創造論とインテリジェントデザインをめぐる米国を中心とする論争・情勢など

創造論サイド > 創造論者が使ってはいけない論

CMI
‘Earth’s axis was vertical before the Flood.’
「ノアの洪水前の地軸は垂直だった」

There is no basis for this claim. Seasons are mentioned in Genesis 1:14 before the Flood, which strongly suggests an axial tilt from the beginning. Some creationists believe that a change in axial tilt (but not from the vertical) started Noah’s Flood. But a lot more evidence is needed and this idea should be regarded as speculative for now. Furthermore, computer modelling suggests that an upright axis would make temperature differences between the poles and equator far more extreme than now, while the current tilt of 23.5° is ideal. The Moon has an important function in stabilizing this tilt, and the Moon’s large relative size and the fact that its orbital plane is close to the Earth’s (unlike most moons in our solar system) are design features.

この主張に根拠はない。季節変化はノアの洪水前の創世記第1章14節でも触れており、これは最初から地軸の傾きがあったことを強く示唆している。一部の創造論者は、垂直からでないにせよ、地軸の傾きの変化がノアの洪水を起こしたと考えている。しかし、さらに多くの証拠が必要であり、現時点では、この考えは憶測と見なすべきである。さらに、地軸が垂直である場合、極と赤道の気温差は現在よりも、はるかに大きなものになるとコンピュータモデルは示している。従って、現在の23.5°の傾きが理想的である。月は地軸を安定化するという重要な機能を持っており、月が地球に対して相対的にかなりの大きさを持っていることと、月の公転面が地球の公転面と非常に近いことは、デザインされた特徴である。

AiG
The earth’s axis was vertical before the Flood.
「ノアの洪水前の地軸は垂直だった」

Genesis 1:14 reveals seasons did exist prior to the Flood.

創世記1章14節(神は言われた。「天の大空に光る物があって、昼と夜を分け、季節のしるし、日や年のしるしとなれ。 )は、ノアの洪水前に季節があったことを明らかにしている。


Kumicitのコメント

CMIの言っていることは、まあまとも。「デザインされた特徴である」は、木星・土星による原始太陽系の掃除や、月による地球の自転の安定化などを以って、ファインチューニング論を展開するタイプの有神論者たちの平均的な主張。ただし、「デザインされた特徴」だけだと、「まさしく神は現状の太陽系を6000年前に創造した」から「初期値と自然法則をよーく熟慮して、現状の太陽系ができあがるようにした」というフロントローディングまで広く対応している。かなり弱い主張なので、まあ、それはそれで。

一方、AiGは創世記を根拠にしているが、季節と地軸を前提としたシンプルで適切な回答である。

なお、この項目に対応する創造論者の主張はない。


関連する創造論者の主張


リンク




コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

サブメニュー

kumicit Transact


管理人/副管理人のみ編集できます