東静高速鉄道グループの資料集へようこそ。このページでは、静岡県を中心に鉄道やバスを運行している架空交通企業グループ『東静高速鉄道グループ』の資料をご覧いただけます。

TER-NNC(てぃーいーあーる-えぬえぬしー、英名:TokaiElekitrickRailway-NewNumazuCenter)ビルは、静岡県沼津市南来宮226-7にあるかつての複合ビル。このページでは、隣接して建てられている『PreceaStage』についても記述する。


東海電気鉄道が静岡県内への進出の拠点として沼津市内に計画した。建物としては神崎県神崎市にあるTER-CCC(現:TER-NCT)ビルと同等の機能を持たせていた。しかしながら、交通面では不便な箇所であり、アクセス面でも分かりづらい箇所であったことから、思うようにテナントも入らなかった。しかしながら、周りを自然に囲まれた静かな環境と広い駐車スペースは有効に働いた。開設と同時に沼津駅からシャトルバスを運行するなどの集客努力も重ねて実施された。現在ではテナントが全面撤退したことから、東静ホールディングス及び東静高速鉄道などが本社を構える本社ビルとなった。現在でも、このビルにはTER-NNCと書かれた文字板が残されており、嘗ての東海電気鉄道の栄光を留めている。

計画段階から建設、竣工まで

1987年の神崎鉄道時代に当時の神崎港線を延伸する形で、三島駅まで路線(現在の春菜線の一部,東静高速鉄道西伊豆線,東静高速鉄道三島線)が開業していた。その一部区間(現在の東静高速鉄道三島線南條〜三島 間)では静岡東部交通を相手に通称『静岡東海闘争事件』が起きたが、神崎鉄道が鉄道事業廃止届を出したことにより事態が急変。それらの路線を引き継いだ現在の東海電気鉄道が運行を継続する事に至っていた。その際に静岡県内での事業を拡大する計画を立てて、現地に支社を建設する計画を立てた。その際に本社建設予定地として買収した土地には嘗て、住宅地を形成しようと開発が進められていた。しかしながら開発主だった不動産会社が倒産。後に同地の買収に成功したため、この場所に建設されることとなった。建物は5階建てで4階及び5階が沼津支社が入り、1階から3階には商業スペースなどを設けた。前述のとおり、静かな環境と広大な駐車場を最大の売りとし、欠点となっていたアクセス面での解決策として、地元路線バス会社と契約を結んだ上で同商業施設と沼津駅を結ぶ無料シャトルバスを運転するなど、アクセスの向上を図ることとした。

建物の概要

建物は地上5階建ての構造で、1995年に竣工した。4階〜5階が東海電気鉄道沼津支社,1階〜3階にショッピングセンターやコンサートホール(中規模??)が設けられた。シャトルバスは正面玄関から少し離れた場所に乗降場所を設け、概ね20分間隔で運行されていた。施設の運営は東海電気鉄道沼津支社が行い、定期的なメンテナンスは当時から地元の業者に委託しており、現在でもその状態が続いている。

商業施設の営業終了

2005年12月12日に東海電気鉄道が経営不振に陥った際、この建物も売却する計画があった。しかしながら建物は残され、東海電気鉄道の親会社になった東静高速鉄道に静岡県内の路線及び施設が全て売却された事に伴い、この建物も東静高速鉄道に売却、同社の保有となった。その頃から、徐々に商業施設の売り上げが落ち、テナントも撤退していった。この頃、同市内にあった東静高速鉄道旧本社ビルが老朽化し、建て替えか移転を行うことを余儀なくされていた。その結果、商業施設を全て廃止し、東静高速鉄道の本社ビルとして使用する事となった。最後のテナントが撤退したことによって商業スペースを全閉鎖。建物を改装の上で完全な本社ビルへと生まれ変わった。改装当初は1階の大部分が東静バス及び東静観光バスの本社及び沼津営業所となり、広大だった駐車場の大半は路線バスの駐車スペースと従業員駐車場となったが、現在でも一部の区画を一般用無料駐車スペースとして開放している。かつて存在したコンサートホールは、駐車場の一角を転用する形で新たに3階建ての建物『PreceaStage(プレセアステージ)』が建設され、そこに移転オープンした。

現在の状況

(旧)東静高速鉄道が、鉄道事業を完全子会社に移管して社名を変更した東静ホールディングスが5階、(現)東静高速鉄道が3階及び4階を本社として用いている。2階に関しては旅行企画や運営・手続きを行う『東静ツアーズ』及び、ICカード『IluCa』の発行や管理などを行う『東静ICサービス』本社、1階は東静バスの本社及び沼津営業所がそれぞれ使用している。

関係する記述

TER-NCTビル:旧TER-CCCターミナルビル。東海電気鉄道沼津支社として建設された当初は、この建物と同じ機能を持たせていた。

PreceaStage

PreceaStage(読み方:プレセアステージ)は、TER-NNCビルの隣接地に建設された商業ビル。敷地および建物は東静ホールディングスが所有し、施設の運営・管理は子会社のサニースプリングに委託している。

建設の経緯

TER-NNCビルが商業スペースを廃止した際、同じように閉鎖されたコンサートホールを経営移管、移転オープンすることとなった。隣接地の駐車場の一角を転用し、地上3階建ての建物を建設。施設名『PreceaStage(プレセアステージ)』と名付けられた。現在は東静高速鉄道線の主要駅にて売店を運営する子会社のサニースプリング(本社:静岡県田方郡函南町)が委託を受けて施設を運営・管理している。

1Fには喫茶店『PreceaCoat(プレセアコート)』及び臨時出店スペースが設けられ、2・3Fのコンサートホールで催し物がある際には、近くの店舗が出店。食料品などを販売している。

フロア

3F:コンサートホール『未来(みらい)』及び控室・準備室
2F:コンサートホール『春海(はるみ)』及び控室・準備室
1F:喫茶店『PreceaCoat(プレセアコート)』及び臨時出店スペース

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