王子×王女3

レックスは飢えていた。なぜか。
「ねえレックス、ほら、また動いたよ。」
答えは単純である。互いにむさぼりあうように交わり続けたタバサの妊娠が発覚したためである。
おなかの子供に影響が出たら困るということだ。
「レックス、どうしたの?」
不思議そうに顔をのぞきこんでくるタバサ。
「え?ううん、何でもないよ。」
そう、何でもない、何でもないんだ……。レックスは心の中で自分に言い聞かせる。
「でも、ここのところポーッとしてること多いし……。」
いつも当たり前のようにしていたことができなくなるとこんなにもつらいなんて思わなかったからね。レックスはそう心の中でつぶやいた。
「ううん、最近までこんなふうにいつまでも一緒にいられるなんて思ってなかったからね、すごく幸せなんだ。だからかもしれない。」
そう、いくらまだ思春期とはいえ性欲だけでできているわけではない。むしろこう思っていることの方が多い。
「そう。」
タバサはレックスの頭を優しく両手で自分のお腹へと持っていく。
「ほら、聞こえるでしょ?私とレックスの子供たち。多分なんとなくだけどわかるの。」
レックスの耳に音が聞こえてくる。
とっくん。とっくん。とっくん。とっくん。
「名前は男の子がポール、女の子がアンナ、でいいかな。」
とっくん。とっくん。とっくん。とっくん。
「レックスもわかるの?」
とっくん。とっくん。とっくん。とっくん。
「うん。だって僕たちと同じなんだからね。」
とっくん。とっくん。とっくん。とっくん。
しばらく沈黙が続いた。
とっくん。とっくん。とっくん。とっくん。
とっくん。とっくん。とっくん。とっくん。

と、レックスはタバサを押し倒した。
「れ、レックス!?」
「ごめん、タバサ。」
レックスはタバサのマタニティドレスのボタンを外していく。
「だ、駄目だよ、ポールとアンナが……。」
「大丈夫。」
レックスはタバサの下着を下ろすと横に寝かせた。
「えっ?そ、そこは……。」
レックスはタバサの後ろで横になるとタバサの形の良いお尻をなめ始めた。
「レックス、そこは汚いよぅ……。」
「タバサに汚い所なんてないよ。」
いつだったかピピンがとりあえずこういう場合にはそう言っておくよう言っていた言葉を思い出しながら言った。
そして言ってから思った。本当にきれいだと。
「う、ん……。駄目だよ、こんなのおかし……んっ。」
感じ始めているようだ。
「大丈夫。ここでも気持ち良くなるのは変なことじゃないよ。」
多分。心の中で本当に小さくつぶやく。
「じゃあ入れるよ。」
タバサの腰をつかむとレックスは言った。
「レックス、ちょっと、待って……、あっ!?」
タバサの目が細められる。赤く染まった頬とあいまって妙に艶っぽい。
動きたい、けどタバサと一刻でも長くつながっていたい。
レックスはそう思い、穏やかに動く。
「タバサ、こっち向いて。」
顔を向けたタバサの唇を奪う。そのまま舌を入れる。
タバサの顔がさらに赤くなっていく。
タバサを解放する。
「レックス、ひどいよ、息、できな、かったん、だからぁ。」

息を切らしているタバサがいとおしく思えた。
だからもう一度キスをした。今度は舌を入れない。
口を離す。
レックスは1年ほど前とはうって変わって大きくなったタバサの乳房を手でつかみ舌でなめる。
「ああ、レックスぅ……。」
その先を赤く彩るものに吸いついた。
「駄目だよレックスぅ、それはポールとアンナの分……んっ。」
「大丈夫だよ、多分2人が生まれてくる頃にはもっと大きくなってるから。うん、おいしい。
2人も喋れたらそう言うと思うよ。」
タバサのもう片方の乳房ももう片方の手でいじり始める。
三度レックスはタバサにキスをした。
そしてそのあと、特に盛り上がるでもなく。
「あっ……タバサぁ……。」
「レックスの……おなかの中熱いよ……。」
レックスは全ての性欲を吐き出した。

「ねえ、レックス、前に言ってたよね。」
「うん?」
「私とレックスの子供なら可愛くなるかかっこよくなるかって。」
レックスは微笑んで言った。
「アンナはタバサに似てかわいくなると思うよ。」
「ふふっ、じゃあポールはかっこよくなるんだね。」
「うん、多分ね。」
レックスはお尻のあたりに違和感を感じた。
そこにタバサの右手が伸びていた。
「た、タバサ?」
「レックス、「はじめて」……もらうね。」
「そこは汚……、んっ」
「「レックスに汚い所なんてないよ。」」
さっき自分の言ったことをそのまま言われレックスは赤くなった。
「私のも無理やりだったんだから……レックスにも拒否権はないんだからね?ふふ、赤くなっちゃって……可愛い。」

そして数ヶ月後
「おめでとうございます、レックス様、元気な男の子と女の子ですよ!」
レックスとタバサは自分たちが幸せの絶頂にいるような気がした。
だが彼らはこれから作っていくのだ。今以上に幸福な日々を……。

〜完〜
多分もう続かない。
最後なのにまたメモ帳バグを確認しないでやらかしちまった……。
名前はPoleとAnnaをつなげるとPollyannaになる。



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