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「考える集い」議事録

会議名:「湘南ベルマーレ クラブハウス問題について考える集い」
日時 :2006.5.14(日) 10:00〜12:00
場所 :平塚総合体育館 A会議室
出席者:湘南ベルマーレ 真壁社長、他数名  サポーター 約150名

<真壁社長による状況説明>

1.はじめに

  • ベルマーレの代表として平塚市と交渉を行っていく中で、これは1人ではなかなか大変だなと感じていた。今回これだけの人が心配をしてくれているということを心強く思う。
  • 理解してもらいたいのは、ベルマーレというチームは皆さんをはじめ、我々と行政が手を組んで存続してきたチームであるということ。何処かを批判するという物の言い方で話をしてしまうと混乱を起こしてしまう。それを念頭に置いて話を聞いて頂けるよう、お願いしたい。
  • ベルマーレが過去、消滅の危機を迎え、乗り越えた時点からこのクラブハウスの問題というのは始まっていた。
  • 皆さんからは「もう少し早くクラブハウスの問題について話を聞きたかった」という意見も頂いているが、前回のカンファレンス時点では、行政との話し合いの最中ということもあったので、「交渉中である」ことのみを話した。
  • 今年4月に平塚市の定例記者会見の中で、クラブハウスに関する市としての見解が正式に公表されたため、ベルマーレの立場を話しやすくなった。
  • 今日はそのようなことを踏まえた上で、これからの話を進めていく。

2.存続問題

  • フジタの撤退の問題が‘99年に発生。平塚市が存続検討委員会を立ち上げる。
  • 当時の吉野市長が「何が何でも存続させるんだ」と強い意志を持っておられた。
  • 当時、平塚の財界の代表者・サポーター代表・地域団体の代表などで委員会を4回ほど催した。
  • 平塚市はその内容を市民の声を集約したものとして、存続させるための交渉をフジタと行うこととなった。
  • 最善の策としてフジタは当時2億4千万の資本金を残していった。 (当時資本金8億、累損十数億の債務超過)
  • 同年9月には存続の記者発表。
  • 同年10月末には新体制を決めないと来年のJ2に参加できないということで、新代表として河野太郎氏を選出。サッカーに詳しい人がいないということで、当時、川淵チェアマンの紹介で小長谷社長を選出するに至る。

3.大神に関する話

‘99年9月〜

  • フジタがベルマーレから撤退する際に、大神グラウンドを賃貸する取り決めを行い、撤退後もベルマーレが賃貸料を払って使用してきた。しかし、賃貸料の負担は大きかった。
  • ベルマーレは将来的に買い取ることも考えていたが、資金的な目処が立たなかった。
  • 一方、フジタは独自に売却先を探していた。

‘04年4月

  • フジタが大神グラウンドを松蔭大学に売却することになった。
  • ベルマーレは松蔭大学との交渉の末、2006年9月までの2年間の期限付きで大神グランドを優先的に使用できることになった。
  • よって2006年9月には、スムーズにクラブハウスの移転ができるよう進める事になった。

4.馬入に関する話

‘02年

  • 吉野前市長は、大神グラウンドの返還の問題もあり、以前より移転について検討されていた。
  • 平塚市は日韓ワールドカップ時、ナイジェリアのキャンプ地として馬入ふれあい公園サッカー場を建設。
  • 馬入ふれあい公園の完成もあり、ベルマーレはクラブハウスを含め馬入への移転を考え始めていた。

‘03年4月

  • ベルマーレは、グラウンドが一面だけでは活動が難しいと考えていた。
  • 平塚市は、totoの助成金4500万円を申請していた。
  • 申請の最中に市長選に入ってしまい、議会審議を経ないままとなる。
  • 平塚市長選挙で吉野前市長が落選し、大蔵現市長が当選。
  • 報道等で皆さんご存知と思いますが、totoの助成金の交付が受けられることは決まっていたが、議会での審議を経ていないという事情があり、補正予算を組むことが出来ず、助成金は辞退。馬入でのグラウンドの増設は無くなった。

‘04年

  • ベルマーレとしては、馬入ふれあい広場サッカー場への移転を現実的にしなくてはならないため、平塚市の理解を得て、補修と土手に2面の天然芝サッカー場の追加建設を目的に、ワールドカップ記念事業助成金申請を進める。
  • 初回は平塚市が主導で、神奈川県サッカー協会とベルマーレの3者で、3種類ある助成ランクのうち、最も高額なAランク(3億円助成)の申請をしたが、最終的に負け却下された。
  • 平塚の敗因は
    • ワールドカップ開催地>キャンプ地
    • ピッチ5面>3面
    • 民主導で迅速>官主導で後手
  の3つであった。
  • そこで2回目はベルマーレの意見をより多く取り入れてもらい、Bランク(2億円助成)に的を絞り、三浦市(横浜FC関連)と競った末に、神奈川県サッカー協会の協力も得ながら申請。日本サッカー協会も十分満足する内容で助成金を獲得し、予算の2/3が助成金、1/3を平塚市が支出し、馬入グラウンドの増設が動き出した。
  • 新しい時代の施設運営を目指し、平塚市の理解も得て指定管理者はNPO法人湘南ベルマーレSCになった。
  • 当時の私たちの考え方は、大神からの移転の際には敷地を借りて、独自資金で市民とベルマーレが共有できる施設が出来ないかと考えていた。馬入グラウンドをベルマーレが優先的に使用させていただきながら、ベルマーレの持っているスポーツにおけるノウハウを市民の方に提供しながら、市民への利用拡大につなげるJリーグ百年構想の理念に合致した内容で考えていた。
  • 最悪でも移転時にプレハブを仮設し、2年程度の猶予のなかで本格的なクラブハウスをどうするか考えていた。

‘06年1月〜3月

  • 一般市民が利用できるトレーナー室や飲食できる売店などを設けて、その2階をクラブが使用できるような公共性の高いクラブハウスの敷地内建設をベルマーレが平塚市へ提案。
  • しかし平塚市は、クラブハウスの敷地内建設は公園施設での一般市民が利用する以外の設備となるため、都市公園法上問題があり認められない、という見解を示した。
  • ベルマーレは当時のジェフ市原が使用している姉崎の練習場を例に出して、平塚市の説得を試みた。
  • しかし平塚市は、市原市を視察した上で、都市公園法上難しいと判断し、平塚市としては公園内にクラブハウスは建設できない、とした。
  • ベルマーレは近隣の土地獲得も検討したが、資金が無くあきらめた。
  • このままでは、選手が落ち着いてミーティングやトレーニング、着替えをするような場所がないため、プロスポーツができる環境になっていない。
  • ユースはグランドの予約めども立たず、他を探すことになる。

‘06年5月現在

  • 平塚市が不可能であると解釈したことを許可してもらうわけにも行かず、別の手を模索中である。今クラブに資金はないため、資金確保のため平塚市を初めとする各投資元との交渉や調整を続けている。
  • 馬入の隣接地に借りられる土地を探し、そこに仮設の建物を建て、選手・強化部・コーチの居場所を確保していく。
  • シャワールーム・ロッカー等は、馬入の施設を使用できるよう、平塚市側は理解を示してくれている。
  • ミーティングルーム等は、平塚アリーナの部屋を市のルールに従い2ヶ月前に予約して使用する。
  • 本社機能はクラブハウスから分け、市街地に事務所を借りる。(すでに平塚市の紹介で候補地があり、交渉中)
  • それでも実際に使っていくと、例えば駐車場など様々な問題が発生するだろう。
  • 民間スポンサーには、ベルマーレが市民や地域に根ざしたクラブであることを理解いただいていままで応援をしていただいているが、今後は積極的に民間資本の導入を計っていかないと経営ができない事となる。
  • 産能大からは大学内にあるグラウンドを育成部門に優先的に貸していただけるという話が出ている。有難い限りだ。
  • 2006年夏を目処に各方面に働きかけ、増資が出来るよう計画している。その資金をもって、当面を対処していきたい。

<質疑応答>

Q:ベルマーレ平塚を湘南ベルマーレと改名したことで、平塚市の支援を難しくしているのか?
A:一切関係ない

Q:どの範囲までベルマーレが設備を優先的に使えるのか?
A:現在、市と調整中。ただし、日本サッカー協会からの助成の前提であるベルマーレの優先活用とは情勢が変わってきており、話の筋が通らない苛立ちはある。

Q:本社機能を分離しないとクラブハウスの敷地内設置は困難ではないのか?
A:最初から本社機能は分離で考えている。

Q:このままでは選手はどんな状況になるのか?
A:既存の設備では入りきれないので、自分たちでどうにかするしかない。(駐車場なども含めて)

Q:クラブハウス問題の進捗度合いはイメージでどの程度か?
A:理想ではなく、支障をきたさない最低限度から考えて65%くらいである。(注:数値の根拠は必要により真壁社長に別途確認が必要)

Q:我々サポーターは何をするのがよい(してもらいたい)のか?
A:私も今日皆さんがどう考えるのかお聞きしたい部分もあり参加させていただいた。皆さんの意見は今後のクラブ経営を考えても重要であると思うので、広く皆さんで様々な意見をオープンに出して下さい。

Q:ジェフが市原市でやったことをベルマーレはなぜできない。努力したのか?
A:市原市の事例は平塚市にも説明し、市による調査も行なっていただいたが、平塚市のスタンスとして、今回の馬入の事例では不可能だと解釈した。

Q:ベルマーレと平塚市とのやり取りの議事録を出してほしい。
A:これまでのやり取りは、公開を前提としていないので公開できない。
今後のやり取りについては、公開を前提とすることに平塚市が理解してくれれば、議事録を出すことは可能だと思われる。

Q:平塚市へのアプローチとして平塚競輪場等での利益をまわす等の案はどうか?
A:資金調達の為に幾つかの案を考えた事はある。
しかし、資金調達手法の問題の前に、建物をベルマーレが占有する事が問題とされている。これを変えるのはなかなか難しい。

Q:タイムリミットはいつか?
A:タイムリミットではないが、2006年6月中旬が節目である。
仮設のクラブハウスを立てるための土地の交渉、確保から建設までの期間を想定するとそのくらいを目処に結論を出さないと間に合わない。

Q:今後サポーターが何かしらの行動をするにあたって、ベルマーレが困ることはあるか?
A:困ることは特にない。
ベルマーレが何らかの形で皆さんの役に立ち、もしくは大切な何かになっているとしたら、そのことを伝えて欲しい。
将来少しでも今回の問題が良い方向に向かうように、皆さん一人一人の生の声で後押しして欲しいと思う。
ベルマーレから具体的にこうしてほしいという要求や、これは困るといった注文は特に無いし、すべきものでもないと思う。
ベルマーレとしては皆さんの気持ちを大切に、今後も交渉を続けていきたい。

<サポーターによる今後の対応検討>

できることからやっていこう、ということで、次のことをやっていく。

  • 市や議会に対して、声を上げる、要望を出す。内容は何でもいい。自分の思いを自分の言葉で伝える。平塚市民でなくても構わない。
神奈川県平塚市/私の提案 https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/teian/post....
  • 多くの人に、この問題を知ってもらう。他チームのサポーターでも構わない。
FrontPage - 湘南ベルマーレクラブハウス移転問題 - livedoor Wiki(ウィキ) http://wiki.livedoor.jp/bellmare2006/d/FrontPage
  • 署名活動などを実行するための中心となる団体を、早急に作る。
2006年05月22日(月) 00:39:45 Modified by bellmare2006




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