神話_ニヨルド

ニヨルド


ニヨルド(njorðr)は、北欧(ゲルマン)神話、オーディン率いるエーシル神族と
もう一つの神々の集団「ヴァン神族」の神。ニエルド、現代的にはニョルズ。

ヴァン神族はエーシル神族に倒され、ニヨルドは娘のフレイヤ、息子のフレイと共に
人質にとられる。その後ヴァン神族の存在は薄くなっていき、いつの間にかこの3神は
エーシル神族の一員となる。ニヨルドは海の神となり、漁師から大人気で、
崇めれば嵐が来ず、大漁になったという。

自分の父巨人ティアチ(チアシ)がロキに殺され、復讐のためにアスガルドにやって来た
ティアチの娘スカジ(スカディ)は復讐にエーシル神族の一人を夫にとると言い、
足の美しさで選んだ。光と善の神バルデル(バルズル、バルドル)を狙っていたのだが、
足のたくましさで選んだ神はなんとニヨルドだった。ニヨルドはたくましいには
たくましいが美青年というよりガタイがいい方で、言ってみればマッチョだった。
(この事で神々は大笑いしたという。)
結果、この夫婦は全くうまくいかず別れてしまったという。ちなみにラグナロク
では全ての神の死ぬ様が描かれているのだが、ニヨルドがどうして死んだかは不明である。
2005年07月17日(日) 02:27:12 Modified by chantagirl




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