B7-014 | M | タイプ | ディフェンダー | |||
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ステータス | HP 1800 | アタック 2800 | スピード 3400 | |||
必殺技 | ソアリング・モナーク | 4600 | コスト | 5 | MSアビリティ | 速烈 |
適性 | 宇宙○ | 地上○ | 水中× | 森林○ | 砂漠× | |
通常武器 | 打撃 | 必殺武器 | 打撃 | パイロット | - | |
備考 | M1枚参戦。 ステータス合計値は8000。専用機パイロットこそいない(もともといない)ものの速烈があるため火力とスピード&アタック重視の速攻型配分となっている。 なお開発系統はガンダムUCの時代には既に壊滅しているティターンズであるため注意。 だが同開発系統内で初のクリ重視型+速烈であるため系統内のダメージディーラーとなり、例によって先攻クリ確+スピードバーストのパイロットを乗せるとまとまったダメージが期待でき、経験値アップ期間中には育成も捗ることになるのでPのあるサイコやジ・O等をメインで運用しているGコマンダーには是非とも手元に置いておきたい一枚。BG5弾からはSECのTR−6の強化にもつながるため、尚更である。 基礎HPは低いので原則一撃必殺が求められるほか、追加攻撃には脆いので耐久面の補強も忘れないようにしよう。お勧めはクリ確のZ4弾Mロウ。 必殺技燃費もコスト5で4600はB5弾Mインパルスと同じく同コスト内最高クラスなのも強み。また、この系統初の森林○なので森林戦では困らないのが地味な強みでもある。 証言者はトリントン攻略作戦にも参加していたゼー・ズールのパイロット。同じ新型機に乗っている彼からしてもトリントンの空に留まっていたキメラの存在は異質だったらしく、その実力を認めている。 |
登場作品 | 機動戦士ガンダムUC | |
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開発系統 | ティターンズ(成長傾向:クリティカル重視型) | |
その他特殊系統 | 連邦系 | |
格闘武器 | クロー・アーム | 打撃 |
射撃武器 | メガ粒子砲 ※通常攻撃は右手連射後に、両手で連射 | ビーム |
ディフェンダー | 通常武器:格闘武器 | |
ビルドMS | B7弾 | |
証言 | ||
特記事項 |
グリプス戦役時代にティターンズが開発した高機動型MSバイアランのカスタマイズ機。
※「Zガンダム」で登場したのは原型機の方であり、カスタマイズが施された本機は「ガンダムUC」での参戦。なお原型機はジェリド・メサが搭乗、友軍のサイコガンダムやアクシズの旗艦「グワダン」を落としたことで知られる
通常は連邦の黒歴史時代の象徴であるティターンズのMSはティターンズ壊滅後は破棄されていたが、バイアランに関しては頭部(モノアイ→バイザー型)の形状変更が必須条件とする代わりに、少数が試験用の機体としてトリントン基地に残され、ジェガンのパーツを基にカスタマイズされていた。
※無論、頭部(アイセンサー及びメインカメラ)変更の理由はそのままだとティターンズやジオンの機体を髣髴させるからである
同じく、ティターンズ時代の機体であるアッシマーも機体のノウハウは後のMS開発に生かされており、実質上の後継機である可変型MSアンクシャ(これも先のジェガンやリゼルのノウハウを取り入れられている)がガンダムUCに登場している。
※宇宙世紀ガンダムシリーズにおいて、ミノフスキークラフト無しでMS形態単独飛行が可能な機体はガンダムUCの時代であるUC.0096年でもなお、まともに存在しないことから、空力性能重視の防御力低下や三指のクローによる携行武器利用不可による汎用性低下、滞空時間など難点があったとは言え、数少ないMS形態単独飛行が可能な機体の破棄までは勿体無かったのであろう(通常はベースジャパーなどのSFS(サブフライトシステム・通称下駄)に乗るか可変型MSと一対で運用するかの何れか)
主な変更点は原型機のグレー一色から紺(主にボディ)と水色(主に四肢)の明るめの配色に変更。
必須条件である頭部はモノアイ式から連邦系のツインアイ式にバイザーを被せた形にし、背部には短かった滞空時間を向上する為、バーニア付きのプロペラントタンクが追加。
両腕はガブスレイの脚から流用したクロー・アームとビーム・サーベル兼用のメガ粒子砲を追加(腕は肘から先がクローとメガ粒子砲で2つに分かれているような形状となっている。また、メガ粒子砲とあるが劇中ではビーム・マシンガンのような連射型の射撃演出であった)。
両足もバウンド・ドックのように踵がクロー・アームになっている。
EP4でトリントン湾岸基地がジオン残党に襲撃された際に1号機が登場。
上空からの射撃でザクマリナー、カプール、ズゴックを次々と撃墜し、地上での白兵戦でも最新の水陸用MSゼー・ズール(ギラ・ズールの水陸両用仕様)を2機撃墜。
飛翔する本機に対してジャンプで空中戦を挑もうと仕掛けてきたガルスJとデザート・ゲルググの攻撃も容易くかわし、すれ違い様にデザート・ゲルググの両脚を切断→背後からメガ粒子砲連射で撃破。
その後もマラサイの海ヘビに腕を絡め取られ、ザク・スナイパー(ヨンム・カークス機)の狙撃で片側のプロペラントタンクを破壊され、肩をサーベルで焼かれながらもマラサイを一刀両断した。
その後の描写は特に何もされていないので不明である(搭乗者はEP4公開時点では明記しておらず、劇中の無双っぷりは俗に「名も無き連邦のエースパイロット」と称されていた)。
後に漫画版の外伝「機動戦士ガンダムUC 星月の欠片」で、トリントン湾岸基地に所属する整備士のディエス・ロビン軍曹(正体は元ティターンズのMSパイロットだったドナ・スター中尉)がバイアラン・カスタムの1号機に搭乗していたことが判明した。
※なお、本弾アトラクトムービーでは1P側にもかかわらず連邦兵(予備パイロット)が搭乗。
予告ムービーではサンドバックの如くシャンブロの攻撃を受けまくっていた。
漫画版の外伝「機動戦士ガンダムUC 星月の欠片」や「機動戦士ガンダムUC バンデシネ」では2号機が登場。
星月の欠片版では青と薄めの水色になり、バンデシネ版では原型機に近い黒とグレーの配色になっており、トリントン湾岸基地に所属するパイロットのビア・キャトリエム中尉が搭乗し、「バンデシネ」ではリディ・マーセナスが搭乗。
原作にはなかったバンシィに連続パンチを食らい、デルタプラスに代わってフルボッコにされていた。
余談だが、この話が収録されたガンダムエース2014年9月号(プロモνヴレ封入)では別のMSが試験において他のMSを連続パンチでボコボコにしていた。
※ちなみに2号機のHGUCは2種ともプレミアムバンダイ限定であった(受注終了)。
1号機との違いは他に、両腕のメガ粒子砲側が五指のマニピュレーター式となり、クロー側は後述の機首にもなるシールドを被せたロングライフルに変更し、踵のクローも廃止。
背部左右のスラスターもプロペラントタンクと共に廃止された代わりに、ギャプランの腕に近いビーム・キャノンを内蔵したムーバブルバインダーに変更。
腕とバインダーを前面に向けた程度の簡易的な変形であるが巡行形態を取れるようにもなった。
(オプションとしてギャプランと同じ大型ブースターを背部に装備することも可能。)
以上のようにガブスレイ、バウンド・ドック、ギャプランなど複数のティターンズ系MSの要素を備えた姿から本機の開発者は「ティターンズMSの合成獣(キメラ)」や「麒麟」に例えている(先述の星月の欠片 第3話のタイトルも「天翔ける麒麟」である)。
「Twilight AXIS」では別口で入手したバイアランをブッホ・コンツェルンお抱えの武装組織バーナムがカスタマイズしたバイアラン・イゾルデという機体が登場する。
ガンダムAN−01「トリスタン」を駆るクァンタン・フェルモの弟ヴァルター・フェルモがパイロットを務める。
機体名称のトリスタンとイゾルデは対になっており、ワーグナーの楽曲からとられており、他作品ではタリア・グラディスが指揮を執るミネルバの主砲と副砲にその名が銘打たれている。
「ビルドファイターズトライ」では西東京予選1回戦第1試合の日昇三:チーム・カミイグサの機体として登場。
ベルディゴ、リグ・コンティオと共に、八万寺高:チーム・クロスソードと交戦するも敗北した。
上位演出技:ソアリング・モナーク
直立状態で身体を時計回りに逆さになって回転しながら両手のメガ粒子砲を連射。
最後に左手のビーム・サーベルを発生させ相手に突撃し、すれ違い様に身体を捻らせながら斬り付ける。
そして相手の背後に回り致命的な一撃を与えた事を確認すると悠々と離脱(両手のメガ粒子砲を軽く連射し、相手にとどめを刺しているようにも見える)。
トドメ演出無し。
ザクマリナー、カプール、ズゴッグ撃破時のメガ粒子砲連射(ロックオンシーンの再現は無い)とデザート・ゲルググの脚を斬った時の再現で、どちらもEP4戦闘時の組み合わせである。
「ソアリング」が「空高く舞い上がる」、「モナーク」が「支配者」という意味なので、この機体の特徴をよく表している名前である。