クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

・彼が心に決めていること
彼は自分に学力も運動能力も見た目の良さも、何も取り柄がないことを自覚している。
だからこそ、せめて人に優しくあろうと決めた。
自分が落ち込んでいる時、友人たちが支えてくれたように、いや、それ以上に。
何の取り柄もないから、自分の能力で誰かの役に立つことができないからこそ、
その分人に優しくありたい。それこそが僕の生きる意味だ。彼はそう考えたのである。
この決意は幼馴染の二人にも話さないようにしている。

・勉学関連
彼は勉強が苦手である。そのため放課後は幼馴染2人と集まって
図書館、もしくはそれぞれの家で集まって宿題を手伝ってもらうのが日常であった。
中学に入ったころから、女子に縁のない男子たちからの嫉妬の視線を集めていたが、
いつまで経っても全く進展が見られないことからその視線は呆れの感情に変わり、
「朴念仁」を通り越して、なぜか「仙人」というあだ名がクラスメートから付けられた。
彼は果たして「仙人」なのか、はたまたただの奥手なヘタレなのか。
クラスの井戸端会議の定番テーマの1つである。

・楽しかった思い出
彼が幼かった頃、それはまだ両親が期待を寄せて家族が幸せの形を保っていた頃。
家族で買い物に出かけた時、たまたま目に入ったオカリナが彼は非常に気に入った。
父親も「将来はプロのオカリナ奏者かもな！」と喜んで彼に買い与えた。
もちろん彼はすぐに幼馴染2人にも自慢しに行く。
しかし買ってすぐなのにロクに演奏できるわけもなく、彼の奏でる不協和音に
姫は大爆笑、乙女からは苦笑しながら励まされ大いに恥をかいた。
それからは好んで人前でオカリナを吹くことはなくなったが、
それは一番幸せだった時期の大切な思い出である。

・両親との関係
両親は彼に諦めの感情を抱きつつ、それでも親として優しく接しようとはしている。
しかし彼にとってそれは取り繕ったまがい物のように感じてしまう。
そのハリボテの優しさは彼にとってむしろ悲しいものだった。
家族ならもっとまっすぐにぶつかって叱咤激励してほしかった。
それ故彼は、近しい人間が本音を隠して嘘をつくことをとても嫌う。
あまり嘘をつかれることが好きじゃないということは、幼馴染2人も知っている。

ただ、昔彼が溺れかけた時の両親の喜びが、安堵で流してくれた涙が、
彼の将来への期待なんか関係なく、たった一人の息子が無事であったことを
純粋に喜んでくれてのことだったことはわかっており、怖い想いをしながらも
少しだけ嬉しかったことを覚えている。

・絵を描くことが好きだ。人、物を思う侭に描く事に喜びを感じる。生甲斐と思えるほどに情熱を傾けている。
・写真を撮ることが好きだ。納めた風景を元に印象を思い起こし、絵を書くことも多い。
・身体が弱い。定期的に通院もしていたりする。
・海は怖いけれど、絵の題材としては好んでいた。怖いからこそ、かもしれない。
・海岸線の海を眺められる気に入った場所があった。友達も訪れていた。
・学校でクラスメイト達と過ごす時間が好きだ。彼らの笑顔を絵に描きたいと思う。
・両親が好きだ。色々と迷惑をかけてしまっているし、苦労をかけているけれど。
・[深海 姫]に感謝を感じている。内向気味だった幼少期、彼女に引っ張られて色々なものを見る事を憶えた。
・[天使 乙女]に恩をがある。溺れた時に助けてくれた。受動的な性格は親近感を感じている。