581 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 20:27:10.54 ID:tlrlNsfw0
ELFへの惜別の意を表して、「ボクの彼女はガテン系」を投下します。
非常に長いですがご容赦下さい。

(登場人物)
田中マサシ
気の弱いお人好しだが、優しく素直で意外と根性がある。
19歳の時にバイト先で美咲と知り合い、その3年後に結婚。美咲とつき合うまで童貞だったため性知識に疎い。
結婚後は美咲の実家を引き継いで「田中工務店」の社長となる。

海藤美咲(結婚後は田中に改姓)
マサシが建設現場のバイトを始めた当時の現場チーフ。
当時はマサシと同い年ながら、体を壊した父親に代わり「海藤工務店」の社長をやっていた。
美人で巨乳だが、現場で働いていた頃は男勝りで自分が女性という意識が薄かったせいか男性に対してやや無防備なところがあった。
マサシが実家の工務店を引き継いでくれてからは子供の頃からの夢であった美容師への道を進み、美容室のオーナーにまで出世した。
マサシとつき合うまでは処女だったため性知識に疎い。また、酒に弱い。

会田タケシ
会田建設常務。マサシが建設現場のバイトを始めた時点では31歳。当時は設計部に所属しており、現場での美咲の上司(現場監督)だった。
父親は会田建設の会長であるため頭が上がらない。
会田建設は海藤工務店の重要な取引先であったことから、海藤父娘とのつきあいも長い。
人懐っこい笑顔を見せるが強引なところもあり、マサシを現場のバイトに引っ張り込んだ張本人でもある。

珍念
会田建設の設計部に所属。いつも笑顔を絶やさない。

黒川
マサシが建設現場でバイトしていた当時、軽トラで現場に出入りしていた造園業者。粘着質な性格。

582 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 20:28:24.85 ID:tlrlNsfw0
(登場人物の続き)

大将
工務店時代の美咲がときおり通っていたおでん屋台の大将。美咲がマサシと親しくなってからは二人で訪れていた。

塩原彰
マサシの設計事務所に勤める。既婚者。仕事においては非常に有能だが、ややコミュニケーションが取り辛い面がある。

塩原ナオ
塩原の妻。気弱そうに見えるが可愛らしくスタイルも良い。男性に強く求められると弱く、特に泣き落としに弱い。

583 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 20:39:53.54 ID:tlrlNsfw0
(1章:ボクの彼女はガテン系)
田中工務店の社長であるマサシは仕事上の付き合いがある会田建設の慰安会に誘われ、妻である美咲を伴い温泉旅館を訪れる。
美咲もかつては建設現場で働いており、会田建設の社員にも当時からの知り合いがいる縁で夫婦一緒に慰安旅行に誘われたのだ。
美咲とくつろぎながら彼女との思い出を回想するマサシ。

6年前の冬。当時19歳だったマサシは、急に金が必要になったためバイト探しをしていた際に出会った会田に強引に誘われ、
建設現場のバイトを始めた。そこで配置されたチームのチーフが美咲。それが美咲との出会いだった。
厳しい上に気が強く口も悪い美咲に対する印象は良くなかったし、もともと肉体労働に乗り気でなかった上に
ヒョロヒョロのマサシにとっては現場もキツ過ぎたのでバイト初日で辞めようと思っていたのだが、
会田が連れてくるバイトはどれもマサシ同様のモヤシばかりで2日ともたず辞めていくため、気が弱いマサシは辞めることを言い出せないまま2日目、3日目とバイトを続けていた。
そうやってバイトを続けるうちに美咲の真っ直ぐさと優しさに触れ、マサシの美咲に対する印象も変わり始める。
そんな中、会田に頼まれた急な仕事のせいで引き起こしてしまったトラブルの後始末を二人でやったり、
解雇されたと勘違いして仕事に出てこなかったマサシを美咲が見舞ったりといった事を通して、徐々に親密になっていく二人。
やがて二人はつき合うようになり、3年前に結婚したのだ。

ひとしきり美咲とくつろいだ後、夜は夫婦で宴会に加わり会田や黒川などの顔なじみとの交流を深める。
宴会の最中、酒が過ぎトイレに中座する会田。そのおぼつかない足取りを案じたマサシもまた会田を支えてトイレに連れて行くために中座する。
その隙に美咲に酒を勧める黒川。珍念がそれを止めようとするが、今度は珍念が黒川に飲まされ始める。すっかり酔ってしまった珍念を見かねた美咲が黒川の勧める酒を受ける。
調子に乗った黒川は美咲を酔いつぶし、酔って朦朧としている美咲の胸元を覗き込んだりイヤらしい言葉を浴びせたりのセクハラを仕掛けるのだった。

584 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 20:42:10.98 ID:tlrlNsfw0
飲み過ぎて悪酔いした会田をトイレで介抱し、部屋に送り届けて宴会場に戻ってみると、すっかり酔いつぶれた美咲とその正面で一人で飲み続ける黒川の姿が。
慌てて美咲を部屋に連れ戻ろうとするが、なんだかんだと黒川はマサシにも酒を勧める。断りきれずに飲み過ぎてしまい、マサシも酔いつぶれることに。
黒川たちに声を掛けられ目を覚ますと既に宴会はお開きとなっていた。
酔いがひどくて一人で歩くのがやっとのマサシを尻目に、酔いつぶれた美咲に肩を貸しつつ部屋まで送り届ける黒川と珍念。

深夜、美咲とセックスをするマサシ。夕方、美咲と混浴した際に約束をしていたのだ。ちょうど今が危険日なので子供を作りたいと。
美咲は酒のせいで半分眠っているような状態だが、マサシは同じく酒のおかげでいつもの早漏ぶりが影を潜めていたためゆっくりと交わることができた。
やがてマサシは美咲の中に射精し、そのまま眠り込んでいった。
(2章に続く)

585 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 20:45:34.15 ID:tlrlNsfw0
(2章:彼女がした事僕がされた事)

妊娠3か月目を迎えた美咲。以前二人でよく通っていたおでんの屋台でそのお祝いをするマサシ夫婦。
その最中、美咲は中座して近くの公園のトイレに。なかなか戻ってこない美咲を案じるマサシと大将。

→ルート分岐1

(ルート分岐1から)
しばらくして戻ってきた美咲は何事もなかったようにまた会話に加わるのだった。

さらに4年後。美咲とマサシは29歳となり、愛息も幼稚園児の可愛い盛り。
一級建築士の資格を取ったマサシは事務所を工務店から設計事務所へと変更し、仕事に従事している。
重要な取引先である会田建設とのつながりもより深くなっていた。

ある日、マサシは部下の塩原との雑談で気になる報告を受ける。彼は車の助手席に乗っていた美咲を目撃したらしい。
確かその日は美咲は美容師の講習会で帰りが遅くなっていたはずだが。まさか…?
思い返してみれば、息子が生まれてからはなかなかタイミングが合わず、ここ2年ほどはセックスレス状態だった。

そして別の日。風邪をひいてしまい会社を休んだマサシ。
着替えを探してクローゼットの引き出しをいろいろ探してたら、美咲のものにしてはセクシー過ぎるスケスケの黒い下着を見つけてしまう。変な疑念にとりつかれてしまうマサシ。

また別の日。会社から帰ると、美咲が出かけようとしていた。美容室絡みの用事で店長として立ち会わなければならないとのこと。
マサシとすれ違いになる恐れがあったので、息子は実家に預けてあると言い残して出かけていく美咲。
マサシは美咲が出かけた後、まさかと思いクローゼットの引き出しを確かめる…。あの黒い下着はそこには無かった。あんな下着を身に着けて美咲は出かけたのか?
結局その日、美咲が戻ったのは午前3時だった。

586 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 20:50:27.81 ID:tlrlNsfw0
翌日、マサシは自分の仕事を手伝ってくれた塩原を夕食がてら飲みに誘うが、逆に塩原から家に誘われる。
塩原の妻ナオの手料理をビールと共に楽しむが、どことなく様子がおかしい。
ナオはノーブラで服の上からでも乳首がわかる上にソファーに座るとパンチラするほどのミニスカート姿。
塩原は塩原で、会話の流れで子供の話になった際に「うちは子供は作らない。誰の子供かわからないから」などと理解に苦しむことを言い出す始末。

1か月後。マサシは美咲から「建設業に戻るため、美容師を辞める」と聞かされる。勤務先は会田建設。会田常務直々の誘いがあったらしい。
ただし今度はかつての会田同様に現場で管理する側の立場になる。

2016年晩秋。また夫婦で会田建設の慰労会に参加することになる。4年前と同じ旅館。しかも部屋まで以前と同じ部屋にしてもらったという美咲。
今や美咲は会田常務直属の部下として働いており、今回の慰労会の采配を振るううちの一人でもある。
ただ4年前と違うのは、宴会までの時間を1人で過ごすことになってしまったこと。
もてなす側の一人である美咲はいろいろと忙しいのか、会田常務の用事を聞きに部屋を出たきり戻ってこない。

そして宴会が始まった後も、もてなす側の美咲ともてなされる側のマサシとは席も違い、お酌をして回っている美咲とは話す暇も無い。
自分のところにお酌に来てくれた際も他人行儀な挨拶をする美咲。改めて見ると、お酌をして回る美咲の浴衣の胸元ははだけ、胸の谷間が露わになっている。
そんな姿で出入り業者の男たちにお酌をして回り、イヤらしい視線を胸元に集める美咲の姿にいらだちを隠せないマサシ。
更にうっとうしい事に、近くの席の黒川がしきりに酒を勧めてくる。とりあえず飲むふりをしておしぼりに吸わせ、酔った体を装ううちにいつの間にか宴会はお開きになっていた。
酔いつぶれたふりをしていたマサシを部屋に送り届ける黒川と珍念。二人が部屋を去った後、部屋に戻ってきた美咲はマサシを介抱する。
苛立っていた気持ちも落ち着いたマサシはそのまま眠り込んでしまう。

587 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 20:53:50.98 ID:tlrlNsfw0
時刻は午後10時頃。ふと目を覚ましたマサシは隣の部屋から漏れ聞こえる声と人の気配に気づく。
おそるおそる覗いてみると、そこでは浴衣を剥かれた美咲が会田の巨根で後ろから貫かれ、黒川と珍念にその大きな乳房を弄ばれていた。

→ルート分岐2

(ルート分岐2から)
怒りに駆られて隣の部屋に乱入するマサシ。マサシは眠っているものと油断していた3人の男たちを失神させるまで痛めつけてしまう。
結果、警察沙汰になってしまうが事情が事情だけに会田たちはマサシを訴えることはせず、示談が成立する。
しかし示談成立後も会田たちは周囲に嘘を吹聴し、結局マサシはDV夫に仕立て上げられ、美咲とは半強制的に離婚に追い込まれ、息子の親権も持って行かれてしまう。
裁判所から接近禁止命令も出てしまい美咲に近づくことすらできず、仕事も失ったマサシは…。

※描写はわかり辛くなってしまうので省きますが、マサシが死んでしまったことを暗示する描写になっています。
(END 00)

(ルート分岐2から)
怒りに駆られて隣の部屋に乱入するマサシ。マサシは眠っているものと油断していた3人の男たちを失神させるまで痛めつけてしまう。
結果、警察沙汰になってしまうが事情が事情だけに会田たちはマサシを訴えることはせず、示談が成立する。
しかし示談成立後も会田たちは周囲に嘘を吹聴し、結局マサシはDV夫に仕立て上げられ、美咲とは半強制的に離婚に追い込まれ、息子の親権も持って行かれてしまう。
裁判所から接近禁止命令も出てしまい美咲に近づくことすらできなくなってしまったが、それでもなんとか会社だけは潰さずに済んだ。

2017年夏。マサシの設計事務所は売上も下がって人を雇う余裕もなく、所長1人だけになってしまっていた。
仕事から帰宅したマサシを出迎えるのはナオ。かつて塩原の妻だった女性で、塩原と離婚した今はわけあって半年前からマサシと一緒に暮らしている。
傍から見れば夫婦のようにも見えるが肉体関係はない。奇妙な共同生活のようなもの。
仕事以外の全てを失ったマサシは、これからもずっとナオと二人、互いに見返りを求めない優しさで古傷を癒しながら肩を寄せ合っていくだろう。
(END 01)

588 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 20:58:42.97 ID:tlrlNsfw0
(ルート分岐2から)
てっきり美咲がレイプされているものと思うが、考えてみればそれだったらすぐ隣で眠っている自分に助けを求めるはず。悲鳴を上げることだってできるはず。
美咲が同意の上で会田たちとセックスしているとでも考えなければいろいろと辻褄が合わないことに気付くマサシ。
混乱したまま微動だにできないマサシが覗き見ている前で、美咲は会田に中出しされてしまう。絶望したマサシはその場を離れて布団をかぶり、むせび泣くのだった。
(3章に続く)


(3章:巨乳妻完全捕獲計画)

時はマサシがバイト探しを始めた頃に遡る。

今日も隠し撮りした美咲の写真をオカズにオナニーする会田。彼は温厚そうな見かけの裏で、美咲を屈服させて自分のものとするために策ばかり弄している卑劣漢であった。

美咲に下心を持っていた会田は、美咲に自分を頼らせるための企みとしてわざとヒョロいバイトばかりを手配しては美咲のチームに配置していた。
マサシもまた会田の毒牙にかかったうちの一人。会田にとっては1日でキツいバイトに音を上げるであろうマサシなどは自分の引き立て役としての道具に過ぎないはずだった。
だが、見た目に反して根性があるマサシは結局バイトを辞めないばかりか、美咲までもマサシには会田に対して見せないような表情まで見せるようになる。
いらつく会田。さらに大小様々な嫌がらせをマサシに仕掛けるが、逆に美咲とマサシの仲を深める形になる始末。
それ以降は策を仕掛けるタイミングも見いだせず、何もできないうちに美咲はマサシと結婚してしまった。

それでも美咲に執着し続ける会田は、とうとう会社の慰安会にマサシ夫婦を誘うことに成功する。
この日のために計画を立ててきた会田は手先の黒川と珍念を使い、マサシ夫婦に薬入りの酒を飲ませて酔い潰したのだった。

589 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 21:03:23.09 ID:tlrlNsfw0
宴会がお開きになった後、周囲から人がいなくなったことを確認した黒川と珍念は会田の命令通りに美咲のあられもない姿を撮影した後、マサシ夫婦を部屋に送り届ける。
待ち切れず部屋に先回りしていた会田は昏睡状態の美咲を心ゆくまで犯し、中出しを決める。
その後の始末をきちんとしていたからか、マサシ夫婦は自分たちが陥れられたことに全く気付かずに翌日帰って行くのだった。

※1章で深夜に旅館の部屋でマサシと美咲がセックスしている描写がされていたが、それはマサシの夢だった模様。

それから3週間後。マサシ夫婦の家を訪れた会田は、マサシが風呂に入ったのを見計らって美咲に例の写真を見せる。慰安会で黒川たちに命令して撮らせておいたやつだ。
全てを黒川のせいにし、自分は善人面を装いつつ黒川に画像データを処分させると美咲に伝える。もちろん全て嘘である。
さらに1か月半後。公園のトイレに美咲を呼び出した会田は黒川の言葉として「美咲の生下着をくれなければ例の画像データをマサシの会社関係の人間に配りまわる」と伝える。
自分が恥をかくだけなら構わないが、夫であるマサシにまで累が及ぶとなると強気に出られず脅しに屈してしまう美咲。

→ルート分岐3

(ルート分岐3から)
要求に応じて、トイレの個室でブラとショーツを脱ぎ、それを会田に渡して黒川を止めるよう頼む美咲。
その姿を「黒川に美咲の下着だと証明するため」と携帯で撮影する会田。
美咲から生下着を受け取った会田はその場を離れ、ほくそ笑む。「美咲の弱点は本人にはない。が、夫のマサシを攻めれば…」と。

その後おでん屋台で待っていたマサシと合流する美咲。だが、マサシにノーブラであることを気づかれてしまい、結局全てをマサシに告白することになる。

590 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 21:07:37.78 ID:tlrlNsfw0
そうとは知らずに部屋に戻り、美咲の下着でオナニーする会田。気持ちよく射精したところで部屋のチャイムが乱打される。
ドアを開けると乱入してきたのはマサシだった。美咲から全てを聞いたマサシは黒川に会わせろと会田の所に乗り込んできたのだ。
そこでマサシは部屋のラグの上にあるものに気付く。今出したばかりと思われる大量の精液にまみれた美咲のショーツだ。
さすがの会田もごまかしきれず、黒川とグルであったことをマサシに悟られてしまう。
激怒したマサシに殴りかかられる会田。会田もまた殴られつつも「一方的に暴力を振るったのはお前。ただじゃ済まさないからな」と威嚇する。
会田をボコボコにすると、マサシは「覚悟はできている。今から自分で警察に行く」と出て行った。

半年後。美咲とマサシは会田と示談を済ませると東京を離れ、沖縄の離島に移り住む。
示談の後に二人をじわじわ追い込むつもりだった会田だったが、美咲が手の届かない遠くに去ってしまったことが会田の心に大きな穴をあけるのだった。
(END 02)

(2章のルート分岐1から)
しばらくして戻ってくる美咲。だが、マサシは美咲がノーブラであることに気づき驚く。気のせいか大将もチラチラと見ているようだ。
慌てて勘定を済ませ、美咲を連れて屋台を出るマサシ。
帰り道でマサシは美咲になぜノーブラなのかを尋ねる。「痴漢に遭った?妊娠して胸が張って痛かったから外した?もしそうなら明日にでも新しいブラを買ってきてあげるね」と。
美咲のことを心配し、妊婦である美咲の母体をいたわるマサシの姿にほだされ、全てを告白する美咲。

全てを聞いたマサシは会田の部屋に向かいチャイムを乱打する。ドアが開くや否や部屋に乱入し、会田に対する文句をぶつけ黒川に会わせるよう要求するマサシ。
そこでマサシは部屋のラグの上にあるものに気付く。今出したばかりと思われる大量の精液にまみれた美咲のショーツだ。
さすがの会田もごまかしきれず、マサシは会田が黒川とグルであったことを悟る。
激怒して会田に殴りかかるマサシ。しかし、会田は殴られつつも「一方的に暴力を振るったのはお前。ただじゃ済まさないからな」と威嚇する。
会田をボコボコにすると、マサシは「覚悟はできている。今から自分で警察に行く」と出て行った。

591 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 21:12:02.33 ID:tlrlNsfw0
半年後。結局会田は被害届を出さず、全てはうやむやのままになってしまった。
今の仕事を続ける限り会田と縁が切れることはない。それを嫌ったマサシ夫婦はすべてのしがらみを切り捨てるべく東京を離れた。
今はマサシ夫婦は沖縄の離島に移り住み、畑仕事に勤しんでいた。
美咲のお腹の子も含めた家族みんなで、この穏やかな土地でのんびり少しずつ前に進んでいこうと思うマサシだった。
(END 03)

(ルート分岐3から)
要求に応じて、トイレの個室で履いていたショーツを脱ぎ、それを会田に渡して黒川を止めるよう頼む美咲。
その姿を「黒川に美咲の下着だと証明するため」と携帯で撮影する会田。
美咲から生下着を受け取った会田はその場を離れ、ほくそ笑む。「美咲の弱点は本人にはない。が、夫のマサシを攻めれば…」と。

3日後。黒川が直接美咲と話したいと言っていると偽り、美咲に連絡をつける会田。
自分も心配だから付き添うとの名目で美咲に同行することを約束させる。
待ち合わせ場所にやってきた美咲はミニスカートに膝上まであるロングブーツと生真面目な美咲に似合わない尻軽な服装。
ブーツは会田が黒川を装い、これを着用してくるよう美咲のもとに送ったものだ。
黒川との待ち合わせを装い、池の上の橋架に美咲を連れて行く会田。
この橋架は実はパンチラスポットとして有名であり、橋の下の歩行者からミニスカートの中が丸見えなのだ。
歩行者からの視線を気にしつつ何とか見られまいとする美咲だが、何人もの男たちに橋の下からスカートの中を覗かれていた。

時間になっても現れない黒川。と、会田の携帯が鳴る。口裏合わせのために黒川に金を渡して掛けさせたものだ。
黒川はぐだぐだとイチャモンを付けて待ち合わせには来ないと美咲に伝える会田。結局待ち合わせはあきらめて帰ろうとする美咲。
するとまたも会田の携帯が鳴る。黒川からだ。黒川との電話に激昂するような芝居をしつつ、話をつけたふりをして電話を切る会田。

592 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 21:17:52.96 ID:tlrlNsfw0
次の黒川からの要求は「今日の下着も写真つきで欲しい。それが嫌なら会田の部屋で夕食を作り一緒に食べること。
そして会田にそうしてやる代わりに黒川の会田に対する借金をチャラにすること。そうしてくれれば二度と変な真似はしないし誓約書も書く」というもの。
妙な要求をいぶかしむものの、味方と信じて疑わない会田に言葉巧みに丸め込まれてしまう美咲。
この時の何気ない会話で会田は美咲が妊娠3か月であることを知る。逆算すると慰安会の日あたりに孕んだもの。
自分が美咲を孕ませたかもしれないという可能性に興奮する会田だった。

翌日。要求通りに夕食を作りに来た美咲を部屋に迎え入れる会田。
美咲が夕食を作っている隙に玄関のドアの鍵に手を加えて中から鍵を開けられないよう細工をし、珍念にこっそり電話を掛けて翌朝の5時に鍵屋が来るよう手配するよう命じる。
目論見通り鍵のトラブルを装い美咲の帰宅を阻むことに成功した会田。さも鍵屋をすぐに手配するかのように振る舞い、実は明け方まで美咲を帰さない算段なのだ。
そして自室にいったん戻り、こっそりと黒川に電話してこれからの芝居の段取りを伝える会田。

会田は美咲が眠りでもすればイタズラしようと思っていたが、結局美咲は鍵屋が来るまで一睡もせず隙をみせなかった。
鍵の修理を終えた鍵屋が帰り、いよいよ美咲を陥れる会田と黒川の芝居が始まる。

美咲も帰ろうとしたその時、部屋のチャイムがなるや否や酒に酔った黒川が勝手に部屋に入ってくる。誓約書を持ってきたと。
部屋に美咲がいるのを見て激怒する黒川。「なんで美咲が泊まってるんだ?ヤッたのか?俺が要求したのは夕食を作るだけだったはずだ。
お前らは俺の要求をダシにしてヤッてたんだな!」と。
事情を説明する会田の言葉に耳を貸さず、部屋にいる美咲と会田の姿を携帯で撮影し、マサシに全部バラすと言い捨てて出ていく黒川。
何もかも終わりだと嘆く美咲。そこに会田の携帯へ黒川からの電話が。
「会田がマンションから飛び降りて死ぬか、30分以内に美咲がフェラで会田をイカせれば、マサシにバラさないでおいてやる」と。

593 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 21:25:00.26 ID:tlrlNsfw0
あまりの要求に混乱する美咲の前で、美咲の幸せを壊すわけにはいかないとベランダから飛び降りようとする会田。
会田を味方だと信じきっている美咲は会田にしがみつき、泣きながら会田のチンポをしゃぶり始める。
早く射精して欲しいと懇願する美咲。そしてそれを言い訳に美咲の胸を弄りながら、必死さを装いつつ美咲のフェラを堪能する会田。
そして会田は時間ギリギリまで粘った挙句、大量の精液を放出する。咄嗟に口を放した美咲の顔を会田の黄ばんだ精液が汚す。
精液で汚された美咲の顔を携帯で撮影し、黒川に送信するふりをする会田。
美咲は自らの顔を汚す大量の精液をティッシュで拭い、放心したかのよう佇んでいた。

翌週の月曜。この日はクリスマスイブ。会田はマサシ夫婦に夕食に招かれていた。
招かれていたのは夜の早い時間だったが、仕事を口実にして遅くにちょっと寄った体を装いつつ訪れる。
会田が回した仕事のために翌朝早くから、数日掛かりの出張に出かけなければならないマサシが風呂に入るのを見計らい、美咲に不意打ちのキスをする会田。
「フェラしてもらってから美咲の事が忘れられない」と。
あくまでも美咲のせいであることを強調する会田の言葉に後ろめたさを感じるのかマサシに助けを求めることもできず、浴室のマサシに気付かれないように抗うのが精一杯の美咲。
しかし自分にも非があると思い込んでいる美咲は、抵抗しつつも挿入を許してしまう。
そのままバックでピストンする会田。だがいつまで経ってもイカない。
夫のマサシが早漏であるため、まさかこんなに長くピストンが続くとは思っていなかった美咲はマサシが風呂からいつ出てくるかと気が気ではなく、会田に早くイッてくれるよう懇願する。
そんな美咲に会田は「明日一日だけ自分の奥さんに成りきってくれれば、すぐに終わらせる」との条件を出し、受け入れさせる。
そして、中出しを嫌がる美咲に中出しを決める会田。放心状態の美咲に部屋の合鍵を渡し、部屋を出ていく。

594 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 21:30:48.23 ID:tlrlNsfw0
翌日。約束通りに会田の妻を演じる美咲。
ここに至っても善人面を装う会田は、昨夜の中出しは抜くのが間に合わなかったアクシデントだったと美咲に詫びる。
そして黒川の誓約書と携帯のSDカードが入った封筒を渡し、今日1日で全てを終わらせると美咲に伝える。
未だに会田に騙されていることに気付かず自分にも責任があると思い込んでいる美咲は「約束通り夜も泊まるつもりで来た。でもセックスは許して欲しい」と会田に請う。
物わかり良くそれに応じる会田。
それでも「美咲とのエッチな思い出が欲しい」と迫る会田に、明日になれば全てが終わることを念押しした上で「セックス以外でなら」と応じる美咲。

→ルート分岐4

(ルート分岐4から)
会田の希望でクンニをされる美咲。美咲をイカせるべく奮闘する会田はいきなり何者かに殴りつけられて驚く。
そこに立っていたのはマサシ。
黒川と珍念が会田を裏切り、マサシに全てをバラしていたのだ。そしてマサシの口から美咲に全てがバラされる。今までの全ての黒幕は会田だと。

1年後。会田は常務から一作業員に降格されていた。
我が身可愛さから薬を手配した黒川がその事についてだけはバラしていなかったため会田が美咲を眠姦していたことはマサシにも知られずに済んだ。
そのため示談に持ち込めはしたが、事の悪質さからしっかりと父親からの社会的制裁は受けさせられていたのだ。
一方で美咲とマサシは示談後に東京を離れ消息は不明。二度と美咲と会えないであろうことが会田の心に大きな穴をあけるのだった。
(END 04)

(ルート分岐4から)
会田の希望でパイズリをする美咲。その姿に「自分は美咲を屈服させたかったわけではなく、ただ優しさに飢えていただけ」と気付く会田。
会田は美咲に対する想いを胸に、そのまま美咲の名を呼びながら大量に射精する。
翌朝。いつの間にか眠っていた会田は目覚ましのアラームで目を覚ます。
美咲はメモを残して既に帰宅していた。改めて美咲への想いを強くする会田。

596 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 21:37:29.39 ID:tlrlNsfw0
1年後。あの夜以降、美咲は頑なに会田と会おうとしなくなった。
それでも仕事にかこつけて家に押しかけた矢先、夫婦揃って会社と店をたたみ会田の前から姿を消してしまったのだ。
美咲の体にはマサシでは与えられない快楽を刻み付けていたはずだ。姿を消す前の美咲の葛藤していたような様子からも伺える。
でも、あと一押し、何かが足りなかったのだろう。そんな思いを巡らせつつ、虚しさを感じる会田だった。
(END 05)

(ルート分岐4から)
会田の希望でパイズリをする美咲。
イブの夜に美咲の体に刻み付けた快楽の火種を中途半端にくすぶらせておくため、会田はパイズリを途中でやめさせる。
あくまでも善人面を装い、美咲に礼を言う会田。

深夜。夫婦として一緒のベッドに寝る二人。寝ぼけたふりをして美咲を抱きしめ、その体を愛撫する会田。もはや美咲の体は理性で止められなくなりつつあった。
そして、とうとう美咲は会田のチンポを受け入れてしまう。
内心でマサシを罵りながら美咲に快楽を与え続ける会田。美咲が三度目のアクメを迎えようとしたその時、美咲の様子が変わる。
美咲がこれまで達したことのないより深いアクメ。あまりの気持ち良さに会田も我慢できずに美咲の膣内に射精する。
会田に精液を注がれながら、美咲の体は快楽に堕ちてしまった。
(4章に続く)


(4章:ボクの妻がアイツに寝取られました。)

2016年晩秋。あの忌まわしい慰安会から帰ってきて3日が経った。あの夜の翌朝もいつも通りだった美咲。
美咲を問い詰めることもできず、どうしたらいいのかわからないまま憔悴していくマサシ。
そんなマサシの様子に何かを感じたのか、塩原は再びマサシを家に誘う。

そんなある日、自宅のパソコンでメールをチェックしていたマサシは1通の不審なメールに気付く。タイトルは「あなたの知らない奥さん 2013.9」。
気になったマサシは、そのメールに記載されていたURLとパスワードを使ってサイトにアクセスする。そこで見た動画は美咲が男二人に満員電車の車内で胸を辱められているものだった。
時期で言えば息子を産んで2ヶ月くらいの頃、美咲はこんな目に遭わされていたのだ。もどかしい。何とかしたい。

→ルート分岐5

597 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 21:42:22.66 ID:tlrlNsfw0
(ルート分岐5から)
だが、これらは既に過去の事。今となってはもうどうにもならない。マサシは美咲の事をあきらめることにした。

翌日の昼休み。マサシは塩原からナオの手作り弁当を渡される。
「所長が食が細くなっていることを話したら、ナオがひどく心配して作ってくれた」と。
更に塩原はこう付け加える。「あいつは所長の事が好きみたいです」と。
マサシはどう答えて良いかわからず、ひとまずナオへの礼を塩原に言付けるが、塩原は「それは今夜家に来て、所長が直接お願いします」と強引に家に誘う。

その夜。塩原の押しに負け、彼の家で夕食と酒を馳走になるマサシ。勧められるままに飲み、すっかり酔っぱらってしまっていた。
塩原はナオにマサシの相手を任せ、自分は明日の朝早いから申し訳ないが先に休ませてもらうと寝室に去ってしまう。
これは帰った方がいいのかと辞去しようとするマサシ。だがナオはマサシを引き留める。
ナオが相手をしてくれるため色々話をしているうちに、美咲の事をあきらめた自分の情けなさを思い返し泣いてしまうマサシ。
そんなマサシにキスをし、体を預けるナオ。
そのまま進んでしまいそうになるが、マサシの中でナオの喘ぎ声が会田達に犯されながら美咲があげていた喘ぎ声と重なってしまう。
自分がやっていることは会田達と同じだと悟ったマサシはナオに謝って家路についた。

帰宅し、寝室でPCのメールチェックをしていると例のメールがまた来ていた。今度の日付は「2013.6」だ。時期で言えば息子の出産前。
そこで見た動画に映っていたのはマサシ夫婦の寝室。ベッドでマサシが眠っている横で、マタニティ姿の美咲がカメラの向こうの会田と思われる男に誘導されながら、これまでの事を告白していた。
そして最後には大きく脚を開いた出産ポーズをとらされる美咲。
この日はマサシ夫婦の家を訪れた会田の土産であるワインを飲んだ後、マサシはひどく眠くなりその後のことはあまり覚えていない。きっとそのワインに薬が仕込まれていたのだろう。
屈辱的な動画。だが、それを見ながらマサシは…激しく勃起してしまっていた。

598 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 21:48:40.63 ID:tlrlNsfw0
そこにやってきた美咲。マサシは我慢できず美咲を押し倒す。
抵抗する美咲のジーンズを無理やり脱がしたマサキは、美咲が貞操帯をさせられているのを目の当たりにする。
マサシへの謝罪の言葉を叫び、寝室から走り去る美咲。そのままメモを残し、美咲は家を出て行ってしまった。
「私には謝る資格すらありません。ちゃんと話せるようになるまで時間を下さい」と。
そしてその夜、美咲は帰ってこなかった。

翌日の昼休み。ナオの手作り弁当をマサシに手渡す塩原。
昨夜の件で後ろめたい気持ちもあり、正直に塩原に話して謝罪するか迷っていたマサシは結局黙っていることにした。
だが、その後ろめたさから美咲が家を出て行ってしまったことをつい話してしまうマサシ。

その日の夜。美咲はまだ帰ってこない。心当たりに電話をしてみるが全て空振り。
最後の心当たりである会田本人の携帯に連絡しようと思っていた矢先、塩原がナオを連れてやってくる。
「妻が出て行ってしまったマサシをナオが案じて夕食を作る」と。
夕食を食べた後に転寝をしてしまったマサシが目を覚ますと、塩原は不在だった。
ナオによると用事があるとかで出て行ってしまったらしい。

居間にナオを残し、PCのメールチェックをするために寝室にこもるマサシ。
予想通り、例のメールがまた来ていた。今度の日付は「2013.8」。息子が生まれた1か月後。そこで見た動画はこうだった。

黒川に脅されている体を装い、ビデオを撮影しながら美咲に水着に着替えることを要求する会田。
全て終わったはずなのにといぶかしみ、詳しい説明を求める美咲。
会田に時間がないからと丸め込まれて水着に着替えた美咲に抱きつき、そのままなし崩し的にセックスに持ち込みながら嘘の説明をする会田。

599 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 21:52:25.58 ID:tlrlNsfw0
「慰安会の夜、酔った俺は間違えて美咲の部屋で眠ってしまっていた。そこに酔いつぶれた美咲を黒川と珍念が運んできて寝かせておいたそうだ。
しばらくして美咲の様子を見に来た黒川達は俺が美咲の上に被さっているのを見て、慌ててひっぺがしたら俺はチンポ丸出しだったらしい。
たぶんあの時、俺は意識のない美咲にチンポを入れてそのまま避妊もせず中出ししてしまっていたんだろう。
妊娠していた時期も合うし、もしかすると君たちの息子は俺の種かもしれない。黒川はそのことを俺の親父にバラすと脅してきた。
孫を欲しがっている親父がこの事を知ったら、きっと無理やりにでも美咲を離婚させて俺と再婚させるだろう。」
嘘泣きの涙声で美咲に謝りながら腰を振り、中出しを決める会田。

そして動画の最後。大写しになった離婚届。美咲の名前だけが記入され、捺印されている。日付は昨日。そして動画は終了した。

マサシは辻褄が合わないことに不審を抱く。「あの夜俺は美咲とセックスしたはずだ。でもそれがもし夢の中の出来事だったとしたら…。
子供が出来たと美咲に告げられるまで、俺は美咲と1回しかセックスをしていない…」
あの夜、会田が美咲に中出ししたというのが嘘でなければ、本当に息子が自分の子でない可能性がある。その事に気付いたマサシは号泣する。
その声を聞き、寝室に入ってくるナオ。ナオはなぜか開いたままだった玄関のカギをかけ、泣きじゃくるマサシを優しく抱きしめるのだった。

翌朝。ナオの胸の中で泣き寝入りしていたマサシは目を覚ます。ナオは一晩中マサシの頭をやさしく抱きしめてくれていた。
結局塩原は戻らなかったらしく、食事の準備をしたナオは一人で帰ることに。塩原の荷物もあるため、それらを抱えてナオをタクシー乗り場まで見送るマサシ。
部屋に戻ってみると、直接投函されたらしき封筒が。中には昨日の動画にあった離婚届が入っていた。
それを見たマサシは会社を休み、会田の携帯に連絡をすることもやめ、会社の顧問弁護士に相談すべく準備を始めた。

600 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 21:56:09.86 ID:tlrlNsfw0
その矢先、部屋のチャイムが鳴る。入ってきたのは塩原とナオ。塩原は尋常でない様子でナオを乱暴に部屋に押し込む。
先日の夜のことが塩原にバレ、それで激怒しているのだと思い土下座をして謝罪するマサシ。だがそれは違った。
塩原が激怒しているのは昨夜のことだった。昨夜は自分が見ていないところでナオとセックスしたのかと。
塩原は自分の妻を他人に寝取らせ、妻が他人にイカされている姿にしか興奮できない性癖の持ち主だったのだ。
昨夜も、鍵が開いている玄関からこっそり戻りナオがマサシに抱かれる姿を覗くはずだったのが閉め出されていたため、ナオの裏切りを疑ったのだ。
ナオをかばうマサシに、ナオを抱くことを求める塩原。

→ルート分岐6

(ルート分岐6から)
そこに男の声が。いつの間にかリビングに入ってきていた3人の男が塩原を組み伏せる。男たちは刑事だったのだ。
塩原はある男を殺した容疑で逮捕される。その男とは、かつてナオが浮気した相手だった。
その事を知り衝撃を受けつつも、ナオはマサシにこんなことに巻き込んでしまったことを謝罪する。
だが、マサシは例え塩原の命令だったとしても自分はナオに癒されたことを告げ、ナオを励まし優しく抱きしめるのだった。

2017年夏。美咲と離婚して半年が経つ。あの後裁判を起こし夫婦不和の慰謝料を請求したマサシに対して、仕事面での嫌がらせを仕掛けてくる会田。
事務所の売り上げは落ちて人を雇う余裕もなくなり、今となってはマサシ一人だけの事務所になってしまった。
持ちかけられた示談にも応じずにいると会田たちは周囲に嘘を吹聴し、結局マサシはDV夫に仕立て上げられ、美咲とは半強制的に離婚に追い込まれ、息子の親権も持って行かれてしまう。
裁判所から接近禁止命令も出てしまい美咲に近づくことすらできなくなってしまったが、それでもなんとか会社を潰さずには済んだ。

仕事から帰宅したマサシを出迎えるのはナオ。塩原と離婚した今はわけあって半年前からマサシと一緒に暮らしている。
傍から見れば夫婦のようにも見えるが、肉体関係はない。奇妙な共同生活のようなもの。
仕事以外の全てを失ったマサシは、これからもずっとナオと二人、見返りを求めない優しさで古傷を癒しながら肩を寄せ合っていくだろう。

601 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 22:00:00.02 ID:tlrlNsfw0
それからめまいがするほどの月日が流れ、ある年のクリスマス。
マサシは50を超える歳になっていた。ナオと二人で久しぶりの外出を満喫していたマサシは、懐かしい匂いに気付く。
それを頼りに足を運んだ先にあったのは「うどん」「おでん」の暖簾が掛かった店。
そこで食事をするかと足を向けると店からパートらしき中年太りの女性が出てきた。それを見て固まるマサシ。それは美咲だった。
昔と違いぷっくりと太り、生活臭を漂わせたその姿にショックを受け、彼女に一体何があったのかを案じるマサシ。
ここで食事をするのかと問うナオを促し、マサシはそのままその場を立ち去る。
もしも美咲が自分に気付けばきっと自分以上に彼女が傷つくかも…。いや、そんなことはない。美咲もきっと幸せなのだとマサシは無理やりにでもそう思い込もうとするのだった。
(END 06)

(ルート分岐6から)
それをきっぱりと断るマサシ。だが、そんなマサシを塩原はスタンガンで気絶させる。

目を覚ましたマサシ。手足は拘束され、マサシの上にまたがったナオがチンポを咥え込み腰を振っている。
萎えそうになると塩原に妙な注射をチンポの根元に打たれて強制的に勃起させられる。まるで拷問だった。
注射を打ちに来る時以外は隣の寝室に引きこもり、扉の隙間から覗いている塩原。
塩原はナオにこう命令していた。「ナオがイクまでやめるな。だが中に出されるのは許さない。失敗したらお前もマサシも殺す」と。
ここまで2回はなんとか射精される前にナオが上手く引き抜いて外出しにできた。だが、マサシは早漏過ぎてナオがイクまで持たない。
3回目の挑戦。ナオに懇願されなんとかこらえるマサシ。もう少しで達しそうなナオ。
しかし、ナオが達するその瞬間、マサシのチンポはこらえきれず精液を膣内に吐き出してしまった…。

※この後の描写はわかり辛くなってしまうので省きますが、マサシとナオが死んでしまったことを暗示する描写です。
(END 07)

602 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 22:06:18.49 ID:tlrlNsfw0
(ルート分岐6から)
ナオを抱きたいと告げるマサシ。その言葉に驚くナオ。ナオはマサシがそういうことを望む人間だとは思っていなかったからだ。
マサシは憤っていた。これまでのお人好しな自分に。自分は何一つ悪いことをしていないのに酷い目に遭わされ、人を傷つける奴だけが得をしている現状に。
そして塩原はマサシの憤りを煽り、それをナオにぶつけさせようとする。
マサシはこれまでの自分を捨て、悪の道へと続く禁断の扉を開いた…。

テーブルの上に縛りつけたナオを愛撫するマサシ。それを隣の寝室から覗き見る塩原。
マサシは塩原の指示に従いながらナオを犯す。呆気ないほど早く果てるマサシ。
塩原はマサシの早漏ぶりに呆れつつも自分に同道すること、そして自分の計画に従って行動することをマサシに要求し、マサシはそれに応じる。
塩原が提示した同道先はなんと会田の所だった。
以前、塩原が目撃してマサシに報告した車の助手席にいた美咲。実は塩原はそれ以外にも運転席の会田、後部座席の黒川と珍念も目撃していたのだ。
更に会田が運転席から美咲の胸を触る姿も。
あえてそこを伏せて報告したのは、相手が重要な取引先の役員でもあるため仕事に影響することを懸念したからだった。
だが、塩原は黒川を切り崩し寝返らせた。今なら会田と美咲に天誅を下せるはずだという塩原。彼は、寝取り男と夫を裏切った妻に対して異常な程の復讐心を見せるのだった。

途中で黒川と合流し、会田のマンションに向かう。
計画通りに黒川の手引きで先に黒川と塩原だけが会田の部屋に入り、会田を失神させて縛りつけた後、外にいたマサシが部屋の中に入る。
部屋の中にいたのは塩原と失神して縛られ転がされた会田のみ。黒川は隣の部屋で美咲にこれまでの全てを告白させ、それを録音してるらしい。
マサシは最初はためらうが、やはり思い直して美咲の告白を聞こうと隣の部屋に足を向ける。そこに聞こえる美咲の悲鳴。

603 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 22:09:50.05 ID:tlrlNsfw0
録音が終わり、第二部が始まったようだという塩原。塩原と共に扉の隙間から部屋を覗くと、美咲が黒川に犯されていた。
止めようとするマサシを押さえつける塩原。自分の計画に従うと言ったはずだと。
これは美咲の弱味を握るためでもあり、黒川を寝返らせるための条件でもあり、美咲への報復や今回寝返らなかった珍念を寝返らせて会田を孤立させるための策でもあるとマサシに説く。

隣室から覗くマサシの姿に気づく美咲。見ないでと懇願するがマサシの目は釘付けだった。黒川のチンポにかき回され言葉とは裏腹に艶めかしく反応する美咲の体。
やがて美咲は黒川にイカされ、嫌がりながらも中出しまで決められる。その後も引き続き黒川のチンポにかき回され喘ぎ続ける美咲の姿は、もはやマサシの知らない美咲だった。

2017年春。会田とケリをつけてから半年。設計事務所には人が増えて大所帯となり、会田建設とは年契約の関係となって収入も増えた。
全ては塩原のおかげ。今では塩原が実質的なトップといってもよく、マサシはお飾りの所長に過ぎない。

家に帰ると美咲が出迎えてくれる。美咲だけではない。家には先客が居る。黒川と珍念だ。そして塩原がナオを連れてやってくる。
マサシ達は異常な関係になっていた。
毎週金曜日、黒川と珍念はこの家にやってきては美咲を抱き、ナオは塩原に連れられてマサシに抱かれにやってくる。塩原はマサシ以外の男たちがナオに触れることは許さない。
カーテンに仕切られた寝室の奥では、今日も美咲が黒川と珍念を交えて3Pをしている。
カーテンのこちら側ではナオがマサシのペニスを騎乗位でくわえ込む。そしてクローゼットに籠って扉の隙間からそれを覗く塩原。
ナオの激しい腰使いに外出しが間に合わず、中出しをしてしまうマサシ。
嫉妬や独占欲にこだわらなければ、この関係も幸せなのかもしれない。そう思うマサシだった。
(END 08)

604 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 22:13:30.75 ID:tlrlNsfw0
(END08から引き続き)
翌朝。マサシと美咲だけを残して誰もいなくなった部屋で、美咲と向かい合うマサシ。この半年、お互いを遠くに置くことで保ってきた心の均衡が崩れてしまっていた。
一糸まとわぬ姿で泣きながら詫び続ける美咲。会田達を受け入れ、イヤらしく汚れてしまったことを。
そしてマサシも詫びる。今の美咲を見て勃起している自分を。そして黒川にレイプされる美咲の姿に勃起していた自分を。
美咲は「それでもいい。汚れてしまった自分に触れてくれなくても、どんな形でもマサシの役に立てるのなら」とマサシに裸体をさらす。
マサシは美咲の裸を見ながらチンポをしごいていた。会田に抱かれ、躾けられていた美咲。会田だけではない、他の男たちにも。そういった事を思い出しながら。
そして美咲を言葉で責める。「会田のセックスは良かったのか?どれくらい良かったのか?」と。
マサシが勃起している理由がわかっている美咲は、目に涙を浮かべながらもあえて刺激的な答えでマサシを煽る。たまりかねたマサシは強引に美咲に挿入する。
その瞬間。挿入しただけで美咲は激しくイッた。会田やそれ以外の男達とのセックスでも達したことがないほどのアクメ。やはり美咲が本当に愛していたのはマサシだったのだ。

次の金曜日。一人でやってきた塩原は先週の中出しの罰としてナオを家に置いてきたことを告げる。また、珍念を家に招いており、これから自分も家に戻ることも。
これはマサシに対する罰でもあった。
これまでマサシ以外の男には触れさせなかったナオを珍念に抱かせようとしている。そのことに気付いた美咲はナオを助けるべきだとマサシに告げる。そして塩原の家に向かう二人。
塩原の家の窓から覗くと、やはりナオが珍念に抱かれていた。その姿を見て勃起してしまうマサシ。それに気づいた美咲は後ろから抱きつくようにしてマサシのチンポをしごき始める。
やがてマサシは美咲の異変に気づき、何が起こっているのかをうっすらと悟る。

605 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 22:17:10.67 ID:tlrlNsfw0
背後からマサシのチンポをしごきながら、美咲は塩原にバックで犯されていた。
普通なら勃起すらしないはずのチンポで美咲の膣内をかき回し、みんなの奥さん呼ばわりをして辱める塩原。
窓の向こうには珍念とのセックスではしたなく喘ぐナオ、そして背後では塩原のチンポに貫かれる美咲。どんどん惨めになっていくマサシ。
そして塩原は興奮しながら美咲に告げる。「初めて所長の家でお会いした時から、その美しい容姿とでかい乳を見た時から、こうして美咲を犯したかった」と。
そして三者三様に射精する。珍念はナオの膣内に、塩原は美咲の膣内に、マサシは壁と地面に。
死ぬほど惨めなのに、マサシは最高の快感を得ていた。そしてマサシは気づく。もう元の生活には戻れないことを。
これからも塩原の決めたルールの中で、耐え難い嫉妬に身悶えしながら快楽に溺れるしかないことを。
もう以前のマサシはどこにも居ない。かつてマサシが美咲に対してそう思ったように、今はその美咲さえ知らないマサシがここに居た。
(Fin 01)

(ルート分岐5から)
例え過去のことで、今となってはどうにもならないとしても、それでも闘わなければならない。
愛する妻である美咲を、最愛の息子のママである美咲を取り戻す。そう心に決めるマサシ。
マサシは腹を括って冷静に考え、美咲と話し合うことを決める。

翌日の昼休み。マサシは塩原からナオの手作り弁当を渡される。「所長が食が細くなっていることを話したら、ナオがひどく心配して作ってくれた」と。
更に塩原はこう付け加える。「あいつは所長の事が好きみたいです」と。
マサシはどう答えて良いかわからず、ひとまずナオへの礼を塩原に言付けるが、塩原は「それは今夜家に来て、所長が直接お願いします」と強引に家に誘う。
しかしマサシはそれを断る。今日でないとまずい用事があり、それは人生に関わる問題なのだと。塩原はそれを聞き、渋々ながらも諦める。

606 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 22:20:13.60 ID:tlrlNsfw0
帰宅して、美咲と話し合おうとするマサシ。マサシが見た動画のことを話すと、美咲の顔色が変わる。話が違うと。
そして、トイレに行くと美咲は席を外すがどれだけ待っても戻らない。まさかと思いマサシが見ると、トイレには誰もおらず玄関から美咲の靴が消えていた。

そのまま部屋で美咲の帰りを待つマサシ。せめて会田と正面から対決する前に、美咲との話し合いで結論を出しておきたかった。
だが、その夜美咲が帰ってくることはなかった。

翌日の昼休み。またもナオの手作り弁当をマサシに手渡す塩原。そして塩原はコンビニ弁当を一緒に食べ始める。
再度マサシを家に誘う塩原。だが多忙を理由に断るマサシ。
「会田さんが奥さんにちょっかいを出している件ですか?」といきなり核心を突く塩原。
以前、塩原が目撃してマサシに報告した車の助手席にいた美咲。実は塩原はそれ以外にも運転席の会田、後部座席の黒川と珍念も目撃していたのだ。
更に会田が運転席から美咲の胸を触る姿も。
あえてそこを伏せて報告したのは、相手が重要な取引先の役員でもあるため仕事に影響することを懸念したからだった。
だが今は所長のマサシが憔悴して仕事に影響している以上、伏せていても無駄だと全てを話したのだ。
結局マサシは塩原のペースに乗せられ、会田に復讐して美咲を取り戻す計画を彼の家で話し合うことになってしまった。

その日の夜。塩原の計画を聞くマサシ。彼の計画はこうだった。
「会田の弱点である父親にバラす。ただし、共犯者の黒川と珍念に口裏を合わせられては困るので、黒川を切り崩す」と。
黒川を切り崩す役を自ら引き受けた塩原はナオにマサシの相手を任せ、自分は明日の朝早いから申し訳ないが先に休ませてもらうと寝室に去ってしまう。
これは帰った方がいいのかと辞去しようとするマサシ。だがナオはマサシを引き留める。それでも帰ろうとするマサシにキスをし、体を預けるナオ。
からかわれていると誤解したマサシは憤り、強引に家路についた。

607 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 22:23:53.43 ID:tlrlNsfw0
帰宅するが、美咲はまだ帰っていなかった。落胆しつつも、PCのメールチェックをするために寝室にこもるマサシ。
例のメールがまた来ていた。今度の日付は「2013.6」だ。時期で言えば息子の出産前。
そこで見た動画に映っていたのはマサシ夫婦の寝室。ベッドでマサシが眠っている横で、会田に獣のようなポーズで交尾をされている美咲。
何度も会田にイカされる直前で動きを止められ、焦らされる美咲。
会田は美咲を言葉で煽り、焦らされ続ける美咲はとうとう会田の求めに応じ、会田の事を夫であるマサシの呼び名である「パパ」「あなた」と呼びながら犯される。
美咲の夫気取りで、美咲が達するタイミングに合わせて中出しを決める会田。
もはや自分の顔や声に修正を入れることなく動画を公開してきた会田。これは会田からの宣戦布告だった。
そしてその会田の自信はマサシを打ちのめす。「果たして自分は美咲を取り戻せるのか」と。

翌日。マサシは会社を休み、朝一で会社の顧問弁護士に相談をした。塩原に頼るばかりではなく、いざという時のために自分でも準備をしておきたいという気持ちから。
弁護士に説明するための資料を作っているとチャイムが鳴る。美咲かと思い玄関に走るマサシ。訪れたのはナオだった。
昨夜のことを謝るナオ。マサシは彼女が持参した差し入れのカレーを食べながら話を聞く。
これまでのナオの奇妙な行動は全て塩原の命令だったこと。そして塩原をそのように歪めてしまった原因は、かつてのナオの浮気だったこと。他の男に抱かれるナオの姿を塩原に見られたこと。
塩原に見られていることに気付いたナオは、弁解をせず、むしろ塩原に嫌われようとあえて淫らに振る舞ってダメな自分を見せつけようとした。だがそれが仇になった。
塩原はナオと別れるどころか結婚を申し込んだ。塩原はナオが他の男に抱かれている姿をみてひどく興奮したのだと。ただ、塩原は二度とナオに触れなくなってしまった。
それでもナオは塩原の望む事に従いたい、塩原が興奮することなら何でもしてあげたい、その一心で塩原の命令に従っていたのだ。
だが、ナオはもうマサシに対してはそのようなことはしないと告げる。たとえ塩原の命令であっても。

609 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 22:26:58.61 ID:tlrlNsfw0
そう話しているとチャイムが鳴る。まさかと思いインターホンで確認すると、やはり塩原だった。
マサシは塩原に内緒でここに来ていたため怯えるナオを別の部屋に隠し、塩原を招き入れる。
塩原は黒川の切り崩しに成功したと語る。ただしその条件として黒川が提示してきたのは、美咲と1回セックスさせろというものだった。

→ルート分岐7

(ルート分岐7から)
塩原に決断を迫られるマサシ。そんな中、部屋のチャイムが鳴る。マサシはいぶかしみつつもドアを開けると。三人の男たちが土足で部屋に入ってきた。
男たちは塩原の名前を確認し、彼を組み伏せる。彼らは刑事だったのだ。
塩原はある男を殺した容疑で逮捕される。その男とは、かつてナオが浮気した相手だった。
その事を知り、自分を責めるナオ。自分が浮気などしなければと。マサシはそんなナオを励まし、優しく抱きしめるのだった。

2017年夏。美咲が姿を消して半年が経つが未だに消息が知れない。マサシは会田のマンションにも特攻するがそこには美咲はおらず、結局会田と殴り合っただけだった。
その後も裁判を起こし夫婦不和の慰謝料を請求したマサシに対して、仕事面での嫌がらせを仕掛けてくる会田。
事務所の売り上げは落ちて人を雇う余裕もなくなり、今となってはマサシ一人だけの事務所になってしまった。
美咲も戻らず、何のために争っているのかわからなくなってしまったマサシは最終的に示談に応じる。
それでも精一杯闘ったことを悔いていないマサシは、また美咲と息子との3人で暮らす日を夢見て前向きに生きていく。

610 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 22:30:58.11 ID:tlrlNsfw0
それからめまいがするほどの月日が流れ、ある年のクリスマス。
マサシは50を超える歳になっていた。息子は5年前から石垣島に移り住み、顔を合わせるのも年に一度程度。
買い物を済ませ、夕食を食べる店を探していたマサシは、懐かしい匂いに気付く。それを頼りに足を運んだ先にあったのは「うどん」「おでん」の暖簾が掛かった店。
そこで食事をするかと足を向けると店からパートらしき中年太りの女性が出てきた。それを見て固まるマサシ。それは美咲だった。
昔と違いぷっくりと太り、生活臭を漂わせたその姿でも見間違えることは無かった。思わず声を掛けるマサシ。振り向いた彼女は一瞬顔色を変えるものの、人違いだと告げて店の中に去る。
その姿に拒絶を感じたマサシはそのままその場を立ち去る。
深く問い詰めれば自分以上に彼女を傷つけるだろう。知りたいというエゴを抑え、あえて知らないでいることも優しさだと思いつつも、マサシは頬を流れる涙を止められなかった…。
(END 09)

(ルート分岐7から)
いくら何でもこれ以上他の男に美咲を抱かせるわけにはいかないとそれを断るマサシ。
それを聞いた塩原は、自分は降りるとマサシに伝え、ナオの名を呼ぶ。玄関にあった靴、そして妻の作ったカレーの匂い。
すでにナオがここにいるのは塩原にはバレていたのだ。そのままナオを伴って出ていく塩原。マサシはまた一人になってしまった。

その夜。1人になっても闘うつもりであるマサシは、弁護士との打ち合わせの日時を確認する。

そして寝室でPCのメールチェックをする。やはり例のメールがまた来ていた。今度の日付は「2014.2」だ。息子が生まれて半年ほど経った頃。
動画に映っていたのは、ロングブーツにデニムのミニスカート姿の美咲。そしてカメラが下から見上げるスカートの奥は…ノーパンだった。
会田の命令に従ってパンチラスポットらしきところに連れていかれた美咲は、そのままパンチラ目当ての男たちのイヤらしい視線にさらされる。
中には写真を撮っている奴さえもいた。

611 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 22:34:32.79 ID:tlrlNsfw0
そして場面は夜の公園らしき場所に変わる。今度は会田と美咲だけでなく黒川もいる。
会田と黒川の命令でブーツ以外の衣服をすべて脱いだ美咲は、そのまま指示に従い二人の目の前でオナニーを始める。
黒川の命令ではしたなく脚を広げる美咲。美咲の膣から垂れる愛液。
そしてそのままオナニーでイクことを強要される。それができれば2週間だけマサシに美咲を返してやる。マサシとのセックスも1回だけなら許してやると。
この頃から、もしかするとこれ以前からかもしれないが、美咲とのセックスが会田の許可で成り立っていたことに衝撃を受けるマサシ。
それから間もなく美咲は「パパ…」とマサシの事を呼びながら達した。それが気に食わなかったのか、美咲の服を遊歩道に投げ捨て、裸の美咲にそれを取りに行くよう命じる会田。
動画はこれで切れていた。
もはやマサシの怒りは頂点に達していた。これまで考えてきた弁護士に依頼しての正攻法などどうでもいい。自分の力で美咲を取り戻してやる。
マサシはそのまま外に駆け出してタクシーを拾い、会田のマンションに向かった。

マンションの前には黒川が居た。塩原との話も無しになり、会田のご機嫌伺いに来ていたのだ。
美咲を1回抱かせてくれるなら協力してやるとうそぶく黒川を殴りつけ、失神させるマサシ。そのまま会田の部屋のチャイムを鳴らす。
インターホンでマサシに応対した会田は予想に反してすんなりとマンションにマサシを招き入れる。
部屋に入ったマサシは美咲を返せと会田と激しく殴り合う。だが様子がおかしい。会田もマサシに対して美咲を返せと迫るのだ。
この部屋には美咲は居なかった。会田の話によると、一昨日の夜やって来た美咲は、凄い剣幕で会田を罵り、カッターを自分の手首に当てて会田を脅し、
今まで撮った動画のうちサーバーにアップしていたものを除く全てを回収して、二度とここには来ないと会田を睨みつけてそのまま出て行ったらしい。
それで会田は美咲がマサシの元に戻ったものと思い込んでいたのだ。
そしてそこでマサシは衝撃の事実を知らされる。息子が会田の子であるかもしれないということを。

612 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 22:37:15.63 ID:tlrlNsfw0
2017年春。事務所の所長が塩原に交代して半年。相変わらずマサシは抜け殻のようになっていた。
美咲からは謝罪の手紙が来たきりで会うことはできないまま。それでもせめて息子にだけは会ってやって欲しいとメールした。
例え自分が息子の父親でなくても美咲が母親であることは間違いないのだから。
会田は相変わらず嫌がらせの限りを尽くし、この会社を業界から干そうとしてきた。だが黙っていなかったのが塩原だ。
彼は改めて黒川と珍念を取り込んでエグいやり方で会田に反撃。会田は常務から平社員に降格した。その流れでマサシは塩原に所長の地位を譲ったのだ。
恐らく塩原は黒川を取り込むのにナオを使ったのだろう。あれ以来ナオはいつも悲しそうな顔をして、たまにマサシに会っても目も合わせてくれない。
今日もマサシは誰もいない自宅に帰る。いつか美咲が戻ってきて息子とまた3人の生活が戻ることを信じて。
(END 10)

(ルート分岐7から)
マサシは渋々ながらその条件を了承する。早速会田のマンションに向かうべく先に外に出る塩原。ナオは「いくらなんでも奥さんを…」とマサシのことを案じる。
途中で黒川と合流し、会田のマンションに向かう二人。計画通り、黒川の手引きで先に黒川と塩原だけが会田の部屋に入る。やがて、外にいたマサシは塩原に呼ばれた。
部屋の中にいたのは塩原と失神して縛られ転がされた会田のみ。美咲はそこにはいなかった。

帰宅したマサシは「あなたの知らない奥さん 2016.11」と書かれたDVDを見るためにパソコンを起動する。
これは会田のパソコンに入っていたもの。塩原が会田を尋問している間に家探しして見つけることができたのはこれのみ。
さすがに塩原に見せたくはなかったので黙って持ち帰ってきたのだ。

613 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 22:39:28.69 ID:tlrlNsfw0
そこに映っていたのはあの旅館。これはあの慰安会の日の映像だ。時間はマサシが一人で放置されていたあの時間。
そこで美咲は会田に誘導されるまま「一番愛しているのはマサシ。でも自分は会田の物。会田はマサシと違ってチンポもデカく、早漏でもないし、セックスで何度もイカせてくれるから。」と言わされる。
そして会田に命じられ服を脱いだ美咲。その下半身には貞操帯が着けられていた。その貞操帯を外される美咲。
一週間も貞操帯を付けたままだったから性器を洗うと会田に言われ、そのままフレームアウトする。
映像にはないが聞こえてくる音声でわかる。美咲は内風呂で性器を泡立たせ、まるでソープ嬢のように会田の体を洗わされているのだ。
次第に甘くなっていく美咲の声。そして、今度は中を洗ってやるという会田の声と共にカメラが移動される。

次に映っていたのは、内風呂で会田に貫かれる美咲。もはや美咲の肉体は会田の意のままだった。
会田にイカせてもらうため、マサシからの携帯着信も無視させられ、慰安会でもマサシをぞんざいに扱うこと、そして他の業者には胸元をはだけて見てもらいながらお酌をして回ることを約させられる。
そして避妊なしの中出しをおねだりさせられた美咲は「パパ、助けて…」とマサシに助けを求める言葉と共に果て、会田に大量の精液を膣内に注がれるのだった。

映像はまだ続く。次の場面は慰安会の最中。宴会場の隣の部屋だ。そこで会田の命令で美咲は裸にされ、会田の部屋まで連れて行かれる。
途中で中年のおっさんとすれ違い顔を真っ赤にする美咲。会田の部屋では全裸の美咲が会田に酌をさせられていた。そして唐突に映像が終わった。
心が折れそうなマサシ。家を出た美咲が会田を頼らなかったことだけが唯一の心の支えだった。

それから一週間。美咲の行方はいまだにわからない。だが、差出人不明の一通の手紙があった。美咲の字だ。数枚の便せんは懺悔と悔恨の言葉で埋め尽くされていた。
消印のおかげで都内にいることだけはうかがい知れた。
その内容からは、今は心の整理がついていないもののマサシと会う意思があることがわかる。だからマサシはその手紙に一縷の望みを託し、事ある毎に読み返している。

615 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/28(水) 22:41:24.91 ID:tlrlNsfw0
さらにそれから一週間。美咲の行方は相変わらずわからないまま。だが、塩原から思いもよらぬ情報を得た。
珍念が偶然美咲を見かけて後をつけ、滞在していたホテルを見つけた。知らせを受けた黒川と塩原が急行するが既に逃げられたらしい。
偶然振り向いた美咲と珍念の目が合ったらしいので尾行がバレていたのだろう。
マサシを省いて行動する塩原の思惑が読めないが、美咲を彼らが先に捕まえたらあの約束を黒川に果たさせるつもりなのかもしれない。
塩原たちよりも先に美咲を見つけなければ、と焦るマサシ。

その夜。事務所で仕事をしているマサシの元に美咲からメールが来た。「モウサガサナイデクダサイ」という内容。
全てカタカナのメールをおかしいと思うと共に手紙の内容とあまりにも違う内容のメールに怒りを覚えるマサシ。
怒りを込め、同じく全てカタカナで「サガスノハアキラメナイ」との一行を返信した。
そこに現れる塩原。今から会田の父に会ってくるとのこと。会田が身動きを取れないようにするための根回しだ。こういうことにかけては恐ろしいほどの能力を発揮する男だ。
だが先の件での不審もあり、マサシはメールの件を塩原には伝えなかった。

620 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/29(木) 00:36:08.13 ID:Slw/raKr0
仕事を終えて帰宅すると、直接投函されたと思われる薄茶色の封筒がポストからはみ出していた。
中には1枚のDVDと「私はこんな女です。もうあなたとは一緒に暮らせません。今は幸せです。だから本当に探さないで下さい」とワープロで印字された手紙が入っていた。
DVDに録画されていた映像は2016年5月のもの。会田の部屋に美咲が呼び出されていた。会田に命令されてノーブラノーパンで夕食の買い物に行かされる美咲。
画面が暗転し、次の映像は裸エプロンで夕食を作る美咲。
この映像を見て手紙の通りにあきらめそうになったその瞬間、マサシはおかしなことに気付く。
美咲だったらこんな人目に触れさせたくないようなDVDを同封した封筒を、窮屈なポストに突っ込むはずがない。合鍵を持っているのだから部屋の中に置いていくはずだ。
部屋の中にマサシがいるのを恐れたのであれば、以前の手紙のように郵送すればいいはず。
マサシはこれを送ったのは美咲ではないと結論付ける。犯人は部屋の鍵を持たず、マサシと美咲を別れさせたがっている人物。
やっぱり会田に違いない。しかし、美咲本人と会えばすぐにバレるような嘘をなぜ?といぶかるマサシはある考えに行き当たる。
美咲はマサシと会うことが無い状態。つまり、美咲は珍念に見つかった後に結局会田を頼ってしまったのではないか。

気が付くとマサシは会田のマンションに来てしまっていた。エントランスでチャイムを鳴らし続けるマサシ。そこに後ろから声を掛けてくる会田が。
てっきり美咲と部屋にいるものと思い込んでいたマサシは驚くが、美咲を匿っているのだろうと問い詰める。
しかし違った。会田は塩原の根回しのため既に身動きできず、美咲と連絡すら取っていなかった。
DVDの件を問い詰めるが、それもマサシが持って帰ったものが最後であり、自分は知らないと言う。
会田はマサシにこう忠告し、エントランスに入っていった。塩原は恐ろしい男だ。自分の目的を果たすためなら身内だろうと構わず粛清するだろうと。

621 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/29(木) 00:41:34.55 ID:Slw/raKr0
1か月後の土曜日。息子と一日を遊園地で過ごして帰宅したマサシの元に塩原から呼び出しのメールが入る。
部屋で留守番をしてくれていた母親に息子を任せ、呼び出しに応じるマサシ。
塩原・黒川と落ち合ったマサシが黒川の軽トラで向かった先は、その日暮らしの労働者が集まるとある地域であった。
塩原が依頼した民間調査会社からの報告らしい。
車を降りた三人は徒歩で移動する。目的地の家のそばに置いてあるものに気付くマサシ。それは見覚えのあるおでんの屋台だった。
そしてその家から出てきた男は、かつて美咲とマサシが通っていたおでん屋台の大将。しかし大将は知っているはずのマサシの顔を見ても知らない振りを装う。
そこに家から出てきたのは…頭を丸めた美咲だった。

家の中で美咲と向かい合うマサシ。傍には大将。塩原と黒川には外で待ってもらった。マサシは色々と美咲に問いただす。
しかし、これまでのことやここに至っても自分を頼るわけでもなく大将の元に身を寄せていることなどがないまぜになって、気持ちも言葉も荒ぶってしまう。
美咲を厳しくなじり始めるマサシ。フォローしようとする大将を黙らせ、冷たい一瞥をくれる。
そんなマサシに対しても、最後に美咲はもう一度一緒に暮らすことを許してくれるよう懇願する。迷うマサシ。
「これまで美咲がそう言ってくれることだけを頼りに闘ってきた。だが、こうして現実になってみると戸惑ってしまう。果たして自分は美咲を心の底から許せるのか?」と。

→ルート分岐8

622 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/29(木) 00:43:31.98 ID:Slw/raKr0
(ルート分岐8から)
マサシには美咲を許すことはできなかった。
一緒に住むのは無理であること、そして息子は自分が立派に育てることを美咲に告げてマサシはその場を後にする。

2017年春。会田とケリをつけてから約5か月。設計事務所には人が増えて大所帯となり、会田建設とは年契約の関係となって収入も増えた。
全ては塩原のおかげ。今では塩原が実質的なトップといってもよく、マサシはお飾りの所長に過ぎない。

あの後どうなったのか。やはり黒川は美咲を抱いたのか。興味がないと言えば嘘になるが、マサシは聞きたくない全ての事に頑なに耳を塞いできた。
どうせ知ったところで結果が変わるわけではない。それなら最初からすべてなかった事と思い込むだけだ。最初から美咲なんかいなかったと。

今日も誰もいない部屋に帰る。息子は母親の所に預けてあり、週末までは会えないだろう。

623 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/29(木) 00:48:51.60 ID:Slw/raKr0
それからめまいがするほどの月日が流れ、ある年のクリスマス。
マサシは50を超える歳になっていた。息子は5年前から石垣島に移り住み、顔を合わせるのも年に一度程度。
買い物を済ませ、夕食を食べる店を探していたマサシは、懐かしい匂いに気付く。それを頼りに足を運んだ先にあったのは「うどん」「おでん」の暖簾が掛かった店。
そこで食事をするかと足を向けると店から女将らしき女性が出てきた。それを見て固まるマサシ。それは美咲だった。
髪型こそ違うものの、昔のままの若々しい雰囲気。三十路の頃と変わらない見事なスタイルは、美咲がまだ現役の女であることを表していた。
楽しそうに鼻歌を歌いながら店の前を掃除する美咲。急に振り向いた美咲と目があってしまうマサシ。
驚きの表情とともにマサシに声をかける美咲。
何の外連もなく話しかけてくる美咲に、マサシもわだかまりなくすんなりと答えることができた。お互いのこと、息子のこと。
いつかマサシが迎えに来てくれた時のために変わらずにいようと努力していたら、いつの間にか20年経ってた。恨めし気でもなく昔のままの快活さでそう話す美咲。
「大将とは一緒に住んでいるが結婚はしていない。」と美咲。そしてマサシの問いた気な表情を見て付け加える。「セックスもしていない。ただ情はある」と。

少し話して、美咲は店の中に戻っていく。「セックスだけが全てじゃない」ということを美咲はマサシではなく大将を相手に成立させていたのだ。
この事がマサシにとってはやたらとほろ苦く、万感の思いに悶え死にしてしまいそうだった…。
(END 11)

(ルート分岐8から)
手垢のついた体。自分以外の男のチンポが入った性器。何もかも知った上でマサシは美咲を愛せると信じていた。
自分も美咲とやり直したいと告げるマサシ。お互いに相手の真意を確認する。美咲は、自分はずっとその事だけを願っていたと。

624 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/29(木) 00:55:40.15 ID:Slw/raKr0
そこでふとマサシは尋ねる。それならなぜ「探さないで」というメールを送ってきたのか。
心当たりが無さそうな表情の美咲。大将の妙な様子。何かおかしい。
美咲を問いただすと全てがわかった。
大将はマサシに話をすると偽り、美咲の携帯からでないと出てくれないかもしれないからという理由で美咲と携帯を交換していたのだ。
だからマサシがいくらメールを送っても返信は無く、何度電話を掛けても出てくれなかった。
しかもこの期に及んでも嘘を並べ立てる大将。しかしとうとうボロを出す。部屋のポストに突っ込んであったDVDも大将の仕業だった。
美咲は会田から回収した動画を、自分が処分してやると言う大将の言葉を信頼して預けていたのだ。

信じていたのにと涙を流す美咲に逆切れする大将。
いい人だと言われるから何もできなかった。自分だって美咲のデカチチを嘗め回したかった。美咲の股を拡げてギンギンに勃起したチンポをブチ込みたかったと。
人が変わったような大将の様子に唖然とするマサシと美咲。その二人に大将は精液でカピカピになった美咲の隠し撮り写真を叩きつける。
初めて美咲が屋台に来た時から一目惚れしていた。そのオッパイに年甲斐もなくムラムラしていた。それからもずっと美咲の事ばかりを思ってオナニーしていた。美咲を助けたのも下心あっての事だったと。
次々に大将の口から浴びせられる欲望にまみれた言葉にショックを受ける美咲。せめて一度だけでもヤラせてくれと迫る大将。美咲はそんな大将を親の仇を見るような目で睨む。

そこに現れる黒川と塩原。大将を押さえつけた二人は、黒川が美咲と1回セックスできる約束になっており、マサシも了承済みであることを美咲に告げる。
どうにかならないかと塩原に懇願するマサシ。約束だったはずだと突っぱねる塩原。待ちきれない黒川は人の気配のない裏の空き地に美咲を連れて行ってしまう。
追いかけようとするマサシを押さえつける塩原。今度は自由になった大将が黒川を追いかけようとするが、塩原にマサシを押さえるのを手伝えば美咲と1回ヤラせてやると言われ、塩原の手伝いを始める。

625 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/29(木) 00:59:10.56 ID:Slw/raKr0
塩原はマサシに告げる。
「これを乗り越えずに美咲を愛する方法などない。このまま握手して仲直りしても元には戻れない。経験者である自分が断言する。
さっきマサシになじられながら身を縮めていた美咲を見て快感を得ていたはずだ。これからもその関係を続ければいいのだ。
美咲は自ら坊主になるような女だ。きっとスバラシイ奥さんになる」と。

そこからの事をマサシはよく覚えていない。確実なのは美咲が黒川に犯されたことだ。美咲の服の乱れをみればわかる。
美咲に黒川とセックスしたのかと問うマサシ。否定する美咲。マサシは脳裏に黒川に犯される美咲を思い浮かべながら、いろいろと美咲に問いただす。マサシはガチガチに勃起していた。
話を切り上げ、塩原に美咲を連れて帰ることを告げる。美咲の手を引き、長屋街を出て通りでタクシーを拾う。
追ってきた塩原はタクシーのドアが閉まろうとするのを遮って顔を突っ込みこう言った。「こっちの世界へようこそ」と。
マサシはその意味がわかっていた。そして自分が何をしなければならないかを。大将との約束は破棄されていない。そしてそれが狂おしい事であればあるほど美咲への新しい愛し方へとつながるだろう。
マサシは塩原の忠告に従うつもりでいた。しかし、そこから先は誰の手も借りず、満ち足りた夫婦の形を見つけ出すために自ら切り開いていくつもりであった。

626 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/29(木) 01:05:13.43 ID:Slw/raKr0
そして数日が過ぎた。マサシは今日も定時きっかりで退社する。
いずれは所長の地位を塩原に譲り、彼の下で働くつもりだ。これで身軽になれる。

手土産の弁当をぶらさげ駅前のビジネスホテルに入るマサシ。珍念にみつかるまで美咲が身を隠していた場所。
美咲は髪が伸びるまでここで暮らし、見映えが整ったら家に戻ることに決めていた。でないと息子が美咲の坊主頭にびっくりするだろうから。
それまではマサシが会社帰りにここに寄って、美咲との関係を修復するのだ。そのやり方が例え他人の目には変態的な行為に見えても。

ホテルのツインルームで、会田が撮影したDVDを見ながらマサシは美咲にクンニをする。
このDVDの時の状況を事細かに美咲に説明させながら。美咲を言葉で責めながら。
今では美咲とキスもできず、セックスしようにも勃たないマサシだが、心の中に嫉妬心が渦巻く今はガチガチになっていた。
初めて会田に犯された時のことを美咲に話させながらチンポをしごくマサシ。
やがて、画面の中の会田と同じタイミングでマサシも射精した。
たとえ捻れた感情の結果だろうと、これほどの気持ち良いオナニーは経験したことが無い。
そして、マサシは自分が進む道を定めた。それが例え美咲に理不尽を強いるものであったとしても。
そのことを美咲に告げるマサシ。
その言葉に対して美咲は答える。構わない。どんどん困らせて興奮して欲しいと。
マサシ達は二度と戻れない棘の道を選んでしまった…。

2か月後。仕事から帰宅するマサシ。息子と共に出迎える美咲。彼らは再び日常を取り戻した。
しかしどれだけ待ち望んだ日常を取り戻したとしても、マサシは性欲は人並みにあるのに美咲と未だにセックスどころかキスもできない。完全な足踏み状態だった。
このままではいけない。そう思ったマサシは、美咲が居ない時に会田の映像を見たこともあった。だが、もはやそれらの映像ですら色褪せてみえる。
マサシは思う。もっと強烈な刺激が欲しい。それがあればきっと次の一歩を踏み出せる。
もう会田の映像にも塩原の策にも頼らず、自分の決断で舵を取ればきっと…。

627 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/29(木) 01:10:09.06 ID:Slw/raKr0
2週間後。慰安会で使ったあの旅館。そこでマサシは美咲を大将に貸し出していた。あの約束を果たすと。
部屋には大将と美咲が夫婦として泊り、マサシは別の部屋に宿泊することにしていた。
1週間前に美咲にこの旅行の事を伝えた時、美咲は喜んでいた。なぜならマサシは夫婦での旅行だと偽っていたから。
美咲は信頼を裏切られた反動で大将の事を嫌悪していたから正直に言うのは難しい。そんな美咲が後戻りできない状況を作るための嘘だった。
旅館の前で落ち合った大将の顔を見て全てを理解した美咲は「これがパパの望む事?」と悲しげにつぶやく。狼狽するマサシ。後戻りできないのは美咲だけではなかったのだ。
大将は嫌がる美咲を無視して強引に旅館の中に連れて行く。マサシの描いたシナリオが始まってしまった。
大将と混浴に入り、夫婦のように食事をする美咲。そして二人は部屋へ。マサシは妄想し、後悔し、身悶えていた。
すると、マサシの部屋に美咲が。大将がマサシと一緒に寝ることを許してくれたと。
自分をこんな目に遭わせたマサシに対しても美咲は、愛していると告げる。

旅行から帰って2週間後の日曜日。
マサシは美咲と二人きりのデートの予定。息子もと思っていたのだが、先約があるそうで「二人きりにしてあげる」と断られた。
そんな時にチャイムの音が。手が離せない美咲の代わりに玄関に出るマサシ。
玄関前に置いてあった段ボールには、旅行前に大将に渡したムービーカメラが入っていた。
セックスは1回だけという約束の証拠を残すためという名目で、実は自分であの「あなたの知らない奥さん」を作るために渡しておいたものだ。
だが美咲はあの日大将に抱かれることもなく無事に戻ってきた。だからこそ全てを無かったことにするためにもこのカメラを処分しなければと考え、慌てて寝室に籠るマサシ。

628 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/29(木) 01:14:31.28 ID:Slw/raKr0
ひとまずは寝室のどこかに隠すことにして、何か映像が残っていれば削除しておくためマサシはカメラの再生ボタンを押した。
映像に映っていたのは旅館の部屋。美咲と大将が混浴していたはずの時間だ。
だが、美咲はそれを拒んでここでセックスをするように大将に要求していた。ここでセックスを終えて約束を果たし、マサシの所に戻るために。
大将は美咲の乳房をなめ回す。あれほど嫌悪していたはずの大将の愛撫なのに感じている美咲。その姿に怒りにも似た感情を覚えるマサシ。
大将はさらにクンニを始める。大将のねちっこい責めにとうとう美咲は大将のチンポを欲しがってしまう。
美咲のその様子に目の前が真っ暗になってしまうマサシ。自分が撮らせた映像であるはずなのに。それでもマサシは勃起してしまっていた。
再び映像に視線を戻すマサシ。後ろから大将に犯される美咲。そしてその映像を見ながらマサシはチンポをしごき始める。

会田に仕上げられた体。美咲はそれを持て余していたはずだ。
マサシとの夜の生活は皆無。かといってそれを責めるような女でも、自慰をするような女でもない。きっと美咲は我慢するしかなかったはずだ。
だからこそ嫌悪する男の愛撫にすら感じてしまい、マサシの知らない妻の顔を再び覗かせてしまうのだ。

早くマサシの元に戻りたいのならすぐ終わらせようかと煽る大将。そして美咲は口にしてしまう。
もうちょっと続けて欲しいと。すぐ終わらせないで欲しいと。大将とのセックスが気持ちいいと。
そこに掛かってくる携帯。それは確かマサシが掛けたものだったはずだ。出ないのかと煽る大将。美咲はそれを放置して大将にイカされることを選ぶ。
そしてマサシからの携帯の着信音をBGMに、大将と共に美咲はイッた。

マサシの興奮は頂点に達した。押し寄せる快楽に体を震わせチンポをしごくマサシに話しかける美咲の声。
見られていた。しかし何の外連もなく、マサシに客が来ていることを告げる美咲。
そこに居たのは大将、珍念、そして塩原だった。

629 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/29(木) 01:18:30.87 ID:Slw/raKr0
三人に拘束されるマサシ。塩原達は「これは美咲の希望だ」とマサシに告げ、引き上げていく。
そして現れた美咲は全裸。手にはムービーカメラ。
現場で働いていた海藤チーフの頃の荒っぽい口調でマサシを言葉責めする美咲。早漏で小さいチンポだと。
でも自分はこのチンポじゃないとダメだ。マサシとセックスしたいんだと告げ、フェラを始める美咲。
そしてマサシから見える位置にカメラを置く。美咲が大将とセックスしている場面を再生しながら。
それを見てさらにチンポを硬くしたマサシを変態と罵り、美咲はまたフェラを始める。そしてマサシに告げる。
もう二度と他の男には抱かれたくない。今の自分はマサシだけのものになりたい。マサシがどんなことで興奮するかも知っているし、自分も恥ずかしいと濡れる体だから、できる限りの事はチャレンジすると。
それを聞いて美咲の口の中に射精するマサシ。それを美咲は飲み干す。
そしてまた美咲はフェラを始める。あの映像の後に大将にどんなことをされたのかマサシに語りながら。
また勃起するマサシ。美咲はマサシにまたがり、チンポを膣にくわえ込む。

美咲の勢いに押されたままだったが、数年ぶりに美咲と一つになったマサシ。
美咲はマサシの上で腰を振り続ける。マサシのチンポなんかちっとも気持ち良くないと罵りながら。しかしその声は甘いものに変わっていた。
美咲は腰を振りながらマサシに告げる。
自分にとって大事なのはセックスの長さではなく誰としているか。自分にとって入れられるだけで幸せになれるのは他の誰でもないマサシ。
愛する人とセックスして自分は何度もイッている。本当は凄く気持ちいいと。
いつの間にか荒々しい口調が普段の美咲のそれに戻っていた。マサシの求めに応じたセリフでおねだりをする美咲。そして二人はイッた。
それから息子が帰ってくるまで、マサシと美咲は愛し合い続けた。
お互いが傷を癒し、今日で過去を忘れよう。昔に戻ることで前に進もう。最初はそれが表面上のものであっても、いつか必ず本物になることを信じて…。

630 :ボクの彼女はガテン系:2015/10/29(木) 01:21:02.65 ID:Slw/raKr0
そして再び月日が流れ。仕事から帰宅するマサシ。出迎える美咲。息子はマサシの帰りを待っていたが眠ってしまったらしい。
マサシ達夫婦は昔のままの生活に戻っていた。昔と違うのは美咲が専業主婦になり、一緒にいる時間がぐっと増えたこと。
マサシの思う日常は全て取り戻せた気がしていた。ある一点を除いて。

マサシは客を連れて来ていた。マサシの求めに応じてミニスカートに着替える美咲。
美咲はマサシの来客をもてなしている。トイレに中座するマサシ。わざとゆっくり戻り廊下からリビングの様子をうかがう。
客にお酌する美咲。両手がふさがっているため、間違いなく客にミニスカートの奥の純白のショーツを覗かれている。
この状況に興奮するマサシ。美咲と目が合う。
今すぐにでも美咲を抱きたい。客に視姦されているときの気持ちを美咲に問い、肯定的な返事にチンポをヒクつかせながら美咲の中に精液を注ぎ込みたい。
妻を他の男に抱かせなくても、自分が幸せでいられることを証明するために…。
(Fin 02)

以上です。最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

このページへのコメント

どんな形であれそこに愛さえあれば人が口をはさむことではないと言いたいところだが、明らかに間男の子供であろう息子を我が子として愛することは少なくとも俺には無理だ…

0
Posted by 名無し 2023年04月25日(火) 10:44:41 返信

数えるぐらいしか自分の奥さんとエッチできなくて

若くて綺麗で初心な頃からすべてを他の男に食べられ

取り戻した時は、開発されきって、やってないプレイはないほどに変えられ

取り戻したらヒロインは20代後半で子供は自分の子じゃないかもしれないという

8
Posted by 名無し 2017年01月29日(日) 01:31:30 返信

純愛が好きでNTRは見たあと自己嫌悪&気落ちするタチなのに、このゲームをやってしまった。
NTR覚醒以外は完全にマサシにシンクロしてしまったから今尚恋愛や結婚に苦手意識があるっていう…
なんで俺このゲームやったんだろ…ははは(泣)

9
Posted by 名無し 2016年08月19日(金) 02:35:39 返信

合田タケシ、黒川、珍念、こいつらのせいで恋愛する気がなくなったww

6
Posted by 佐古克己 2015年12月31日(木) 20:58:05 返信

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