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TSLフリークエント105　￥18,375

オールハンドのサロンが好きで、口コミで見つけた一軒。ザ・スリーピングレディオリジナルの手技「バリニーズロングストローク」を受けてみたいと思いました。

渋谷駅から徒歩7分。宮益坂を登ってR246沿いに青山方面に歩き、スターバックスの角を右折。二本目の道を左折すると7メートルほど先にあるビルです。入り口に「The Sleeping Lady」と書かれた赤い看板があります。目立たないので、見落とさないように注意が必要。

建物の2Fがウェイティングルームと施術室。3Fは施術室とお茶が楽しめる屋上テラスになっています。ラタンの家具や季節の花がセンス良く配置されており、バリの高級リゾートホテルのスパを想起させるシックなサロンです。全体の色調はチョコレートブラウンで統一。クリームバスの部屋とVIPルームも含み、全室個室のトリートメントルームは5室。すべてに床暖房が入っているため、トリートメントルームではスリッパを履く必要がありません。タオルケットやコットンのバスローブはオリジナルデザインです。「アロアソ」のスキンケアライン一式、ヘアバンド、コットン、ブラシ、ピッチャーに入れて冷やしたお水が完備されています。

スタッフは会った瞬間ほっと寛げるような、癒し系の素朴な女性ばかり。華美な化粧をしている人はおらず、素肌美人揃いです。電話応対や言葉遣い、心遣いが非常に丁寧で、ゲストへの思いやりにあふれた接客です。施術に入る前に当日のコース内容と料金の確認がありました。

紙ショーツに着替えてからガウンを羽織り、ソルト入りのフットバスで足浴。この間にマッサージで使う香りを選びます。全身が温まったところで足を厚手のタオルで拭いてもらい、リフレクソロジーで足裏をほぐし、クリームを塗ってもらいます。

ベッドに横たわると暗めの照明がさらに落とされ、バリの伝統楽器の涼しげな音色を合図に施術がスタート。手のひら全体を使って足先から足の付け根まで一気に流れるように強く、マッサージされます。

下半身、腹部、背面、デコルテ、両腕を、約75分かけてお手入れ。二の腕の内側をはじめ、普段は手の行き届かない部分までしっかりとトリートメントしてくれるのが印象的でした。最後にバリの伝統楽器を鳴らして施術が終了。化粧直しや身支度を整えた後、天気が良ければ屋上テラスでお茶やお菓子をいただきます。

MANDARA SPAをはじめ、世界中のSPAトレーナーとして活躍しているスーザン・ステイン女史が監修。インドネシア指圧、タイストレッチ、スウィディッシュマッサージなど多様な手技の優れた部分を組み合わせたという「バリニーズロングストローク」は、噂通り、サロン独自のテクニック。一番の特徴は、終始、身体のどこかにいつでも触れられていること。施術中、オイルを身体に塗るとも広げるときも動きが分断されず、いつでも手のひらが触れたままなんです。足先から足の付け根まで続くほどストロークが長いのも特徴です。手の動きはまるで海のうねりのよう。絶え間なく波動が伝わり、身体の疲れや滞りがほぐれて次第にエネルギーが満ちていくような気がしました。

施術中は水の流れる音とガムランの音がかすかに聞こえるだけで、雑音はありません。日常を忘れてトリートメントに集中できます。施術料金は高めですが、インテリア、アメニティ、技術、スタッフのホスピタリティすべてにおいて高水準なサロンなので、金額に見合った満足感が得られると思われます。

コースの紹介はありましたが、強い勧誘はありませんでした。

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