サンディサンディ

 サンマリーノ町長宅の2階。一組の男女が見つめ合っていた。
 ジョセフとサンディ……町長の息子とメイド。
 サンマリーノ町長宅のメイドだったサンディは、町長の飼い犬「ペロ」の餌に毒を混ぜ、殺そうとしたと無実の罪を着せられ、怒り狂った町長に通りすがりの商人キャラバン隊に売り飛ばされた。
 ジョセフは途方に暮れ、何も手に着かず、ろくに食事も摂らず、毎日毎日を泣きながら過ごしていた。
 しかし、その後サンディの無実を教えてくれた冒険者達のおかげで一念発起し、サンディを探し続けること数ヶ月。サンマリーノから遙か遠くの地で見つけたサンディを、売り飛ばされた時を遙かに上回る金額で取り戻して来た。

 サンディの旅はそれはそれは過酷で、凶悪なモンスターに襲われたり、何度もキャラバン全滅がしかかるような危ない目に遭い続けた。主な仕事は食事や洗濯など、皆の身の回りの世話がであったが、決して美人ではないとは言え可愛らしい若い娘である。いつキャラバン隊のぎらついた男達のお相手をさせられるか分からない。
 時々家事に勤しむサンディの背中にまとわりつくような視線を感じることがあった。しかし、忙しく緊張続きの毎日が、町長の息子……愛しのジョセフと離ればなれにされてしまった悲しみを紛らわせていたのも、また事実である。
 だからこそ、ボロボロになりながら自分を捜し当ててくれたジョセフに、サンディはただひたすら大粒の涙をこぼしながらわんわん泣いた。
 そして……永遠の愛を誓った。

 ベッドの上にお互い下着姿で並んで座り、おままごとのようなキスを繰り返す。まだ幼さの残る顔を赤らめ、サンディが切ない吐息を漏らす。
 ジョセフはステテコパンツ一枚、サンディはごくありふれたオーソドックスな白いブラ、腰に白いガーダーベルトを付け太股までのセパレートストッキング(シーム入り)を吊り……かなり色気の足りない木綿のパンツを履いている。
「おへそが出ないパンツ」ほどではないが、へそのほぼ真下辺りまでパンツの高さがあり、お尻も食い込むようなモノではなく、きっちりぴっちりお尻を包むパンツだ。相手がジョセフでなければ、萎えてしまうかもしれない……。
 ジョセフはサンディの背中へ身体をずらしブラのホックを外す。キスをしながら手探りで外せればいいのだが、残念……技術不足。
 ホックを外して肩紐をずらす。乳房がこぼれそうになり「あン」と小さく呟きながら肩をすぼめてブラが取れるのを止めようとする。
 ジョセフはサンディの背中に身体を密着させ、「いいかい?サンディ……」耳元に息を吹きかける。
 びくびく……と身体をふるわせたサンディが、かすかに頷く……と同時にジョセフはサンディの両脇の下から手を入れ、乳房を両側から揉みしだく。
「ふ……ふわぁ……」
 サンディも年頃の娘だ。自分で自分を慰めたことは何度もある。乳房だって何度も揉んだことがあるが、いつもと全然感じ方が違う。
(やっぱり……好きな人に触られると感じちゃうのね……)
 回すように乳房を揉みながら、指で乳首を弾く。切ない吐息を漏らすサンディに、「どうやら上手くやれているようだ」と安堵するジョセフ。
 悪友から色々体験談を聞いたことはあるが、まだオンナを知らない彼は、ひたすら「参考書」と悪友の体験談を頭の中で反復しながら愛撫を続けていた。
(そろそろいいかな……?)
 ジョセフはサンディの横に移り、相変わらずままごとのような、唇をくっつけるだけのキスを「ちゅっちゅっ」と可愛く繰り返しながら、ゆっくりとサンディの身体を仰向けに寝かせる。
「ジョ……ジョセフ様?」
「いいから、任せて」
「はい……。」
 首筋から胸にかけてキスをしながら下がっていき、そして乳房を揉みながら乳首を吸う。
「う……ううん。」
 ジョセフの慣れない身にはかなり難しいのだが、胸を揉みながら一生懸命乳首を舌で転がす。どうやれば女の子が喜ぶのか彼にはまだ分からない。
 もっともサンディの方も、まだ「じゃれ合っている」感が強く、感じているんだかくすぐったいんだかよく分かっていない。
 喘ぐように吐息を漏らすサンディの乳首を舌で転がしながら、ジョセフは目の端でサンディの……布で覆われた秘部を見ていた。
 恐る恐る……右手を伸ばし、パンツの上から……秘部に手を這わす。
「ああう!」びくっ……とサンディの身体が緊張し両足をきつく締める。ジョセフはショーツの上から中指で陰部を探り、何度か這わせた後に、スリットを見つけだした。 スリットをなぞるように何度も指を動かす。
「あ、ふわぁ、あ、あ、……や、いや……ジョ……ジョセフ様……恥ずかしい……」
 サンディにとっては初めての感覚だった。自分で直に触ってもここまで感じない。
ただ指でなぞられているだけなのに、何かがこみ上げてくる。
 ジョセフはなんとかサンディの両脚を拡げようとするのだが、「処女(をとめ)の恥じらい股力」は思った以上に強力で、なかなか思うようにはいかない。
 スリットに沿って指をこすらせては、おそらく敏感であろうところをクニクニとこねてみる。
「あン、ああン……」サンディの吐息が段々荒くなってくる。
(少なくとも嫌がってはいないな)
 心なしかまさぐっている部分が湿ってきたような気がする。閉じられた脚のむっちりした感触を味わいながら、更に指を奥へと入れる。太股の抵抗に遭いながらも徐々に徐々に中指を食い込ませていき、円を描くようにこねくり回す。
「あ……あふぅ……」
 恥ずかしさと快楽に身をよじりながら、サンディの両足が徐々に緩んでくる。ジョセフはここぞとばかりに掌を股間に滑り込ませた。「あ、いや!」びくっとサンディの身体が跳ね脚を閉じようとする。
 ジョセフは構わず滑り込ませた掌でサンディの敏感部分を撫でる。中指一本の時と違い、今は中3本の指で愛撫する。
 とにかく閉じようとする両脚をなんとか拡げながら、ひたすら中心部を責め続けるうち、はっきり分かるほどショーツが濡れてきた。
「サンディ……濡れてる……。」
「はっ……?いや、いやぁ……。」
 ジョセフに言われ、自分でもはっきり濡れていることが分かったサンディはあまりの恥ずかしさに両手で顔を隠す。ジョセフは思い切ってサンディのショーツに手を入れた。
「ダメ!ダメですジョセフ様!そ、それはいけませんわ!」
 ジョセフの右手がショーツのおへそ側から侵入してくるのを感じ、思わず両手を顔から離し身を起こす。ジョセフの右掌が半分ほど侵入しているを見つけ、緩みかけていた脚を再びきつく締めるのだが時既に遅し。
 サンディの下腹部に、ちょっと躊躇いながらゆっくり手を這わすジョセフは、ショーツに手を入れてすぐ戸惑った。指先に……何か当たる……それはサンディの恥毛だった。
(毛深いなぁ……)
 勿論サンディが毛深かろうがなんだろうがジョセフには関係ない。そんなことでジョセフの気持ちは変わらない。ただ、よもや「へそ」が隠れるぐらいまで丈のあるショーツに手を入れて、すぐに恥毛に当たるとは意外だった。その「意外」が人によっては萎える原因にもなるが、ジョセフは更に心を燃え上がらせた。
 恥毛をかき分けなんとか先ほどショーツの上からいじくっていたワレメを探す。先ほどと同じようにワレメに沿って中指を前後に、そして中心部でこねる。指の腹で包皮の上からクリトリスを擦り、人差し指と薬指でスリットを拡げては中指で責める……。
「ひっ……うっ……ん……あ……ああ……あんん……」
 ジョセフの指の動き一つ一つにサンディは敏感に反応し甘く切ない吐息を漏らす。それがジョセフにはたまらなく嬉しかった。自分の愛撫でサンディが悶える……。
(辛抱堪らん!)
 サンディと並んで横になって居たジョセフは、「もうどうにも止まらない〜」とばかりに身体を起こし、サンディの足下に回る。
 ほとんど「気を付け」の態勢で寝ていたサンディのショーツに手をかけ、一気に脱がそうとする。
「ああ、いや!いやですジョセフ様。そ、それだけは!」
 エッチをしているのに「それだけは!」もないものだが、ここら辺が「未通娘」らしいところである。こんな台詞は男の行為を抑制するどころか、返って発憤させる事になりかねない。事実ジョセフは益々いきり立った。
 身をよじってなんとかショーツを脱がされないようにするサンディ。しかし、別段ジョセフの手を払おうともせず、両手で顔を覆って「ダメ!」、「いやん」と小声で漏らすばかり。
 ジョセフはへそ側から何とかショーツをずり降ろそうとするのだが、かろうじてショーツの前側だけは股間まで下ろせたものの、お尻の丸みに邪魔されて全体が脱がせきれない。悲しいかな童貞男、それになかなか気づかない。
 露わになったサンディの秘部は、手で触って感じていた以上に密林で、指で触って探し当てたワレメが見えない。
 サンディの恥毛は、足の付け根からへその下まで……実にジョセフの掌では覆いきれないほど密集している。
(うわ……凄いな……)
 サンディの身体を右に起こし、左に起こし、いやんいやんと喘ぐ声を聞きながら、お尻の丸みをクリアしてなんとかショーツを脱がせ、右脚から抜き取る。左くるぶしにショーツを引っかけたまま、ジョセフはサンディに向き直る。
 ぴたりと閉じた両脚の付け根に顔を埋め、鼻先でサンディのワレメを擦る。
「ん……いやン……。」
 難しい態勢ながらもどうにか舌先をワレメに這わせ、下から左右に押し広げるように舐め上げる。どうにも濃い恥毛がざらついて流石にジョセフもまいってきた。
(このままじゃ進展がないなぁ)
 ジョセフは体を起こすと今度はサンディの両脚を揃えたまま、赤ん坊のおむつを換えるときのように持ち上げる。
「あ、な、何を……?ジョセフ様、いやぁ」
 サンディは大きなお尻を揺すって抵抗するが、ジョセフは構わず上げた脚をサンディの胸の方へ押していく。
「自分で抱えてごらん」
「え……ええっ……?」
「さ、早く」
「……は、はい……」
 サンディは大人しく言われるままに自分の両脚を抱えた。
「すごいや……」ジョセフはそう呟くとサンディのスリットに手の伸ばす。
「はぁん!」サンディが身をよじって抵抗する。しかし、抱えた両脚を離したりはしなかった。
 両脚の間にぷっくりとしたワレメがある。ワレメはピッチリと閉じており何もはみ出してはいない。下腹部から生えている恥毛は、ワレメの周りからアナルの穴の周りまでをびっしりと覆っていた。
 ジョセフはゆっくりワレメに顔を近づけ、両手の指で開きながら同時に舌先をねじ込み舐め上げた。
「ひっ……」
 驚きと快楽でサンディが悲鳴を上げる。構わずジョセフはワレメの左側を、右側をなぞるように舐め上げ、時々先を尖らせては奥までねじ込みほじくる。
「う……ん、いや……んあ……ふわぁっ……ひ……」
 あまりに可愛らしいサンディの喘ぎ声にジョセフは更に激しく舌を這わせる。時にはわざと音を立てて吸った。徐々に徐々にサンディの緊張が緩み、閉じていた脚が開いてくる。
 脚が緩んでくると同時に、ワレメの緊張も多少ほぐれ、指と舌がより入りやすくなる。今まではみ出していなかった薄桃色の陰唇が、少しではあるがはみ出し始めた。
 ジョセフは、はみ出してきた陰唇を広げ中を晒す。もわ……とこもっていた熱気と臭いが鼻腔をくすぐる。
 ツヤツヤとした綺麗なピンク色。濡れて艶めかしくピンク色の壁が複雑な造形をなし、入り組んだ壁の奥に処女の膣口がある。小さくポツンした尿道口もあり、ジョセフの興奮を煽り立てる。
 ワレメの上部にはツンと突き出た包皮があり、その皮を舌先で剥くと、ワレメの壁よりも更に色合いの綺麗な小粒の真珠……クリトリスが顔を覗かせる。
 とうとうサンディの両脚は、正常位で男を受け入れるときの様に開ききった。開かれてみるとサンディの恥毛は、太股の内側まで生えている。ショーツを履いている時は股布の部分から間違いなくはみ出していることだろう。
 ジョセフはサンディの股間に顔を埋め、処女のワレメを顔全体で楽しむ。少しばかり残尿臭と、処女特有の恥垢臭がする。自分で自分のワレメを弄ること自体、なんとなくいけないことのように思いながら、ためらいがちにオナニーをしていたサンディである。自分のワレメを開いてキレイに洗うだのするはずもなく、ろくに見たことさえない。
 クリトリスを舐め上げ、ワレメが段々こなれてくるとジョセフは顔を起こし、改めて拡げたワレメ内部を視姦する。
 濃い恥毛に隠れてはっきり見えないが、膣口の舌にはアヌスがあるはず。両親指で尻の谷間をグイっと広げる。
「や、やめてくださぁい!は、恥ずかしいよぉう……」
 密集した恥毛の中に、何本もの細い皺がより集まった薄紫色のアヌスが閉じられている。指でちょっと触れてみると、「ん……あ〜っ!」と激しく身をよじった。
 ジョセフは膣口周りを舐めながらふと顔を起こした。ぷっくら膨らんだ恥丘に濃い恥毛が茂り、その向こう、乳首が痛いほど勃った両の乳房の間から、サンディの恥じらう顔が見える。
(いい……すごくいい……可愛い)
「可愛いよ、サンディ」
 言われてサンディは反射的に声のする方を見る。自分の濃い恥毛の向こうで愛しのジョセフが股間に顔埋め、自分の秘部を舐めている。
「いあやぁぁぁぁぁ〜っ!」
 少し落ち着いていた恥じらいが一気に再燃し、サンディは両脚を閉じる。
「ぶっ……」
「処女の股力」に挟まれジョセフは悲鳴を上げる。
「サンディ、サンディ!お願いだよ、脚を緩めて」
「で、でも……でもぉ……」
 サンディの脚は一向に緩む気配を見せない。仕方なくジョセフは舌先を伸ばして、膣口をほじる。挟まれた顔の分だけ隙間があるのでなんとか手も入る。両手をどうにか割り込ませ、力任せに広げる。先ほどのように手さえ入れられなかったのとは違い、今は力が入れられる。
「んん……ん〜っ!」
膣口を責められ、両脚がまた開かれかけてサンディがいやいやと悲鳴を上げる。しかし、舐め責められている膣口は間違いなく快楽を感じており、見られたくないやら舐められたいやら複雑な気分で身をよじる。
 どうにか脚を開ききったジョセフは、中指に唾を付け膣口に挿入を試みる。既にサンディの膣口はぬらぬらと、中から溢れ出てきた愛液で厭らしく光っている。
 指をゆっくり膣口の中に入れるとサンディが弾かれたように身体をのけ反らす。
「ああ、やめて!止めて下さい!!」
 サンディはまた両手で顔を覆い、身をよじる。確か悪友から処女膜と言うモノが有ると聞いているのだが、経験不足なジョセフには分からない。
 第一関節辺りまで指を入れてみようかと思ったのだが、サンディが本気で嫌がるので、止めることにした。どうせ処女膜とやらを破るなら自分のペニスでやりたい。
 ところでジョセフは少し悩んでいた。
(この、濃い毛は……正直邪魔だなぁ……)
 大好きなサンディのことだからこのくらい許せないことはないのだが、舐めるたびにジャリ付き、鼻の穴にまで侵入してくる恥毛には辟易していた。
 しかし、女の子に「毛を剃らせてくれ」など言えやしない、言えやしないよ。
 女性経験がそれなりな悪友達との会話を思い出す……。

『あのさぁ、オンナの中には毛深いのに全然毛の手入れしてないのが居るんだよ。もうケツの穴までびっしり。幻滅して、宿屋の部屋に置いて帰っちゃったよ』
『ああ、居る居る。ちょっと股んところの角度がきついパンツ履くと、モロはみ出すんだよなぁ。剃れってぇの』
『舐めるとざらついて萎えるよな〜。』
『そうそう、やっぱアソコはツルツルで胸も膨らみかけがいいよな』
『おいおい、そりゃ危ねぇ〜って』
『そっかぁ?……なぁ、毛深いオンナって剃ってみたくなんねぇ?』
『なるなる。でも大抵嫌がるよな。なら自分で手入れしろって。脇の下はやってるくせに、オマ*コは雑だよな。処女でもねぇくせに』
『ホントホント。きっちり手入れしてるオンナはやっぱイイオンナが多いよな』

 そんな下品な会話を、経験が無い故に聞くだけだったジョセフだが、今その時の話題の内容に、よもや自分が直面するとは……。
(剃りたい!どうやらエッチのプレイの一つとしても有るらしい。剃りたい!剃りたい〜〜〜〜っ!!)
 しかし、サンディに言い出せない。そんなことを言えば「キミは凄く毛深いんだよ」と言うのも同じだから。いや、確かにそうなんだが。
(嫌うだろうか?サンディはボクを嫌うだろうか?そんな変態チックな行為をしたがるボクを軽蔑するだろうか……)
 五分五分だろうかとジョセフは思う。サンディはジョセフの事を心から愛してくれているはず。どんなプレイも受け入れてくれるのではないかと都合よく考える。しかし、愛してるが故に余計に大きなショックを受けて嫌われるかも知れない。
 ジョセフは思い切ってサンディを抱き上げると、ベッドから降りて浴室へ向かい始めた。
「ジョ……ジョセフ様……何を……?」
「サンディ……その……剃って……いいかな……?いや、剃りたいんだ」
「え?」
「キ、キミの……その……恥ずかしい所の……毛を……。」
「!?」
 耳たぶまで真っ赤に染まっていたサンディの顔が、火を噴きかねない程に赤くなる。
「あ……なっ……!?」
(罵られるだろうか?嫌われるだろうか??)
 サンディを抱えて浴室へ歩きながら、ジョセフはサンディから浴びせられるかも知れない罵声に身構える。しかし、意外な言葉が返ってきた。
「ご、ごめんさない!き……気が付かなくて」
「え?」
「わ、私も『毛深いな』……とは思っていたんです。ただ、お母さんも毛深くて、他の女の人とお風呂にはいるようなこともあまりなくて……だからそれほど気にはしてなかったんです。でも……女の子向けの……その……エッチな本を見たら、『お手入れした方がいい』とか書いてあって、『剃った方がいいかな?』とか思ったんですけど、なんとなく怖くて。こんな所の毛を剃るなんて、いけないことのような普通じゃないような気がして、でも剃らないとハイレグなパンティとかはけないし……そうなるとジョセフ様に嫌われるかなって……やだっ!あたしったら何を言ってるのかしら……。」
 一気にそこまでまくし立てるとサンディはうつむいてジョセフの胸に顔を埋める。
(可愛い……可愛いじゃないか!こんな可愛い娘が他に居るもんか!)
 ジョセフはあまりに可憐な、この……ちょっと毛深い……少女が益々愛おしくなる。ミレーユやバーバラ、ターニアなど、遙かに可愛い女性は他にも居るのだが、今の彼には関係ない。
 浴室へ入り、サンディを浴槽の縁に座らせると、ジョセフはひげ剃り用の石鹸を泡立てる。サンディは肩をすぼめて脚の間に両腕を挟み、胸と股間を隠して所在なげにもじもじしている。
 石鹸を泡立て終わりジョセフは、
「さぁ……広げてご覧」
「ジョ……ジョセフ様……ずるいですわ……私だけ裸にして……。」
 確かに散々彼女に脚を開かせて恥ずかしい思いをさせ、今から剃毛しようかと言うのに、ジョセフの方はステテコパンツを履いたままだ。
「あ……ああ、ごめん」
 ジョセフは……パンツを脱ごうとするが、サンディの視線を感じて躊躇う。
(恥ずかしいもんだなぁ……パンツ脱ぐのって)
 しかし、このままでは不公平だからしかたなく思い切って脱ぐ。
「きゃっ……」
 サンディが小さな悲鳴を上げて両手で顔を覆う。しかし、指の先からしっかりジョセフを見ている。
「大きい……」
 ジョセフは急に恥ずかしくなって慌てて股間を隠す。お互い目を合わせたり逸らしたりしながら顔を真っ赤にしてはにかむ。
 ジョセフのペニスは決して大きいわけでも太いわけでも長いわけでもなく、ごく平均的なサイズである。しかし、処女のサンディにとっては十分過ぎるほど大きなモノに見えた。
 ジョセフはサンディに軽くキスをしながら、サンディの両脚をゆっくり開かせ身体を間に滑り込ませる。
 泡立てた石鹸をサンディの濃い恥毛に塗りたくる。
「ひっ……。」
 恥毛を剃るなどと言う、普段全然考えても居なかったことをされるのだ。サンディが少しばかり憶えるのも無理はない。
 淫裂の周りからアヌスの周りまで丁寧に泡を塗りたくり「……いい?」と訊ねる。注意して見ていないと分からないほど小さくサンディが頷く。
 ジョセフはいつも使っているひげ剃り用の安全剃刀を取り出すと、ぬるま湯で軽くすすいで……へその下へ当てる。
「んっ……」
 サンディがきつく目を閉じ、ぎゅっと唇まで噛みしめる。
 ごくり……一度唾を飲み込み、ジョセフは意を決してゆっくりとカミソリを引く。刃が恥毛の無いところから生えているところへさしかかった瞬間、かなりカミソリに抵抗を感じる。力を入れすぎてサンディの肌を傷つけない様に注意しながら力を強めて引いていく。
「ん……んん……。」
 サンディが呻く。
(剃られている。剃られているんだわ。私の……アソコの毛が……。)
 へそからワレメにかけてカミソリの刃が流れたのが分かる。塗られていた石鹸が剃り取られ、ヒンヤリとした空気が肌に触れるのが分かる。
(剃られたんだ。剃られちゃったんだ……。やだ……恥ずかしい……)
「見てご覧サンディ。」
 ジョセフに言われてサンディは恐る恐る目を開ける。声のする方を見ると、両乳房の間に自分の恥丘が見える。……無い。毛が無い。
 11歳の頃初潮を迎え、ほどなくして自分の恥丘に薄い毛が生えているのに気が付いた。それから気が付けばいつの間にか濃い恥毛が生えそろい、サンディ自身、もう何年も自分のワレメを見ることなど無かった。
 そのワレメが……見える。そのワレメの向こうに鼻息の荒いジョセフの顔が見える。か〜っと顔が熱くなる。カミソリの通った跡に、きっちり刃の幅分の恥毛が剃り落とされ、サンディのワレメが灯りの下に晒される。
「いやぁっ!」
 悲鳴を上げてサンディは両手で顔を覆い、両脚を閉じる。
「サンディ?サンディ!?」
「いやいやジョセフ様!もう嫌です!」
 サンディは泣きべそをかく。
「このままだと返って変だよ。真ん中だけ剃っちゃって周りは残ったままだよ?このままほったらかして伸びてくるのを待つのかい?」
 確かにそうだ。別段一般公開するわけではないので、このままでも構わないのだがやはり変だ。恥ずかしい。
「うう……わ、分かりました……。はやく……済ませて下さい……。」
 消え入るような声で呟くと、サンディは目をつぶったまま唾を飲み込み、自分でゆっくりと脚を開く。
 真ん中だけ恥毛が剃り落とされたサンディの股間を改めて見直して、ジョセフはこのまま自分のペニスを挿れたい衝動にかられる。そこをぐっと我慢してカミソリを持ち直すと、残りの恥毛を剃り落としにかかる。
 右足の付け根、左足の付け根……カミソリの刃が滑る度に「う……ひ……いや……」とびくびく身体が跳ねるサンディに、間違って肌を傷つけないようにヒヤヒヤしながら剃り上げる。
「じっとしてて……大事な所が切れちゃうと大変だよ」
「は..はい……」
 ジョセフはいよいよサンディのワレメの周りを攻略し始める。女の子の恥毛を剃るなど初めての経験だから、間違ってクリトリスなど切り落としては大変だ。まずは比較的楽そうな恥丘周りから責めたのだ。
 ワレメの周りは他の場所と違い、多少肌の色が濃い。多分この濃い部分は、普段閉じているところそのままのカタチなのだろう。先ほど部屋で舐めていたときには閉じていてはみ出しも無かったサンディのアソコだが、今は大分こなれたのか陰唇がはみ出し、クリトリスを包む包皮がペニスのように尖っていた。
 ジョセフは丁寧に、ワレメのラインに剃ってカミソリを滑らせる。恥丘、アソコ周りと剃り上げて、残るはアヌスの周り。ここはこのままでは剃りにくい。
「サンディ、お尻をこっちに向けて床に手を付いて」
「……え?」
 浴槽の縁に座り脚を広げていたサンディが、ジョセフの予期せぬ台詞に聞き返す。
「……降りて……手を付くんですか……?」
「うん、そう。四つん這いになって」
 脚を大きく広げて居るだけでも死にそうなくらい恥ずかしいのに、更に犬のようにお尻を突き出せと言われ、サンディは大粒の涙をこぼし始める。
「そ、そんな。なぜ、なぜそんな意地悪をなさるの?」
「あ……?い、意地悪じゃないよ。お尻の穴の周りを剃るのにこのままじゃ難しいんだよ。」
「…………分かりました……。」
 ここまで来れば……サンディはもう「ついでだ」とばかりにちょっと開き直った。言われたとおりに浴槽から降り、ちょっと躊躇いながら……お尻をジョセフに向け、床に手を付く。
(大きなお尻だなぁ……)
 ジョセフは眼前に迫るサンディのお尻にしばし見とれる。足の付け根にショーツのゴム痕が残っているのがなんとも可愛らしい。
 すっかり冷えて乾きかけているアヌス周りの石鹸を、一度洗い流して新しく温かい石鹸を塗る。サンディの吐息が漏れ、アヌスがピクつく。
 左手で尻肉を拡げながらカミソリを這わせ、密集した恥毛を剃り落としていく。カミソリの角がアヌス付近に当たる度に「ひぃ……」とお尻をよじる。よほど敏感に感じるらしい。
「ふぅ……」
 全ての恥毛を剃り落とし、ジョセフは一息つく。まだ四つん這いでお尻を向けているサンディに「もういいよ」と声をかける。はっと身を起こしサンディが真っ赤な顔でジョセフの方を向く。
「お……終わりました……?」
「うん、キレイになったよ。さぁ、洗おう。」
 ジョセフは再びサンディを浴槽に座らせ、お湯で洗い流す。剃られた恥毛が混ざった石鹸が洗い流され、サンディの白い肌が露わになる。
 長年濃い恥毛に覆われていた肌は青いまでに白く、生々しい剃り跡と毛穴が目立つ。
「ほら、サンディ」
 促されてサンディは閉じていた目を開きジョセフを見た。ジョセフは浴室に備え付けの鏡を構えていた。鏡には剃られたばかりのサンディのワレメが写り、中から溢れてきた愛液がぬらぬらと光っている。
「いや、ジョセフ様酷い!」
「え?……いや、違うんだよサンディ……」
 ジョセフは決してサンディを辱めようとしたのではなく、理髪店で髭をあたったりした後に鏡で仕上がりを確認させられる、それを真似しただけだった。どうにかその旨説明し、サンディを納得させる。
 サンディと言えば、発毛し始めて以来数年自分でも見たことがなかったワレメを見て、背中にぞくぞくと得体の知れない快感が走る。鏡には……自分でもじっくり見たことが無かった秘唇が写っている。
「いいかい?サンディ?もう、我慢できないんだ」
 初めてのエッチで、ただでさえ燃え上がっている上に、普通のカップルならしないかも知れない剃毛。剃毛するための態勢とは言え、バージンの女の子が嫌がるバックスタイル……。度々サンディの唇から漏れる吐息……。全てが、ジョセフの興奮をいやがおうにも煽り立てた。
「え?ええ……?ここで……。」
「いいだろ?いいだろ?我慢できないよサンディ」
「……や、やっぱり……初めてはベッドで……」
 消え入りそうな声でサンディは呟く。ジョセフの望みを叶えたい。落胆させたくない。しかし、初めて男を受け入れるのならベッドの上で結ばれたかった。
「そ、そう。分かった!じゃぁ、ベッドで」
 言うやいなやジョセフはサンディを抱え上げるとベッドルームへ駆け出す。
「ああん!」
 ベッドルームへ駆け込んだジョセフは、サンディを抱えたままベッドに倒れ込む。
 仰向けに寝たサンデの上に覆い被さり、見つめ合う……。ジョセフはゆっくりと顔を近づけてサンディにキスをする。サンディは目を閉じて唇で受ける。舌を絡ませるとか、吸うとか知らない二人なのだが、何故か上手くお互いが舌を吸いあう。
 激しく吸いあう。お互い呼吸困難になるほど吸い合うと唇を離して大きく息を吸う。酸素不足で早くなった鼓動が、益々二人の興奮を煽り立てた。
 乳房の愛撫ももどかしく、ジョセフはサンディの足側に廻るとゆっくりと脚を広げ、間に身体を割り込ませた。
「あ……うん……。」
 サンディが恐る恐る顔を起こしジョセフを伺う。ジョセフは「大丈夫任せて」と頷くと指でもう一度秘部を愛撫する。包皮に隠れていたクリトリスも、今は完全に顔を出しジョセフに存在を誇示する。ジョセフは顔を埋めてクリトリスを舐めあげ、吸い上げこねくり回す。
 処女の膣口はもはや愛撫も不要なほど愛液で溢れ返っていた。悪友から、「ペニスを女に舐めさせて、じっくり濡らしてから入れるんだ」とは聞いていたが、流石に処女のサンディにそれは無理強いできない。自分の唾を付けて潤滑油にしようかとも思っていたのだが、これだけ濡れていればその心配もないだろう。
 溢れる愛液をすくい取り、亀頭及びペニス全体にまんべんなく塗りつけると、先端をワレメに押しつける。広げていないとやはり膣口が分からない。童貞君の悲しいところだが仕方がない。サンディに大股開きをさせ、右手でペニスを支えて左の指でワレメを開く。
「ああ……ああっ……!」
 サンディは「いよいよこの時が来た」と切ない吐息を漏らす。大きく脚を開き、上半身は気を付けの姿勢のままでシーツをぎゅっと握りしめる。
 複雑なカタチを成す肉壁を指で押し広げて膣口を見つけだし、亀頭の先端を間違いなくあてがうと、ジョセフは大きく息を吸い込み……一気にサンディを貫いた。
 濡れた亀頭が膣口を押し広げ、かすかな抵抗を見せる処女膜を一気にぶち破って内部に侵入する。処女の膣壁がジョセフのペニスをきつく締め上げる。
「あ……あう〜っ!!!!」
 サンディは思いがけない痛みに悲鳴を上げ、身体をのけ反らせて硬直する。のけ反りながら呼吸困難に陥ったかのように激しく何度も大きく息を吸っては吐く。
(ようやくサンディと結ばれた!これが、これがセックスか!最高だ!自分の手でするより何倍も……いや、何十倍も何百倍も凄いや!)
 膣内部の柔肉が四方からペニスを締め付け、手とは比べモノのならない快感をジョセフに与える。ただ単に「オンナとやった」のではない。なかなか自分の思いを受け入れてくれなかった憧れの女性と結ばれたのだ。喜びは何倍どころか何乗にもなる。
 ジョセフは自分でするときと同じように、ペニスに「こすれ刺激」を与えようと奥まで差し込んだペニスを抜こうとした。
「ん〜っ!う、動かないでくださぁい……ジョセフ様ぁ……。い、痛い……いたぁい……。」
 はっとジョセフは気が付いた。
(そうだ、女の子は初めての時に痛いんだった!)
「ご、ごめんよサンディ、気が付かなくて。」
「お願いです。しばらく、しばらくそのままで動かないで下さい……んんっ……。」
 相当サンディは痛いらしい。サンディにのしかからないように、自分の体重を支え、そのまま固まっていると……ペニスに鼓動が伝わってくる。サンディの膣(なか)が初めて異物を受け入れた痛みのためか、ズキンズキン……と脈動する。
「い、痛いかい?サンディ」
 自分でも情けない言葉だと思う。痛いのは当然なのだ。しかし、今のジョセフには他にかける言葉が見つからない。
「ん……大分……楽になってきました..ゆっくり……ゆっくりなら動いて下さって結構です……。」
 ジョセフは出来るだけサンディに負担をかけないようにとゆっくりペニスを抜いていく。しかし四方からペニスを締め付けているのはサンディの膣だから、どうやっても刺激を与えてしまう。
「うう……ん〜……。」
 ジョセフは少しでも気が紛れればと思い痛がるサンディの顔小さなキスを続けて浴びせる。うっすらと眼を開けたサンディが涙を滲ませて微笑む。唇と唇で舌を絡ませるキスをしながら、ジョセフはゆっくりと……ゆっくりと……それでいてリズミカルに腰を動かす。
「あ……ん……あん……あん……」
 かなり痛みが落ち着いてきたのか、ジョセフの動きに合わせてサンディから吐息が漏れるようになってきた。吸い付くような膣の感触に、ジワジワとジョセフの快感が高まっていく。自然と腰を動かすリズムが早くなり、もはやキスをする余裕も無くなってがむしゃらに突き始めた。
「ああ!……あうう〜……!!」
「ごめん、ごめんよサンディ!もう、もう優しくできない!」
 言ってジョセフはサンディの両脚を肘で抱え上げ、突き降ろすように挿しては抜く。
「……っ!うっ、あっ!んっ!ああっ!ふっ!……ん〜っっっ!!!」
 ジョセフのリズムに合わせてサンディの唇からも吐息とも悲鳴ともつかない息が漏れる。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、……サ、サンディ……膣(なか)に、膣に出していいかい?ねぇ、出していい?いい!?」
「あ……う……うう……、い、いいわ……出して、出して下さい。」
「赤ちゃん出来ても良いよね。産んでくれるよね?ボクの……ボクの赤ちゃん!?」
「産みます!産ませて!!……産みたい、産みたいの、ジョセフ様の赤ちゃん!」
 ジョセフの言葉にサンディは痛みを忘れた。いや、正確には痛いのだがジョセフの言葉があまりに嬉しくて、痛みすら快感に変わったと言うべきか。
「いくよ!いくよ!!いくよ!!!」
 激しい絶頂感がジョセフを襲い、全身を震わせる。
「く…………」
 小さく呻いてジョセフはサンディの膣にザーメンをぶちまける。出している最中にも膣が締め付ける。オナニーでイク時の何百倍もの快感だった。
「く……く……う……うう……ふぅ……」
 ドクン……と最後の一滴を絞り出し、ため息を付く。
 しばらくサンディの膣に深々とペニスを差し込んだまま、快楽の余韻に浸る。ぶちまけたザーメンが膣内部で溜まりを作っているのが亀頭の先端に感じられる。
「お……終わりました……?」
 恐る恐るサンディが聞く。彼女にもジョセフが果てたのがはっきり分かった。いくら処女……ついさっきまで処女だったとは言え、そのくらいは分かる。
「あ、うん……終わったよ……」
 急に恥ずかしくなって、ジョセフは顔を真っ赤にしながらペニスをゆっくり引き抜く。
「んっ……!」
 ペニスが抜けるときの痛みに、またサンディが悲鳴を上げる。
 ペニスが抜かれた陰唇はめくれ上がり、膣口からは逆流したザーメンに鮮血が混ざっている。シーツにも破瓜の血が染みを作っていた。
 サンディは呆けているらしく、肩で息をしながら仰向けのままだらしなく寝ている。ジョセフはゆっくりと体を起こすと、柔らかさを売りにしている高級紙でサンディのワレメを拭いた。
「ひっ!」
 びくっ……と身体を硬直させてサンディが身を起こす。ジョセフが自分の股間を拭いている。サンディは火を噴くかのように顔を真っ赤にして言った。
「じ、自分で拭きます!ジョセフ様がそんなことなさるなんて!」
「いいんだ、いいんだよサンディ、やらせて」
 止めようとするサンディの手を制してジョセフはゆっくりと、ワレメからアヌスへと流れている、血とザーメンの混ざった愛液を拭き取る。そして、自分のペニスもゆっくりと拭き取った。
 サンディの手を引っ張り、ベッドの上に座らせると「もう離さないからね」と後戯を兼ねたプロポーズをした。
 眼に大粒の涙を浮かべ唇をきゅっと噛みしめて、サンディはこくりと頷く。
「さぁ、お風呂に入ろう!キレイにしないとね。痛かったろう?痛くなくなるまで何度でも舐めて上げるからね」
 サンディを抱き上げて、お互い裸のまま浴室へ向かうジョセフ。
「や……やだジョセフ様。エッチなんだから……」
 恥ずかしさにジョセフの胸に顔を埋めたサンディの笑顔は処女のそれではなく、男を知った「オンナ」の自身に満ちた微笑みだった……。
2008年04月12日(土) 16:39:19 Modified by dqnovels




スマートフォン版で見る