クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki - 未経験者・初心者の方へ

このページについて

このページでは未経験者・初心者の方を対象に、導入や必要と思われる情報をまとめています。
CoCやろうずwikiを初めて利用する方、オンラインセッション未経験・初心者の方は必ず目を通してください。
合わせて以下の項目も読んでおくことをお勧めします。

参加方法・諸注意(※必読)
探索者の心得
どどんとふ指南
Q&AとTIPS

wiki編集の練習はwiki編集練習ページを利用してください。

目次

何が必要なの?

絶対に必要なのは基本ルルブである『新クトゥルフ神話TRPG ルールブック』(第7版)だけです。
その他にサプリメントと呼ばれるルール拡張データがありますが、それらは必要というわけではありません。
また、『クトゥルフ2010』などのサプリメントだけではセッションが行えません。購入時には注意して下さい。
参加方法・諸注意(※必読)0.ルルブの購入と読み込みも合わせて参照してください。


新クトゥルフ神話TRPG ルールブック



取り扱っているのは本屋、ネット通販、ゲーム屋などです。
本屋では、ゲーム攻略本のコーナーで取り扱われている事が多いです。
店舗によって異なるので各自チェックしてみてください。
Kurumi's TRPG archive様 TRPG取り扱い店舗リスト

ネットを介してセッションを行う「オンラインセッション」(オンセ)の場合、当wikiでは大抵『どどんとふ』を利用して行われます。
実際に会って行う「オフラインセッション」(オフセ)の場合は、紙、ペンそして何個かの6面ダイスや10面ダイスを使用するので、オフセを行う場合はそうしたものも用意する必要があります。

ルールブックの所持に関して

KPが許可しない限り、基本ルールブックを所持せずに応募しない。
ルール説明のために本来想定されていない時間を割かれてしまうため、KP並びに他PLの方々への迷惑となります。
すぐにでも遊びたい気持ちは分かりますが、まずは基本ルールブックを手に入れることから始めましょう。
※初めて遊ぶのに、いきなり高価なルールブックを買うのは躊躇われるという方は、いくつかセッション中の卓を見学するのも良いでしょう。
購入するかどうかの判断材料にもなりますし、他のPLやKPの動きを見ることは、自身がプレイする上でも無駄にはならないはずです。

中には「ルールなら動画やリプレイで勉強したから、改めてルールブックを買わなくても大丈夫!」とお思いの方もいるかもしれません。
ですが、動画もリプレイも、ルールブックの代わりにはなりません。
動画やリプレイはあくまで「見て楽しむ」ためのものですから
・絵的に映えない、あるいは煩雑なルール運用に関しては、あえて再現せず省略している
・基本ルールより、プレイメンバーの中だけで通用するハウスルールを優先している
ということがあるので、実際に他のプレイヤーと卓を囲む時とは、色々と違うのです。
(動画やリプレイ、またそれを見て『遊んでみたい!』と感じることを否定しているわけではありません。
 ただ、『見て楽しむ』動画やリプレイと、『他人と一緒に遊んで楽しむ』実プレイでは趣旨が違うだけです)
これらはあくまで雰囲気の参考程度に留め、実際に遊ぶ時のルールについては、きちんと本を参照しましょう。

どこまでルルブを読み込めばいいの?

とりあえずはP215くらいまでは一通り目を通し、P407以降のサマリーを確認してゲーム的処理については把握しておくべきでしょう。
全てを覚える必要はありませんが、自分のPCが使用する(習得している)技能の効果と、各種判定程度は出来るようにしておくべきです。
必要なのは、「これってどうなんだっけ?」と思った時に該当箇所がある程度容易に見つけ出せる程度の読み込みです。
裁定や処理がわからない場合は手元のルルブを読めばいいだけなので、ざっくりとどの辺りに書いてあるか、と後はキャラだけ作れれば大きな問題は発生しないでしょう。
どうしてもルールブックは1度読んだだけでは見逃しなどがあります。慣れてからも暇を見つけて一読してみるといいでしょう。
「あ、ルール間違って覚えてた」なんて事が往々にしてよくあります。

セッション中の心得

探索者の心得
上記内にまとめられています。
特に、時間管理は徹底して下さい。
もしも、不測の事態が起きた場合は、コミュ掲示板やセッションのページを通して可能な限り早くその旨を連絡して下さい。

※当選した探索者はよほどのことがない限りは連絡なしの遅刻厳禁!!
 KPと他のPLへの最低限のマナーです!!

オンラインセッション支援ツール 『どどんとふ』 


※画像はEringiumサーバーのもの
当コミュにおけるセッションの大半は『どどんとふ』を使用して行われます。
各サーバーは有志の方によって運用されています。
各種サーバーへはセッションサーバー一覧からどうぞ。
メンテナンス等で停止する事もありますので、繋がらない場合や何らかの不具合が発生した場合はコミュ掲示板を通して確認・質問・連絡等をお願いします。
※2020年末のAdobeのFlashサポート終了に伴い、どどんとふは使用できなくなります。やろうず内で後継として一般的になるであろうツールは確定していませんが、
 後継になり得る『ココフォリア』『Quoridorn』『ユドナリウム』などの新しいツールの練習も各自しておくと良いでしょう。

とりあえず何が出来れば参加する上で問題無い?

PLとして参加する上で必要と思われる事柄は、どどんとふ指南 for PLにまとめられています。
とりあえずは、どこかの卓に見学に入ってみて、空いた時間に各サーバーの0番部屋などで練習してみるといいでしょう。

見学

どうやってセッションが行われているのかわからない、という貴方!
とりあえずなには無くとも実際にセッションを行っている所を見てみるといいでしょう。

見学したい卓を探す

進行中のセッションには開催が決定したセッションの場所や時間等が記載されています。
セッション初日の卓を参加者達と共に追えば大体の流れはわかるでしょう。
見学が出来るのは、どどんとふの部屋一覧の『見学』欄が可になっている部屋です。
見学者としてログインした場合、一部機能が制限され、参加者側に影響を与えることなく見学をする事が出来ます。
何か聞きたい事がある場合も、見学で入っていろいろ聞いてみるといいかも知れません。
見学席に入ったら、名前と挨拶をお願いします

見学の際のお願い

現状、多くのどどんとふサーバーが有志の方によって開放されていますが、どのサーバーも連日大盛況となっています。
非常に喜ばしい事ではあるのですが、各サーバーは入場できる人数が限られており、サーバーに人が多くログインしていればしているほど、挙動は重くエラー等も起きやすくなってしまいます。
また、サーバーごとに設定されている上限人数を超えるとログイン自体が出来なくなってしまいます。
あくまでも実際にプレイしている人達優先ですので、セッション進行が難しくなるほど人数が多い鯖に関しては見学を控えていただけるようお願いします。
人数が増えてくると、ログインしてすぐの画面の右上の方に警告メッセージが出ますので、それと現在のログイン人数を考慮に入れて判断をお願いします。

1部屋の人数ではなく、サーバー全体の人数です。

自由に使えるサーバーが欲しい時は…

もっと制約の少ないどどんとふのスペースが欲しいという場合は、自分でサーバーを設置してどどんとふを導入するのも良いかもしれません。
どどんとふサーバー構築まとめのページなどを参考にしてみてください。

キャラクターの作り方tips(基本ルルブ)

キャラクターの作り方tips(基本ルルブ)

【初心者向け】キャラシチェックシート
作成が終わって、キャラシを提出する前にこちらもチェック!

実際のプレイに関して

動画・リプレイと実セッションとの違い

このページを見ている人の中には、動画やリプレイをきっかけに入ってきた人もいるでしょう。
「あの動画の○○みたいな活躍がしたい!」と、具体的なイメージを持った人もいるかもしれません。
ですが動画やリプレイと、実際のセッションは色々と違うものです
たとえば、動画やリプレイでは、煩雑なルール運用についてはあえて描写を省くことがあります。
実プレイの時は基本ルールに沿って運用したが、エンターテイメントとしては見づらいので……という感じですね。
これは、動画やリプレイだけ見てわかった気にならず、きちんと自分のルールブックを持って遊ぶべき理由の一つでもあります。

また、動画やリプレイでは、「卓のノリ」や「PL同士の合意」についてあまり描写されません。
たとえば、一人の探索者が「成功すればピンチを乗りきれるが、リスクも大きい行動」を取る場合。
動画やリプレイでは、その探索者を操るPLの独断によるスタンドプレーとして描写されがちですが
実際のセッションではほとんどの場合、探索者の行動宣言の前に、PL同士で相談が行われていたり
前後の雑談などで、そうした行動が許される流れが卓内に生まれていたりします。
そこを考えず、PLからの合意を得ないままでリスクの高い行動を起こしたりすると
たとえシナリオは良い結果に終わったとしても、PLの間には不満が残るかもしれません。
まして、その行動のせいでシナリオが失敗した、あるいは他の探索者がロストした場合には
同席した他のPLに対しても、大きな迷惑をかけることになります。

CoCは、他のTRPGシステムに比べてキャラのロスト率が高いゲームです。
シナリオによっては、一人の行動が全員の死に繋がることもありえます。
特に実プレイに慣れないうちは、行動を自分だけで判断する前に、まず他のPLに相談してみましょう
(ほとんどのセッション部屋には、そのためのタブが設けられています)
「○○するため」あるいは「××を目的として」など、その行動をしたい理由を付け加えるとよりスムーズです。
相談を受けたPLは、提案の内容に賛成できなくても、頭ごなしに否定するのではなく
「○○の危険があるから」だめだというように、具体的に理由を説明するようにしましょう。
加えて「その目的なら、××の行動をした方がいいと思う」など、代わりの案を出せればより建設的です。

堅苦しく感じられるかもしれませんが、シナリオクリアに向けた作戦会議や相談は
実セッションでしか味わえない、TRPGの醍醐味でもあります。
PL同士が親しくなる機会でもありますし、気軽に相談してみてください。

なりきりとRP(ロールプレイ)

用語解説:RP 用語集より

クトゥルフ神話TRPGに於いては出版元であるケイオシアム社よりグレッグ・スタフォード氏とリン・ウィルス氏は「RPGとはロール・プレイ(役割を演じる)こととなりきりのゲームである」と言う様にRPGが定義されている事からRPとなりきりは分けられて考えれている。
クトゥルフ神話TRPGには多くの「必須」技能があるが、〈目星〉、〈回避〉、〈図書館〉、戦闘技能や対人技能など、これらの技能を全て80%にする様な事は出来ない。PL同士でどの様に役割を演じるか相談する事が重要なのだ。
また、なりきりについてはPCの内面にも関わる、グレッグは上記の出典元の中でGM(汎用的な記述の為GM表記)はPLに対していくつかの倫理的な質問をすることによりPCの内面を決めていく事を推奨している。勿論、この行為自体は理想ではあるが時間が掛かる。なので、実際の卓中ではKPとPLが各々相談しながらPCの内面を決定してそれに沿ってなりきるのが吉だろう。
ただし、「強要」は絶対に止めましょう。楽しみ方は人それぞれです。
やる自由があるなら、もちろんやらない自由もあるのです。
基本的には協力するゲームです
難しくてよくわからないかもしれませんが、とりあえず「何か提案してみよう!」という程度の気持ちでいましょう!「机あったらそれを投げたいです!」みたいなので全然OKです。

KPさん、PLさんとどう接するか

難しい事などありません。「初めて会った人と話すように」接しましょう
相手は確かに同好の士です。ですが、最低限の礼儀は弁えなくてはいけません。
急に距離を詰められても困惑するだけですし、上から目線で何か言われたらカチンと来ます。
唐突に性癖カミングアウトされるのも嫌ですし、リアルの事を根掘り葉掘り聞かれるのも嫌な人は嫌です。
大学生、社会人、高校生・・・もしかしたら中学生も混じっているかも知れません。
男性もいれば女性も居ます。性別不肖な方も居るかも知れません。
日本人以外の方ももしかしたら居るかもしれません。
wikiも、コミュも、どどんとふのルームも、全てパブリックな場所です。
それを忘れないでください。

参加してて誰かに迷惑かけてないか心配です

とりあえず、まず時間はきっちり守りましょう。現実でも、卓でも、信頼関係の基本は「約束事」を守れるかです。
毎回毎回、セッションの開始時間に間に合わなかったりしたら、そういう人だと認識される事になります。
時間的な事情を抱えているのはあなただけではありません。しっかりKPさんに事前相談しておきましょう。
その結果として、参加を断られたとしても、むしろあなたの評価は上がるでしょう。
それはすなわち、貴方がそうしたことをしっかりと考慮できる人間である、と他者に示す機会になりますから。
何かあった場合はwikiの各募集ページのコメントに書き込む、または事前にtwitterなりskypeなりを交換するなどして迅速に連絡をしましょう。
さて、プレイングに関するものですが…いろいろ要素はありますが、どうしても経験を積むしかない部分があります。
といっても、やはり不安は不安でしょう。というわけで、どうしても気になるという方は事例集を見る事をお勧めします。

見たい人だけ展開してください

PCとPLは違います、しかしPCを通して他PLは貴方の事を見ています

すなわち、「楽しく遊べる相手かどうか」を、です。
PCの行動は確かにPCの行動です、それとPLとは切り離されるべきです。
しかし、「そのPCにそうした行動をさせるPLである」という事実は、切り離されません。

無意識に、あるいは意図的に他PCや他PLを馬鹿にしたり、見下したりしていませんか?
他PLに対して十分な説明を行うことなく、意味不明な行動を取っていませんか?
「このPCはこういうキャラだから」と、PCの行動であることを理由に、自己弁護をしていませんか?
自分がこうであってほしい、という事を他のPCやPLに押し付けていませんか?

そうした行動の結果、下がるのは貴方のPCの信用ではなく、あなた自身の信用です。
「あ、やっちまった」と思ったら、ちゃんと次に活かしましょう。
よほど重大なものでなければ、一度や二度くらいなら許してくれるはずです。
・・・三度目はどうかはわかりませんが。

KPの勧め

KPをやるに当たって必要な事柄は、ゲームキーパーの心得どどんとふ指南 for KPに纏められています。
また、ルールブックにはKP用セクションがありますし、キーパリング(GMのマスタリング)技法などは検索すればたくさん見つかるので、そうしたものも参考にするといいでしょう。
初心者向けのシナリオ、KPをすることにおける疑問点等多くは掲示板にて質問されています。役に立ちますので、一度目を通すことをお勧めします。

KPの勧め

KPやってみたいけど・・・でも、どうやったら? よくわからない事が多くて・・・


tips

HNってつけないとダメ?

人数の非常に多いwikiであり、またニコニコの登録名とは違うHNを名乗る方も多くいるため、基本的にHNで個人識別をしています。
ついてないとどこのどなたか判別できません。
ネット上ではいわゆる名前みたいなもんですから、名前すら名乗らない人や意図して名前を隠すような方は正直信用できません。
普通にやってれば、なんやかんや言われることはまずありませんので、早めに仮でもいいのでHNをつけて、見学席等に入るときやコメントの質問等々では、それを名乗るといいでしょう。
また、コロコロHN変えたりするのも、「こいつ、何かやらかしたからばれない様にHN変えたんじゃね?」と勘繰られる事になります。
お気をつけ下さい。

これってCoCでやる必要なくない? CoCでこんなのやっていいの?

そういう類のセッションが無い事は無いですが、「他所は他所、家は家」です。
遊びなんですから、よほど公序良俗に反していたり、コミュニティの規約に違反していないのであれば一般常識的な範囲で好き勝手にやればいいのです。
合わないセッションには紛れ込まなければいいだけの話です。

ニコニコミュニティの掲示板について

あいさつ、卓/セッションの募集宣伝、緊急時の連絡のために使用されています。
主な利用は、1つめと2つめ。
緊急時の連絡等は現在(2013/06/19)では、wikiの募集ページコメント等を通じて行われる事が多くなっていますが、
気づかないという場合もありますので、ニコニココミュの方を利用するのも問題ありません。

わからないので誰かに教えて欲しい

ニコニココミュニティの掲示板や、wikiのコメントなどを通じて発信してみるといいでしょう。
ただし、すでにこのページやどどんとふ指南など、しっかり読めばだいたいわかる内容は作られています。
大雑把に「どどんとふがわかりません」ならどどんとふ指南、「参加方法がわかりません、キャラの作り方がわかりません」、ならここに飛ばされるだけでしょう。
具体的に何がわからないのか、どこまで出来たのか、何を教えて欲しいのか、そうした情報を書き込んでください。
また、そういった方は例外なく「教えてもらう立場」にあります。なので、言葉の表現等には極力気を付けましょう。
時折見受けられるのですが、来てください! とか、言われましても…。
「どなたか教えて頂けないでしょうか?」とかなら考えなくもないんですが、う〜む…。言葉って難しいですね。


wikiの掲示板は、チェックする人が少ないので緊急時の連絡とか、今すぐ、みたいな用途には使いにくいです。
それを承知の上で利用するといいでしょう。
また、コメントやニコニココミュニティの掲示板などは流れが速いのでどっしり腰を落ち着けて話をするには不向きです。
ケースバイケースで使い分けましょう。

最後に

正味な話を言うと、クトゥルフ神話TRPGはTRPGでも割とコアな方に入ります。
クトゥルフ神話TRPGは、いわば「クトゥルフ神話」にカテゴライズされる小説群のファンゲームであり、割合PCがあっさりと死んでしまうようなギミックやどうしようもない相手が設定されており、絶望的な状況をB級ホラー的なノリで楽しめない人にとっては少々厳しいゲームでもあります。
ですが、TRPGはクトゥルフ神話TRPGだけではありません。
ファンタジー世界で王道な冒険をやるTRPGや、厨2病全開で超能力バトルをやるようなTRPG、ロボットもの、SFもの、果ては恋愛をメインにしたTRPGまで多種多様に存在しています。
「せっかくTRPGというものに触れたたのだから、他のも少しやってみよう」と思う方は姉妹コミュの
ニコニココミュ:TRPGやろうず
TRPGやろうずwikiに行ってみるといいかも知れません。多種多様なTRPGをあちらでは扱っています。
システム紹介にいくつかシステムが紹介されていたりもしますので、そちらも覗いてみるといいでしょう。