「大怪獣バラン：劇中」より

ご注意：他人の著作物を引用する場合は、このように引用元の明記をお願い致します。(...【ウィキの書き方】より抜粋）　


24連装ロケット砲車


【INDEX】

24連装ロケット砲車データ
24連装ロケット砲車プロフィール
24連装ロケット砲車ウンチク
24連装ロケット砲車アイテム
24連装ロケット砲車メモリー

◆【24連装ロケット砲車データ】　　

◇呼称：24連装ロケット砲車（にじゅうよんれんそうろけっとほうしゃ）
◇登場作品：ゴジラの逆襲(1955)
　　　　　　　　空の大怪獣ラドン(1956)
　　　　　　　　地球防衛軍(1957)
　　　　　　　　大怪獣バラン(1958)
　　　　　　　　怪獣大戦争(1965)
　　　　　　　　怪獣総進撃(1968)
　　　　　　　　スペクトルマン(1971) 第26話『二大怪獣東京大決戦!!』
　　　　　　　　地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(1972)
　　　　　　　　ゴジラvsビオランテ(1989)
　　　　　　　　ゴジラvsメカゴジラ(1993)
　　　　　　　　ゴジラvsデストロイア(1995)
◇通称：ポンポン砲

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◆【24連装ロケット砲車プロフィール】　　

1955年に自衛隊に配備されてから、ゴジラ、アンギラス、ラドンなど数々の怪獣と決戦してきた兵器。ロケット弾による砲撃、高射砲弾による対空攻撃も可能。改良型の兵器が『怪獣大戦争(1965)』『怪獣総進撃(1968)』『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン(1972)』『ゴジラvsビオランテ(1989)』『ゴジラvsデストロイア(1995)』でも確認できる。

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◆【24連装ロケット砲車ウンチク】　　

　　
ポンポン砲の名前の由来は、発射音から来ていると思われる。第2次世界大戦では同名の兵器がイギリスの戦艦に搭載されていた(実話)。ただし、英軍艦船に搭載されていたポムポム砲は40mm高射機関砲で、ロケット弾ではない。

初期の車両には回転式のレーダーを搭載したものも見られる。また、時々車体後方に数名の人員がいることからそこで砲を操作していると思われる。『怪獣総進撃』では一部のビルの頂上にポンポン砲が設置されている。平成に入ってからはより大型化されたポンポン砲が配備されているが、いずれも攻撃前に破壊され、活躍はしていない。

バックブラストの類がどういうわけか（装置作りの都合だろうが）ないため、この手の兵器としては非常に安全なものである。


ポンポン砲は1955年の「ゴジラの逆襲」からたくさんの東宝怪獣映画に出ているが、初期と後期では多少の違いがある。
1955年の「ゴジラの逆襲」、1956年の「空の大怪獣ラドン」では、後方の砲台周辺はただの手すりのみで囲まれていたが、1957年の「地球防衛軍」以降の作品では、手すりが装甲板に変更されている。
ちなみに「イワクラ」から発売されたポンポン砲は1957年以降のモデルである。

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◆【24連装ロケット砲車アイテム】

つい最近、イワクラから、このミサイル砲車(ポンポン砲)のミニ・モデルが、「ゴジラ特撮大百科」シリーズの特別版として、限定販売された。

• マーミット ビニパラベビー モゲラ(連装砲車（通称ポンポン砲）付き)
• マーミット ビニパラベビー モゲラ(夜光カラー) (連装砲車（通称ポンポン砲）付き)
• イワクラ ゴジラオーナメント特撮大百科EX 24連装ロケット砲車
• キャスト ゴジラオーナメント特撮大百科EX 陸上自衛隊 56式24連装ロケット砲車
• キャスト ゴジラオーナメント特撮大百科 Gフォース部隊所属24連装ロケット砲車

ガシャ

• バンダイ 究極東宝超兵器 壱ノ陣 24連装ロケット砲車

ガレージキット

• レジンシェフとうけけ団 レジンキャスト製カレージキット 24連装ロケット砲車

写真
「■■■：▲▲▲▲▲」より

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◆【24連装ロケット砲車メモリー】　　

　
●ミサイル砲車とか言って、実はロケット砲みたいっすね。ロケット弾の定義は知らないですが、砲弾に推進力があるのが定義なら、無反動砲みたいに後ろに抜けなくてもかまわないのでしょう。無反動砲だって、発射してしばらくしから急加速するものもありますし。世界の重火器とか言う本によると、ロケット砲の利点は同じ口径の大砲に比べ砲架が異常に軽いだけで、後の性能はむちゃくちゃ悪い。命中率も悪いもんだから本体が軽い利点を生かして大量に砲撃、砲弾の雨あられで命中率の低さもウヤムヤにしてしまおう、という運用だそうで、まあ確かに戦艦大和の46cm3連砲塔が2000トンとか言いますが、同じ口径のロケット弾があっても多分、トラックで運用できる気がします。それを思うと驚異的な軽さであり、機動性です。特に怪獣相手ではこの機動性が勝負どころであると思われます。もっとも、地上からのロケット弾攻撃で倒れた怪獣って記憶に無いですが。ひょっとして、昔の特撮はパイロテクニックというか、火薬に不慣れで、本来的なロケット弾攻撃のシーンを表現できなかったのかも知れません。

●↑ども、本文でバックブラスト云々書いたものです。発射後加速する無反動砲というのは、バックブラストが発生します。そもそも発射後加速する理由は無反動砲はその構造上初速が遅いからです。ロケット砲と比較するのには少々不適切でしょう。バックブラストを発生させない発射方法としてはコールドローンチという何らかの気体をキャニスター内に爆発的に発生ないし噴出させて撃ち出し、空中でメインエンジンに点火するという方式があります。確かにこれを使えばバックブラストの発生しないロケット弾発射機を製作することは可能ですが、わざわざガスを作り出す装置を取り付けてまで戦術用自走ロケット弾発射機のバックブラストを消す必要性は無いかと思います。もともとコールドローンチは弾道ミサイルが地下サイロから発射される場合に、サイロを傷つけないためにとられた方式ですしね。というわけで、「バックブラストを消すことは可能ではあるが、わざわざ野外で使用する自走ロケット弾発射機に搭載する意味が無い。なので搭載しているとは考えにくい。だから『どういうわけか』」というのが私の持論です。なお、ロケット発射機が従来の砲に勝る点として「軽いことしかない」というのは不適切です。また、「だから大量に撃って命中率の低さをカバー」というのも必要以上のマイナス思考です。ロケット発射機は従来の砲に比べて構造的に簡単で軽いからこそ大量の弾薬を一斉発射し投射することが可能なのであり、その能力ゆえに榴弾砲などでは実現できない広範囲の一斉面制圧を可能にしています。確かに推進剤が切れた後どのような軌道をとるか予測が困難なために精密射撃には向いていませんが、多くの兵器がそうであるように「長所も短所も運用しだい」なのです。長文失礼。

●東急エージェンシー製作のテレビでもポンポン法モドキが出演しておりました。マグマ大使の「カニックス編」で新宿西口に出動、怪獣王子の「岩石怪獣ディメトロドン編」でも。本体はどうもラジコンのドイツ4号戦車のようで、確か砲塔を後ろ向きにしてそこに多連装のロケット砲を積載していたと思います。発射音が東宝の軽めのパンパンパンではなく、ズドンズドンみたいな感じだったと思います。
結構感じが良かったです。

●東京都現代美術館で行われている特撮博物館の展示品の中に、61式戦車の物と思しき車体にポンポン砲を搭載した、エセ75式130mm自走多連装ロケット弾発射機とも言うべき車両のプロップがあったのですが、特撮倉庫に雑多に展示してあった物なのでネームプレートも無く、土産に買ったガイドブックを見ても登場作品は書かれていません。こいつが何という作品に登場した物なのか、ご存じの方は教えていただけないでしょうか？
（追記）改めてガイドブックの写真をよく見てみたところ、足回りは74式戦車、車体は61式に似ていますが、後部の形状が微妙に違います。また、車体の各部にGフォースのエンブレムが描かれていたので、平成ゴジラシリーズの何れかに登場していたようです。

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