88 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:31:49.57 ID:fH9ws7Ly0
◎簡易版
・本編
永遠を求める樹と対立する事に、琴子と猫神という少女の協力で何とかなる。
その時崩壊する世界から脱出、しかし琴子は永遠を求める樹と共に残る。
樹は猫神と共に新たな世界を観る、そしてそこで『猫』のギズモと結婚。
でも喪失感があったが兄を求める『猫』を見て、迎えに行く事にするのだった。

・ギズモ(猫耳メイド、元世界ではただの猫
言葉を覚えた事で体調を崩すギズモ、それに対して一緒に猫になるか、想いを継ぐか。

・琴子(天才妹、元の世界では病弱の後に死亡
元気な琴子と過ごしつつ、この世界が奇跡みたいな世界だと感じる。

・結衣(無機物を収集する姉
一つだけ永遠はあるという結末に辿りつき、琴子のいない世界を生きて行く。

・式子(ロリ母さん、植物を操る力を持つ
ブライダル体験をする事になり、皆を呼んで結婚式

・柚(常識的な一般人、
七枷家を理解する為に努力し、変わるべきだが緩い所も良いと思う柚だった。

89 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:32:36.75 ID:fH9ws7Ly0
◎猫撫ディストーションExodus(メイン
ある日、夢の中で猫神を名乗る謎の人物から契約の取り立てに来たと言われる。
それからしばらくして再び猫神の出る夢を見る、そこでこっちの樹と呼ぶ猫神。
こっちの樹の目的は何も変わらずに永遠に続く事、それを変えようとする誰かがいない世界、
しかしそれは永遠に落ち続ける世界へ一直線と警告する猫神だがこっちの樹は良いと言う。
そして猫神は向こうのタツキと契約しているから最後までそちらに肩入れすると言う。
そしてタツキが世界を観ている事を自覚する事が出来たら、そうしたら何かが変わると。
それから今度は寝ていない筈なのに猫神と会う樹、猫神は明日からわやな事になると言われる。
現実に還るか、永遠に落ち続ける夢に止まるか、新しい世界を作り出すか、
それは樹の選択次第だと言って、気が付くと朝で樹はさっきまでの事が夢だと思う。
翌日、樹は自分ではない樹と会話する夢を見て、そこで猫に気を付けろと言われる。
猫と契約したら今を失うと、樹がそうしそうだから警告に来たらしい。
そして世界を観る事とシステムを受け入れる事は同じ、等価交換だと教える。
目が覚めた樹は何事もなかったかの様に日常に戻る、帰宅後に様子のおかしいギズモ。
琴子と話し合い発情期と推測、どうにかする為に樹がギズモに性教育する事になった。
琴子はここに生まれて来た可能性を、歪みの中で新たな世界を創り出す力を、
見守りたいのだと、何故ならギズモは自分の希望でもあるからと。
よくわからなかったが琴子が自分以上にギズモを大切に思っていると思った樹、
とりあえずはギズモをどうにかする事に、探していると外で泥塗れになっていた。
という事で風呂に入れようとするが嫌がるギズモ、ふと何故嫌がるのか聞いてみる事に。
すると臭いは消えるからと、嗅覚で判断する猫なら必要だが今のギズモには必要ないから、
樹は臭いに頼らなくても世界が観える事、自分と同じ世界を観ている事をギズモに伝える。
それが人間だから、そしてギズモに何を観ているか聞くと樹をみてると答える。
それを聞いて理屈なくギズモを抱きしめたくなった樹、そして人間になった重さを感じる。

90 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:35:30.27 ID:fH9ws7Ly0
そして樹はギズモにキスをして、誰にでもしてはいけない事を教える。
ギズモの拾った夜、大きな流れ星があった、それを辿って樹はギズモと出会った。
誰かが言った、今観ているものを捨てて下さい、それが新しい世界が生まれる条件だと。
それを聞いた樹は願った、もし叶うなら、もう一度会えますようにと。
樹が眠った後、その身体を使って猫神と会うこっちの樹。
猫神はタツキの願いを叶えてタツキの観ていた3年前と似た世界を生み出した。
しかし肝心のタツキの魂には逃げられた、故に自分の世界にタツキを連れ戻すのが目的。
そしてこっちの樹の目的は自分の為に楽園を確定させることにあった。
樹は公園で、工具箱の中で眠っていた『卵』を見つけた、世界を生み出す可能性でしかない。
そして『卵』は言葉を待っていた、言葉を与える事でそれは『カタチ』を持つ筈だった。
タツキはそれに『Gizmo』と名付け、それはそういうものになった。
観るたびにカタチを変える、曖昧なモノとしてそれは生まれ、可能性のままであった。
そして何処かの世界で、箱の中のそれが観測者(かみ)になった世界があった。
観測者は樹に向かって魂と引き換えに望む世界を創ろうと言った、
樹という『情報』で、新しい『世界』を組むという意味だ、だから樹は――。
そこに猫神が現れて樹は今が夢だと思った、そして猫神はこの世界に関して樹に言う。
何もなくならない代わりに何も生まれない世界、だから逃げ出すべきだと教えてくれる。
しかし樹は猫神の世界から逃げた、だから『逃げた樹』を観てから決めると言う。
目が覚めた樹は珍しく夢の中での出来事を覚えていたので考える事にした。
そこに琴子がやって来てこれから50時間、何が起こっても決して驚かない様に告げる。
その続きを樹は知っていた、ここが永遠に落ち続ける世界として確定する事を。
翌日、世界の落下が始まった事でこっちの樹が樹の意識に関わらずに現れて琴子と会話する。
そして歪みが始まる前の、『現実に帰る』という選択肢がなくなった事を告げる。
しかし琴子にはわかっていた事、それでもここから脱出する道がまだ残されていると言う。

91 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:36:17.67 ID:fH9ws7Ly0
そして元に戻った樹に、琴子は自分を使って奇跡を起こしてくださいと伝える。
それから樹は気付いた、このまま何もしないでいたら『こっちの樹』のアバターになることを。
いつまでも落ち続けるゴミの世界で、その為に脱出しようと考える、この腐れた世界から。
その事を想いながら樹は琴子と約束していたししおどしの制作をしていた。
始めた当初は昔在ったモノの再現だったが、時間の無くなった世界で時間を、
ししおどしという名前の『時計』を作りだす事がここを抜け出すヒントになると思った。
そんな時、樹と琴子とギズモ以外がどうなったか気になった樹は外出する事に、
そして樹は公園で新聞を見つける、局地的地震で一家4人が行方不明になったという内容の、
自分の家の場所に黒い大きな穴が開いている写真、すぐに捨てるが戻って来る新聞、
よく見てみるとどうもちょっとずつ違う事に気付いた樹、そこに猫神が現れる。
別の世界と教えてくれる猫神にせっかくなら直接みせてくれと頼んでみる樹。
今この世界は色々混ざっているから可能かと思って、猫神も面白そうと了承してくれる。
そうして新聞のある世界をみる樹、そこでは樹だけが助かっていた。
何故自分だけ、そう思う樹に猫神はどうして樹は観測者に選ばれたのかと聞く。
シンクロトロン実験棟が稼働を続けた世界、そこではある実験が行われ特異点が生まれた。
膨大な質牢は隣接するほかの世界へも影響を及ぼしつつ、時間軸方向へ拡散し、
周囲の時空間ごと不安定な量子状態に陥った、それが琴子の言う『歪み』という現象。
特に中心となった七枷家は特異点からの重力に捕らわれて事象の地平線に向かって、
『永遠に落ち続ける世界』になった、外側からみれば七枷家は消滅したような状態に。
しかし内側は内側しか観る事が出来ないので気づかないままで世界を確定できない。
だがこの世界の樹は唯一外側に残された、故に『歪み』に飲み込まれている事に気付けた。
それが樹が観測者として選ばれた理由だった、偶然にも外出していた事が原因だった。
そしてその世界の樹は願った、もう一度やり直したい、そして一つの隕石が祈りを受け入れた。
そして樹と最初の樹の願いがギズモを創った、故に『約束の地』を産み落とすと猫神は言う。

92 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:37:06.43 ID:fH9ws7Ly0
気が付くと元の世界で、聞きたい事を聞く前に猫神は消え、そして50時間はそろそろ。
翌日、樹はししおどし作成の続きをする事に、琴子と一緒に作るが完成したが動かない。
その事に琴子は自分のミスだと言って自分の部屋に戻る、そこにこっちの樹が現れる。
琴子が設計したのは60/回鳴る、つまりタツキに時計を作らせようとしていた。
しかしそれは叶わなかった、それはタツキ自身が無意識にやったのだという。
タツキは『時間』を観たくないから永遠に完成しない、それでも琴子は――。
樹は琴子と一緒に別の世界の自分を観る、それはギズモの世界を否定した世界(前作ギズモ√
気が付くと目の前に猫神がいた、そしてここまでが『逃げた樹』だと言う猫神。
そして猫神は問う、落ち続ける楽園か、猫神の世界に来るか選ぶ時間が来たのだと言う。
樹は猫神の世界を選ぶ、しかし樹はちゃんと6人が揃っている世界を望んだ。
どうなるかわからないがそう言う樹に付き合う事にした猫神、そして樹は世界を閉じた。
気がついた樹は傍にいたギズモを自分の部屋から1階に送ると、琴子と猫神に関して話す。
その途中、樹の中に電卓が現れる、電卓は自分がこの世界の時間を支配していると言う。
そしてタツキの机の引き出しから時計を取り出す、琴子が死ぬ前はつけていた時計を。
『2011/12/31/PM11:59』電卓は時計をウド化して数字を過去方向へと動かす。
事象の地平線に突入し、閉じた世界と共に回り続けてやがて情報化した電卓の一部となり、
そうして永遠の楽園を手に入れる、そして電卓は最初に『歪み』が起こった日にする。
@Exodus−Chapter1−
目が覚めた樹は猫のギズモに導かれて琴子の部屋の前に行く、そして躊躇いなく開けた。
そこにいたのはノイズの走った、確定していない・・・
気が付くと樹は自分の部屋にいた、先ほどの事は夢だと思い外へ出た。
公園で寝ようとしたら時速100キロのアヒルに追われて、金のシャチホコに助けを求めた。
気が付くと樹は自分の部屋にいた、先ほどの事は夢だと思い樹は世界から脱出しようと考える。
しかし方法が思いつかない、そもそも何日か、そして夢か現実かも不明。

93 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:37:32.56 ID:fH9ws7Ly0
今までの推測から、七枷家は消えたのが現実で、自分たちがいる世界は『歪み』である。
そこで楽しんだ自分が向こう側に行く事は不可能、琴子も人間のギズモもいないから。
おそらく『歪み』に巻き込まれた事で元の世界と因果的に断ち切られてしまい、
この因果律の矛盾が解消されない限りは元いた世界には戻ることは出来ない。
もう一つ重要なのは、自室のPCのウィンドウ、窓から隣の世界で起こった事を知れる。
そしてあの世界の樹はギズモの作った世界を否定する事で、『歪み』から唯一脱出した。
しかしそれは樹だけで、他の皆を夢と断定した事で因果的な矛盾を解消させたのだった。
その方法は琴子とギズモを犠牲にするので選べない、どうすればいいのかと悩む樹。
この世界が見知らぬ森に迷い込んだ切っ掛けを知りたいが分からなかった。
そしてもう無理と気づく、『重なって』しまったから、世界を何度も繰り返したから。
だから樹は観測者の役割を放棄した、重なった自分を2つに分ける為に、観る事をやめた。
@Exodus−Chapter2−
世界を内側から観測される者がいなくなった、しかし世界はまだ殆どが情報化されていない。
それが終えるまで世界のカタチを保つ為に誰かが観測を続行する必要がある。
その為に電卓は電卓の世界の父が目として選ばれたアバターを使い、世界を観測する事に。
しかし今更『観る』事をやめた樹に疑問を持つ電卓、しかし電卓には関係がなかった。
全てを観測して自分の情報に変え、自分と世界が同じになった時、真の楽園は生まれるから。
樹は公園で目が覚めた、時間を確認すると3時で、公園に時計があることに気が付いた。
観る事をやめた結果、猫に戻ったギズモと公園にいる樹は『下』に目を向けた。
そして閉じた世界の構造に気付いた樹、だから琴子の部屋に向かう事にした。
何かを観るという事は、別の何かと観ない事、観ることをやめたから真の姿が目に入った。
樹は自分ではない自分に関して説明、琴子も出会っていたからすぐにその事を理解した。
そして今まであった事を説明、そしてもう一人の、こっちの樹に関して聞く。
琴子は構造を『観る』存在、彼らにとってこの世界は自由に入れるゲーム世界、と説明。

94 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:38:06.72 ID:fH9ws7Ly0
そして観測者の顕現をそいつに渡した事を言うと衝撃を受ける琴子。
こっちの世界の樹は世界の支配者になったも同義だからだ、しかしまだどうにかする術はある。
その為に何をしているか推測する事に、そこで観測の為に電卓の身体を使っていると推測。
こっちの世界の電卓は実体を失った電卓の為の目であり、アホの電卓は本物でも偽物でもない。
その電卓の身体を使って世界を観測しているのではと、だから対立する事にした。
その前に準備する事にした樹は何か武器になる者はないかと納戸へ、そこで猫神と会う。
樹が手に取った掃除機、それが観測者の樹の部屋のゴミを吸収した結果、
ゴミから万物を創造する神器になったと教えてくれたので掃除をする事になった樹。
それと猫神の力でこの世界の王様にも確定できないモノを創り出す杖を生み出す。
猫神と別れた後に話し合い、杖は『始原の杖』と命名、作戦を練ることになった。
@Exodus−Chapter3−
『始原の杖』は掃除機状態で吸ったゴミの数だけ力を発揮するので掃除をする事に。
その途中で電卓に入ったこっちの樹と出会い、その途中で『始原の杖』の力を使ってしまう。
それを見たこっちの樹はその力を無効化する為に世界に対しての干渉をする。
帰宅後、樹はあった事を琴子に説明、その後『始原の杖』を琴子に託すことにした。
そして琴子が何処まで知っているか聞く事に、琴子は七枷家という因果に付属する幻想、
世界と共に具現化して常に世界と共に在る者、表層のデータを知る事が出来ると言う。
より深い階層の真理の、不可視ファイルを創ったのは電卓でもないらしい。
ともかく琴子がこっちの樹の説得、樹が式子や結衣をここから連れて行く方法を探すことに。
こっちの樹は世界を観測する為に電卓として行動中、電卓の残した罠にかかった。
琴子は昔、家にやって来た宗教家が言った言葉、『呪い』が自分の病気の原因かと調べる事に。
そこで七枷家のある要石町には要石があって、呪い封じの地と呼ばれていた事を知る。
その場所は3つの電波塔の下、石英の地下で生まれた『言葉』を封じる為の装置だった
人の脳に『歪み』を起こす電子の那美、それらをかつては要石が封じていた。

95 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:38:36.13 ID:fH9ws7Ly0
しかし今そこにあるのは電波塔、ある世界の電卓は封じる流れから解放する流れに変えた。
そして琴子には誰にも見えない『言葉』が観えた、琴子が七枷家の要石であったから。
故に琴子は家の『呪い』を吸い取り、死んだ事で溜め込んだ災いは解き放たれた。
その結果、七枷家の誰もが自分の世界だけを観るようになった、故に琴子は帰ってきた。
『呪い』を封じる『要石』になるために、琴子は『始原の杖』の力を使って交渉に向かった。
そこにあったのはカタチ無いモノの意志を言語に翻訳するシステムだった。
こっちの樹は現在修復中らしく、それはこれ以上バグを増やすのはやめる様に言う。
それは『歪み』の外に行くのは無理だと言う、そぢて外に向かう事をやめる様に言う。
世界を動かすシステムの代弁者として、観測者がいなくなり世界が消えるのは望ましくない、
琴子は『始原の杖』でバグを増やして脅迫をするつもりだったが、そこに樹がやってくる。
ししおどしが完成した、樹は扉を叩きながらそう言った。
@Exodus−Chapter4−
部屋から出た琴子は樹に、この世界からもうすぐ脱出が出来る事を告げる。
こっちの樹を生み出した者が、この世界の支配者が認める事になるからと。
『始原の杖』を樹に返した後、琴子は脱出の事を皆に知らせて裏庭に連れて来てと言う。
今から向かう世界は見知らぬ世界かもしれない、それでももう一度出会える様に、
私たちが家族である事に証を樹と一緒に連れて行って欲しいのだと。
樹は思い出の品を集めればいいと思い、結衣と式子の部屋を尋ねる事にした。
そして結衣の部屋で結衣が変えようとした白い鳩を、式子の部屋でパっくんを、猫のギズモを、
3匹を連れてししおどしのある裏庭へ、そして琴子は電卓のそれとして蟷螂を連れていた。
そして琴子の言う災いが過ぎるまで、そこで待つことにした樹と琴子。
樹が時間を嫌うのは急げとせき立て、逆らって立ち止まると全てを奪い去るからだった。
そして大切なものを連れ去られてから、樹は急ぐ必要がなくなったので時間を見なくなった。
時間は自分の世界を壊す敵であり、夢を終わらせる『現実』の手先だったから。

96 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:39:34.71 ID:fH9ws7Ly0
しかし揺らいでるのに『揺るがない』。本当の時間には守られてる感じがして好きだ。
琴子は言う、本当の時間は観測者がいる限り永遠であると、そして裏庭に流れている時間、
ししおどしが生み出しているそれは樹が作り出した永遠なのだと。
そしてそれが支配者が無意味な情報に還元する事から守ったのだった。
災いが過ぎたので脱出する事に、その前に結衣と式子の部屋からゴミを『始原の杖』で回収、
そしてこの世界から脱出する為に動き出す、それに気づいたこっちの樹もまた。
そして脱出するその直前になって、こっちの樹は樹たちに追いついた。
@Exodus−Chapter5−
こっちの樹はそちらに進んでも世界の狭間だと言い止めようとするが樹は止まらない。
そこで琴子が説得するからと樹を説得、食い下がるも最終的に樹は先に行く事にした。
それを追おうとするこっちの樹を琴子が止める、何故なら消えてしまうから、
琴子と同じく『歪み』が生んだ存在故に七枷家から離れたら消える存在だった。
そして世界を脱出する時間は過ぎてしまった、それでも琴子は信じていた。
樹が新しい世界を見つけると、『歪み』が生んだ『最初の樹』という導きがあるから。
こっちの樹は琴子にここまでする理由があるかと問う、琴子は希望があると答えた。
こっちの樹の内的世界に取り込まれるよりも、しかしその希望に琴子はいない。
『歪み』は琴子の死の結果起こった、るまり樹の願いの世界に琴子は存在出来ない。
その因果の解消の為に『歪み』は猫を生み出した、琴子と猫は二者択一だった。
そして琴子はこの世界を要石になる事で安定させる為に、人柱になる事を選択した。
樹は光の中を歩いていた、琴子とはまた逢えるという確信が樹の中にはあった。
そしてその先で、狭間の世界と呼ばれる場所で樹は猫神と出会った。
そして樹はそこにあった樹木と重なる事で観たかった世界を観る。
気が付くと見覚えのある公園で、そこに猫耳メイドのギズモがそこにいた。
そして猫神との約束通り、学校行く事にした樹であった。
そしてこっちの世界の樹は樹と結衣が仲良くなった世界の結衣によって永遠になった。

97 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:40:20.70 ID:fH9ws7Ly0
@Revelation
樹が学校に通って1年、樹は引き籠りをやめて過ごしていた。
『猫』のギズモを拾って、共に歩み、ギズモは字を書くところまで成長した。
でも言葉を使っていない、それが出来なければ約束を果たした事にならない、――との約束を。
@Revelation−Chapter2−
樹は何故か何かが足りない気がしていた、家族は全員いる筈なのに。
猫耳メイドのギズモ、大学生の結衣、ロリママな式子、カムチャッカに出張中の父の電卓、
それでも足りないと思った、故に樹は家族とは何かを考え続けていた。
@Revelation−Chapter3−
樹とギズモは公園の奥にある樹の元へ来ていた、そこで再び家族に対してギズモに問う。
家族とは一緒、しかし血がつながっていないというギズモに結婚すれば問題ないと言う樹。
@Revelation−Chapter3−
帰宅後、2階の誰でも無い部屋が光っていると感じた樹が入ってみるが誰もいない。
しかしそこで日記の様な物語を見つけた、何故ならそこに書かれた妹の琴子はいないからだ。
ここは琴子のいない世界だから、でもいつか、来てくれるのではと思う樹だった。
それから樹とギズモが結婚してから、世界ではギズモに続く52番目の『猫』が発見された。
猫はお兄ちゃんに迎えに来てと言い、TVでそれを見ていた樹は自分が言われた気がした。
そう言うとギズモは気のせいじゃないと言う、だから迎えに行く事にした。
そうしてついに、心の中の喪失感がなくなった気がする樹だった。

◎メイド in world(ギズモ
ギズモが人間になって数日、中々言葉を覚えないギズモに苦労する樹。
言葉を扱えないギズモの行動は猫と変わらないからだ、しかしひょんなことから言葉を習得。
それからは言葉を覚える事に猫から人間として成長していくギズモ、そしてそんなある日。

98 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:40:51.40 ID:fH9ws7Ly0
ギズモが樹にくっつき、近づく結衣や式子に対して威嚇行為を行い何事かと思う。
琴子はギズモの樹への愛情が大きくなると同時に結衣達への対抗心が芽生えたのではと推測、
そしてギズモは樹がどういう存在として観られたいと思っているか伝わっていると言う。
夜、ギズモに関して考える樹、樹はギズモを自分の半身のように思っていると推測。
自分の感じる全てを共有したいと、そう思っていたところにギズモがやって来る。
自分に何を望むか、何故この姿を望んだのか、自分を受け入れられるか、そう聞いてくる。
その瞬間、ギズモに求めるものが分かった樹は何か違うギズモに対して名前を呼ぶ。
そしていつものギズモになった後でギズモに告白、そして繋がる。
それからイチャイチャしたりするも、元猫のギズモに関する問題に関して悩む樹。
そしてギズモも体調を崩してしまう、琴子曰く言葉を扱うとは負担になるからだ。
樹はどうすれば良いのかと悩み、
@俺が望む世界orギズモが幸せになれる世界
ギズモの体調は良くならず、そして世界を望むように変えようとする樹はあるモノを見つける。
それはギズモが書いた手紙、ずっと書けなかった言葉で樹への感謝が書いてあった。
それを呼んだ樹は思う、もしやり直せる事が出来るならもう一度、言葉を――。
樹は元の世界で、新しい命が家族の絆を繋ぎ止めた世界で、妹のことはに本を読んであげる。
@俺とギズモが幸せになれる世界
樹とギズモ、もし自分が世界を作れるのなら2人が幸せになれる世界を望む樹。
翌日、ギズモの体調は良くならず、樹はギズモの為に公園へと連れて行く。
そこでギズモは言う、本当にそれでいいの、樹の望む世界はそれでいいのかと。
それでも樹はギズモの為に世界を望む、そして世界は終わり永遠の今だけになった。
そこに琴子は向かう、そこには2匹の猫が寄り添って存在していた。

99 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:41:28.51 ID:fH9ws7Ly0
◎琴子色(琴子
ある日猫は自分の住処の上からなる音が気になっていた、しかし行く方法は無かった。
しかし星降る夜、上に行く道が出来たのでそこを進み、そこで誰かと出会う。
誰かは今が準備中だが猫なら問題ないと言い、世界をどうやって見るかを選ばせる。
しかし人間として世界を観る事はしてきたので、猫として世界を見る事になった。
隕石が近くに落ちた翌日、琴子と一緒に探しに行く事になった樹は1匹の猫と会う。
離れないので猫の飼い主を探す事に、琴子と別れた樹は猫に導かれてある場所に着く。
そこには工具箱があり、樹は猫の名前を工具箱に書かれていたギズモと命名する。
そして飼い主も見つからなかったので家で飼う事に、何故だか運命を感じたからだ。
という事で家族を説得する事に、何故かロリな式子を説得してから結衣の説得へ。
何とか条件付きで結衣の説得に成功、翌日はギズモの為の買い物に行く樹と琴子。
それから数日後、式子に渡された抽選券で大当たりの2人旅を当てた夜、
出張中の電卓からの手紙が来たので皆でその中身を読むが内容がおかしい。
若返ってないか、死んだ人が生き返ってないか、拾った猫が人間になってないか、
25年前に未来を見て、今年の大晦日を中心に20日で世界が滅亡するとかなんとか、
もし結衣がそれを観たのなら世界は時間を失うことに、
もし式子がそれを観たのなら世界は一個の森になることに、
ともかく大晦日には家から離れたら安全だという事が手紙には書かれていた。
それを聞いて抽選券の当たりを式子に渡す、そして部屋に戻った後に手紙の内容について思う。
ギズモと出会ってから世界に何かを感じていた樹、それはともかく大晦日になった。
式子は旅行に、結衣は大学の研究旅行に行く事になり家には樹に琴子、それにギズモのみ。
その夜、ギズモに導かれる様に流星群を見てから何かが歪んでしまった樹、
そして気づく、きっと様々な世界の樹の夢を見ているのだと、気が付くと猫耳メイドがいた。
メイドはギズモと名乗り、樹は夢の続きだと思い目の前のメイドがギズモだと信じる事に。

100 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:42:13.20 ID:fH9ws7Ly0
どうもギズモは樹と琴子を結ぶ為に頑張っているらしい、そして気が付くと琴子が横にいた。
夢から覚めたと思う樹、寝ていた琴子を部屋に運んだ後に樹はとある手記を見つける。
そして目が覚めた琴子、琴子も樹と同じく様々な世界の夢を見ていたと聞く。
それからギズモの夢も話す、そしてこの世界は琴子が元気な奇跡みたいな世界と感じる2人。
翌日から2人は結ばれて、『琴子の在る世界』ははっきりとカタチになったのだった。

◎Time is Money(結衣
結衣と過ごしながら、宗教家や占い師とかに関して話したり、結衣が料理を作ろうとしたり、
そんな感じで日々を過ごしていたが、七枷家が経済的な危機になってしまい悩む。
それから結衣が夜遅くまで外出する事が増えて、もしかして以前の様になるのではと心配。
琴子が死んだ後に不良と絡んでいた頃とその姿が被ったから、同じ事になると思ったからだ。
結衣と金、2つの事に関して悩む樹に琴子が電卓名義のクレカを渡してくれて金は一応解決、
という事で食材を買いに出た樹は、ある日電卓が言っていた猫耳メイドをお店を発見。
気にしないつもりだったが立ち寄る事にした樹、結衣の姿をそこで見かけたからだ。
そして店内で結衣と会いバイトしている事を知る、しかし始めた理由は教えてくれなかった。
気になって式子に意見を聞いてみると、クリスマスが近いのでプレゼントではないかと言う。
その夜、結衣を迎えに行く樹、そして結衣と合流した樹は前の結衣の事に関して話す。
琴子が死んだ夜に樹と繋がる事で琴子を生み出そうとした前の結衣、
結衣はあの時の続きをしようと言い結衣と1つになった樹、そして翌日になった。
なんでもないフリしているが様子のおかしい結衣を電卓は揺らいでいると言う。
ともかく、それから結衣と樹は以前にもまして仲良く過ごしていった。
そんな時、琴子が誰かと語り合う、それは樹と結衣が求めた永遠に関して。
無限では無く永遠、果たしてそれは本当に正しい選択であったのかと。
そしてバイト最終日、猫耳メイドの結衣を楽しんだ後に結衣の買い物に付き合う事になった樹。

101 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:43:53.31 ID:fH9ws7Ly0
目的は戦車の玩具でプレゼントと思ってた樹は落ち込む、けど最後はガーネットの原石を貰う。
翌日、結衣が家族と線引きしていると感じる樹、前の結衣が結衣の中にいるのではと考える。
そんな夜、結衣に誘われて外出する事になった樹、そして公園に辿り着いた樹に結衣は問う。
永遠とは何かと、樹は結衣に聞き返すと死なない事だと言う、しかしそうじゃないと思う。
結衣が求めていたモノは違うモノだと、それは、もう一度家族を作ること。
死を受け入れた上での再生、しかし今の結衣を悪魔にしたのは自分のせいであり、
今の結衣はそれを望んでいない、どうしたらいいと悩む樹に結衣は揺らいでいると言う。
今の樹は世界を内側から観ようとしていると、それを誰かは世界内存在を選んだと言う。
内に在って世界を観つづけるもの、そして観られ続けるもの、結衣もそれを受け入れたと。
樹は結衣に琴子を生み出そうとしたあの日にやり直せるかと聞くが結衣はそれを否定する。
しかし積み重ねる事は出来る、そして永遠が無くなっても一つだけ永遠はあると。
そして2人は最後の口づけを交わした、そして世界は終わりに向かって進んでゆく。
それから七枷家はあの日に戻り、琴子が帰って来なかった世界を進んでゆくのだった。

◎Role playing Organism(式子
樹と式子が恋人になった事を発表する式子、琴子と結衣は色々と複雑な気分だった。
イチャイチャ過ごすある日、福引をする事になって式子がブライダル体験を当てる。
式子は本当に結婚しようと言い、色々と問題はあるけど樹も一応は了承する。
そしてブライダル体験の正体は10人までかのうらしく、琴子にも言われて集める事に。
琴子、結衣、ギズモ、電卓、パっくん(食虫植物)の5人までは決まって残り5人。
柚と蜜柑を誘いたいと言う式子だが、柚は樹と式子がイチャついてるのを見て怒ってしまう。
蜜柑は柚が納得したら出ると言い悩む樹は相談した結衣と一緒に外出する事になった。
そこで式子が以前見た写真に写っていた式子の友人といた、しかも写真と同じ姿で。
帰ってきた式子に事情を聞いてみるが結局はわからずじまいで終わる。

102 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:44:36.62 ID:fH9ws7Ly0
数日後、様子のおかしい柚がやって来てブライダル体験なら普通な自分と結婚しろと言う。
琴子曰くすごい逆転の発想、それを聞いて結衣やギズモ、琴子も立候補する。
しかし樹は式子を選ぶ、結局それを聞いた柚は出て行ってしまう。
数日後、柚がパっくんを式子の部屋で見つけたハーブで手懐けて家の中を調べようとする。
その途中でパっくんが暴走、柚は式子のお陰で助かり、流石の柚も責任感を感じる。
その後、落ち込んだ柚を慰めにいく樹、柚も本心では樹と式子が愛し合ってる事は理解してた。
そんな時、式子と写真の友人が一緒にいる場面を見かけた樹は、友人に関して聞いてみる事に。
結果、写真の友人だと思っていたのは友人の娘だったと判明、柚も一緒に話し合う事になる。
その後、友人娘と別れて柚と結婚する事について話し合う、柚は前の式子に関して聞く。
樹はつながっていると感じていた、まるで外国にいる柚の父と柚のように。
家族は揺らぐ、だからこそゆるぎなく家族になれる、柚も認めたから式子は家族である。
『観た』のは樹だが解釈したのは皆で、解釈した柚も家族、だから祝福して欲しいと言う。
それを聞いて柚は結婚式に出る事を認める、これに式子の友人とその娘で9人になった参加者。
しかし式子は10人目もいると言う、そうして結婚式の日を迎えて祝福された。
ちなみに10人目は友人の再婚相手だった(柚の親戚でもあった。
それから樹と式子は最大幸福であるここで過ごしていくのだった。

103 名前:猫撫ディストーションExodus[sage] 投稿日:2017/12/26(火) 09:44:59.68 ID:fH9ws7Ly0
◎Awareness Human(柚
ある日柚と日用品などを買いに来ていた樹、その途中で何処からかやって来た結衣とぶつかる。
色々あって迷惑を被った柚は七枷家をまともにしようと決意、そして七枷家の皆を集める。
そうやって説得するがうまくいかない、しかし琴子の提案で相手の苦労を知る事にした柚。
所謂ママゴト、まずはギズモを理解する為にギズモを観察する事になった柚。
それから柚はメイド姿になって色々努力、とはいえ結局はあまりうまくはいかなかった。
次は電卓、が理解しようにも家にいなかったので結衣を理解する順番となった。
結衣がよくする河原でガラクタ漁りをする事にした樹と柚だがどれが結衣の好みかわからない。
途中でまだ使える物があると言った通りすがりの人の声を聞いて2人は考える。
同じものでも見え方が違うと、だからこそ結衣をより理解したいと思う。
そしてその後、結衣と一緒にやって少しは理解できたのかなと思う、そして次は式子。
植物の世話をしつつ外からではわからない事を理解していく柚、能力に関しては諦めた。
それから色々あって、主に性的な意味で、柚は七枷家に来て自分がだらけたのではと思う。
しかし琴子や式子は余裕が出来たと言う、そして今の七枷家もいい感じだと思う柚。
結局、七枷家をどうにかしようとするのは変わらないが、今の緩いのも大切だと思う。

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