PCより
3度目の12月13日
「…やっぱり、やってないのかな。」
10時38分某県某市バス停発 後方より2列目窓際。
奇しくも1度目の『今日』と同じバスの同じ席へ座りつつ、頬杖をつきながら手当たり次第に思いつく単語をスマートフォンへと入力する。
名前も、電話番号も、メールアドレスも、住所も入手してある。それを元に出身の学校、現在の職場、家族構成もすべて調べ上げた。
でも、こんな硬い文字列だけではなく、近況をよりリアルに知りたい。と、SNSを捜索し始めて早2週間。
特定には慣れていると自負する己が先月の28日、つまり戻ってきた日からずっと探し続けるも見つけられていないことから、落ち込みつつも一つの結論を出し。
まあ、彼女の性格上やっているとも思ってはいなかったが、もしかしたら、という淡い希望を抱いていたのだ。
はぁ、とため息をつき、窓の外、木々が途切れちらほらと現れる家々を見やり、同時に視界に映った教会には小さく舌打ちをする。
現在時刻は正午の凡そ十分前。天気は快晴。
霧が全くかかっていないことに安堵しつつ、まあ当然か。と呟く。
町を、人を救ったなんて実感は未だに湧かない。
結局今まで果たせていなかった、当初の母の生家と育った町を回ること、そして彼女とその父母、祖先らの墓を参るという目的を漸く終え。
楽し気に走り回る子供、談笑する主婦、客寄せをする店主。あの惨劇とは真逆のそんな日常を見、口元を緩ませる。
バス停への帰り道。ふと一軒の家の前で足を止め、『間宮』と書かれた表札を眩し気に見やり。
右手をインターフォンへと伸ばしかけ、少し逡巡するかのように彷徨わせた後パタリと下ろす。
覚えているのは私だけ。なら影から見守るだけに留めておくべきでしょう…当面は。
そう結論を出しつつも名残惜しげに一瞥し、踵を返した。
PLより
お疲れ様でした!
まずはこんな素敵な卓を開いてくださったうるし様。そして共にプレイしてくださったざき様、BCfox様、ティーア様。
4日間ありがとうございました!また、お疲れ様でした!!
後日談ページに書き込ませていただくのは初めてなため、これで大丈夫なのかと戦々恐々しております…
少々ストーカーチックになりすぎた。数日おいてから見直した際悶え苦しむ破目になりそうです。
と、余談はさておき。
改めて一緒に卓を囲ませていただきありがとうございました!
未熟なRPに推理(笑)等々で皆さんには多々ご迷惑をおかけしてしまったかと思います、すみませんでした…
セッション中に何度か皆さんとも話していましたが、推奨☆☆☆の薬学もちが誰もいないとわかったときは早速詰んだんじゃないかと思いました。
のに!見事Best Endへと辿り着けたことに一日経ってジワジワと達成感と喜びのようなものに満たされてきました。
なかなかに濃ゆい(怪しいともいう)メンツのおかげでか、途中の茶番とシリアスシーンとの落差が大きく、非常に楽しかったです!
また機会があれば、その際はどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
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