フローラNTR
「嫌っ……!あ、ああ……!」
いつもながら、この女が拒絶するのは言葉の上ばかりだ。
身体の中はこんなにも赤々と熟れて、僕を咥え込んでいる。
その理由はよく分かっていたから、僕は彼女をもっと楽しませてやるために、
あえてそれを口に出した。
「何が『嫌』なの?君がもうあの男の奥さんだから?」
彼女はビクンと身体を震わせた。人間、殊に女にとって、背徳感は何よりの媚薬だ。
日ごろ道徳に捕われて、自分の本能を押さえつけている女であれば、なお更だ。
目に涙を浮かべながら、ますます濡れる淫乱女の蒼色の髪を、僕はこの上なく優しく
梳いてやった。『花の女神』の名が、聞いて呆れる。
「いいじゃないか、今はそんなこと忘れてしまえば。僕だって妻がいる。お互い様だよ」
激しく突き上げながらそう囁くと、彼女は陶然と喘ぎ始めた。全く、救いようのないお嬢様だ。
まあ、弱みを知っていて漬け込む僕も僕だが。
体位を変えて、正面から緩やかに犯す。愛しくてたまらない恋人を見る男の顔を、きちんと
作れているだろうか。
「金髪の女は従順だって言うけど、全く、大嘘だね。ほんの少し年上だからって、威張り腐ってばかりだ。
幼馴染の情に負けて、あんな女を選んだ僕が馬鹿だったよ」
「あ……あ……そんな……」
おいおい、それは悲しげな顔のつもりか?嬉しくてたまらないって顔中に書いてあるぞ。
しかし、当然といえば当然か。家事に化粧にしとやかな所作、嫁入り修行を生涯の仕事にしてきたような女だ。
“がさつな金髪女”に花嫁の座を奪われた屈辱は、僕などには計り知れない。
「今からでも遅くはないかな?僕は、今度こそ君を選びたい」
「わ……私……」
彼女の瞳が揺れる。プライドを満たし、悲劇のヒロインも堪能させてやった。もうあと一押しだ。
僕は彼女の膝裏を掴み上げ、奥の奥まで彼女を犯した。普段の清純ぶりからは想像もつかないような声をあげて
よがり狂う彼女の中に、精をぶちまける。放心して荒い息をつく彼女の耳に、精一杯甘い声で囁いた。
「今度は、君が選ぶ番だ。あの男か、僕か。待ってるよ、いつまででも」
「……」
彼女は黙っていたが、答えはもう分かっていた。
まだ彼女が僕の花嫁候補だった頃(彼女はもはや婚約者気取りだった)、彼女は、何かの拍子にマントを脱いだ僕の
腕に見惚れていた。男の方の、こんなに逞しい腕を、初めて見たと。頬を染めて俯く彼女を、僕は冷めた目で見ていた。
10年も奴隷暮らしをすれば、誰でもこの位の身体にはなる。いや、サラドナで日々の働きに汗を流す猟師や小売商とて、
似たような体格をしている筈だ。彼らから搾り取るだけ搾り取って、でっぷりと太ったあの男の娘だから、そんなことも
知らないのだろうが。
まったくお似合いだよ、お前達は。横笛を吹く男の、生っ白い腕を想起しながら、僕は彼女に見えぬよう嘲笑した。
「アンディさんとフローラさん、離婚したんですって。あなた、知ってた?」
数ヶ月の後、妻がぽつりと言った。僕はさも驚いたような顔をして、子ども達の寝顔から目を上げた。
「いや。まさか、何かの間違いじゃないか?」
「私だってそう思ったわよ。でも、サラボナで行商してきたって人が、間違いないって」
「ふうん……分からないものだね。二人とも、あんなに幸せそうだったのに」
「ほんと。それにね、アンディさん、もうすぐ再婚するんですって」
「ええ?!」
「どこかの踊り子と。離婚前から浮気してたんじゃないかって、噂になってるんですって。許せない、あの人。
フローラさん、やっと幸せになれたのに」
妻は我が事のように怒って、唇を噛んでいた。こういうところが、あの女とは違う、妻の高潔さだ。
僕は笑みがこぼれないよう気遣いながら、事実を整理した。
離婚前から浮気していたのはフローラの方だ(この僕と)。あの男も気付いていたのだろう。思い続けた幼馴染を
ようやく射止めた幸せの絶頂で、寝取られ男に成り下がった訳だ。ここまでは計画通りだが、あんな男を支えてやる女が
いたとはな。その踊り子と一線を越えたのが離婚の前か後か、僕の知ったことではないが、さぞかし救いになったことだろう。
再婚が早いのも無理はない。だが、気に入らないな。
その踊り子は、美人だろうか。それによって方法が変わる。
「どうしたの?」
気が付くと、妻が僕の顔を間近から覗き込んでいた。いつもは三つ編みにしている金髪が解け、しっとりと濡れて、石鹸の香りを
漂わせている。まだ見ぬ踊り子への劣情が妻へのそれに摩り替わり、僕は妻を攫うようにして隣室へ引きずり込んだ。
「ちょっと……やっ!」
妻は身を捩って抵抗した。隣室で寝ている子ども達を気にしているのだろう。部屋が別れているとはいえ安宿の壁だ、
妻が抗うのも無理はない。
「騒いだら子ども達が起きるよ」
「……!」
ひるんだ隙に、寝着を一気にウエストまで引き下げる。片手で妻の口を覆い、余った手でふくよかな乳房を弄ぶと、
手の中に妻のくぐもった声が響いた。両手の感触が心地良く、すぐに自身が屹立するのが分かった。
「奥さんを手放すなんて、僕なら考えられない。こんなに可愛いのに」
言いながら首筋にキスをして、目を上げると、彼女は僕に口を押さえられたまま、キッとこちらを睨みつけていた。
人の不幸をネタにするな、というのだろう。全く、僕の奥さんは潔癖だ。
僕は肩をすくめて、妻を寝台に倒し、その茂みに顔を埋めた。時折聞こえる声から、妻が今は自分で自分の口を
押さえているのだと気付く。こんなとき、フローラならどうしただろう。そもそも、壁の薄さに配慮することが
できただろうか。
出会った時から、あの連中が嫌いだった。奴隷上がりの、薄汚い格好をした僕を、横目で見て嘲笑った。
僕が戦闘に長けていると知るや、天空の盾や温室育ちの娘をちらつかせて手なづけようとしてきたが、最初に見た
あの連中の顔を僕は忘れていない。最後までその顔を崩すことのなかった、あの横笛の男は特に、だ。
さて、彼の今度の愛妻は、どうやって奪ってやろう。はじめからあちらに心がある分、前の愛妻より手ごわそうだ。
いや、その前にやる気も起きないようなブスだったらどうしようか。目を瞑れば、何とかできるかな?
「んんっ!」
僕の腹の内を露ほども知らない奥さんは、挿入を受けて背をしならせた。可愛い妻、妻によく似た可愛い子ども。
ざまあみろ。最後に勝ったのは、この僕だ。
いつもながら、この女が拒絶するのは言葉の上ばかりだ。
身体の中はこんなにも赤々と熟れて、僕を咥え込んでいる。
その理由はよく分かっていたから、僕は彼女をもっと楽しませてやるために、
あえてそれを口に出した。
「何が『嫌』なの?君がもうあの男の奥さんだから?」
彼女はビクンと身体を震わせた。人間、殊に女にとって、背徳感は何よりの媚薬だ。
日ごろ道徳に捕われて、自分の本能を押さえつけている女であれば、なお更だ。
目に涙を浮かべながら、ますます濡れる淫乱女の蒼色の髪を、僕はこの上なく優しく
梳いてやった。『花の女神』の名が、聞いて呆れる。
「いいじゃないか、今はそんなこと忘れてしまえば。僕だって妻がいる。お互い様だよ」
激しく突き上げながらそう囁くと、彼女は陶然と喘ぎ始めた。全く、救いようのないお嬢様だ。
まあ、弱みを知っていて漬け込む僕も僕だが。
体位を変えて、正面から緩やかに犯す。愛しくてたまらない恋人を見る男の顔を、きちんと
作れているだろうか。
「金髪の女は従順だって言うけど、全く、大嘘だね。ほんの少し年上だからって、威張り腐ってばかりだ。
幼馴染の情に負けて、あんな女を選んだ僕が馬鹿だったよ」
「あ……あ……そんな……」
おいおい、それは悲しげな顔のつもりか?嬉しくてたまらないって顔中に書いてあるぞ。
しかし、当然といえば当然か。家事に化粧にしとやかな所作、嫁入り修行を生涯の仕事にしてきたような女だ。
“がさつな金髪女”に花嫁の座を奪われた屈辱は、僕などには計り知れない。
「今からでも遅くはないかな?僕は、今度こそ君を選びたい」
「わ……私……」
彼女の瞳が揺れる。プライドを満たし、悲劇のヒロインも堪能させてやった。もうあと一押しだ。
僕は彼女の膝裏を掴み上げ、奥の奥まで彼女を犯した。普段の清純ぶりからは想像もつかないような声をあげて
よがり狂う彼女の中に、精をぶちまける。放心して荒い息をつく彼女の耳に、精一杯甘い声で囁いた。
「今度は、君が選ぶ番だ。あの男か、僕か。待ってるよ、いつまででも」
「……」
彼女は黙っていたが、答えはもう分かっていた。
まだ彼女が僕の花嫁候補だった頃(彼女はもはや婚約者気取りだった)、彼女は、何かの拍子にマントを脱いだ僕の
腕に見惚れていた。男の方の、こんなに逞しい腕を、初めて見たと。頬を染めて俯く彼女を、僕は冷めた目で見ていた。
10年も奴隷暮らしをすれば、誰でもこの位の身体にはなる。いや、サラドナで日々の働きに汗を流す猟師や小売商とて、
似たような体格をしている筈だ。彼らから搾り取るだけ搾り取って、でっぷりと太ったあの男の娘だから、そんなことも
知らないのだろうが。
まったくお似合いだよ、お前達は。横笛を吹く男の、生っ白い腕を想起しながら、僕は彼女に見えぬよう嘲笑した。
「アンディさんとフローラさん、離婚したんですって。あなた、知ってた?」
数ヶ月の後、妻がぽつりと言った。僕はさも驚いたような顔をして、子ども達の寝顔から目を上げた。
「いや。まさか、何かの間違いじゃないか?」
「私だってそう思ったわよ。でも、サラボナで行商してきたって人が、間違いないって」
「ふうん……分からないものだね。二人とも、あんなに幸せそうだったのに」
「ほんと。それにね、アンディさん、もうすぐ再婚するんですって」
「ええ?!」
「どこかの踊り子と。離婚前から浮気してたんじゃないかって、噂になってるんですって。許せない、あの人。
フローラさん、やっと幸せになれたのに」
妻は我が事のように怒って、唇を噛んでいた。こういうところが、あの女とは違う、妻の高潔さだ。
僕は笑みがこぼれないよう気遣いながら、事実を整理した。
離婚前から浮気していたのはフローラの方だ(この僕と)。あの男も気付いていたのだろう。思い続けた幼馴染を
ようやく射止めた幸せの絶頂で、寝取られ男に成り下がった訳だ。ここまでは計画通りだが、あんな男を支えてやる女が
いたとはな。その踊り子と一線を越えたのが離婚の前か後か、僕の知ったことではないが、さぞかし救いになったことだろう。
再婚が早いのも無理はない。だが、気に入らないな。
その踊り子は、美人だろうか。それによって方法が変わる。
「どうしたの?」
気が付くと、妻が僕の顔を間近から覗き込んでいた。いつもは三つ編みにしている金髪が解け、しっとりと濡れて、石鹸の香りを
漂わせている。まだ見ぬ踊り子への劣情が妻へのそれに摩り替わり、僕は妻を攫うようにして隣室へ引きずり込んだ。
「ちょっと……やっ!」
妻は身を捩って抵抗した。隣室で寝ている子ども達を気にしているのだろう。部屋が別れているとはいえ安宿の壁だ、
妻が抗うのも無理はない。
「騒いだら子ども達が起きるよ」
「……!」
ひるんだ隙に、寝着を一気にウエストまで引き下げる。片手で妻の口を覆い、余った手でふくよかな乳房を弄ぶと、
手の中に妻のくぐもった声が響いた。両手の感触が心地良く、すぐに自身が屹立するのが分かった。
「奥さんを手放すなんて、僕なら考えられない。こんなに可愛いのに」
言いながら首筋にキスをして、目を上げると、彼女は僕に口を押さえられたまま、キッとこちらを睨みつけていた。
人の不幸をネタにするな、というのだろう。全く、僕の奥さんは潔癖だ。
僕は肩をすくめて、妻を寝台に倒し、その茂みに顔を埋めた。時折聞こえる声から、妻が今は自分で自分の口を
押さえているのだと気付く。こんなとき、フローラならどうしただろう。そもそも、壁の薄さに配慮することが
できただろうか。
出会った時から、あの連中が嫌いだった。奴隷上がりの、薄汚い格好をした僕を、横目で見て嘲笑った。
僕が戦闘に長けていると知るや、天空の盾や温室育ちの娘をちらつかせて手なづけようとしてきたが、最初に見た
あの連中の顔を僕は忘れていない。最後までその顔を崩すことのなかった、あの横笛の男は特に、だ。
さて、彼の今度の愛妻は、どうやって奪ってやろう。はじめからあちらに心がある分、前の愛妻より手ごわそうだ。
いや、その前にやる気も起きないようなブスだったらどうしようか。目を瞑れば、何とかできるかな?
「んんっ!」
僕の腹の内を露ほども知らない奥さんは、挿入を受けて背をしならせた。可愛い妻、妻によく似た可愛い子ども。
ざまあみろ。最後に勝ったのは、この僕だ。
2011年04月12日(火) 23:46:10 Modified by palta