティア……」
「うん……○○の好きなように……一杯……めちゃくちゃになっちゃうまで……シてほしいな」
私のモノは全部○○のモノなんだから、と
ゆっくり抽送を始める○○。私から攻めるのもキモチよかったけど、これはなんか○○に包み込まれてるみたいでいい。
なんかまさに文字通り抱かれてるって感じで好き。はぁ…ん……とろけちゃいそう。
「はぁっ…、ふぅ…、ミスティア……気持ちいいか? ……痛かったり…ん……しないか?」
「大丈夫だからっ…、もっと自信もってほしいなっ…あっ……気持ちいいの…いっぱい」
○○の硬さを失わないままのおちんちんの先っぽが私の赤ちゃんの部屋の入り口をコツンコツンって叩くたびに
体の底から熱い何かが込み上げてくる。凄い、気を抜いたら衝かれる度にイっちゃうかもしれない。
いや、でも衝かれる度に絶頂するのもいいかも……こんなに大好きな人に気持ちよくさせられて、気持ちよくさせてあげる事が出来て、愛し合って、見詰め合いながらイっちゃうのなら……
でもでもそれもいいけどやっぱり目の前の愛する人と同時に果てるのを見てみたいというもの……あまりに気持ちよすぎて頭の中が真っ白になりそうだけれど何とか気張る。
「ぅ……あ……」
お腹に力を入れたら○○がうめき声を上げた。○○の肉棒を膣壁で思いっきり締め付けてしまったらしい。いやとても気持ちよさそうだけれど。
でもきっと本当は○○も射精したくて仕方がないところを我慢してるんだね。
別にいつでも射精させてあげてもいいのだけれど、○○も私と一緒にイキたい、もっともっと交わっていたい、終わらせたくないって思ってるんならその意を汲んであげなきゃ。
なんて思っても私にもそんなに余裕は…はぁ…ないんだけれどね
「はぁ…、はぁ…、ミス…ティア…っ」
「あ…ん……○○ぅ……もっと……奥までっ!」
「あっ…!」
○○が体を支えるその腕を掴み、取り払う。自分の体を支えるものが無くなった○○は必然的に私の体に倒れこみ、全身が○○の生肌に包まれる。
私を気遣ってくれるのは嬉しいけど、こう見えて○○の思っている以上に私の体は丈夫だし、何より二人の距離が近づけるのがもっと嬉しいから……
○○の背中に手を回す。○○の全身を羽で包み込む。そして、○○の後ろに脚を絡め、ガッチリと固定、締め付ける。
全身が○○に包み込まれて、そして私が○○の全身を包み込んで、こんなにも近くて、愛し合えて、いっぱいいっぱい幸せを堪能しようね♪
先程よりもさらに密着したからか、おちんちんの動きもさらに深いものになり、ちんちんの先っぽが私の奥をぐりぐりと刺激する。
齎される快感を私からも手に入れたくて、○○をもっと強く抱きしめる。密着する体と体、重なり合う肉と肉、そして交じり合う愛と愛。
「あ…ぁっ…」
○○が呻き声をもらす。少し強く抱きしめすぎたかな? 彼は普通の人間だという事を忘れてしまいそうで少し恐い。
でも大丈夫。○○は私に微笑みかけてくれた。よかった。キモチよかっただけなんだ。
そうだ。こんなにも顔が近いんだから……
「ん…ちゅ……あっ…、ん…ぅ…○…○」
唇を重ねる。あれ、そういえばさっき○○のせーえき飲み干したんだっけ? ひょっとしてばっちいことしちゃったかな。
あ、でも○○もキスを返してくれた。うん○○もすっかりキスが好きになっちゃったね。私も大好きだよ。
舌を差し込む。○○の舌がお出迎え。柔らかくて気持ちいい。このまま体も心も、骨の髄まで溶かされたい。溶かしたい。溶け合いたい。
○○も必死に私に舌を絡めようとする。少し焦ってる?
大丈夫。そんなに頑張らなくても、もう今日から毎日のようにこうやって唇を重ねあって、体を重ねあって、愛を確かめる事が出来るんだよ。
あぁっ、でも……きす……しちゃったら……もっと気持ちよくなっちゃって……イキそうなのが……我慢…出来ないかも…
「はぁ…、くっ…、ミスティア……俺…もう……」
「うん……私もっ…、限界…かな……来て……私に○○のせーえき一杯……頂戴っ! さっきよりももっともっといっぱい私の膣内に注ぎ込んでぇぇぇ!」
私の膣内の○○の肉棒が大きくなる。そしてそれを必死に締め付け、扱き上げる私の膣内。私の胎へと子種を注ぎ込む為に、そしてそれを受けとめる為に。
もう一度しっかりと、がっちりと腕を脚を回してしっかりと抱きしめる。もう○○は私から逃げられない。一滴たりともその精を外へ漏らすなど許さない。
○○が感じてくれた証、キモチよくなってくれた証だから、全部全部受けとめてあげたい。
おちんちんが震える。私の膣内でピクピクと震える。期待が高まる。○○の全身が震える、○○のお口から声が漏れる。
抽送が止まる。腰をぴったりとくっつけて、亀頭を子宮口に押し当てて、そしてその先っちょの割れ目から再びドロッっとした温かいものが注ぎ込まれる。
精液が最奥に当たる。そのなんともいえない快感と多幸感に私もまたイッてしまう。今日3回目の、一番強い絶頂。こんなにも気持ちいいこと私は知らない。
○○も三回目の射精だというのにいまだ精液の勢いは衰える事を知らず、法悦を極める私の子宮内に濃厚な遺伝子をドクドクと注ぎ込んでいく。八目鰻パワー恐るべし!
頭の中が真っ白になる。もう何も考えられない。考えたくない。ただ私は温かいものが体の内から込み上げてきて、そして体の外からも温かいものに、最愛の人に包み込まれる。それだけ。
「はぁ……ふぅ……ミスティア……」
「ん……とても気持ちよかったよ……一杯……出されちゃった」
「うん俺も……もうくたくた……疲れちゃった……あぁ外が明るいな……もうすっかり朝だな……」
カーテンの隙間からから日の光が漏れる。交わってる時間は長かったような一瞬だったようなだけど、
交わる前まではまだ薄暗かった空が朝焼けを経てすっかり明るくなってることからまぁそれ相応の時間を経た事が分かる。
「ほんとだ……ふふっ♪ これが本当の『朝チュン』ってやつだね」
「微妙に何かが違う……あー疲れた……だめだな、こんな醜態を恋人の前に晒しては……」
「気にしなくていいよ? ○○は私と違って人間なんだし……それに男の子のほうが体力使うんだよね」
「うー情けない……」
「大丈夫……○○がどんなに情けないって感じてても……どんなに不甲斐ないって思っても……私はありのままの○○を愛してあげたいから……」
「ミスティア……本当にこんな俺で?」
「こんなキミだから……だよ♪ ふふっ! さ、もう遅いし……って言っても朝なんだけど……○○眠いでしょ? 一緒におねんね……しよ?」
再び○○の体を抱きしめ、そのまま横に倒す。
「あ……え…っと」
「繋がったまま……一緒におねんねするの……嫌?」
「ううん、嫌じゃないよ……温かいね……」
「えへへ……夢の中でも……いちゃいちゃできると良いね♪」
一切を纏わぬ生まれたままの姿で、抱きしめあって、包みあって、そのまま幸せへと堕ちていく私達。
今日は一気に距離が近づいたね。でも色々と振り回しちゃってごめんね。そしてどんな私でも受け入れてくれてありがとう。
○○、キミと恋人になれて、キミのものになれて、キミを私のものにできてとても幸せだよ。
これからもよろしくね、未来のおとーさん♪
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良いぞもっとやれ(。-∀-)ニヤリ