多田武彦〔タダタケ〕データベース - 尾崎喜八の詩から

男声合唱組曲「尾崎喜八の詩から」(作詩:尾崎喜八)

尾崎喜八の詩からオザキキハチノシカラ指示速度調性拍子備考
1冬野フユノおそく きびしく4分音符=約54ハ短調4/4
2最後の雪にサイゴノユキニ早く 物憂い感じで4分音符=約126ニ短調3/4
3春愁シュンシュウ遅く しみじみと4分音符=約66ト長調4/4Tenor Solo
4天上沢テンジョウサワ大らかに 叙唱的に8分音符=約228ト長調
5牧場マキバやや早く のどかに4分音符=約128ト短調4/4
6かけすカケスやや遅く 表情豊かに4分音符=約60ヘ長調4/4Tenor Solo

作品データ

作品番号:T33:M29
作曲年月日:1974年7月21日
関西学院グリークラブによる委嘱

初演データ

初演団体:関西学院グリークラブ
初演指揮者:北村協一
初演年月日:1975年1月18日
関西学院グリークラブ第43回リサイタル(於神戸国際会館)

楽譜・音源データ

作品について

『春愁』には(ゆくりなく八木重吉の詩碑の立つ田舎を通って)との副題が付されている。八木重吉といえばもちろん、「」終曲の作詩者である。

『天上沢』の冒頭および最後のad.libの部分は歌舞伎の口上を意識して作曲された。

作品誕生の経緯
http://rkato.sakura.ne.jp/yaroukai/tadatake_messag...
詩の出典
「冬野」「かけす」……『花咲ける弧獨』(三笠書房、1955年)
「最後の雪に」……『高層雲の下』(新詩壇社、1924年)
「春愁」……『尾崎喜八詩文集 3 花咲ける孤獨』(創文社、1959年):「その後の詩帖から」という章に収録。
「天上沢」……『旅と滞在(増補普及版)』(朋文堂、1938年)
「牧場」……『高原詩抄』(青木書店、1942年)

歌詩

冬野
最後の雪に
春愁
天上沢
牧場
かけす

参考文献

なまずの孫 2ひきめ 「X ふたりの詩人―「雨」と「春愁」を歌うときのために―」

関連項目

リンク

コメント
解説
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