多態性（ポリモフィズム）とは、個性を表す。一つの要求に対して、それぞれが別々の動きを行うこと。

例）RPGの戦闘場面で・・・
　　　要求：「攻撃」
　　　　　→　剣士：剣で攻撃
　　　　　→　魔法使い：魔法で攻撃
　　　　　→　モンスター：爪で攻撃
　　　　　→　スライム：仲間を呼んで合体

多態性を実現させるためには、以下の技術が存在する。

• 継承
• キャスト
• インタフェース

継承

キャスト

インタフェース

クラスで利用するメソッドの定義だけを行ったもの。メソッドの実装は、インタフェースを利用するクラス内で具体的に定義する。そのことにより、各クラスは実装だけを、そのクラスの特性に基づき記述するだけでメソッドを定義、実装することができる。主に、多態性を実現するために利用される。ABAPでは、多重継承が認められておらず、インタフェースを利用することで多重継承をシミュレートすることが可能。

例）
宿クラス、飛行機クラス、電車クラス　これらの共通のメソッド「予約」をインタフェースとして定義。

クラス間に継承の関係はないが、インタフェースでアップキャストすることで「予約」を呼び出すことで、宿の予約、飛行機の予約、電車の予約が可能になる。