使いやすくて人気があったVO-52は残念ながら2014年7月機能停止となりました。本Wikiで紹介されているテクニックはもちろん他の/将来のSSB/CW衛星でも応用できますので、参考にご覧下さい。
ドップラ効果がありFM衛星より難しいです。当然のことながら、SSB/CWの送受信できる無線機が必要です。VO-52のダウンリンクは強く、モービルホイップでも受信できます。VO-52、FO-29ともに可視時間はおおむね10分程度で、午前中に2〜3回の南下パス、夜に2〜3回の北上パスがあります。VO-52は145.900MHz前後をワッチしてみましょう。FO-29は、ダウンリンクがVO-52より弱いので、まずはVO-52で十分鍛えてから挑戦してみましょう。
衛星名 | Uplink(地球から衛星へ) | Downlink(衛星から地球へ) | 備考など |
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VO-52 | 435.225〜435.275MHz LSB/CW | 145.925〜145.875MHz USB/CW | ダウンリンク強力 (2012年2月末より運用休止中) |
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FO-29 | 145.900〜146.000MHz LSB/CW | 435.900〜435.800MHz USB/CW | 国産衛星「ふじ3号」※現在不定期の運用 |
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※他、20年ぶりに奇跡的復活を遂げた「AO-7」もあるのですが、複雑な事情があり、VO-52と比較して交信は難しいため、この初心者向けのWikiでは参考程度にのみ触れることにします。
このWikiでは、
ダウンリンクが強くて初心者でも安心のVO-52を中心に記述を進めていきます。
関連ページは↓です。
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低軌道SSB/CW衛星で交信しよう!
この他にも、衛星ではありませんが、「国際宇宙ステーション(International Space Staion; ISS)」が地球を周回しています。国際宇宙ステーションの受信・交信については、まずは
国際宇宙ステーション(ISS)の交信を聞こう!をご覧下さい。
その他にもアマチュア衛星は「デジタル衛星」「高軌道SSB/CW衛星」もありますが、これは初心者にとって「敷居」が高く、「敷居」どころか、いきなり3000m級の山に登れというようなものですので、後回しにしましょう。なお「高軌道SSB/CW衛星」は近年ではAO-40がありましたが、2004年1月26日未明の電源トラブルで機能停止状態です。AO-40では、日本でも100エンティティ超の交信(確認されているもので101エンティティ)が達成されています。(
【参考】Worked Entities via AO-40 from Japan)
現在「AMSAT-Eagle」「P3E」プロジェクトが進行しており、近い将来、また高軌道衛星が楽しめると思います。
現在利用できる、SO-50、AO-27、FO-29についてはこちらで↓
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他の衛星にも挑戦してみよう!