「敗戦後、修行中の屈辱」

京・テリー・リョウの最強主人公チームと
舞・シェルミー・アテナのナイスバディチームのトーナメント第1回戦が行われ
勝敗はシェルミーによる3人抜きでナイスバディチームの圧勝となった。

一回戦後、仲良くビーチで勝利の余暇を味わっていた3人
するとそこに一回戦で負かした主人公チームが、何やらタイヤを引きづりながら
砂浜を男くさく走り回る姿を発見した。あちらはまだ気づいていないようだ。
アテナ「京さん、テリーさん、リョウさんが走り回ってます。凄いです。
     敗退したらすぐに修行・・・なんか、かっこいいですね」
舞「全然かっこよくないわよ。あたしたち女の子3人衆に手も足も出なかったやつらなのよ?
  というかシェルミーが一人でボコボコにしちゃったわけだけど♪」
シェルミー「あら♪でも努力する男って健気で可愛いものよ。ちょっと応援してこよっか?」

砂浜でタイヤを引きづりながら激走する京たち。
リョウ「うおおおおお!」
京「うあああああ!」
テリー「はああああああ!」
舞「ふふ・・・やってるやってる・・・」
シェルミー「はぁい♪」
シェルミーがまるでナンパするかのようにキュートに話しかけた。
京「!!!お、おめえらは?!何の用だ!!!」
シェルミー「いや〜んコワ〜いっ♪そんなに睨みつけないで・・・うふふ」
京「・・・っ!!」
京はあまりのシェルミーの女性らしいか弱い返答に我に返り、同時に
こんな奴に俺は負けたのかと悔しい思いで一杯になった。
舞「あなたたち、私たちにブザマに負けて敗退したはずよね?
  二回戦に進むあたしらが水着姿で遊んでて、敗退したあなたたちが
  なんでこんなとこで暑苦しい修行なんてしてるわけ?」
テリー「つ・・・つぎの大会のためだ!!!」
アテナ(か・・・かっこいい・・・)
舞「あら、それはそれは頑張り屋さんなのね。
  ご褒美におやつでも差し入れましょうかテリーちゃん?」
テリー「んだとおお!」
と、それまで何とか悔しさをこらえていたリョウが口を挟んだ
「もういい・・・やめろ・・・京、テリー、さあもうひと踏ん張り走ろう・・・」
目には涙がハッキリと浮かんでいた。
シェルミー「あ〜!泣いてる〜!悔し涙ってやつね?ああん、かわい〜!」
舞「おほほほほ!感動のドラマね〜!あはは!」
アテナ「あぁ・・・リョウさん・・・泣かないで頑張って・・・」

女たちの痛々しい言葉が背中に突き刺さる中、男3人はダッシュを再開した・・・

走りだした京たちであったが先ほどのような威勢のある男らしい声は無くなっていた。
無理もない。すぐ傍に自分たちを負かした水着姿の女性3人がいるのに、
気合いの声を出したらさっきみたいに笑われるに決まっている・・・・
リョウ「ぜぇ・・・ぜぇ・・・!ちくしょう・・・!」
京(あいつら・・・まだ近くにいやがる・・・にしても二回戦あるのに海水浴かよ・・・
  負けた俺らは試合が無いってのに、こんなに頑張っているのに・・・・くそが!)
テリー(俺らはあんな奴らに負けたのか・・・!
     あんな筋肉の欠片も見当たらない女に・・・!)
「戦い」には邪魔にしかならない女のむっちりな身体をテリーたちは直視できなかった。
〜〜〜〜〜〜〜〜

アテナ「いっちゃいましたね。うわぁ凄い速い・・・」
シェルミー「あ〜あ。これナンパ失敗しっちゃったかしら?
       言葉じゃなくて胸やお尻強調して男の網膜に語りかけたほうが良かったわね♪」
舞「逃げちゃったのは私らの水着姿に照れちゃったんじゃなくて?うふふ」
シェルミー「じゃ、ここでしばらく泳いじゃう?
舞「賛成ね。弱くて暑苦しい男見てたから涼しくなりたいもの。
アテナ「こ、ここでですか?京さんたち、修行してます。もっと遠くにいったほうが・・・」
舞「別にいいわよ。むしろ砂浜で修行するほうが迷惑なんだから。」
こうして修行する京たちの傍で海水浴を始めたのであった。

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