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研究内容

温暖化とリンクした樹木の分布域のシフトが、過去や現在世界の様々な地域・山岳・樹種で生じていることが報告されています(e.g. Davis & Shaw 2001,Penuelas et al. 2007)。
分布域のシフトは、分布フロントまたは森林帯の境界域において、拡大種にある程度一方向的な優占性の獲得が実現されることが予想されます。そして、分布拡大は侵入・定着(invasion and establishment)・優占性の獲得(dominant)・集団の拡大(expansion)といった群集動態の帰結です。そして、そのプロセスは寒冷地側の在来種とのinteractionに強く支配されると考えられます。しかし、そのようなプロセスベースで分布フロントの動態の理解に迫る研究はほとんど行われていません。
優占種の分布フロント(森林帯の境界域)における優占性獲得機構を明らかにするために、日本の冷温帯の代表的な優占樹種ブナ(Fagus crenata)とその分布北限域で、樹木の更新動態やその背景にある遺伝的動態、被食者からの逃避などに着目して研究を行っています。

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森林帯境界域における樹木群集構造の地理的推移

  • keyword: species diversity、ecotone、interaction、distribution shift、

森林帯境界域の樹木群集におけるブナの更新適地の出現とその貢献度

  • keyword: seasonal gap、facilitation、invasion、

優占種の分布北限域における集団の遺伝的多様性とその維持動態

  • keyword: isozyme、ssr、demographic genetics、

森林帯境界域におけるスペシャリスト植食性鱗翅目の追随性

  • keyword: lepidopterous herbivore、specialist、defence chemicals、enemy release hypothesis、

分布最北限のブナ林における構成種の個体群動態

  • keyword: recruitment、mortality、


調査地

北海道渡島半島ブナ北限地帯の国有林・道有林(黒松内町・蘭越町・島牧村・寿都町・長万部町・奥尻町)



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2008年12月03日(水) 18:10:20 Modified by faguscrenatablume




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