東静高速鉄道グループ資料集 - 愛佳交通
愛佳交通(まなかこうつう)は、南牧県愛佳市に本社を持つ交通事業者。略称として『まな電』等の名称を使用している。東静高速鉄道グループの一員であり、現在では南牧県の公共交通機関の一端を担う企業となっている。

企業データ

  • 企 業 名:愛佳交通株式会社(ManakaKotsu Co.ltd)
  • 略   称:まな電,愛電
  • 本社所在地:南牧県愛佳市愛佳364-1
  • 会社設立日:平成19年(2007年)3月11日
  • 代 表 者:代表取締役社長 朝倉雪歩
  • 業   種:陸運業
  • 事業内容 :旅客鉄道事業 等
  • 資 本 金:3億3000万円(2008年12月現在)
  • 従業員数 :1023人(2008年12月現在)

歴史(愛佳中央交通)

  • 1957年04月01日:南牧電気鉄道のバス事業を分社化する形で愛佳中央交通設立。
  • 2007年02月16日:愛佳中央交通が経営破たん。東静高速鉄道(当時)に再生支援を要請。
  • 2007年02月24日:債権者らによる訴訟が相次ぐ。自力での再建は不可能と判断される。
  • 2007年03月01日:補償に関する説明会を開催。設立される新会社に資産を譲渡、その資金によって補償を行う事で合意。
  • 2007年05月10日:愛佳交通へと事業・資産一切の譲渡を実施。債権者に対する補償を含めた、会社の清算手続き開始。
  • 2008年03月25日:清算終了。法律上、愛佳中央交通が事実上消滅。

歴史(愛佳交通)

  • 2007年03月11日:資産引継会社として愛佳交通(東静高速鉄道(現)東静ホールディングス100%出資の完全子会社)設立。
  • 2007年05月10日:愛佳中央交通から資産譲渡。
  • 2007年05月11日:乗合バスを運行開始。鉄道線の改修工事開始。
  • 2007年06月20日:東静高速鉄道東伊豆線との路線再締結。
  • 2007年06月25日:JR東日本から201系電車を購入。2100形に改造。
  • 2007年06月30日:東静高速鉄道から2000形及び3000形電車借入。
  • 2007年07月10日:愛佳線茜ヶ崎線開業。4100形電車運転開始。
  • 2007年08月01日:JR東日本から183系電車を購入。1800形に改造。
  • 2007年09月01日:IC乗車券『IluCa』導入。
  • 2007年09月01日:自社初の二階建車両を連結した5500形電車導入。
  • 2007年10月07日:関岡電気鉄道線との相互乗入開始。
  • 2007年11月01日:次世代通勤形電車として、N2200形電車導入。
  • 2008年05月01日:篠崎線開業。
  • 2008年06月01日:南牧臨海線青葉台港線開業。
  • 2008年07月01日:(特急車)1900形電車の運転を開始。
  • 2008年10月31日:この日を持って、2000形電車が引退。東静高速鉄道へと返却された。
  • 2009年11月11日:JR東日本から485系電車を購入。当初は予備目的のため、車上機器を交換工事した以外は未改造のまま。
  • 2010年11月12日:暫定的に485系が特急まなか号運用に使用される(1週間運転)。
  • 2011年02月24日:正式に485系から正式車番となる1880形に改番・塗装変更などが実施される。主に波動用。
  • 2017年01月31日:関岡電鉄線との相互直通運転廃止。
  • 2018年08月01日:東海電気鉄道及び関岡交通との相互直通運転開始。直通列車となる快速マリンスター運転開始

列車種別

特急列車、快速列車、各駅停車の3つの種別を運転している。
  • 特急列車
愛佳線・茜ヶ崎線で運転されている。
長距離乗車する乗客が着席して移動できるサービスを提供している優等列車。基本的に観光客などが多く利用している。以前は特急券(全線250円)を乗車券と別に購入する必要があったが、今日までに無料化された。
現在、以下の列車が各線で運転されている。
・まなか       (愛佳線東静高速鉄道東伊豆線三島線
  • 快速
全線で運転されている。
当初は乗車券のみで利用できる列車では運転頻度もよく高速運転を行っていたために速達列車として扱われていた。車両は専用の5500形8両編成を用いて運転されており、地元客の他にも観光客が多く利用している。
  • 各駅停車
各駅に停車する列車で、各線区で折り返し運転を行う。特急と快速の前後に運転されており、特急や快速列車の停車しない駅と停車する駅の連絡などに使用される。一部の列車は特急車両を用いる場合があるが、それは回送を兼ねた列車であり、乗車料金のみで特急車両に乗れたために混雑も目立っていた。しかし特急料金が無料化されたため比較的混雑も目立たなくなってきている。

所有車両

  • 1800形電車(特急車両,元JR東日本183系)
  • 1900形電車(特急車両)
  • 4100形電車(特急車両)
  • 2100形電車(元JR東日本201系)
  • N2200形電車
  • 3100形電車東静高速鉄道3000形譲渡車両)*一時借り入れ、のちに正式譲渡。
  • 5500形電車(快速列車・関岡電鉄直通列車用)
  • 4880形電車(波動用車両,元JR東日本485系電車)
  • EL6500形電気機関車(事業用,東静高速鉄道借入車)

他社保有車両

  • 関岡交通S2100系電車

過去の所有車両


製造メーカー

自社発注の全車両が東静車輌工業で製造されている。新造された車両は東静車輌工業の工場から電気機関車の牽引で車両基地のある鳴菜川駅まで運ばれて納品される。

運行路線(鉄道)

関岡交通及び東海電気鉄道との相互直通運転を行っており、茜ヶ崎線茜ヶ崎駅から延びる連絡線(茜ヶ崎スカイブリッジ線)を通り関岡交通関岡大橋線へ直通運転し、東海電気鉄道今坂線を経由して神崎駅までを結んでいる。運行区間は愛佳線愛佳駅〜東海電気鉄道神崎駅駅である。


路線バス

南牧県のほぼ全域で乗合バスの運行を行っており、白河島線を除く全線でIC乗車券『IluCa』を利用できる。また、現在は一部路線で低床車両の導入を行っている。

運行路線(路線バス)

美海営業所管内
美海01〜02系統:空池駅〜小町川駅〜桜崎〜ジャスコ藤間店前〜藤並
美海03〜04系統:空池駅〜小町川駅〜桜崎〜大野診療所前〜藤並
美海05〜06系統:空池駅〜矢島
美海07〜08系統:小町川駅〜美鷺
美海09〜10系統:茜ヶ崎駅〜幸原口〜美森
美海11〜12系統:茜ヶ崎駅〜幸原口〜幸原
美海13〜14系統:茜ヶ崎駅〜月島〜天沢工芸〜沙羅町
美海15〜16系統:茜ヶ崎駅〜小泉〜佐倉郵便局〜沙羅町
茜ヶ崎営業所管内
茜ヶ崎01〜02系統:茜ヶ崎駅〜七島市役所前〜松川
茜ヶ崎03〜04系統:茜ヶ崎駅〜冨小路中学校前・冨小路小学校前〜愛佳大橋入口
茜ヶ崎05〜06系統:茜ヶ崎駅〜本村〜星村〜青葉台東小学校前〜柚姫草原
茜ヶ崎07〜08系統:茜ヶ崎駅〜本村〜星村〜青葉台港
南牧営業所管内
南牧01〜02系統:愛佳駅〜若松小学校前〜竹塚〜若松口駅〜美里口駅
南牧03〜04系統:愛佳駅〜岸川町〜南牧県庁前〜若松病院前〜青野町役場前
南牧05〜06系統:愛佳駅〜岸川町〜藤堂病院前〜若松病院前〜青野町役場前
南牧07〜08系統:美里駅〜凪葉〜若葉町
南牧09〜10系統:美里駅〜成瀬神社前〜梅崎〜桜屋敷〜梅崎〜成瀬神社前〜美里駅
南牧11〜12系統:安藤駅〜成瀬神社前〜梅崎〜桜屋敷〜梅崎〜成瀬神社前〜安藤駅
花梨営業所管内
花梨01〜02系統:理唖那川駅〜常葉台〜高井町〜樫倉
花梨03〜04系統:理唖那川駅〜南相沢市役所前〜深津〜双葉海岸
花梨05〜06系統:理唖那川駅〜南相沢市役所前〜双葉海岸〜桜ヶ丘
花梨07〜08系統:理唖那川駅〜南相沢市役所前〜双葉海岸〜花桜口駅
花梨09〜10系統:花桜口駅〜周智神社前〜藍水〜桜ヶ丘
花梨11〜12系統:南高津駅〜イオン桜井店前〜花桜口駅入口〜雫横丁〜青野町役場前
朝倉営業所管内
朝倉01〜02系統:夏海崎BC〜高浜〜如月〜夏季〜神岸〜朝倉港
朝倉03〜04系統:夏海崎BC〜高浜〜城内〜月城〜神岸〜朝倉港
朝倉05  系統:夏海崎BC〜高浜〜高畠町〜青葉サファイアタウン
朝倉06  系統:青葉サファイアタウン〜ピアマート青葉台店前〜高畠町〜高浜〜夏海崎BC
朝倉07〜08系統:小鳥岬〜小春(白河島内乗合路線)
葉桜営業所管内
葉桜01〜02系統:幸福峠入口駅〜柚葉公園前〜美藍中学前〜美藍海岸駅
葉桜03〜04系統:南愛佳駅〜桜本〜紗香町〜夏海崎町役場前〜夏海崎BC
葉桜05〜06系統:花梨町駅〜花梨公園前〜藍水色の里〜天海〜夏海崎BC
葉桜07〜08系統:美藍海岸駅〜天海〜夏海崎駅〜海風荘〜夏海崎BC
葉桜09〜10系統:美藍海岸駅〜天海〜青海海岸〜瑠璃色の里〜夏海崎BC

関連会社

東静ホールディングス(親会社)
東静高速鉄道(鉄道相互乗入事業者)
東海電気鉄道(鉄道相互乗入事業者)
愛佳観光旅館(子会社,宿泊施設運営)
浅海自動車(子会社,自動車修理・販売業,愛佳交通保有のバス車両の検査・修理を受持つ)
関岡交通(鉄道相互乗入事業者)

その他

全線でIC乗車券『IluCa』を使用する事が出来るが、朝倉営業所管内の白河島線(小鳥岬〜小春)は使用できない。