2chエロパロ板の「井上堅二 バカとテストと召喚獣でエロパロ」の作品をまとめたサイトです。

「すまんのぅ、明久。ダウトじゃ」
声も無く、さめざめと泣く僕。
「ひどいよ、秀吉。もう今月の食費もないのに……」
昼休みも半ばで、もう既にお金は尽きて、明日からの生活が危ぶまれる。しかも、そのほとんどは秀吉におごることになっていた。
「だから、金の無いお前のためにわざわざ罰ゲームを考えてやっただろ」
僕の不幸を想像して、にやにやと笑う雄二。その横で、レコーダーとビデオカメラを用意するムッツリーニ。
「……誰にでもいいから告白」
そう、僕は告白しなければならない。この罰ゲームの肝は誰でもいい、という所。
自分で選ぶのははずかしいし、その上で断られるところをみたいのだろう。
「もちろん、男は駄目だぞ。面白くないからな。……特に久保はやめておけ。これはお前を思ってのことだ。」
念を押してくる雄二。なぜだか、久保君のくだりはやけに力が入っていた。
「もちろんだよ、男に告白する趣味はないし、もしOKされちゃったら大変だからね。まぁ、久保君なら絶対断ってくれるだろうから、ある意味ありだと思うけど?」
皆の僕を見る目が慈愛に満ちた。
「まぁ、なんだ……とにかく、さっさと罰ゲームを終わらせろよ。それのほうがお前も楽だろ」
雄二の言葉に従うように、僕は腰をあげる。そして、教室の扉を開けると同時に走り出す。
「あ、明久がにげたぞい!」
「逃げたんじゃない、これは戦略的撤退だよ!」
大声で叫ぶ。
「なに訳のわからないことをいってやがる!ムッツリーニ、一階に回り込んでくれ!」「……了解」
逃走は困難を極めた。
どうにか逃げ切った僕。階段の踊り場で息を整える。あの三人から逃げるのは辛かった。校内肝試しの時のように、美波の召喚獣がいればなぁ、そんな気持ちが声に出て、
「美波のぬりかべがいればぎゃああぁ!足の付け根はそっちに曲がらないよっ!」
「誰がぬりかべですってぇ!」
いきなり現われた美波が僕をうつぶせにおしたおし、脚を折り曲げる。
美波に必死で状況の説明と言い訳をすると、渋々ながら離してくれた。
「別にウチ、あ…こまでぺ…タン…じゃないのに……」
何を言っているか聞き取れなかったけど、とにかく謝っておく。
「ところで、アキ。なんで、そんな格好してるの……」
「逃げるための変装だよ」
僕はセーラー服を着ていた。しかも、ウィッグまで完備。この間姫路さんに着せられた服を、何かに使えると思って、空き教室に隠しておいたものを今回、着用していた。
「……まぁ、いいわ。じゃ、ウチは教室にもどるわね」
「ちょっと待って。もし、教室に雄二たちがいるなら、秀吉に伝えて欲しいことがあるんだ」
僕には考えがあった。
「いいけど、三人とも、アキのこと追いかけてるんじゃないの?」
「いや、一度姿を見失っている以上、雄二が闇雲に捜すことはないはずだから、多分三人で作戦を立てていると思う」
実際は雄二一人の企てだろうけど。
「そう。じゃあ、ウチは何て伝えればいいの?」
そうだね……
「Bクラスの鰻はおるかのぅ」
秀吉が何も知らずに、屋上にやってくる。美波には、Bクラスの鰻君が秀吉に大事な話がある、と伝えてもらった。顔は知らないけど、鰻君は実在する。実在する人じゃないと、雄二に感づかれて、ついてくる恐れがあったから。
秀吉に、今日は散々ダウトで煮え湯を飲まされた。だから、秀吉に告白して、罰ゲームと嫌がらせを兼ねようと思う。雄二の挙げた条件も、男に告白するな、で秀吉の性別は♂(男)じゃなくて、♂♀(秀吉)だから、大丈夫だよね。
「おーい、秀吉ー」
「あ、明久。なんじゃお主、その格好は」
少し呆れた様子の秀吉が、当然のごとく聞いてくる。
「もしもの為の変装グッズだよ」
「みな、明久の女装姿は見慣れておるから、変装の意味がないように思うんじゃが」
「そうかな」
はてなを繰り出す。
「まぁ、よい。明久、Bクラスの鰻は知らぬか」
「ごめん、それ僕のウソなんだ。秀吉だけに大切な話があって」
真面目な顔をした。すると、秀吉も真面目な顔をして、
「何やら込み入った用件のようじゃの」
秀吉にうそは通じない。
「秀吉……」
だから、
「なんじゃ、明久」
「僕は秀吉のことが、大好きなんだ」
友達として。
秀吉の目は大きく見開かれ、顔を真っ赤にしている。てっきり、わしは男じゃぞ、と言うと思ったのに、この反応……
もしかして……
「秀吉、もしかして風邪ひいてるの?」
「ほぇ?」
やっぱり、普段の秀吉とちがう。秀吉に近付き、額にかかるさらさらとしたその前髪を軽くかきあげて、僕の額をくっつける。
「ぁ……あきひ……さ」
うわ言のように僕を呼ぶ秀吉。その額は今も熱が上がっているように感じる。やっぱり、
「風邪ひいてるね、秀吉」
「何を言っとるのじゃ」
若干、素に戻ったようにも見えるが、放ってはおけない。
「保健室へ行こう、秀吉」
「やっ、そんな…いきなりは、ひゃんっ!」
なぜだか戸惑う秀吉の体を、お姫さまだっこで持ち上げて、そのまま、保健室へと駆け出す。
「ま、まだ早いのじゃ、明久!」
体をじたばたさせて、逃げようとする。そんなに保健室が嫌なのかな。
そうしてる間に、保健室へと到着する。扉を足であけて、空いているベッドに秀吉をのせる。落ち着いてから、周りを見渡すと、生徒はおろか、先生もいない。仕方ないから、薬を捜そうと棚に向かうと、
「ど……どこへ行くのじゃ……」
声をかすかに震わせて、服のすそをちんまりと、掴んでくる。その瞳はゆれてぬれて……
その様子は風邪をひいているようにも見えるけど、本能に訴えかける何かがあって、どきりとさせられる。
「ちょ……ちょっと風邪の薬を……捜そうとおもって…」そんなへんな気持ちを悟られまいとしても、言葉が上手く出ない。
「わしは風邪なぞひいておらぬのだが……」
まだ頬に赤みが残る秀吉。ベッドの上で女の子座りをしている秀吉。
「まぁ、よい。……時に明久よ……わしはまだお主の告白に、答えを返しておらぬのじゃが…」
なんだか恥ずかしげに指をいしいじしながら言っている。やばい、冗談の告白で振られる前に、誤解を解かないと。「や、やだなぁ。冗談に決まっているじゃないか。ダウトでコテンパンにされたから、仕返しと罰ゲームを兼ねて告白したんだよ」
最後まで言ってから気付く。秀吉が泣いていた。
「わしが……今までどのような気持ちでお主を見ていたと思う!」
強い口調が、心に突き刺さる。
「お主は優しい。わしのことを女のように扱いながらも、ちゃんと友達として見てくれる。他の男達とは違うのじゃ!それが、いつも、とても、嬉しくて、いつのまにかお主を好きになっておった」
秀吉が、僕を、すき……
「いっそ、わしが女じゃったら、大好きな気持ちをくすぶらせずに済んだかもしれぬ…
じゃが、わしはいくら女のように見えようとも、実際は男じゃ。打ち明けたら、きっと嫌がられる。これまでのように友達としても、いられぬじゃろう。それが嫌で今まで……
それをお主は冗談じゃと!」
「だって……」
言い訳がましく口を開く。
「この前から、男に告白されるのは嫌、みたいな感じで言ってたから……」
秀吉が、突如僕の胸ぐらに掴み掛かる。
「お主は特別じゃ!男も女も関係ない!」
言い切って、秀吉は我に返って手を離す。そして、涙に濡れたその顔を、笑顔に塗り替えて、
「すまんのぅ、明久。次の演目で、感情的な女の役をすることになったのじゃ。わしの演技は上手かったかのぅ」
その言い訳にはあまりに無理があり、むしろ今の笑顔が演技だろう。
ダウト、小さく呟いて、秀吉の柔らかな唇にキスをした。意識は無限の内におかれたようになり、その中で自分の気持ちに気付く。僕も秀吉と同じだったこと。嫌われたくないから、本当の『好き』を、友達としての好きに置き換えていた。
唇を離すと、秀吉は惚けていた。だから、白雪姫よろしく、キスで目覚めさせようとすると、わずかな抵抗をみせるが、ぎゅっと抱き締めると、おとなしくなった。唇を離せば、次は泣いていた。たぶん、僕の顔はとても真っ赤だろう。
「泣かないでよ、秀吉」
「嬉しくて泣いておるのじゃ、仕方あるまい」
「けど、僕は大好きな秀吉の涙は見たくないよ」
涙の量がまたも増え、困っていると、秀吉から、
「チューをしてほしいのじゃ。そうすれば、泣きやむかもしれないぞい」
キスをせがんでくる。頬を赤らめて言う秀吉はとても可愛くて、何度も何度もキスをした。

昼休みの終わりを告げるベルが響く。教室にもどろう、と秀吉の手を引っ張るが、動かない。秀吉は、笑いながら僕の股間を指差す。
「その状態で帰るのかのぅ」
見ると、大きくなった僕のモノが、スカートの生地を押し上げていた。僕は恥ずかしくて、それを隠していると、いつのまにか秀吉は、ベッドから降りて、膝立ちになっている。
「授業なぞ忘れて、続きを……せんか?」
恥ずかしいだろうに、持ち前の演技力は僕の理性を無くさせた。スカートの生地の上から、モノが撫でられる。焦れったい快感。そんなことを五分も続けられて、思わず、
「も……もっとぉ、ひでよしぃ」
秀吉は嬉しそうにして、僕のパンツをぬがす。さらに、スカートが持ち上げられると、脈打つ僕のモノが現われた。
「明久の方が、おっきいのじゃ」
一瞬、悔しそうな表情を見せるけど、すぐに興味が戻る。柔らかな十指がモノを包みこむ。それだけで、ぞくりとした。ゆっくりとしごかれるモノ。声が出そうなのを、こらえていた。すると、そんな僕の様子を見た秀吉が、ゆっくりとモノに顔を近付ける。
「だめだよぅ、ひでよし……汚いからぁ」
妙に甘ったるい女の子のような声。自分の声だとは思えず、驚く。ふふっ、と笑った秀吉が、モノを一息に飲み込む。そのまま、卑猥な音を立てて、モノをしゃぶる。声にならない声をあげる僕。声が出ないように必死だった。
しばらくして、秀吉の舌が亀頭を中心に責め始める。鈴口を舐め上げられると、
「あぁんっ」
我慢していた声を、ついあげる。脊髄を貫くような快感が走る。
「気持ちいいかのぅ?」
「いじわるだよぉ」
本当に。
しばらく、口淫を続けられると、射精感が湧き上がる。
「ひでよ…し……。も…イキそう」
秀吉は僕の声を聞くと、ストロークを速くする。急激な変化に加えて、手の動きも入ってくる。激しい快感に耐えられず、小さく呻いて射精した。精液はすべて秀吉の口内に収まる。さらにモノの内部で残っている分も、吸い上げてから、それを嚥下する。
「んっ……。明久のは、なんでもおいしいのじゃ」
満面の笑みで言う秀吉は、とても愛らしく、いじらしい。
興奮が収まらず、口をゆすいできた秀吉と、キスをしながら、服を脱がす。上はボタンをすべて外し、ネクタイを緩ませ、下は完全にぬがせる。嫌がる素振りは見せながらも、抵抗はしない。受け入れてくれている証拠だ。下半身の不似合いなモノが、情欲を掻き立てる。
ベッドの上で四つん這いにさせる。すると、とても可愛らしいお尻の穴が見える。
「秀吉の穴はきれいだね」
「いつお主に迫られてもいいように、毎朝きれいにしておるのじゃ。……しかし、あまりまじまじと見られても、恥ずかしいのじゃ」
僕のことを思ってくれているのは嬉しいけど、逆に考えると、いつか僕が襲ってくると思ってたのかな。深くは考えないようにしよう。
穴を軽く舐めあげる。
「んぁっ」
秀吉の喘ぎ。舐めた僕も、精神的な快楽に痺れる。無味でありながらも、甘美であった。さらに舌でほぐすと、想像以上にゆるいと感じた。
「秀吉のお尻はなんだかゆるいね」
四つん這いの状態で、顔だけこちらに向ける秀吉。
「い…も、明久……とを考えて、……ニーしてたから」
よく聞こえなかったので、もう一度聞き直すと、
「明久のことを考えて、お尻でオナニーをしてたのじゃ!何度も言わせるでない!」
言ってから、自分の発言に照れて、ベッドに顔を埋めていた。その隙に、唾液で濡らした指を一本入れてみる。
「ひぁっ!」
くぐもった喘ぎが響く。随分余裕があったから、もう一本入れてみると、体をビクンと跳ね上げる。これぐらい余裕があれば、モノも入るだろう。
しかし、唾液だけでは潤滑が足りないのではと、何か代用品を探していると、ワセリンがあった。秀吉の穴と、僕のモノに塗り付けていると、「今更なんじゃが……優しくしてほしいのじゃ……」
「大丈夫。大事にする。優しくするよ」
耳元でささやいてから、挿入する。
「あぁあんっ!」
気持ち良さそうに喘ぐ秀吉。なんだかいじめたくなるけど、イクのを我慢するので精一杯で、ゆっくりとしか動けない。
けど、もっと気持ち良くなってほしいから、腰をうごかしながらも、秀吉のモノをしごく。少し皮をかぶっているモノをしごいていると、すさまじい反応を見せる。
「ひゃぁぁあああん!ダメなのじゃああぁ!」
普段と違う秀吉がとてもかわいい。だが、締め付けも強くなり、とても我慢できない。さらに性感を高めるため、激しく腰を打ち付ける。
「もう……イクッ、秀吉っ!」
「も、ダメッ、イッちゃうぅッ!」
二人同時に、絶頂に達する。疲労と幸福感とで、体が動かない。なんだか目もおかしくなって、ベッドの空間を仕切るためのカーテンが、赤くなっているように見える。
抱き合って、学校が終わるまで、泥のように眠った。

教室に荷物を取りに行く際、秀吉がダウトでやけに勝っていたのは、僕のためだ、と言うことを言っていた。
「明久が最下位の時に、わしが一位ならば、お主におごってもらう時に、裏でお金を渡せば、損得ないからの」
今更ながら、そんな気遣いも好きになった要因かもしれなかった。
教室をみると、姫路さんと美波が話をしていた。二人は、こちらに気付くと、
「あら。まだ、その格好してたの?」
「明久君が、なんだかアキちゃんです」
そういえば着替え忘れてた。
「ところで、明久君、木下君。どこに行ってたんですか?皆捜してましたよ」
「そうよ、アキ。皆心配してたんだからね」
なんか、皆に心配かけたみたいだ。
「ごめん。ちょっと保健室に行ってたんだ」
なんだか二人の視線が厳しくなる。
「保健室には誰もいない、って言ってクラスの男子が封鎖してたけど?」
「木下君。明久君と保健室なんかに行っちゃだめですよ。何が起きるか、わかりませんよ」
よく考えて、姫路さん。保健室は、校内でもっとも安全で、何も起こるはずの無い場所だよ。そして、僕たち二人の間には、何も起こらなかったよ。
このように言おうとしたはずが、
「おたすけ」

焦りすぎて、なぜか救いを求めてしまった。嘘をつけない僕である。
「アキ。本当に何かあったでしょ。言ってみなさい」
どうにか、言い訳を考えていると、秀吉が僕より一歩前に出る。助かる。
「島田、姫路。わしはお主らにも、負けんぞ」
言って、くるりとふりかえって、僕にキスをした。
なんだろう。今までのキスの中で、一番ドキドキしている。振り向いた時の秀吉が、今までにないくらい、可愛かったからかもしれないし、二人分の殺気をひしひしと感じているからかもしれない。
「こっちに来なさい!アキ!あんた、木下になにしたの!」
「返答によっては、明久君は、次の朝日を見ることができなくなりますよ」
僕は、今日でもう朝日はおろか、何も見ることはできないだろう。
最後に、秀吉が見れてよかったよ。




余談

ここ最近ムッツリーニ商会に客が絶えない。その買い物の内容は一律で、二人の美少女による何かしらの動画らしい。
僕と秀吉が行く時は、いつも売り切れていて、クラスで持っていないのは、女子とぼくと秀吉だけらしい。
ただ現在ムッツリーニ自身は入院していて、商会はFFF団の有志によって運営されている。入院の理由が、その動画の撮影にあるらしいから、多少は気になるけど、僕には必要ない。
男とか女とか、そんなものを飛び越えて、美少女な秀吉が僕の彼女なんだから。

おわり

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