作曲家・多田武彦〔通称・タダタケ〕のデータベース。

男声合唱組曲「大木惇夫の詩から 四季點綴」(作詩:大木惇夫)

大木惇夫の詩から 四季點綴オオキアツオノシカラ シキテンテイ指示速度調性拍子
1野茨の道ノバラノミチAndante付点4分音符=72 ca.ト長調6/8
2秋に見る夢アキニミルユメAndante4分音符=66 ca.ニ短調4/4
3ミナミAllegretto4分音符=120 ca.ト長調4/4
4冬薔薇フユバラAllegro4分音符=138 ca.ト短調4/4
5見果てぬ夢ミハテヌユメAndantino4分音符=80 ca.ヘ長調3/4
6旅愁小田原城リョシュウオダワラジョウAndantino付点4分音符=80 ca.ニ短調12/8

作品データ

作品番号:T86:M68n
作曲年月日:2007年?月?日
小田原男声合唱団による委嘱

初演データ

初演団体:小田原男声合唱団
初演指揮者:外山浩爾
初演年月日:2008年9月14日
JAMCA滋賀演奏会(於滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール)

楽譜・音源データ


男声合唱組曲「大木惇夫の詩から 四季點綴」

作品について

副題の表記には揺れが見られ、「大木惇夫の詩から〜四季點綴」「大木惇夫の詩から・四季點綴」「大木惇夫の詩から(四季點綴)」などの表記もある。

小田原男声合唱団の委嘱による組曲としては「西湘の風雅」「冱寒小景」に続く3作めで、前2作と同様「小田原にゆかりの人による作品をテクストに」という委嘱者の希望に沿うものである。

「5年ぶりに弟に会う前の詩人の心情」が綴られた『野茨の道』、「訪日のイタリア人らしい女性との対話形式」の『南』、
「江戸時代の2度の震災→明治維新の廃藩置県後の廃城→関東大震災時の残余建造物の全壊等の後の名城の惨状に心を痛めつつ、轟く濤声と絶え続く松籟の中での往時への追想」を描いた『旅愁小田原城』などから成る。
「大木先生の詩の中では珍しく喜怒哀楽の鮮明な詩群を中心に作曲できた」とあるが、一つのテーマとしては定まりきらず、作詩者の長女(現松本清張記念館館長・著作権継承者)に許可を得て表題を付けた。

點綴(てんてい)とは「程よくとり合わせて飾る」の意。多田の組曲では、四季を意識した構成がなされる場合、ある季節だけをまとめて選曲するケースと、季節の移り変わりに沿って配列するケースがほとんどだが、この組曲ではそのどちらにも当てはまらない。『野茨の道』が春、『秋に見る夢』が秋、『南』は季節不詳、『冬薔薇』が冬、『見果てぬ夢』『旅愁小田原城』が夏という順序である。

メロス楽譜による出版譜(初版)では第1曲のテンポ指定が「4分音符=72 ca.」と記されているが、印刷の過程で付点が抜け落ちたものと思われる。
詩の出典
「野茨の道」「冬薔薇」……『風・光・木の葉』(アルス、1922年)
「旅愁小田原城」……未刊詩集『一期の無明を歎きつつ』
上記以外……『秋に見る夢』(アルス、1926年)

歌詩

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