クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

このページに飛んでいただき、ありがとうございます。短めでKP難度も低めのはずですのでちょっとだけやりたいなー、突発で何か・・・ってときにプレイしていただければいいかと思います。

プレイ時間：1時間〜2時間(場合によっては30分くらい)
人数：1人
シナリオ傾向：クローズド
推奨技能：聞き耳、目星、ちょっとばかりの戦闘技能、オカルト

探索者はあるアパートの一室にお引越しすることになりました。部屋に着き、明日から新しい生活が始まるぞーっと意気込んで布団に入るなり作業するなりで深夜を迎えます。室内を静寂が包む中、あなたの部屋に来客？があります。

あなたは出る？出ない？

導入のドアを開けるか開けないかでクリア条件が変わります。開けてしまうと、霊が入ってきてしまう展開、開けないと中で霊と二人っきりの時間を過ごす展開に。
前者の霊はチャウグナー・フォーン様の信者です。押し入れ内の人形に引き寄せられてやってきました。
後者の霊は昔このアパートで起きた火事の犠牲者で、出たがっています。しかし、この部屋に施されたお守りで出られなくなっております。
そのお守りとは、霊の出入りを禁ずるものです。部屋全体を囲うように配置する必要があるため、全部で６つあります。

ドアを開けたパターンならば、方法は簡単です。彼を倒せばいいのです。それでクリアです。
ドアを開けなかったパターンならば、紋章を全部破壊すればクリアです。

　時間は夜中、探索者はとあるアパートの一室にお引越ししてきました。荷物を運び入れ、布団も引き終わります。部屋の整理はまだまだですが今日はもう遅いです。寝る、その他行動をしているうちに時間は進み、丑三つ時ごろになります。
探索者は玄関の方から「コンコン・・」という音を耳にするでしょう。除きレンズの様なモノから外を見ても何も見えません。夜の闇が広がっています。時間帯もあり、ゾッとした探索者はＳＡＮチェックです。0/1
マップはこちら

シナリオ分岐点にてドアを開ける、という行動をした場合、幽霊が部屋に侵入してしまいます。冥界の者の呼びかけに答え、侵入を許してしまったのです。といっても、普通の霊ではありません。チャウグナー・フォーンを崇拝していた者の霊です。
この部屋の人形に引き寄せられ、生贄として探索者を捧げんと儀式を行おうとしますが、彼の力だけでは足りませんでした。
他の信者の霊を呼ぼうにも、この部屋にはいわゆる”お守り”が施されています。霊はそれを破壊すべくこの部屋にノックし、侵入したのです。

解放されるには、霊をぶっ倒すほかありません。
・「お守り」とは

魔力をおびた紋章です。この部屋には全部で６つあります。１つは霊の侵入直後に破壊されてしまうので、実質５つですが。
後述の情報通り、部屋を囲うように配置すれば、紋章はどこにおいてもいいです。
例として、ここでは「キッチンの床下収納の蓋」「クローゼットの奥の壁」「窓枠」「電灯裏」「押し入れ奥の壁」といった配置で進めていきます。
紋章にオカルトで、この紋章はしかるべき手順、道具で書かなければならず、自分ではそれができないと分かります。

ドアを開けてみてもそこには何もいません。まだ慣れない町の真夜中の景色が広がっているのみです。
時間帯のこともあり、背筋に寒気を覚えた探索者はＳＡＮチェックです。（外をレンズなどから除き見ていた場合は省く）
ＳＡＮチェック0/1

直後、「聞き耳」ロールを振ってもらいます。成功すれば、ドアからガリッ、という音がしたのに気が付きます。これは、ドアに施されていた紋章が侵入した霊により破壊された音です。ひっかき傷のついた場所、それにより形の崩れた紋章はドアを調べるか、目星ロールで分かります。
そしてこの部屋のどこかから、ぶつぶつとつぶやくような声が聞こえます。

この声は部屋に戻ろうとした時など、早めに聞かせてください。

あたりを見回しても、何も見えません。必要だと思うならＳＡＮチェックを入れてください。0/1

・これは霊が探索者を逃がすまいと、部屋をこの世の空間から解離させるための呪文を唱えた時の声です。今後、ドアは一切開きません。
今後は自由に部屋を探索してもらいます。ただし、探索者が紋章の存在を確認するたびにその後、ガリッという音と共に紋章が破壊されていきます。霊は探索者が紋章を見つけてくれるのを待っているのです。

窓枠に紋章があります。外をみるとたくさんの星が光っています。アイデアでそれらが星などではなくこちらを見つめる大量の目だと気が付いてしまいます。ＳＡＮチェック1/1d3
一応、開きます。ただし、不思議な力により脱出は叶いません。

引き出しに日記があります。探索者がこの部屋を訪れた時からあります。忘れ物でしょうか。

中には探索者の物ではない大量の段ボール箱、人形があります。段ボールの中には大量の資料や本があります。図書館で古い手記、レポート、怪談集が手に入ります。

洗面所の鏡
ふと鏡に目をやると、背後には醜悪な笑みを浮かべる半透明の人影が。その目元は悪意に満ちている。
ＳＡＮチェック1/1d3

床下収納の蓋に紋章があります。他に包丁やフォーク、食器など。

探索者の服のほかに奥の壁に紋章があります。

取り外すと天井に紋章があります。

ちょいちょいKPの任意のタイミングで起こしてもらえればいいと思います。

部屋の物が触れていないにも関わらず突然宙に浮かび上がります。（包丁、本など）浮かび上がるだけでなく探索者の方へ飛んできて身体すれすれを通り過ぎます。ＳＡＮチェック1/1d4
オカルトでポルターガイスト現象であると分かります。ポルターガイスト現象とは、物体浮遊、発火などの心霊現象のことです。

窓からノック音が聞こえます。このイベント時は外の大量の目には消えてもらってください。
窓を開けると部屋に霊が１人入ってきます。ステータスは元からいるものと同じです。

情報が出揃い、魔力の付与も終わった辺りでイベント。部屋全体が大きく揺れます。冥界とこの部屋の次元が近づいた時の衝撃です。窓の外からはガンガン、ダンダン、という激しい音が聞こえます。そして目の前には悪意に顔を歪ませた半透明の人の姿がある。1/1d6
ただし、鏡越しに霊を見ていたら1/1d3に軽減しても良い。
戦闘開始です。
〜ゴースト　霊体となった狂信者〜
INT10 POW15 DEX10
HP15(KPの裁量で適宜増減させても良い)
ポルターガイスト　７０％　ダメージは投擲で算出　ナイフなら1d4,本なら1d3
かぎ爪（不可視） ３０％　1d3

呪文　チャグナフォーンとの接触　空間解離

ドアを確認した後、ダンダンという音がドアから聞こえます。
聞き耳を行ってください。成功すると、その音が内側から聞こえていることが分かります。ＳＡＮチェック0/1
ドアのダンダン直後、奥の部屋からカタカタ音、聞き耳で何語とも分からない声が聞こえるのが分かります。
音の出どころは人形。急いで確認しても、すぐに音と動きはやみます。あまりにも一瞬のことなので、気のせいだと思うでしょう。
チャウグナー・フォーン様が自分の信者を確保するのに利用できるんじゃね？と霊に語り掛けました。直後、この霊はじわじわと探索者に殺意を抱き始めます。
ダンダンという音は時折聞こえてきます。

このアパートのこの部屋は、昔火事で犠牲者が出ました。その霊が出たがってドアをたたいているのです。 この霊を解放するには、この部屋の紋章を破壊してあげるほかありません。 シナリオの都合上、窓は開かないし割れません。窓の外は真っ暗です。

霊の出入りを禁ずる印です。霊が活動し出したことにより効果が発動し、ドアが開かなくなってしまいました。つまり探索者も出られません。
部屋を囲うように配置すれば、紋章はどこにおいてもいいです。
例として、ここでは「ドア」「キッチンの床下収納の蓋」「クローゼットの奥の壁」「窓枠」「電灯裏」「押し入れ奥の壁」といった配置で進めていきます。
紋章にオカルトで、この紋章はしかるべき手順、道具で書かなければならず、自分ではそれができないと分かります。ちょっとだけ触ったり擦っただけでは紋章は消えたりしません。消すには、故意に削り取るほどの刺激が必要です。
1.のドアオープンの展開における紋章とすこし性質が違うので注意です。

目星でひっかき傷、普通に生活するだけならば滅多に気が付かないような場所に奇妙な紋章が書かれているのに気が付きます。何の材質で描かれているのかも不明です。

鏡を見ると確認できます。体のところどころが崩れた、半透明の人の姿が。ＳＡＮチェック1/1d6+1
医学でその体は火によって崩れたものだと分かります。確認後、霊は鏡の中からは姿を消してしまいます。

引き出しに日記が入っています。

探索者のものではない段ボール箱、人形があります。奥の壁には紋章。
段ボールの中には大量の資料、本が入っています。図書館に成功で古い手記、レポート、本が見つかります。

KPの任意のタイミングでいれてください。

台所から発火現象が起きます。聞き耳成功でそのボッという音に気が付けます。失敗してしまった場合、後で台所から焦げ臭いにおいがしてきます。
アイデア、目星でこの火が台所のガスなどから出ているものではないと分かります。さらにこれに気が付いてオカルトでポルターガイスト現象ではないか？と感じます。
ＳＡＮチェック1/1d3
この発火現象は時折起こります。空中からにじみ出るように一瞬だけなので今のところは火事になることはないです。時間が経つにつれ激しくなってきますのでその時は水をまくなどの対策をしましょう。

アイデアか知識でここは昔火事があり、まさに今いる部屋から死亡者が出たことを思い出す。
状況も相まってゾッとした探索者はＳＡＮチェック0/1

情報が出そろったところで、発火現象が激しくなっていることを伝えましょう。そのうえで、行動を宣言してもらいましょう。

ドアを開けるパターン、開けなかったパターンで紋様の効果が失われる基準が微妙に違います。前者は、「全て」破壊されればアウトです。後者は、PLが紋様の効果を打ち消そうという目的で破壊していただければ、KPの裁量でEDへ入って下さい。

最後まで見ていただき、ありがとうございます。ちょっとだけセッションしてーなー、なんて時にやってもらえれば幸いです。大事なことなのでもう一度言いますが、２，３のパターンで少しだけ紋章の性質や情報が変わっているので注意です。感想や改善点、プレイしてやったぜ的な報告などを以下の連絡先にて伝えてもらえれば喜びます。
Twitter：bakeyou_cookies