4-187 微甘微わがまま

181 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/12/12(金) 01:54:33 ID:0NnBEWMK
日曜の朝、夜勤明けでまだ眠くないので、ソファで本読んでたんです
すると、泊まりに来ていた姪っ子三人娘の一番上が起きてきて、
何も言わずに俺の膝の上に座るんですな
俺も大概無口なもんで、その辺に合った櫛で、寝癖を整えてやったりしてました

「キイ、パタン」
二階のドアが開いて閉じる音がすると、やっぱり無言のまま反対のソファに移動
「あー、にぃに(俺の事)おはよー」
下の二人で、俺の膝の上を取り合ういつものパターンに

妹に場所譲ったんだね、お前が一番可愛いよ。


誰かこれを膨らませてお姉ちゃんがわがまま言って甘えるところまで一筆書いてくれ




お願いします



187 名前: ◆POBrm2R/G2 [sage] 投稿日:2008/12/12(金) 12:52:22 ID:E8zb+yQ3
>>181
こんな感じでいかがでしょうか?
微甘微わがままな感じですが・・・
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ただいまー。」
現在時刻は24時間表記で06:38。今日は日曜だし、さすがに両親は起きていないようだ。
夜勤明けで帰ってきて、さらに朝日まで浴びてしまった僕はとりあえずお風呂を済ませて、リビングのソファでまだ読みかけの小説を読み始めた。
途中、喉が渇いたので台所から紅茶を持ってきて、少しだけ飲む。

しばらく小説を読んでいたら、後ろからドアが開くような音がしたので振り向くと、そこには今年で12歳になる姪っ子が居た。
「やあ、春香来てたんだね。おはよう。」そう声をかけると、春香はコクリと頷き、俺の膝の上に座る。
春香はいつもそう、妹達が居ないときはなぜか僕にくっついてくる。でも妹達の前では絶対にそんな姿を見せたりしない。
春香は手持ち無沙汰になったのか、テレビをつける。へぇ、今の戦隊物ってこんなんなんだ。
膝の上の春香の髪が少しはねていたので、手櫛で整えてやる。最初の頃はビクッとしていたが、今じゃこれが気持ち良いのか大人しく
髪を整えられている。若干気持ち良さそうにして僕に寄りかかってくるのは気のせいか?

俺がまた小説を読み始めて数分後、春香の視線が僕の飲みかけの紅茶に行っている事に気付く。
「どうしたの春香?紅茶、飲みたいの?」
無言で頷く春香。
「じゃあ今持ってきてあげるからちょっと降りてくれないかな?」
今度は無言で首を横に振る。
「・・・それじゃ取ってこれないんだけどな。」苦笑しながら春香を諭す。
「これがいい。」そう言って指を刺すのは、僕の飲んでいた紅茶。
「え?それ僕の飲みかけだけど、いいの?」
「これがいい。」なぜ繰り返した、とは思ったものの、こんなに主張してくる春香は珍しいので、
「それでいいなら、どうぞ。」と認めた。

「おにーさん、どこから飲んだの?」
「え?確かこの辺りじゃないかな?」やっぱり間接でもキスは気になるお年頃なんだね。そう思って再び小説に目を戻そうとした瞬間、
「ん・・・」なぜか僕の指差したところから飲み始めた。あの、春香ちゃん?間接キスになるんだけど、わかってる?
「あの、春香。なんでそこから?」
「ここから飲みたかったから。」
「あのさ、それってさ、間接キスになるんだけど、わかってるのかな?」
「わかっててやりました。」そう素直に答えられて、思わず赤面する僕。嬉しそうに僕に抱きついてくる春香。
直後、二階の方からバタバタと足音がする。何事も無かったかのように反対側のソファに移動する春香。

「プリキュア〜!あー!!にぃにおはよー♪」
「あ〜!お兄ちゃんかえってきたんだ!おはよー♪』
春香の妹、秋穂(4歳)と夏樹(8歳)が僕に飛びついてくる。
「はい、おはよー。夏樹、秋穂。」
僕にじゃれ付いて妹たちを暖かく見守る春香。
さっきの行動に謎は覚えるけども、嫌われて無いと再認識できてよかったと安心する。
取り合えずいまはこの甘えん坊な姪たちと一緒に、ご飯でも食べてしまおうと思う。
2009年01月16日(金) 22:30:01 Modified by amae_girl




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