5-167 無題

145 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 16:17:06 ID:FbSD+mvn
赤穂のしほみ饅頭(塩味饅頭)って有名かな?
サクッとした皮と甘い餡にほんのりと塩味が効いてて大好きなんだが。

このスレ的に言うと、あまりべたべたとは甘えて来ない、そっと袖を掴んで恥ずかしそうに微笑むロリっ娘って感じか。
ロリっ娘なのは一口サイズだからなw


167 名前: ◆POBrm2R/G2 [sage] 投稿日:2009/01/24(土) 23:22:20 ID:LlMtJHF1
145 をネタにちょっとした小ネタ投下。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

本日は一月二日。年に数回親戚が集まる日なんだが、大人たちの酒が足りなくなったらしく、親父に『買って来いバカ息子』と二万渡されて放り出された。
何買えばいいかわからんが仕方ない、とりあえず近くのスーパーまで行きますか。
「にーさん」
「うおぁ!・・・なんだしほみか」
気配なく後ろから声かけられたから、心臓が飛び出そうなほどびびった。後ろを向くと、そこには従妹のしほみ――赤穂しほみ、俺より二つ下の十六歳――が居た。
「どうした?」
「これ、おじさんから」
「ん?・・・ああ、買出しリストね。ありがとな」
しほみから買い出しリストを受け取り、さっさと買出しに向かおうと思ったら、後ろから引っ張られてこけそうになる。よく見るとしほみが裾をつまんでいて動けない。
「あの、しほみさん。このままじゃ行けないんですけど・・・」
「・・・ご褒美」
「はい?」
「メモ届けたから、ご褒美」
なるほど、メモを届けてやったんだから何か褒美をくれと。そんなの言われても、俺が持ってる金ってコレだけだしなぁ。
「なでなで」
「は?」
「頭を撫でて欲しい」
「へ?そんなんでいいの?」
俺の問いに無言で頷くしほみ。それくらいならお安い御用だ、といわんばかりに、わしゃわしゃと撫でてやる。
髪がぐしゃぐしゃになって嫌かな?と思うが、しほみの表情を見てたらそんなことも吹っ飛んだ。・・・だって、めっちゃ嬉しそうなんですもの、しほみサン。

「で、しほみも付いてくるの?」
俺の言葉に無言で頷き、何故か手を繋ぐのではなく袖を掴むしほみ。
「・・・何で袖?」
「手をつなぐのは、恥ずかしい」
そう言って頬を染めるしほみ。クールな表情とアンマッチだが、元がいいからか非常に可愛らしい。
「で、付いてくるのな?」
「うん。にーさんだけだと何買うか分からないから、お目付け役」
なんと親父め、パシリに使った挙句無給とは之如何に。家に戻ったら一回ガツンと言わなければ、と思っていたら俺の心を読んだしほみが一言、
「二千円までならお菓子買っていいって言ってた」
「おおう、マジか?」
「マジ。だから、私の分も買って」
二千円あるならだいぶ買えるだろうし、わざわざ俺のために来てくれたんだ、感謝しないとな。
「いいぞ。千円までなら構わんぞ」
「二百円でいい」
「そんなに少なくていいのか?」
「ポッ○ーが欲しい」
何を買うのか聞いてないのに、しほみは勝手に話し始めた。さらにしほみは突き進む。
「帰ったらそれ使ってゲームする」
おや?ポッ○ー+ゲームと言ったらかの有名な合コンゲームじゃないですか。
「誰と誰がそのゲームをするんだ?」
「私とにーさん」
「・・・何故?」
「自分から折った方が負け。唇がくつっ、くっついちゃったら引き分け。」
しほみは俺の問いかけを無視し、ゲームのルールを話し始めた。しかも引き分けのところの言葉が恥ずかしかったのか顔を赤くしてかんでるし。
「もし俺が負けたら?」
「私の言うことを聞いて貰う」
なにをやらされるのかわかったもんじゃない。ここは最悪キスは覚悟しないとな。念のため、俺が勝ったときの条件も聞いておこう。
「しほみが負けたら?」
何気ない質問だったはずだが、しほみは何を想像したのか耳まで赤く染め、小さな声で答えた。
「なんでもしてあげる・・・エッチな事でも」
「!?ぐほっ!ごほっ、ごほっ!」
唐突すぎて飲み込んだ唾が変なとこに入ったじゃないか!何を言ってるんだこのロリペタ女は!

この時の心の声を読まれたのかどうかは定かではないが、ポッ○ーゲームは結局俺が負けてしまい、美味しく頂かれる羽目になるんだが、それはまた別の話だ。
2009年04月30日(木) 00:13:21 Modified by amae_girl




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