{◆【ここは『幽霊電車』を愛する者が集い、読み、書き加えるページです。】}


写真
ゲゲゲの鬼太郎(1968) 、ゲゲゲの鬼太郎(1985) 、ゲゲゲの鬼太郎(1996) 、ゲゲゲの鬼太郎(2007) 、墓場鬼太郎(2008) 、ゲゲゲの鬼太郎(2018)? 各劇中より

ご注意：他人の著作物を引用する場合は、このように引用元の明記をお願い致します。(...【ウィキの書き方】より抜粋）　


　　

鬼太郎の

　　幽霊電車




【INDEX】

幽霊電車データ
幽霊電車プロフィール
幽霊電車車両
幽霊電車乗客
幽霊電車運行
幽霊電車アイテム
幽霊電車メモリー

◆【幽霊電車データ】　　

◇呼称：幽霊電車（ゆうれいでんしゃ）、幽霊列車（ゆうれいれっしゃ）
◇登場作品：ゲゲゲの鬼太郎(1968)、ゲゲゲの鬼太郎(1985)、ゲゲゲの鬼太郎(1996)、ゲゲゲの鬼太郎(2007)、墓場鬼太郎(2008)、鬼太郎の幽霊電車 3D?、２０１８。その他
◇通称：ゆうれい電車
◇参加：
鬼太郎（全）
目玉の親父（1996,2007,3D,2018）
ねずみ男（1968,1985,1996,墓場（被）,3D,2018）
砂かけ婆（1968,1996,2007,3D）
子泣き爺（1968,1996,3D）
ろくろ首?（1968,1985,2007）
傘化け?（唐傘小僧?）（1968,1985,2007,3D,2018）
小豆洗い（1968,3D,2018）
二口女（1968）
歯黒べったり?（1968,2018）
フランケンシュタイン?（1968）
ミイラ男?（1968）
ひょうすべ?（1985,2018）
天井さがり?（1985,2007）
濡れおんな（1985,2018）
油すまし（1985,3D）
一目入道（1985）
袖引き小僧?（1985）
一つ目大入道?（1985）
疱瘡婆?（1985,2018）
五体面?（1985）
機尋?（1985）
影女（1985）
おいてけ堀?（1985）
天邪鬼（1985）
加牟波理入道（1985,2007,2018）
ぬりかべ（1985,1996,3D）
白坊主?（1985,2007）
夜行さん?（1985,2007）
猫娘（1996,2007,3D,2018）
一反木綿（1996）
おしろい婆?（2007）
白装束?（2007）
かわうそ（2007）
豆腐小僧（2007）
人狼?（墓場（被））
だるま（3D）
山爺?（3D）
丸毛（3D）
白山坊（3D）
海和尚?（3D）

他（1968,1985,3D）






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◆【幽霊電車プロフィール】　　

　
単に“幽霊電車”という都市伝説や噂、ネタなら枚挙にいとまがないくらいたくさんあると思われる。ゲゲゲの鬼太郎ではわりと定番技。
原作では打ち捨てられた明治の廃電車だった。妖怪人間ベム(1968)第25話のカラス男の路面電車もそうだけど、町中で廃電車など普通は見ないと思う。
鬼太郎の幽霊電車に登場するのは、基本的にふたりのサラリーマン。 2007は登場しなかった
むちゃくちゃに酔っぱらって狼藉の限りをつくし、鬼太郎の怒りを買う。アニメ版ではその悪酔いぶりがより徹底して描かれていた。

アニメ版で悪酔いしたサラリーマンが鬼太郎（とねずみ男）にお化けがいる、いないで絡むのはゲゲゲの鬼太郎(1985)とゲゲゲの鬼太郎(1996)。と2018。同じこぶでお返しをすると幽霊電車に誘う。

ゲゲゲの鬼太郎(1968)ではホラーブームに乗っかって開催した“本物の妖怪が出るお化け屋敷”で力を加減した妖怪達に暴力をふるって荒らしまわった仕返しになっている（お化け談議、同じこぶでおかえしのくだりは同じ）。

ゲゲゲの鬼太郎(2007)は完全オリジナルストーリー。サラリーマン、吉永は1年前に後輩の木下と同じくお化け談議で喧嘩になり、奥多摩霊園駅ホームで木下を殺害していた。死んだことに気づかない木下は現世に魂が残留しており、今回の幽霊電車は木下の成仏と吉永の罪の再認識が目的で運行された。

墓場鬼太郎(2008)では男の恋路を踏みにじった鬼太郎を殺そうと迫る人狼?とねずみ男に対する仕返しとして運行。


ゲゲゲの鬼太郎(2018)?は7話で放送され、会社の社長とパワハラ被害で死亡した部下が乗り、共々地獄へ旅立った。




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◆【幽霊電車車両】　　

　　


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ゲゲゲの鬼太郎(1968) 、ゲゲゲの鬼太郎(1985) 、ゲゲゲの鬼太郎(1996) 、ゲゲゲの鬼太郎(2007) 、墓場鬼太郎(2008) 、ゲゲゲの鬼太郎(2018)?各劇中より

1968：1両編成、村山霊園行き　？⇒　危篤（描写なし）　⇒　臨終　⇒　火葬場（描写なし）　⇒　骨壺（ほねつぼ）　⇒（橋）⇒×、車両デザインは湘南電車こと国鉄80系電車がモチーフ
1985：2両編成、奥多摩霊園行き　東新宿⇒　火葬場（描写なし）　⇒　骨壺（ほねつぼ）　⇒（橋）⇒×　・・・奥多摩霊園駅で気がつく 、車両デザインは京王電気軌道（京王電鉄京王線の前身）510系電車がモチーフだが、車版が2504であるが、これは戦後改修の上改番されたため。オリジナルも2両固定編成。
1996：1両編成、霊園行き　？⇒　臨終　⇒　火葬場　⇒　骨壺（ほねつぼ）　⇒（橋）⇒× 、車両デザインは、窓配置から運輸省規格型を踏襲（17m3ドア車、窓配置はd1D22D22D2d、d:乗務員室扉、D:乗客乗降扉、数字:窓数）、帝都電鉄（京王電鉄井の頭線の前身）100形電車および装備型の200形電車か、東急デハ3450形と同型で両運転台車の京王帝都電鉄デハ1710形1715号車がモチーフ（双方ともに後年一部が改軌のうえ井の頭線から京王線に転属している）、
2007：5両編成、奥多摩霊園行き　新宿　⇒（橋）⇒　臨終（描写なし）　⇒　火葬場（描写なし）　⇒　骨壺（こつつぼ）　⇒×　・・・奥多摩霊園駅で気がつく 、京王帝都電鉄（現京王電鉄）2600系電車がモチーフ
墓場：1両編成、北奥多摩霊園行き　新宿　⇒　臨終（描写なし）　⇒　火葬場（描写なし）　⇒　骨壺（ほねつぼ）　⇒（橋）⇒× 車両デザインは原作のものをベースにしたオリジナル。
2018 :2両編成、多魔霊園/地獄行き 新宿 ⇒ （橋） ⇒ 火葬場（描写なし） ⇒ 骨壺（ほねつぼ） ⇒ 地獄（行先変更） 車両デザインは前面が1996年版と同じだが、片運転台車で側面の窓配置が異なる。



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◆【幽霊電車乗客】　　

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ゲゲゲの鬼太郎(1968) 、ゲゲゲの鬼太郎(1985) 、ゲゲゲの鬼太郎(1996) 、ゲゲゲの鬼太郎(2007) 、墓場鬼太郎(2008) 各劇中より


1968：先輩（黒川）と後輩（白山）
1985：黒川と吉永
1996：先輩と小林
2007：吉永と木下（故人）
墓場：人狼?とねずみ男
3D：三太郎
2018：会社の社長と部下
　

ゲゲゲの鬼太郎(1985)第6話劇中より引用

黒川（右）と吉永（左）

　

ゲゲゲの鬼太郎(2007)第9話劇中より引用

吉永（右）と木下（左）









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◆【幽霊電車運行】　　

　　

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ゲゲゲの鬼太郎(1968)：？駅 、ゲゲゲの鬼太郎(1985)：東新宿駅 、ゲゲゲの鬼太郎(1996)：？駅 、墓場鬼太郎(2008)：新宿駅 各劇中より
始発駅では死者へのお経が唱えられ、線香の煙が立ち込める。


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ゲゲゲの鬼太郎(1968)：臨終駅 、ゲゲゲの鬼太郎(1996)：火葬場駅 各劇中より
途中、危篤駅、臨終駅、火葬場駅などに停車する。
1968年版の臨終駅では子泣き爺が棺桶にむかって泣いている描写がなされた。


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ゲゲゲの鬼太郎(1968) 、ゲゲゲの鬼太郎(1985) 、ゲゲゲの鬼太郎(2007) 、ゲゲゲの鬼太郎(2018)? 各劇中より
途中1968年版では歯黒べったり?やろくろ首?が、1985年版では濡れおんなが、
2007年版では加牟波理入道やろくろ首?が、2018年版では奪衣婆?が乗客の前に姿を見せる。


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ゲゲゲの鬼太郎(1968) 、ゲゲゲの鬼太郎(1985) 、ゲゲゲの鬼太郎(1996) 、ゲゲゲの鬼太郎(2007) 、墓場鬼太郎(2008) 、ゲゲゲの鬼太郎(2018)? 各劇中より
定番なのが骨壺（「ほねつぼ」、2007年版だけ「こつつぼ」）駅。1968年版では砂かけ婆が、
2007年版ではかわうそと猫娘が、2018年版では猫娘が、それ以外は提灯を持った老婆がホーム上に立っている。
大体はここで降りようと後輩が提案するが、こんなところで降りてどうする、
終点の地理に詳しいということで踏みとどまる（1985年版と1996年版では積極的に降りようとするが、1985年版では大量の乗客に押し戻され、1996年版では老婆に制止されて降車出来ない、2018年版では亡霊たちに抑え込まれ降車出来ない）。


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ゲゲゲの鬼太郎(1968) 、ゲゲゲの鬼太郎(1985) 、ゲゲゲの鬼太郎(1996) 、ゲゲゲの鬼太郎(2007) 、ゲゲゲの鬼太郎(2018)?各劇中より
いよいよ脱出したくなったサラリーマン達は車掌に電車を止めてもらうよう頼むため、車掌室を開けようとするが、車掌室を開けると・・・。


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ゲゲゲの鬼太郎(1968) 、ゲゲゲの鬼太郎(1985) 、ゲゲゲの鬼太郎(1996) 、ゲゲゲの鬼太郎(2007) 、墓場鬼太郎(2008) 、ゲゲゲの鬼太郎(2018)?各劇中より
結末。1968年版、1996年版、墓場は鬼太郎が廃電車を使って見せた幻で、廃電車の前で
鬼太郎と同じタンコブ（墓場以外、墓場は打ちどころの悪かった人狼?が即死）が出来ていることに
気づいたサラリーマン達は恐れおののく。

1985年版はタンコブはできているものの一応は奥多摩霊園駅に着く。
乗った電車のダイヤは20年前に大事故を起こしており、幽霊が出るとのことで廃止されたダイヤだった。

2007年版も一応は奥多摩霊園に着くが、吉永は自分が1年前に木下をここで殺し、
それ以来ずっと木下の幽霊と一緒にいたことに気がつくのだった。

2018年版は共に亡霊であった上司と部下共々地獄へ旅立つ。





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◆【幽霊電車アイテム】　　　

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「■■■：▲▲▲▲▲」より　

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◆【幽霊電車メモリー】　　

　
●ゲゲゲの鬼太郎(1985)では、サラリーマンの後輩がいわゆる『水木しげる顔』では無かったのが少々残念ですが、かなり怪奇演出が凝っていました。
この時代、街のデザインが完全に変わってしまい、電車も金属の箱になってしまった点で現在と同じ。そこに幽霊電車の博物館行き確実なデザインは、かえってインパクトがあります。逆にコワい。

●鉄道研究家の川島令三によると、初代幽霊電車は神戸電鉄・後に東急３０００形そっくりだったと（モデルと暗示している）書いてあった。しかし、漫画やアニメと言えどちゃんとモデルがあるんですね。

●彼らは一般人にまぎれこみ、何喰わぬ顔で生活しているのです。
あなたの近くにもきっといます。鉄道好きが・・・。

●鉄道ブームが到来しているらしい。その中でアニメやドラマの電車を見てモデルを見つけるのをこだわるのもいるのかもしれない。自分も近所の電車が出てくるとはしゃぐタイプだしな。

●ゲゲゲの鬼太郎(2007)では、サラリーマンの後輩がいわゆる『水木しげる顔』に少々戻りました、ゲゲゲの鬼太郎(1996)の幽霊電車は観てないですが、きっともっと水木顔だったのでしょう。
2007年版は多少取って付けたような妖怪劇であり、中盤までけっこうダレて観てましたが、最後の方はこのサラリーマン後輩が活躍し、意外な展開を見せたのが良かったです。
まあ元々鬼太郎が人間に必要以上に絡んでくる事自体が不自然な『幽霊電車シリーズ』なので、このくらいの脚色はオッケーと言うものではないでしょうか。

●昔、眉村卓の「中之島の女」をドラマ化した作品がありましたが。（「赤いハイヒール」と言うタイトルに変更）妖怪？中之島の女の集団に追われ、大阪地下鉄に逃げ込むのですが、そこで乗り込んだのは何と京都１０系。御堂筋線では決して走らない電車です。
鉄道ファンにはそこで既に幽霊電車だと暗示がされていたみたいですが（と、言うより見ている人がたいてい知らないと甘く見ていたのでは）地下鉄に乗り込んだ主人公を待っていたのは窓ガラス全部に映し出された女性が赤いハイヒールでガラスを割っていくシーンでした。
眉村卓の話ではここはいわゆる普通の人にとっての異界。真夜中には決して踏み込んではいけないところだそうです。

● FF６でパロディがある。余談であるが２０１８の放送前日の題名の無い音楽にそれの作曲家が登場した

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