1-55 無題

カタカタッ カタカタ


すりすり


カチカチ カチ


ぐりぐり


カタカタ タン


ぎゅう〜



はぁ、なんでコイツは仕事中に抱きついて来るんだ?

いま俺は家に帰って仕事をやっている、まぁ会社より集中出来るからという普通の理由で普通に仕事をしてるのだが……
1つ普通じゃないのが後ろにいるヤツだ、ヤツと言ってももちろん見知らぬ人じゃない大切な彼女だけど、俺としては早くこれを終わらせたいんだよなぁ


「なぁ後で構ってやるからさ、今ちょっと勘弁してくんないか?」

「構わなくていいよ?勝手にやってるから」


勝手にってオイ!
つーか構わなくていいって結構ヘコむぞ
まぁいつもの事だから気にしなきゃへーきだけどさ

「はいはいわかった、気にしないよ」

「……うん」


カタカタ


そわそわ


タタン タン

ゆらゆら


ん?なんか落ち着きがないな?


「ねぇ」

「ん?」


「えっとね……あのさぁ、やっぱり淋しいなぁって」

「え?」


「だからぁ……やっぱり構って欲しいなぁって……キャッ、ちょっなにすんの!そーゆー事じゃなくてアンッ…フゥ…好きぃ…やめちゃ……やだぁ、もっとぉ」
2008年07月20日(日) 12:43:32 Modified by amae_girl




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