250 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:35:22.06 ID:fH9ws7Ly0
◎登場人物&簡易版
・有須 祐二:お姫さまを救う力を持つ王子、特訓により家事も身体能力も抜群
⇒王子としてお姫様の集まる島に来て、同じ寮のと仲を深めていく。

・月丘 泉:少し引っ込み事案なロマンチスト、意外にも大食い
⇒祐二と付き合う事になるが両親や将来の事で悩みを抱える泉。
そこを唆され世界をループさせようとするが祐二の説得でやめました。

・栗宮 みかん:ちょっと大人ぶりたい先輩、トランジスタグラマーであだ名は饅頭
⇒祖父の死に目に会えなかった事から音楽を止めていたみかん。
だが祐二の説得により再開、卒業後も音楽の道を進む事に。

・有須 星子:ちょっと面倒なブラコン実妹、デカい、ゲームが好き
⇒自分の気持ちに素直になれない星子だったが友人のお陰で告白、恋人になる。
その後いなくなったと思っていた母親を救い、いつか結婚式を挙げようと思う。。

・恋ノ河 リイナ:効率大好き毒舌少女、お姫様への対策組織の風紀委員のリーダー
⇒家族に捨てられ寂しさで発症するリイナ、祐二と恋人になるが家族のいる祐二に嫉妬。
それらを他人に利用され能力で大人を消すが祐二が解決、祐二と家族になるのだった。

251 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:35:54.89 ID:fH9ws7Ly0
◎共通
発症すると『お姫様』という人格になり、『望奏』と呼ばれる力を得る病気、『お姫さま病』。
『お姫さま病』の罹患者を抱える夢ヶ島に来た青年、有須祐二(祐二)。
祐二は『お姫様』を救う力を持つ『王子』と呼ばれる存在、そして女学園に到着。
そして教師であり師匠で元『王子』の城島貴子(貴子)と再会、そして転校生として学園に。
そこで昔近くに住んでいた月丘泉(泉)と再会、だけど何やら様子のおかしい泉。
その後、同じ寮だと言う3年の栗宮みかん(みかん)と会い、女子寮住まいになったと知る。
クラスメイトの長谷川柚(柚)に学食へ案内され、そこで3年の龍堂院リリ(リリ)と会う。
食堂で柚の『お姫さま病』、目立ちたがりが発症するがそこに現れた誰かによって撃たれる。
『OGエキス』、『お姫様』を眠らせる力で柚は意識を失う、それをしたのは『風紀委員』。
『お姫様』への対策組織で、そこのリーダーでクラスメイトの恋ノ河リイナ(リイナ)だった。
放課後、貴子に女子寮へ入る事の理由を聞くと祐二の『OG細胞』の活性化が目的だった。
『OG細胞』は『王子』の血液に含まれる細胞で、『OGエキス』の元にもなっている物。
そして『お姫さま病』の予防や治療薬にもなるので強い『OG細胞』が求められていた。
という事で同じ寮の泉に案内される事に、嫌われてる訳ではないが無視はされる裕司。
寮に到着後、みかんから泉が誰に対しても同じ態度である事を聞き、そして寮の案内をされる。
その後、みかんの『お姫さま病』が後悔によって発症、『お姫さま』は織姫。
『天に架かる涙』、牛乳の涙で周囲を水没させる『望奏』、リイナが止めて何とかなる。
翌日、みかんとリリの関係がちょっと複雑と知ったり、放課後は『風紀委員』の活動に参加。
その途中で喫茶店、『お菓子の家』をしている東雲クララ(クララ)と会う。
翌日、実家にいる筈の実妹の有須星子(星子)が転入、『お姫さま病』が悪化したとか。
そんな時、クラスメイトの男への興味が我慢の限界、祐二とご飯を食べようとくっついてくる。
その光景を見た星子が嫉妬により『お姫さま病』が発症、『お姫さま』は人魚姫。
『海之藻屑』、一定質量以下のものを泡に変えてしまう『望奏』で星子以外が皆裸になる。

252 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:36:24.43 ID:fH9ws7Ly0
その場は後から来た貴子が何とかし、兄を取られた嫉妬で発症する星子に顔を赤くする祐二。
放課後、星子も同じ寮になり歓迎会が開かれる、そこでも素っ気ない泉。
その姿に星子も泉が何か苦しんでいると理解する、そしてその後に泉と話す祐二。
昔、別荘に来ていた泉と祐二、それと星子は友達となって遊んでいたがそれがバレて引っ越し。
しかし今まで籠の鳥だった泉からすれば感謝こそすれど恨む事では無かった。
でも今では自分を抑えている泉に祐二は無理しなくてもいいと説得、自分がいるからと。
そして祐二の言葉に泉の『お姫さま病』が好奇心によって発症、『お姫さま』はラプンツェル。
『好奇の髪飾り』、それは島民全員すら縛れる程に強力な髪を伸ばして操る『望奏』。
レベルS、最高レベルの症状の泉はその場にいた全員とやって来た『風紀委員』を縛っていく。
それに対して祐二も自分の王子の『望奏』、『帰我の剣』を発動させて対抗する。
自分の抑圧した思春期の膨張と直視、祐二の場合は虚無感の発生を代償に発動する力。
そして自分を抑え込もうとする泉を説得しながら『帰我の剣』による一撃で眠らせる。
翌日、泉の心境が少し変わって少しずつ皆と関わっていこうとする。
放課後、吹奏楽部で演奏するリリとそれを陰ながら覗くみかんの姿を見かける。
そんな感じで弁当を作ったり、海に行ったり、寮生は楽しく過ごしていく。

◎月丘泉
ある日、泉の映画に付き添って以降、何かと泉の行動に付き合う事になった祐二。
そんな時、発症する泉、泉は祐二の事が気になると言い、その理由は聞いても教えてくれない。
翌日、元に戻った泉の様子がおかしい、昨日の事を聞いても教えてくれず、避けられる。
その日も泉は発症させる、今回も祐二を知りたいと言い、力も昨日以上であったが何とかする。
その場にいた星子とリイナは力が強くなった理由を察するが祐二には分からない。
翌日、クララから避けられている理由を聞けないのは嫌われたくないからだと言われる。
そしたら何だか理由も言わず避ける泉にちょっと苛々してきた祐二。

253 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:36:56.71 ID:fH9ws7Ly0
その夜、寮の外に出るとベランダに顔を出した泉がいたので避けている理由を聞く事に。
そうしながら何故自分が苛々するか分からない祐二、そして泉も分からないと答える。
何だかドキドキして、『お姫さま』が目覚めそうになると、そして発症する泉。
今まで以上の圧倒的な力に捕まる祐二、そして泉は祐二を知りたい理由を話す。
好きな人だから、祐二も薄々とだが気づいていた、そして泉にどうするのかと聞かれる。
しかし答える前に応援に来た『風紀委員』と協力して、『お姫さま』を眠らせる事に成功。
その後、目を覚ました泉が祐二の元に、泉は避けていた理由を怖かったからと言う。
今の状況が壊れる事が怖い、そう言う泉に祐二は告白、そして泉も受け入れて恋人になる。
それから2人イチャつく、そんな中、力の使い過ぎか目覚めの悪い日が多くなる祐二。
そして学園祭の時期に、貴子から祐二の『OG細胞』が強くなっているという事を聞く。
いずれは『OGエキス』から予防薬が出来、『お姫さま病』はなくなる。
しかしそれは島の皆との別れでもある、その話を聞いて悩む泉はクララに相談。
クララはいつもと違う口調で、今の世界を永遠に続ける方法があると言う。
翌日、学園祭が4日後となり祐二は『風紀委員』や『王子』として頑張りつつイチャイチャ。
そして学園祭の日が近づいていき前日、泉はこんな毎日が永遠に続けばいいのにと思う。
自分を縛る家族に対して悩みがある泉、祐二は何とかすると言うが泉は寂しく笑うだけ。
翌日、学園祭が4日後となり何かあったと思うも気にせずに祐二は学園生活を過ごす。
違和感を感じながらも4日後、学園祭が4日後となり何かあったと思い気になる祐二。
2日後、体験していない筈なのに先の事がわかる様な事が多くなった祐二は貴子に相談。
貴子は『王子』としての力が強くなっているのではと推測、でも祐二は違うと思う。
そうして日々を過ごしていき、思い出すべき事があるはずだが思い出せない祐二。
そんな時祐二は泉とデートした時に寄ったプリクラの事を思い出して泉と再び行く事にする。
そこでプリクラをして、そこからまた日々を過ごした祐二はそのプリクラを見て理解する。

254 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:37:20.40 ID:fH9ws7Ly0
祐二は貴子を呼び出し毎日が繰り返している事を相談、そしてプリクラを見せる。
そこに書いてある日付は未来の物だった、何故残っていたかは分からないが確信した祐二。
貴子は『王子』だから気付けたと推測、そしてこの状況は『望奏』によるものだと。
その後、祐二は泉に学園祭に親が来るのかと聞く、泉は来ないと答える。
泉の両親は泉を自分の思う通りに可愛がりたいだけだから会いたくないと。
そして泉はずっと続いて欲しいと言い、祐二はだから終わらない様にしたのかと聞く。
どうしてと言う泉に祐二はプリクラを見せ、未来に進むべきであると説得。
しかし泉はそうかもしれないがいつかなくなると、島を出たら閉じ込められると。
そこにクララが現れて自分が『望奏』の使い方を教えたと言いつつ『望奏』で攻撃してくる。
『血染めの薔薇』、対象が大人であればあるほど殺傷能力を高める『望奏』、
クララは祐二が距離をとった隙に泉を連れて逃走、祐二はリイナに伝言をして追いかける。
しかし途中で発症したリリがいて、それを後からリイナと協力して眠らせる。
リイナ曰く、島中で『お姫さま』が目覚めて『風紀委員』が対処に走っているらしい。
そして先ほど、クララから電話で『お姫さま』を起こそうとする様な事を言われたと。
祐二とリイナは何人もの『お姫さま』を眠らせつつもクララを追い、学園に到着。
そして屋上にてクララと『お姫さま』を目覚めさせた泉と再会。
泉は無理矢理連れて来られたが自分の意思でここにいると言い、やるべき事があると言う。
それは今という時間への完全停止、クララは泉の『お姫さま』を強めて行うと言う。
日に日に祐二を好きになっていった泉は楽しいだけの時間を切り抜いた世界に、
好奇心を抱き、新たな『望奏』に目覚め、後はそれをより強力にするだけだと。
それも大人を増やさない為、そしてこの島が生まれた理由を祐二に説明する。
『お姫さま』をいずれ操る為だと、昔『お城』と言われる研究機関で知ったと言うクララ。
そうしてついに泉が世界を止める為に今までにない強さの『望奏』を使用する。

255 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:37:42.37 ID:fH9ws7Ly0
髪で世界を縛り閉じ込める、レベルSSとなった泉は時間軸すら縛れるのだと。
クララの唆した反復世界に好奇心を持った泉は今やお姫様と同化までしていた。
止めようとする祐二達をクララが妨害、しかしリイナがクララを引き付け祐二は泉の元へ。
しかし『帰我の剣』は泉に敵わず捕まり、リイナも武器を失い絶体絶命の状態。
そして泉とクララは祐二を誘惑する、『王子』なんてやりたくないだろうと。
『王子』の強さは病気の深さ、なのに精神が安定しているのは嘘が上手いからと。
しかし祐二は泉とのハッピーエンドが見たいからと否定、しかし状況は変わらない。
そこに貴子が現れる、そしてリイナに今の祐二から作った『OGエキス』の武器をリイナに。
それを使い泉を怯ませて祐二は拘束から解放、そしてクララは貴子が足止め。
祐二とリイナは2人で泉の元へ、そして泉をキスと説得により『お姫さま』を眠らせる。
3年後、結局祐二の『OG細胞』から予防薬が作れず、祐二は『王子』じゃなくなった。
祐二は自分の立場から『お姫さま』の力になる為、『望奏機関』へと入った。
そこは『お城』で研究していた組織だけど、だからこそと。
国の収容施設に入れられたクララは貴子がずっと説得をし続けた結果、完治しそうとの事。
泉は『お姫さま』として強力な力を発症した結果、実家に帰らずに島に残る事になった。
と言っても帰ろうと思えば帰れるし、実家の両親も面会には何回か訪れていた。
そしてクララのしていた『お菓子の家』を引き継ぎ、祐二と幸せに暮らしていくのだった。
(ちなみにおまけで泉の『お姫さま』はいなくなったとの説明あり。

◎栗宮みかん
ある日、寮の倉庫を整理中にみかん宛てと書かれたビデオを見つけ、みかんに聞いて見る。
みかんはそのビデオを見ただけでいつも以上の強さで『お姫さま病』を発症させる。
何とか『お姫さま』を眠らせた後、みかんから見ていると嫌な事をを思い出すと説明される。
ある日、『風紀委員』の活動途中で『お姫さま病』を発症させた子と学生が衝突して怪我する。

256 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:38:06.04 ID:fH9ws7Ly0
そしてぶつかられた方は吹奏楽部の生徒で、以前リリからコンクールが近い事を聞いていた。
翌日、リリが『お姫さま病』を発症、しかも周囲を凍らせる『望奏』を発動している。
『お姫さま』は氷姫、貴子が迅速に解決した後、気になった祐二はリリの元へ向かう。
そこでリリから昔からみかんとは共に音楽関係で知り合いだった事を聞く。
しかしみかんは何故か楽器をやめ、学園で再会した後に誘っても断られたという。
リリは世界が冷たく感じると発症させるのだと言う、そして心配なので翌日も様子を伺う。
リリ本人は大丈夫だと言うが何処か冷たさを感じている様な気がする。
その日、みかんのストラップが音符だったと気づき、気にしているとみかんが話してくれる。
それはみかんが祖父に影響されて音楽を始めた時に祖父から貰った物だった。
しかし昔、コンクールの日に祖父が事故にあったとの連絡を受けたみかん。
その時のみかんにとっては音楽が大切だったのでコンクールに、しかし祖父はその日に死亡。
祖父よりも音楽を選んだ事を後悔したみかんは音楽を止める事にした。
しかしそれを聞いた祐二はみかんがまだ音楽を続けたいと思っていると思った。
それはそれとして、最近みかんといる事が多く、みかんの事を意識している祐二。
みかんから話を聞いた翌日、泉から恋人関係に見えるとも言われてしまう。
みかんの方は何か悩みがあるのか様子がおかしい、そのせいで祐二にちょっとした不運が。
なのでみかんが事情を説明してくれる、どうもリリに再び音楽に誘われたらしい。
今回怪我した子とみかんが同じフルートだから、みかんは断ったと言うが未だに悩んでいる。
なので祐二はそれでいいのかと聞く、『お姫さま』とは何らかの感情の抑圧で生まれる。
しかしみかんの祖父が死んだ時の後悔は抑圧されてない、ちゃんと吐き出されている。
そして祐二は言う、みかんの『お姫さま』を生んだ後悔は音楽を止めた事に対してだと。
『織姫』は再会を願う者、みかんは再び音楽の楽しさに逢いたがっている。
それでも音楽は出来ないと言うみかんに祐二は怖がっているだけと言う。

257 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:38:30.28 ID:fH9ws7Ly0
するとみかんは『お姫さま病』を発症、普段とは比べものにならない強さで『望奏』を発動。
音楽をやりたいが無理と言うみかんを何とか『帰我の剣』で眠らせる事に成功。
その後、目覚めたみかんから本心を聞き、泣いたみかんに胸を貸した祐二。
そうして祐二とみかんの距離が近づき、みかんは避けていたリリにも心を少し近づける。
翌日、夜中にこっそりと寮を抜け出すみかんを見つけた祐二はその姿を追う。
辿りついた場所でみかんは持ってきた鞄からフルート出すと演奏、その終わりに祐二に気付く。
みかんは変わろうとするのが怖く、どうしようか悩んでいたら吹きたくなったと言う。
そんなみかんに祐二は変わるべきだと言い、そしてそのまま告白、みかんも受け入れてくれる。
翌日、みかんはリリに吹奏楽部に入りたいと言い、リリは二つ返事で了承。
みかんはブランクがあると言うがリリはコンサートは無理でも学園祭があるから大丈夫と言う。
それから2人はイチャつきながらみかんは音楽を頑張り、祐二はそれが少し羨ましく感じる。
祐二はこれまで『王子』として活動してきた為、学園生活をあまり楽しんでこれなかったから。
するとそれを聞いたリリが吹奏楽部に誘う、学園祭のライブにならどうかと。
『風紀委員』の活動もあるがみかんとリリに押されて祐二も参加する事になった。
しかし学園祭当日、『お姫さま』を止める為に祐二が怪我、みかんにはメールで伝える。
ちゃんとみかんが学園祭の演奏に行ける様に、そしてみかんはちゃんと演奏に向かった。
学園祭後、コンクールに向けての練習がある為に祐二は吹奏楽部の練習から抜ける事に。
そんなある日、以前整理中に見つけたビデオを発見、みかんがこれを見たいと言う。
ビデオはみかんの祖父が残した遺書みたいな物らしいのでVHSを再生できる機械を探す。
そして星子が持っていたので無事見れる事に、そして祖父の残した言葉を聞くみかん。
後悔をしても怯まない人生を、後は自分の代わりに音楽を続けて欲しいと言う内容だった。
それを見たみかんは言う、私の『お姫さま』は、私の中に眠る後悔は原動力であると。
その後、吹奏楽部は県コンクールでは金、全国では受賞は出来ないも十分な戦果を得た。

258 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:39:00.45 ID:fH9ws7Ly0
みかんは『お姫さま』を抑えられる様になったので卒業後は島外の学園に進学する事に。
音楽学ぶ為に、『王子』として島に残る祐二とは離れ離れになるとしても。
だとしても織姫と彦星の様に逢えない時間が、逢えた時の喜びを大きくすると信じて。

◎有須星子
何だかいつも以上に星子が祐二を意識するある日、星子がゲームを始めた理由を知る。
星子は母が出て行き落ち込んだ祐二を励ます為にやった事ないゲームを買ってきた。
そして祐二を励ます為に一緒にやっているうちにゲーム大好きっ子になったのだった。
それはともかく、星子が『お姫さま病』を発症せる機会が多くなっていた。
気になった寮の皆は星子に聞いてみる事に、しかし星子は何でもないと答える。
そこから兄妹の仲が良いという話から家族の話になった時、リイナが『お姫さま病』を発症。
リイナは『望奏』で祐二と星子から兄妹という意識を消す、リイナ曰く嫌だったからと。
そして祐二に甘えてくるリイナ、それを見て星子も発症したので『帰我の剣』で眠らせる。
その後でリイナも元に戻し『望奏』もなくなるが、一時的とはいえ星子を意識した祐二。
それから祐二も星子を女性として意識してしまう様に、星子の方も以前より意識していた。
翌日、2人の様子がおかしい事と思う泉と柚、とはいえ2人ともてきとうに誤魔化す。
その夜、星子に柚が電話で、祐二が男として好きでしょと言われ、手伝いたいと言われる。
翌日、柚から星子をどう思っているか聞かれる祐二、なので妹として好きだと答える。
しかし柚は意識しているのではと聞く、そして星子も『望奏』を使える程に祐二の事を、
そこに2人を探していた星子が乱入してきてそこまで、しかし放課後に再び話す事に。
そして柚に祐二は星子の気持ちに気付いているのではと言われる。
恋は『お姫さま病』を重くしやすく、星子の『お姫さま病』は『望奏』を使える程の重さ。
しかし祐二は否定、そこに祐二を探していた星子が現れて、別に恋愛的に好きじゃないと言う。
そして星子が去った後、柚は祐二に付き合おうと言ってきて悩む祐二。

259 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:39:33.63 ID:fH9ws7Ly0
柚は祐二の事を何処まで好きかわからないが付き合いたいとは思った、
だからこれから好きなればいいと、前向きに考えて欲しいと言われたので付き合う事に。
それから数日、以前よりは仲良くなったがキスなども要求してこない柚。
柚は本当は、そんな事を祐二が考えてやある日、柚が寮にやって来る事になった。
その時にそろそろ行われる学園祭で舞踏会があり、その模擬会がある事を聞く。
そして柚に言われて一緒に出る事に、その後に泉からどうして柚と付き合っているか聞かれる。
告白されたからと言う祐二に泉は嘘だと言い、失礼な付き合いしていると嫌われると言われる。
柚の『お姫さま病』の発症は優越感、しかし祐二と付き合い始めてから一度も発症していない。
そして星子も発症させていなかった、そして模擬会は寮の皆も一緒に行く事に。
祐二は柚と踊る事に、何故か柚は星子に見せつける様に踊り、最後には祐二にキス。
それを見た星子はついに発症、しかし『望奏』は星子の服だけを消していた。
そして何故付き合い始めてからその姿を見せつけるか聞く星子、柚は星子には関係ないと。
柚は言う、星子の『望奏』が本当に消したいモノは自分自身の嫉妬心であると、
何故なら人魚姫で最後に消えるのは自分自身、人魚姫が泡になって消えるのだから。
でも消そうとするという行為が消せていない証拠だと、だから消す事は出来ないと柚は言う。
星子はなら自分の祐二を好きな気持ちをどうすればいいのかと言う、兄妹なのにと。
そしてここまでやる柚の本心に祐二も本当は気付いていた、実は好きではなかったと。
柚は星子と祐二をくっつける為に祐二と付き合い始めたのだった、そして柚は説得。
その言葉についに星子は祐二に告白、そして祐二もそれを受け入れキスをするのだった。
それから祐二は柚と別れて星子と付き合う事に、そして2人は柚に感謝をする。
泉は柚に祐二をどう思っていたか聞くと内緒と言う、ただしちょっと後悔はしていた。
好きになればいい、でも実際に好きになればなるほどに虚しさが残ってしまったのだから。
無事に恋人にはなれたが星子の『お姫さま病』の発症頻度が上昇の一途、力も強まる。

260 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:40:00.38 ID:fH9ws7Ly0
それはそれとして、恋人になった事を父親、それにいなくなった母親に認めてもらいたい2人。
しかし父親はともかく母親は見つからない、そんな時に貴子かた母親の場所を知っていると。
そして祐二と星子が連れて来られたのは『お姫さま病』に関して研究している『お城』だった。
『魔女』、通常は大人になれば治る『お姫さま病』が治らない人物で祐二の母親がそれだった。
『お姫さま』が眠り姫の『お姫さま病』である祐二の母親は国の隔離施設にいると言う。
今まで教えてくれなかったのは祐二の虚無感が王子の力の源だと思っていたからだ。
今回話してくれたのは祐二に星子を利用して『OG細胞』を高めて欲しいから。
ちなみに母親の事を教えてくれたのは貴子の多少の温情のお陰らしい
祐二は普段は入れない島外の人間が入れる学園祭に両親を呼ぶ為にそれに対して了承。
そして1週間後の学園祭、その舞踏会の舞台に母親を連れて来ると言う貴子。
その為に星子とイチャイチャ⇒嫉妬させる⇒『帰我の剣』で眠らせる、で力を強める事に。
『王子』の力は強い『お姫さま』を眠らせる事で強まるからだ、そしてついに当日に。
時間までは星子と学園祭と楽しみ舞踏会の時間に、星子はおめかしがあるので遅れて。
祐二は先に父と再会、そして綺麗になった星子がやって来て一緒に踊り、
そして貴子の演出で皆の前で母親を起こす事に、そして祐二は『帰我の剣』を振るう、
『お姫様』を眠らせた母親は目を覚ました、なので交際&結婚願望を報告する星子。
それから数年後、母親を救ったと同時に力を失った祐二は島の外で暮らしていた。
貴子は予想していたらしく、国は困るかもしれないがこれで良かったのだと言う。
星子も症状を抑えて今は祐二と共に暮らしていた、ちなみに柚はトップアイドルになっていた。
それから2人はいつか結婚式を挙げ、皆を呼ぼうと思うのだった。

◎恋ノ河リイナ
泉と同じくレベルSの『お姫さま病』であり、『お姫さま』がシンデレラだと言うリイナ。
しかしリイナは島に来てから一度も発症した事は無く、どんな『望奏』かも知らない。

261 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:40:25.52 ID:fH9ws7Ly0
グラスに水を注ぎ続けるかの様に自分に余裕を作らないリイナに何となく共感する祐二。
祐二も『望奏』を使う度に虚無感に襲われ、それを埋める為に何かをしているからだ。
そんなある日、貴子との会話で『望奏』が感情抑制によって発露する力だと聞く。
抑えつけようとする感情が強い程に病気は重たくなり、力も強くなるのだと。
ある日、何やら様子がおかしいリイナ、そしてそれを星子も感づいていた。
曰く星子はリイナから嫉妬の感情を受けているのだと、とはいえ理由がわからない。
翌日、それとなく聞いてみると羨ましかったからと言うリイナだが何かは教えてくれない。
しかしリイナは祐二に対して何故か自分と似ている様な気持ちを抱いていると聞く。
そんなリイナに祐二は自分の過去、昔に母が家を出て、それ以降に虚無感を抱えている事、
そしてそれが王子の力の源であり、自分もリイナと似ている気がしている事を伝える。
そんな祐二にリイナも自分が家族に捨てられ、家族を羨ましいと思っていると教えてくれる。
そんな事もあり祐二とリイナは仲を深めていくある日、リリが『望奏』を発動。
吹奏楽部で怪我による欠員が出た事が原因だった、その解決の途中でリイナが負傷。
大したものでは無いが安静の為に『風紀委員』の活動は控える事になった。
なので今まではリイナと活動していた祐二は1人で活動する事に。
1人で活動している祐二の元に『望奏』で生み出されたカボチャの馬車が現れる。
馬車に捕らわれた祐二は発動させたお姫様が誰か探る為にあえて抵抗しない事にする。
そして連れて来られたのはリイナの元だった、そしてリイナは寂しかったと抱き着いて来る。
『帰我の剣』を使うのも悪い気がしてそのままにしていると寮の皆が集まって来る。
そしてリイナは祐二に告白、流石に祐二も『帰我の剣』でリイナを眠らせる事に。
その後貴子に連絡、『魔法時間』、夢を現実にする力、それがリイナの『望奏』だった。
そして寂しさが原因、それはともかく発症中とはいえリイナに告白され完全に意識する祐二。
リイナも完全に意識していた、そして翌日も同じ様にカボチャの馬車に捕まる祐二。

262 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:40:51.23 ID:fH9ws7Ly0
そして連れて行かれた先で祐二は自分を好きなのか確認、リイナは躊躇いなくうなずく。
今度はリイナに好きか聞かれて祐二も好きと答えると、キスすれば寂しくないとキスされる。
『帰我の剣』で抑えた後にリイナと会話、リイナは寂しいと思う事を敗北だと思っていた。
両親に捨てられ、親戚からも嫌われたリイナは効率という言葉で全てを正当化してきた。
引き取られた親戚の家で出された食事はカップラーメンだけだったのも効率が良かったから、
家族がいない事は勉強をする上で効率が良かったから、そうやって割り切ってきた。
そして自分を捨てた大人達が嫌いだったから、寂しいと感じる事に敗北感を感じると。
しかし祐二に対する寂しいは違うと言うリイナに祐二は改めて告白、そして恋人になる2人。
それからリイナは寂しさから逃れる代償行為として祐二にベッタリイチャイチャ。
リイナの『望奏』が強くなり、祐二の『望奏』では抑えられなくなってきていた。
そうして学園祭の時期に、そんな時に貴子に呼び出されて王子の力が強まっていると聞く。
貴子は王子の力もお姫様と同じで抑えられる程に強まっていくものだと考えていた。
しかしリイナとの付き合いで祐二の抑え込んでいた感情、虚無感が薄れている。
だが力は強まっているからだ、とはいえリイナも力が強まっているという事もある。
繋がったから寂しさが強まる、それと同じで虚無感も強まっているのかもと祐二は考える。
その帰り、リイナがその話を聞いていた事を知る、そしてリイナに何か思う所がある模様。
そんな時貴子に呼び出される祐二、リイナも一緒に向かうと祐二の母親に関して聞かれる。
会いたいかと聞かれたので会いたいと答えると、母親のいる場所に連れて行くと言われる。
そこは『お姫さま病』に関して研究している『お城』と呼ばれる場所であった。
そしてその中に行くが母親はそこにはいなかった、しかし母親のいる場所をそこで知る。
『魔女』、通常は大人になれば治る『お姫さま病』が治らない人物で祐二の母親がそれだった。
『お姫さま』が眠り姫の『お姫さま病』である祐二の母親は国の隔離施設にいると言う。
今まで教えてくれなかったのは祐二の虚無感が王子の力の源だと思っていたからだ。

263 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:41:15.67 ID:fH9ws7Ly0
喜ぶ祐二だがそれが原因でリイナとは少しギクシャク、同じと思っていたのに違うかったから。
リイナはよく相談をしていたクララにその事を話す、するとクララは不吉な事を言う。
一方、祐二と貴子が会話していると誰かの『望奏』を感じ、気が付くと貴子が消えていた。
祐二とリイナは元通りにイチャイチャ、でも祐二は何か変わった事が起きた気がしていた。
とはいえ思い付かない、翌日の学園は”いつも通り”自習のみ、放課後は兎の本屋で買い物。
そしてクララの喫茶店でお茶、巡れば巡る程に祐二の中に違和感が大きくなっていく。
リイナの様子もおかしかった、気になった祐二はリイナに直接聞いてみる事にする。
しかし誤魔化そうとするリイナに聞くのは無駄と判断、もう夜なので自室に戻る事に。
そして悩みで眠れないでいると昔の事を思い出した、母親がいなくなった時期も同じだった。
翌日、祐二は少しずつ気づき始めていた、この世界には大人も『お姫さま病』も無い事に。
祐二は1人で学園を途中で抜け出しクララの元へ向かう、この島で唯一残った大人の元に。
その事を聞く前にクララがその事を言い出す、そしてそこにリイナまでやって来た。
クララは説明する為と言って『お城』に向かう、祐二とリイナも当然一緒にだ。
そこでこの状況を生み出したのはリイナでそれを促したのがクララ、そしてその理由。
『お城』のパソコンを使って見せる、そこには『お姫様』を利用しようとするデータがあった。
クララは祐二が呼び出された理由は『OG細胞』で『お姫様』を操作する為だと言う。
『血染めの薔薇』、対象が大人であればあるほど殺傷能力を高める『望奏』、
『魔女』だったクララはこの能力を使って『お城』に侵入、そしてリイナにも見せたと言う。
クララの抑え込んだ感情は憎しみ、この島が出来てからクララはずっと疑っていたのだった。
そして『お城』にも侵入して事実を知った、クララは祐二に大人が憎いかと聞いて来る。
しかし祐二はそうは思わない、それを聞いたリイナは祐二の記憶を変えようとしてくる。
同じと思った祐二と考えがズレ、距離感を感じ、リイナは寂しさを感じたからだ。
クララは言う、祐二が『望奏』を使えるのは虚無感を感じるから、だから辛いんでしょうと。

264 名前:うそつき王子と悩めるお姫さま[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 23:41:36.71 ID:fH9ws7Ly0
しかし祐二は『お姫さま』を救いたいと言う気持ちで『王子』の力は発揮すると答える。
そこに貴子が現れる、驚く皆に元『王子』だから、心残りがあったからだと答える。
昔クララを救った貴子が説得しようとするが、貴子は全く聞こうとはしない。
クララには昔、双子の姉妹がいたが両親の虐待と周囲の大人の冷たい態度により失っていた。
それからクララは憎悪を起点とする『お姫さま病』を発症、『お姫さま』は紅バラ姫。
クララにはもう見る事が出来ない、双子が幸せになるというお話。
そして貴子と貴子を信じる祐二、それとクララとの戦いが始まり、クララを眠らせる。
残るはリイナのみ、だけど『お城』側の貴子を信じるという祐二にリイナは力を強める。
気が付くと大人達が戻って来た、その代わりにリイナは巨大な龍へと変貌した。
祐二はありったけの自分の想いと共に龍となったリイナに『帰我の剣』を突き立てる
その結果、『帰我の剣』と龍は砕け、中からリイナが、砕けた『帰我の剣』は空を舞った。
そして祐二はリイナに、寂しくて家族が欲しいなら、一緒に作ればいいと言う。
それから空を舞った『帰我の剣』の欠片、通称『ハッピーエンドの種子』、
『王子』が『お姫様』を救った時に出来たからハッピーエンド、それは世界中へと舞った。
そして『お姫さま病』を緩和させたという、そしてその結果、夢ヶ島は終わりを迎える事に。
それにより『望奏機関』、『お城』で研究していた組織の過激派はなりを潜めて行った。
それから1年、祐二とリイナは『望奏機関』の穏健派の元で新たな『王子』を探していた。
クララも『お姫さま病』は治ったがカウンセリング中とか、貴子が面倒見ているらしい。
祐二の母親も無事に目覚めて今は祐二を除く家族3人で幸せにしているとか。
そして祐二とリイナは旅が終わったら子供を作る事を約束するのだった。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

編集にはIDが必要です