◆【ここは『ヒルゲリラ』を愛する者が集い、読み、書き加えるページです。】

「講談社：仮面ライダー怪人大全集」より


写真
「■■■：▲▲▲▲▲」より

ご注意：他人の著作物を引用する場合は、このように引用元の明記をお願い致します。(...【ウィキの書き方】より抜粋）　




ショッカー怪人

ヒルゲリラ




【INDEX】

ヒルゲリラデータ
ヒルゲリラプロフィール
ヒルゲリラストーリー
ヒルゲリラウンチク
ヒルゲリラアイテム
ヒルゲリラメモリー

◆【ヒルゲリラデータ】　　

◇呼称：ヒルゲリラ（ひるげりら）
◇登場作品：仮面ライダー(1971)　第48話『吸血沼のヒルゲリラ』
◇通称：ショッカー怪人、吸血怪人
◇身長：165cm　◇体重：60kg
◇出身地：吉野山中
◇鳴き声：ヒッヒッヒッヒッ
◇種類：改造人間
◇所属：ショッカー
◇他 共演怪人：なし

◇スーツアクター：新堀和男
◇声優：山下啓介

トドギラー←前回・次回→イソギンチャック

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◆【ヒルゲリラプロフィール】　　

　

• 吉野山中のヒルを元に、死神博士が苦心して作り上げたという吸血怪人。
• ショッカーの手足となって動く「奴隷人間」にするための人間を大量に捕らえることを使命とする。
• ショッカーベルトは装着していない。また、首領や幹部からの命令を受けても、右腕を上方へ伸ばして「イーッ」と発声するショッカー式の敬礼をすることはない。
• 左腕の先端は吸血管になっており、これを獲物となった人間の首筋に押し当てて血を吸う。
• 吸盤状の頭頂部にも吸血機能があるが、実際にここから吸血することはなかった。
• 口からも吸血が可能で、一文字からの吸血では実際に口を使った。
• 体表には無数の吸血ヒルが棲息しており、手下として自由に操ることができる。樹上や天井などで待機させ、下を通る人間に襲いかからせるという戦法を多用した。

吸血ヒル
「第48話：本編」より

• 長さ2mほどのムチを愛用する。これは常に携行していて、相手に打ちつけたり首に巻きつけて締め上げたりする。
• 一見重厚な見た目に反し、動作は機敏。格闘能力にも優れ、両手からのパンチやチョップ、足からのキックはいずれも強烈で、ライダーは苦戦を強いられた。
• 元がヒルなので身体は柔らかく、パンチやキックを受けてもあまりダメージを受けない。ライダーの必殺技「ライダーキック」を受けても、致命傷とはならなかった。
• 背面の甲羅のような構造のためか、あお向けに転倒するとなかなか起き上がれない。
• 身体に水分が多いのか電気に弱く、ライダーが放った高圧電流でとどめを刺された。

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◆【ヒルゲリラストーリー】　　

そのほとりに怪しげな祠が建ち、薄気味悪さが漂う沼。その岸辺で、少年3人組がザリガニ釣りに興じている。
うち1人が、自分の脚に細長い青緑色のヒルが貼りつき、血を吸っていているのに気づく。もう1人の少年の頬にも血吸いヒルが貼りついている。
不安げに周囲を見回した少年たちは、頭上の樹の枝に大量のヒルがいることに気づくが、直後にそのヒルがバラバラと3人に降り注ぐ。
多数のヒルに襲われ血を吸われた少年たちは、気を失ってその場に倒れる。そこへ「ヒッヒッヒッ」という気味の悪い声とともに出現し這い寄るのは、ショッカーの改造人間ヒルゲリラ。立ち上がったヒルゲリラは「血吸いヒルどもよ、今度は俺がこいつらの血を吸ってやる。戻れ」と命令して血吸いヒルを体表に戻した後、左腕先端の吸血管を少年たちの首筋に押し当て、頸動脈から若く新鮮な血液をたっぷり吸い取る。
十分に吸血したヒルゲリラは配下の戦闘員に命じて少年たちを運ばせ、沼に「ヒヒヒヒッ」と声を響かせながら祠の裏に姿を消す。
その3日後。立花オートコーナーではいつもの面々がトランプに興じる横で、藤兵衛が新聞の「少年3人行方不明」の記事を見つつ「3日も経つのに」と顔をしかめる。滝と一文字はショッカー絡みかと推測、消えた少年の1人・ヒサシが一文字の先輩カメラマン(山崎秀夫)の息子ということもあり、調査に乗り出す。
山崎の家を訪れた一文字は、山崎の妻・英子から事情を聞く。それによると、山崎はカメラマンの仕事を休み、ヒサシを探し歩いているという。
その頃、件の沼にやって来た山崎。祠の扉から、怪しげなカメラがその姿をとらえる。実は沼の地下がショッカーのアジトになっており、カメラ映像を見た首領はヒルゲリラに「あの男の血を吸え」と命令する。
ヒルゲリラはさっそく体表の血吸いヒルを放って山崎の注意をそらし、いきなり出現してムチで山崎を捕らえる。
山崎はヒルゲリラがムチを引いた一瞬の隙に持参のカメラでヒルゲリラを撮影し、そのカメラを放り出すが、すぐにヒルゲリラに殴り倒され、のしかかられて血を吸われてしまう。
気絶してアジトに連れ込まれた山崎は、吸い取られた血液の代わりに緑色の怪しげな液体を「実験」として注ぎ込まれてしまう。死神博士が開発したというその液体は、注入された者の知能を原始猿人なみにしてしまい、ショッカーの言いなりに動く「奴隷人間」とするものだった。
その効力の通り、山崎はうなり声を上げるだけで顔は緑色の「奴隷人間」と化してしまい、死神博士は実験の成功を首領に報告する。
一方、立花オートコーナーを訪れた英子から「夫が夕べから帰らない」という訴えを聞いた藤兵衛と一文字は、沼の近くに落ちていたというカメラを渡される。さっそくフィルムを現像すると、そこには不気味な怪人の姿が写っていた。
ショッカーのしわざと確信した一文字と滝は、すぐに沼へ向かう。一文字が何者かの気配を感じたとたん、2人の頭上から大量の血吸いヒルが降り注ぐ。そしてすぐ横にはいつの間にか写真と同じ怪人が立っており「ヒヒヒヒ」と不気味な声を響かせる。怪人は配下の戦闘員たちに2人を襲わせて一文字と滝を引き離し、自身はあざ笑うような声をあげながらムチで一文字を攻撃する。
生身ではかなわないと感じた一文字は、仮面ライダーに変身する。ライダーが次々と襲い来る戦闘員たちを撃破する中、血吸いヒルに血を吸われた滝が気絶してしまう。ライダーは急いで滝に駆け寄るが、そこへ怪人がムチを振り回しながら襲い来る。
ライダーが戦闘員から奪い取ったナイフを怪人に投げつけると、怪人はあお向けに倒れる。動けない滝を抱えて劣勢となったライダーは、怪人たちに再戦を誓って退く。
ヒルゲリラがようやく立ち上がった時は、すでにライダーと滝の姿は消えていた。
アジトでは、首領が「ライダーにアジトの場所を知られた」ことで死神博士を叱責するが、死神博士は「さっそく、次の手を」とかわす。
病院に運ばれた滝に、藤兵衛の血が輸血される。一晩経ち、滝は命の危機を脱した。
立花オートコーナーではユリ・エミが英子に電話をかけ、滝が命を取りとめたことと、2人がすぐに山崎家へ向かうことを伝えるが、その時エミの肩に数匹のヒルが貼りついているのにユリが気づく。エミは悲鳴をあげてヒルを振り払うが、直後にヒルゲリラと戦闘員が乱入し2人を捕らえ、ヒルゲリラに襲われて血を吸われてしまう。
通話が途切れたのを不審に思った英子は110番にダイヤルするが、電話が通じる前に天井から降り注ぐ大量のヒルに襲われ、そこへ出現したヒルゲリラに血を吸われてしまう。
アジトでは、死神博士が実験の続きとして、奴隷人間を元に戻す薬を山崎に投与する。正気に戻った山崎は横に立つ見覚えのある怪物に気づくが、実験用のベッドに縛りつけられていて身動きができない。
悔しがる山崎に死神博士は、その怪物は自分が苦心して作り上げた改造人間・ヒルゲリラであることを説明した後、戦闘員に山崎の妻子を連れて来させる。2人とも奴隷人間にされており、その姿を見た山崎は言葉を失う。
死神博士の「2人を元に戻したくないか」との言葉に、山崎は「何でも言うことを聞くから2人を助けてくれ」と言い、一文字に嘘の電話をかけて沼におびき出すことになる。
電話を受けた一文字は沼に急行するが、そこにはショッカー戦闘員3人の姿があった。しかし、一文字はすでにショッカーの罠であることには気づいており、戦闘員たちを軽くあしらうと、祠の裏の通路からアジトへ侵入する。
一文字は山崎とエミたちが捕らわれている地下牢を見つけ、山崎を牢から救出するが、そこにヒルゲリラと戦闘員が駆けつける。
一文字と山崎は薬品庫に駆け込み、奴隷人間を元に戻す解毒剤を入手する。そこへヒルゲリラと戦闘員が追いつき、戦闘となる。
一文字が仮面ライダーに変身しようとした時、死神博士が瞬間移動で出現する。死神博士は一文字を制しつつ装置のレバーに手をかけ「このスイッチを押せば沼の底が抜けて奴隷人間たちは溺れ死ぬ」と脅す。
一文字は変身をあきらめるも抵抗するが、ヒルゲリラに捕まり、その口から血を吸われてしまう。
その時、病院で休養していた滝に一文字の危機を示すシグナルが届き、滝と藤兵衛が動きを起こす。
アジトでは一文字が死神博士から奴隷人間化の液体を注入され、奴隷人間にされてしまう。
解毒剤を持った山崎はアジトから脱出するが、沼のほとりに出たところで戦闘員に捕まりかける。そこへ折よく滝と藤兵衛が到着、山崎は解毒剤を滝に渡す。
戦闘員を蹴散らした滝と藤兵衛はアジトへ侵入するが、死神博士やヒルゲリラとともにいたのは、奴隷人間と化した一文字だった。死神博士は瞬間移動で姿を消し、ヒルゲリラは一文字に滝・藤兵衛と戦うように命じる。
戦闘員たちを蹴散らす滝と藤兵衛に、不気味なうなり声をあげる一文字がゆっくりと迫る。何度かパンチを交わした後、一文字を背後から羽交い締めにした滝が、一文字に解毒剤を飲ませる。
まずいと感じたヒルゲリラが沼の底を抜くスイッチを作動させようとするが、すばやく動いた藤兵衛がスイッチをもぎ取り、装置は火花を出して壊れる。
解毒薬を飲んだ一文字が正気に戻ると、もはや打つ手のないヒルゲリラや戦闘員は逃げ出す。一文字は滝と藤兵衛に地下牢の人たちを助けるよう言い残すと、ヒルゲリラを追ってアジトの外へ出る。
沼のほとりで戦闘員たちをいなし、一文字は仮面ライダーに変身する。ヒルゲリラに再戦を挑もうとするが、ヒルゲリラは戦闘員たちを繰り出してライダーに向かわせつつ、自身もムチでライダーに攻撃する。
やがて、戦闘員たちを蹴散らしたライダーとヒルゲリラの対決となる。ムチに加えて強烈なキックやパンチが繰り出される一方、ヒルゲリラの柔らかい身体には攻撃が効きにくいのか、やや苦戦するライダー。一気に片をつけるべくライダーキックを放つと、ヒルゲリラは沼に転落する。
そのまま水中を泳いで逃げようとするヒルゲリラに「逃がさんぞ」と叫ぶと、ライダーは沼の水に手を入れ、強烈な電撃を放つ。水を伝った電撃を食らい、ヒルゲリラは絶命した。
勝利したライダーに滝が駆け寄り、解毒剤で全員元に戻ったことを伝える。その背後で、アジトから続々と人々が出て来る。
自分たちを救ってくれた一文字の姿を認めた人々は、一文字を胴上げして喜びと感謝を表現するのだった。


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◆【ヒルゲリラウンチク】　　

　　

• 吸血沼のロケ地は、石神井公園の三宝寺池。周辺の通路がウッドデッキ化される等、撮影当時の雰囲気はやや失われているが、アジト出入口の祠(水神社)や、戦闘シーンで使われた東屋などは21世紀も現存している。
• ヒルゲリラが吸い取った血液は、ヒルカメレオンのように怪人の再生などに使われるようなことはなく、ヒルゲリラ自身の活動エネルギー(栄養分)として消費された。

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◆【ヒルゲリラアイテム】　　　

• ポピー ライダー怪人ミニソフビ ヒルゲリラ
• メディコム・トイ 東映レトロソフビコレクション ヒルゲリラ
• メディコム・トイ 東映レトロソフビコレクションM ヒルゲリラ

ガシャ

• バンダイ HGシリーズ 仮面ライダー27 運命のカード編 ヒルゲリラ

ガレージキット

• かなめみお 怪々大行進 ヒルゲリラ
• ヘルバレイ 1/15 ヒルゲリラ
• 千年帝国 1/12 ヒルゲリラ

写真
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◆【ヒルゲリラメモリー】　　

　
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