クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

　奇妙な一日を過ごした汐華は探索者たちとの協力でいつもの朝を迎えることが出来た。クラスメイトが一人入院することになってしまったが、その傷は時間が解決してくれると信じている。
　発狂によりこの世の真実のほんの微かな一端に触れてしまったという此度の体験は、汐華の今後に影響することになるだろう。
　今回の事がきっかけで出会い、奇妙な体験を共に記憶した探偵事務所の面々とは長い付き合いになりそうだ。きっと汐華も事務所にて何かしらの家事を自主的に行っていることだろう。

追記

　汐華はいままでの目標通り、医大に進学することにした。しかし、ただの医者では助けられない人もいると考え、個人で診療所を開くために探偵事務所で得たツテを使い闇医者家業を始めることを決めた。
　それと、個人的に奇妙な事件の情報を集め、それに頭を突っ込もうとするようになる。此度の体験により、異常な力に無限の可能性を見出したのだろうか……

KP、参加者の皆さん、お疲れ様でした。
今回の卓はRPが多く、探索者同士の掛け合いがとても楽しかったです。
今回のPC：汐華もいろいろイイ設定が生えたので、これからも継続キャラとして活かしていきたいと思います。
（ジジイヤダー）
私自身チャットというものの経験があまり無く、タイピングもブラインド出来ない程度なので、発言が少し少なくなってしまいました。
スタート地点も別行動からだったのでどうやって絡んでいこうか迷っていたのですが、皆さんの方から救いの手を出してもらったおかげで少しばかりですが絡んでいくことが出来ました。
本当にありがとうございました。またどこかで会うことになりましたら、どうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
本当に楽しかったです。

暗い暗い夜が明け、自宅のベッドで目を覚ました宮田は、昨日のことはもしかして悪い夢だったのではないかと思う。
けれど、知り合いの医者に金を握らせて蓮丈とともに手当を受けた自身の傷は確かにあり、あれが現実の出来事だったの
だと思い知らされため息をついた。悪夢は悪夢のままであればよかったのに、と。
そうして、『今回のことを情報として誰かに売るか』とPCを立ち上げようとして……新たに出会った少年少女、そして
猫様のことを思い出して、結局PCを閉じるのだった。
なんだかんだと身内に甘い自身のことを、宮田は自覚していない。

傷口の治療を面倒くさがってサボったり、それがバレて探偵事務所のメンバーに怒られたり泣きそうな目で睨まれたり
しながらも、宮田は飄々と日々を過ごす。
志々雄が作ったり買い置きされたお菓子を好きなだけ貪り、それを蓮丈に呆れられ、八矢祇に睨まれながらもお茶を
煎れてもらいながら。

いつもの日々を過ごしながら、宮田は携帯のメール画面を立ち上げた。
1通は、一緒に恐怖に立ち向かってくれた少年へ。
『志々雄くんがお菓子作ってくれたよヾ(*´▽｀*)ﾉ。食べにおいで』と。
1通は、恐ろしい体験の中でも芯を失わなかった少年へ。
『フミ様を連れて遊びにおいで。て言うか連れてきてください(￣人￣)』と。

今はまだこの世に戻って来れていない少女の元へ、匿名の花束と、
『またチーズタルト食べに行こうね。今度はみんなで』
というメッセージカードが届くが、差出人は本人のみぞ知る、である。

シナリオに参加できて、というよりも今回の卓の皆さん（PLもKPも！）にお会い出来て本当に幸せでした！
みんなでうんうん考えながら、それぞれのキャラクターを活かして探索できて楽しかったです！
そして、他PCを弄り倒すPCですみません…楽しかったです。←おい
まだ一桁しかセッションは経験していませんが、宮田は最初のPCよりも思い入れのある子になりました。
皆さんのおかげです(*´▽｀*)
またどこかの卓でお会いしましょう！ありがとうございました！

　例の事件のその後、青年は自分の兄貴分や親方様に頼み込んで、件の神社を仲間と共に掃除をしたり、朽ちかけた社を建て直すでしょう。
藤城由宇の入院をきき、匿名ではありますが花を贈り、それが終われば探偵事務所で焼き菓子をつくる他愛ない日常へ戻っていきます。

　そんなある日、親方様が
「本家の若頭がお前に墨を入れてほしいんだとよ」
と告げます。
　彼の刺青師としての才能が認められたのは偶然だったのか、それともねこがみ様のご利益による必然だったのか？

改めてKPとPLの皆さんに感謝と労いの意をこめて。本当にありがとうございました。

初めての長編卓で初めての茶番卓(笑)　まさかこれほどまでに楽しいセッションができるとは思わなんだ・・・！
シティシナリオで運転技能を取っていたので、どこかでバイク使えないかな〜と思っていたら皆さん汲み取ってくれたのか
意外と活躍できて嬉しかったです。PCは脳筋のくせに戦闘役立たずでありましたが！
志々雄は作った当時、「極道者だし『お控えなすって！』とか言わせたい！」くらいの動機があるだけでした。
ところがどっこい見学に来たお方に設定を頂きRPをしていけばまあキャラが出来上がる出来上がるｗ
今では一等お気に入りのキャラになっております。　設定考えてくれた人に感謝感激。
　※ちなみに2010年代は年収2000万の大幹部に出世しているようです。ダイス目出た時まじでびびった

ともあれこのようなダイスの女神に愛された卓に参加できて本当によかったと思っております。
またご縁があることを願って。それでは〜

　静かな書斎の中でただペンを走らせる音だけが部屋に静かに響く。報告を書き終え特に書く事のなかった日誌部分に何を書こうかと少しの間何を書こうか迷った後、手元にある彼女の日記を手に取り
綴られた毎日にぱらぱらと目を通しはじめた。そのうちに無表情な彼女の表情にほんの僅かな笑みが浮かぶ。

○月△日
[あの恐ろしい夜から早くも一週間近くもたちました。なんだか今でも昨日に起きた出来事のような気持ちです。鼠さんは皆いなくなった様でその後見られることもなく、町内ではお化け鼠の怪として少し噂に
なっていたみたいですがすぐに聞かなくなりました。獣害もぱったりと途絶えたそうで一応『鼠の巣窟になっていた場所を突き止め駆除した』というお話になっている蓮丈さんは農家の方々に一躍有名になり、
沢山果物やお野菜をいただいて帰ってくるようになりました。宮田さんがほくほくしながらそれを料理していく様があまりにも手際がよく、今度お料理宮田さんに教えてもらおうかな？と思っています。]

□月×日
[お昼にフミさんとお会いしました。相変わらずのクールさんでしたが佐久真さんの姿が見えると別人のようになるところも相変わらずでした。折角ご近所さんのボスとして頑張っていますのに他のねこさんに
見られたらからかわれたりしないんでしょうか？少し心配ですがフミさんならきっと上手にやりくりするのでしょうね。]

□月▽日
[鼠の巣になっていた事になっている廃工場が取り壊されると聞きました。近隣の住民からの要望だそうです。図書館からの帰り道でお買い物をして帰ってくる志々雄さんと汐華さんに出会いました。
遠目で見てもだいぶうちとけたみたいでバイクを指差して色々お話していたみたいです。あんなに沢山の荷物を抱えてるのにバイクまで同時に操作できる志々雄さんは一体どうなっているのか気になります。
何かコツがあるんでしょうか？あ、そうそう。汐華さん学校でまた告白されたらしいですよ?]

11月○日
[藤城さんが退院されました。事務所に訪ねてきた彼女はまるで憑き物が落ちたかのように晴れやかな顔をしていました。入院中も一生懸命勉強されていたようで退院される頃には元の聡明さを取り戻していたようです。
これから大変だろうなと思いますが藤城さんには将来についてもう考えている事があるみたい。思っていたよりも藤城さんは強い方のようです。少し安心しました。
退院のお祝いに宮田さんが美味しいお店に連れて行ってくれた事もあり、絢音は今とても幸せな気分です。]

−−ふと窓の外に目を向ける。その瞬間を待っていたかのように夕焼け色に染まる空から白い結晶が無数に舞い散り始めた。世界は白と無音に少しずつ覆われていき、しばらくの間音もなくそれを眺めていた彼女は
ふわりと微笑み再び日誌にペンを走らせた。



　日誌を閉じ元の場所に戻した後、小さく伸びをして時計を眺める。そろそろ皆が帰ってくる時間。雪が降る中お腹を空かせて帰ってくるだろう。その様子を想像し一人微笑んだ彼女はとても幸せそうに見えた。
一人で帰り人家の無い家でただ一人誰ともなく待つ日々も、底知れぬ恐怖に怯えたあの夜ももう過去の事。今は穏やかで平和な日常の中で心安らかに過ごす事ができる。なら他に望むものなんて何もない。
･･････いや。一つだけ。もしも許されるなら一つだけ叶えたい願いがある。それをそっと日記に書き込み、遠くから聞こえはじめた6人の声に耳を傾けながら彼女はエプロンを手に取ると皆を迎える為に入り口へ向かった。

窓際の机の上。置かれた小さな日記。冬の澄んだ風に吹かれ閉じる寸前、それの最後に小さな文字で記された願いは一瞬光を反射しきらめいた。
［今はまだ声には出せないけれど、いつか大切な人達に私の声で伝える事が出来る日が来ますように。「おかえりなさい。」そして「ありがとう。」と。］


「あ、こんなところに誰か日記投げてるー！」「･･･〜!?」

ちょっと後日談長すぎると不評を買いそうな勿忘草です。タイプミスも多くて何度修正した事やら･･･。

三日間お疲れさまでした。皆で日常に帰ってくる事ができてとても嬉しく思います。途中何度も「嗚呼･･･地雷踏み抜いたかも。」と焦り「これは死んだかなー･･･?」と鼠の恐怖に怯え、
皆様のウィットや差し伸べられた手に助けられはらはらどきどきしながらのあっという間の三日間でした。暴走しがちな私を暖かく見守り、時に茶番に付き合ってくださった皆様には
本当にどう感謝の言葉を選べば良いのかすら浅学の私には思い付きません。

初めてのセッションで皆様のような素敵な方と出会えました事を心から感謝しています。本当にありがとうございました。また何処かの卓でお会いできる事を楽しみにしています。
NPCも含め皆の未来により幸福が訪れん事を･･･。