ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

人数  :1人
時間  :不明。
レベル :☆~☆☆。
推奨技能:〈目星〉〈聞き耳〉
出現予定神話生物:ツァトゥグァorバースト。無形の落とし子とか。
シナリオ内時間制限あり。
END によっては宝物を得られる。



ある日、探索者は友人から「宝探しに行かないか?」と誘われます。
詳しく話を聞けば、その宝探しの場所は探索者が住んでいる場所から程近い所にある山。歩いて1時間くらいの中腹に建てられた古い日本家屋とのこと。 

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この時点で胡散臭さ満載なので、PL はその場所の事前情報や噂の出所を知りたがると思います。
なので聞かれた場合は、『確かにそういう噂が周囲でまことしなやかに流れている』とか、『昔の金持ちの別荘があった場所だとお婆ちゃんに教わっていた気がする』とか、そんな感じでうまく誤魔化してください。
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友人から話を聞いた探索者 は行くか行かないかまず選択出来ます。
☆行くと答えた場合→後日、友人と山の麓で待ち合わせ。しかし、友人は『用事ができたので少し遅れる。先に行ってて』と連絡を寄越します(来ないけど)気分を害したりして帰るなら、行かない場合と同じ方法でダイナミック移動させられます。

山を登り、着いた先には朽ちた塀と門。
門は扉が壊れていて無くて中が覗け、奥にあるボロボロの日本家屋が見えます。完成当初はなかなか良い建物だったことは想像に難くありません。が、山の中にある上、長いこと野晒しににれているのでかなり荒れ果てており、草木もぼうぼうに生えています。

* ****
入れそうな場所は門と、その周辺の壊れた塀のみ。他の所からは無理と言うことをPL に伝えてください。『木々が邪魔して裏手に行くのは時間が掛かる』『岩があって危険』とか。それでも無理矢理入ろうとしたら、『バランスを崩して死ぬか大ダメージ受けるけど?』とか、やんわりと止めてあげてください。
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門をくぐった瞬間(又は壊れた塀から侵入)、目の前の景色が変わります。
ついさっきまでこれでもかという程荒れていた敷地内が、まるで今も人が住んでいるかのように整えられ、四季折々の花や木の実が成っています。とても綺麗です。
更には重々しい扉の閉まる音。壊れて扉の無かったはずの門が、重厚で立派な扉でがっちりと閉ざされているのを目の当たりにします(鍵とかではありません。不思議な力です)
押しても引いても叩いても開きません。
不可解な現象を目の当たりにし閉じ込められたことに気づいた探索者はSANチェック→減少値は1/1D4。
②へ。

☆行かないと答えた場合→友人は行こう行こうと頼みます粘りますお願いします。それでも行かないと断ると、驚くほどあっさりと引いてくれます。が、去り際に何か呟きます。それは〈聞き耳〉でも聞き取れません。

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この友人、実は友人でもなんでもない他人です。
正体はツァトゥグァ信仰の魔術師(魔女)で、探索者を生け贄に選んだ友人(仮)は魔術で探索者の記憶を多少改変し、ツァトゥグァの元に連れていこうとしているのが導入の真実です。去り際に言ったのはツァトゥグァに生け贄を捧げる為の呪文というか報告というか、そんな感じのもので人間の言葉ではないので聞き取れても分かりません。
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友人と別れた後、探索者は不思議な力で件の民家の前までダイナミック移動させられます。(例『寝たら』『瞬きしたら』『角を曲がったら』『自宅(お店)の扉をくぐったら』など) PL が宣言した行動からダイナミック移動させるのも意表を突いていいかもしれません。
敷地内は整えられ、今も人が住んでいそうな雰囲気です。
非現実的な出来事を経験した探索者はSANチェック→減少値は1/1D4。
②へ。



#album1_イメージ地図#
大きく書いてるので広く見えますが、庶民の民家なので狭いと思ってください。

探索開始です。
門の前から見て、目の前は日本家屋。右手は馬小屋。左手は庭に続いているよう。
探索者か行動を宣言する前に〈聞き耳〉を振らせてください。
成功→玄関の方から『ボーン…ボーン…』と鈍く響く時計の音。
失敗→なにも聞こえません。

日本家屋

時代劇とかに出るちょっと広めの普通の民家。
玄関入ってすぐ目の前は白い壁。その壁に、古い柱時計が掛かっている。
しかしその柱時計、時を示すものが6時と12時の部分しかない。他は白い面。短針は12の所、長針は2の所を指している(普通に読めば12時10分頃)

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ここから時間制限が始まります。制限時間は50分です。何故1時間ではなく50分かというと、基本るるぶツァトゥグァの特徴欄にあった『空腹である可能性50%』を元にしてます。つまり、この50分という時間はツァトゥグァの“空腹ではない可能性50%”です。
この時間を過ぎたらツァトゥグァは空腹であるとなり、生け贄として探索者食べてしまい、ロストになります。 
もし〈聞き耳〉失敗、又は家屋を後回しにした後に時計の前にくるなら、KP の裁量で時間を進めててください。
※時間制限をもうけてはいますが、時間は1時間とかでもいいです。上記の説明は思い付きなので(笑)
*****

玄関から見て目の前は時計のかかった壁。その両脇は廊下が続いてて、何処かに繋がっているかもしれない。
右手は木戸が空いており、囲炉裏が見える。
左では廊下、奥に襖が見える。

囲炉裏のある部屋

部屋に入って左手が土間になっていて、窯などがあるから台所とわかる。
囲炉裏には火がたかれているのか仄かに温かい。
その前に一人分の膳が並べられている(ご飯、味噌汁、焼き魚等)食べてもいいし持っていってもいい。その場合の反応はKP に任せる。
♪宝物を見付けられます。食べたら能力が上がるお握りとか、値打ちものの茶器とか、なんでもいいです。

→台所。
窯、水を入れる壺、薪等、台所にあるものが一通り。
釜の近くに家の裏に続くであろう木戸。
壺の中には黒い水の液体生物(無形の落とし子)が波打つ。SANチェック→減少値は0/1D2。
→裏手。井戸がある。見ればわかるが縄も桶も無い。光源を持っても底が見えない位深い。
中を覗き込んだ勇気ある探索者には〈聞き耳〉を振らせてください。
成功→か細く、弱々しい猫の鳴き声が聞こえます。
失敗→なんも聞こえません。
試しに何かを投げ入れる探索者がいた場合、〈幸運〉で振ってください。失敗したら投げ入れたものが当たって猫が死にます。成功したら猫には当たりません。

*****
猫の生死や助けるか否かでENDが多少変わります。
この猫はたまたま偶然敷地内にいて巻き込まれた可哀想な猫ですが、バースト様のお気に入りのとても可愛い猫ちゃんです。
物置で桶と縄を持ってきていないと猫は助けられません。落ちたら猫の二の舞。ロストです。
*****

猫を助けることができても、猫は寒さと餓え状態なので、囲炉裏や人肌で暖めてあげながらご飯を食べさせてあげると元気になりますが、時間を10分程食います。飢餓に気付かなったりそのままにすると、やがて猫は衰弱死してしまいます。

家の真裏に廊下で続く離れがあって、その更に奥には小さな建物がある。
離れはお風呂で、小さな建物は和式の汲み取り式トイレ。

お風呂→脱衣場があっての風呂場。風呂には蓋がしてある。開けた場合、おぞましいくらいの無形の落とし子を見てしまうので、SANチェック→減少値は1/1D10。事前に〈聞き耳〉を振れば『ぞぞぞぞぞっ!』等、気持ちの悪い音が聞こえてくる。

トイレ→何もない。KP の裁量で何か出てこさせてもOKです。例えば今まで連れてこられた人間の遺品とか遺書とかSANを削るもの、世界的に値打ちのある金の玉とか。

トイレの向こうは庭に続いている。

白い壁の右側

木戸がある。離れの風呂場に行くための廊下へ続きます。

白い壁の左側

当たり。物置。
廊下の突き当たり、右手側に木戸(位置的に時計の壁裏が物置)
中は窓がないので暗い。壁に蝋燭台が取り付けられているのがわかる(最初は手前のしかわからないが、幾つくか蝋燭があるのに気付いて火を付ければ室内が丸分かるようになる)携帯ライトや懐中電灯であれば一部しか当たらないので時間をちょっと食うかも。
とりあえず物置にあっても不思議じゃないものだらけなので、何かを探すときは〈目星〉宣言をさせてください。
成功→縄、桶、鎌、壺等々。あっても不思議じゃないもの。
失敗→見つかるけど、時間を余計に食う。

左側の襖

6畳くらいの和室。あるのは仏壇のみ。襖に仕切られた隣室がある。
仏壇には火打石がある。〈知識〉でこれが火打石だとわかる。〈目星〉でマッチを発見できる。

→隣室。和室。床の間と押し入れがある。床の間には掛け軸と刀が飾られている。押し入れには箱が置いてある。開けても何も入っていない。〈アイデア〉で箱の中が見た目より浅いことに気付く。更に〈目星〉で箱に小さな穴が開いているのを発見する。
馬小屋で見つけた鍵を持っていれば、鍵で開けられる。中にはメモが入っていて、メモの内容は『門の発見』の呪文。これに成功すれば出口を発見、現実世界に帰れます。

馬小屋

馬が2、3頭飼えそうな広さ。勿論馬はいない。
餌桶には飼い葉が無造作に入っている。
〈目星〉で小さい棒状の鍵を手に入れます。

手前に大きめの池。奥に花の咲いた桜の木がある。
池の真ん中には小さな祠。扉が閉まってるので何がってるかは不明。ただ、不穏な空気は漂っている。
池は浅く、歩いて祠に行けなくもないけど、足を踏み入れた瞬間、透明な水がどす黒い色に変わり、探索者の足に絡み付こうとする。SANチェック→減少値は1/1D3。


*****
これも無形の落とし子です。STR等の能力は探索者に合わせて弱く設定してください。
*****

すぐに出れば逃げられるが、捕まった場合は浅い筈の池にズブズブと入り込んでいくのでSTRで判断。万が一失敗したら他の能力や〈幸運〉で逃がしてください。

桜の木を〈目星〉すると、裏の茂みに梯子が倒れているのを発見できます。これで塀を乗り越えることができますが、待っているのは底無しの穴、その先に待つツァトゥグァの口です。
また、梯子を橋のように使って祠に近付こうとする知恵のある探索者がいた場合、〈幸運〉で成功するか失敗するかを計り、失敗したら無形の落とし子と追いかけっこ。成功したら祠に辿り着けますが、禍々しい気がよりいっそう強くなります。それでも開ける宣言をした勇気ある探索者には、古のものをかたどった像に抱かれた《古のものの水晶》を見つけることができます。持ち出すことは出来ますが、像とはいえ、やけに生々しくリアルな古のものを見てしまった探索者はSANチェック→減少値は0/1D3。

★エンディング★
ベスト→猫を助けて生き残らせて、門の発見の呪文を得る。見つけ出した宝物を現世に一つ持って来ることが出きる。 

ハッピー→猫を助けるが、門の発見の呪文を発見出来ずに時間切れ。闇に包まれそうになったとき、光りが探索者を包む。気が付くと猫を愛しげに撫でながら、『勇敢なる心優しき人間よ、感謝する』とバースト様の力で現世に戻る。但し宝物は没収。

ノーマル→猫を助けず、門の発見の呪文で脱出。宝物はゲットできず、夢だったのかと思う。

バッド→上記以外の方法。例えば梯子を使って塀の外に出る。底無しの闇に落ちながら、探索者はなんでこんな目に、と自問自答する。そして最後に、『そういえば、あの友人、誰だっけ?』と思いながらツァトゥグァの口の中にイン。

このページへのコメント

元ネタ出典くらい描いておいた方がいいかと…;

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Posted by あい 2015年11月18日(水) 01:34:06 返信

面白そうだからやって見たいんですけど地図が見れません;;;;

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Posted by ふぉすた 2015年11月15日(日) 04:36:11 返信

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