多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

※この記述は、最近『幻想再帰のアリュージョニスト』(敬称略)の二次創作です。
 さらに、作者の明示的な許可を得ていないため、ゆらぎの神話にフィードバックすることは出来ません(最近さん当人は、もちろん例外です)
 ご了承ください。
 なお、「サイバーカラテスープ」「『サイバーカラテ商店街の奇跡』」および「サイバーカラテ商店街」は、サイバーカラテがあくまで「サイバーカラテ」であって、「空手でも、中国武術でも無い新時代の純粋外家拳」(『幻想再帰のアリュージョニスト』2-11 欠落と渇望より引用。読点は引用者による追記)ならば、名称と意義を拡張すれば「サイバーカラテではないサイバーカラテ」が作れるのではないか?という胡乱な理屈で成立しております。
 というわけで、著作権者である最近さんからの申し入れだけで、これらの存在意義は一発で消滅するということを、ここに付記しておきます。

1.ドラマ『サイバーカラテ商店街の奇跡』の略称
2.1の劇中に登場するICTシステム
3.2によって変質した街の総称

ここでは、主に2の解説を行う。
「サイバーカラテ商店街」とは、情報支援によって人間の生活を補助するシステムであり「町おこし」をその目的としている。
その機能は主に「行動補助」「学習支援」「作業代行」の三種類に分類出来る。
けれども、このシステムの根幹は、外付けと交換可能性、「根幹が存在しないこと」にあるため、この分類も絶対的なものではない。
その開発者はきゆら大学の講師コルセスカであるが、その基礎は彼女の生き別れの妹が完成させたものであるため、実質ブラックボックス状態であり不完全なままである。
本来の設計思想では、高度な人工知能がシステムの管理とメンテナンスを行う予定だったが、現状では技術と資金面の問題から人工知能の関与はサポートに留まっている。


主要な展開例

・サイバーカラテVR商店街
オンラインマーケットと現実の商店街の連動。
「サイバーカラテ商店街」の最も基本的な姿である。
オンラインで評価が高い商品を現実の店舗に置いたり、「サイバーカラテ農園」で栽培した野菜類の販売が基本機能。
コルセスカが、情熱と説得(と麻雀勝負)で貸借権を得た「シャッター商店」を、「お店屋さん体験」として貸し出すこともしている。
キッザ○アよろしく体験学習に使われたり、将来の夢の予行演習や実験場として用いられているようだ。

・サイバーカラテ・VRMMO商店街
 町を「ゲーム化」するシステム
 きゆら町は、これによってゲームステージと化した。
 コルセスカ曰く「外へ出たくないなら、外をゲームにしてしまえば良いのです!」とのこと。

・サイバーカラテ美術館
 立体映像やARで、様々な映像を投影するシアタールーム。
 後の「ラクルラール事件」においては、悪用されてアダルトな「サイバーカラテ秘宝館」と化していたことが判明した。

・サイバーカラテ看板娘
 筋肉電気刺激マシン(倒産した通販会社から「善意」で提供された)との連動例
 感情労働の代行および支援に、大きな一歩を踏み出した
 具体的には、あまりの無表情から子どもたちに怖がられていた三丁目の駄菓子屋の看板娘のトメさん(85歳/通称「北斗のババア」)の表情を、大きく改善した。
 現在、駄菓子屋では使用をとりやめてしまっているが、商店街全体への普及のきっかけとなった。

・サイバーカラテ人生相談
 老人ホーム「ゴールデンきゆら」および、市内学生有志の協力により成立。
 SNSの友人に代わりに返信してくれたり、5秒おきに連絡を迫る恋人をなだめたり、真夜中に手首を切ろうとする娘の話し相手になる人をネットワークから自動検索してくれる。
 それなりに好評。
 現在は「相談員の悩みを聞く相談員」のサブシステムの構築が完了したため、次の段階として、その「相談員の悩みを聞く相談員」のさらに悩みを聞く相談員のネットワークを確立することが求められている。
 ちなみに、下記の人工知能に相談すると、悩みに合わせた混ぜご飯のメニューを提案してくれる(そのご飯のためのお米を研ぐのは未だ人力が必要ではあるが)

・サイバーカラテ・スクール
 フリースクールや引きこもり支援のためのシステム
 後に、映画版でラクルラール社によって乗っ取られ、テロリスト支援のための武器・情報・ミッションの配布用として運用された。
 しかし、それも、レジスタンスが再度システムを乗っ取り返すことで、そのもくろみは崩壊。
 テロリストは、子どもたちのでたらめな指令に従い、バナナとラズベリーで見えない敵と戦うために駆けずり回ることになった。

・サイバーカラテ・芸術(ミメーシス)
 収集した情報を組み合わせることによって、誰でも絵を描くことが出来るシステム
 「カメラ・オブスキュラ」の理念を継承発展したものだとか。
 世間的に評価されている作品のタッチなどを分析することで、気軽にオリジナリティを演出することが出来る。
 現在は、「トレーニング・ツール」としての利用が主体。
 画家自身の過去作から「予測された新作」(ゴースト・ペイント)を算出することで「仮想ライバル」として振舞って、作風の拡大に貢献している。

・サイバーカラテ職人番付
 登録された職人の技能を再現させる「サポートスーツ」と、リアル職人・サポート再現職人の両者を同じ土俵で競わせる「ランキングサイト」の組み合わせ
 「第七話 熾烈なる職人対決!サイバーカラテ職人!」にて初登場した。
 ゆらぎ市最高の職人相手に勝負を挑んだものの、機材トラブルの発生などで、結局勝つことは出来なかった。
 しかし、この勝負によって、祖父の仕事に全く興味を持たなかった職人の孫(3歳)がサポートスーツに大いに興味を示したため、このシステムは結果として生き延びることとなる。

・サイバーカラテ・プロンプター
 ARサポートによって、デートやプレゼンテーション、結婚式の祝辞などをサポートしてくれるシステム
 まだ「ビッグデータ」と呼べるほどのデータの蓄積が無いうえに、外部情報の感知と分析に問題を抱えているため、上手く機能しなかった。
 そのため、初の使用時には対象であるミヒトネッセ嬢の言われたくないこと、いわゆる「地雷」をひたすら踏み抜くという大失敗を見せた。
 (ミヒトネッセとは、結果として仲良くなることが出来た)

・サイバーカラテ・温泉街
 AR(と手作業によるセット構築)によって、きゆら市を外部の観光地に続く「通り」にしてしまおうというもの。
 観光体験のシミュレーションである。 
 システム内には、「サイバーカラテ・地方特産品ショップ」なども含まれる。
 福島県の「スパリゾートハ○イアンズ」のように、直接きゆら市に観光価値を「貼り付ける」ことも出来る。
 その場合は、スーパーやデパートのイベントセールと実質的には変わらないのではあるが。

・サイバーカラテ農園(システム)
 提携しているレンタル農園や養殖場・牧場などの世話を、遠隔で行うことが出来るシステム。
 転職したり田舎に移住しなくても、農林業や漁業などを体験することが出来る。
 基本的な方針だけ決めて、後は現地スタッフとAIに任せることも可能。

・サイバーカラテ・ジッカ(実家)
 通称「サイジッカ」
 提携している田舎の建物などを活用、人工的な「田舎の実家」を演出するシステム。
 子育てや家事の一部サポートなども行っている。

・サイバーカラテ・ミステリーツアーズ
 「ハプニング」の発生内容や頻度を指定可能な、旅行サポートシステム。
 位置表示SNSと連動している。
 行き先からお土産、発生するイベントなどを指定可能。
 設定によっては、AR幽霊やモンスターを退治する冒険の旅や、設定された事件の謎を解く旅になることも。

・サイバーカラテ・ビースト占い
 「動物占い」ではなく「ビースト占い」
 占いで出た「自分を補う動物の性質」(自由選択も可能)を自分の行動パターンに付け足すことが出来る、行動修正システム。
 ARメガネや端末、義務付けられている日記などを通して、AIが「理想的な性格の動物」としてあなたをサポートしてくれる。
 臆病な人は勇敢なライオンが、人に心を開けない人にはフレンドリーなフラミンゴが、早く帰宅したい人には逃げ方が上手いカメレオンがというように、動物の姿をしたアドバイザーAIによるサポートである。
 アドバイス内容は社会学や心理学の専門家による監修が入っているうえに、ユーザーからのフィードバックがあるため、そのクオリティは保証済み。

・サイバーカラテ・ロイヤー
 AIとの簡単な対話をするだけで、トラブルへの対処法が分かるシステム。
 セクハラを、半日で訴訟もしくは示談成立まで持っていけるという高速解決が売り。

・サイバーカラテ・ムービー商店街(映画版のみ)
 町全体を、映画撮影用のセットとして運用しようというもの
 まだ未完成のはずだったが、トラブルにより発動。
 そのまま、ちょうど町を襲撃しに来たテロリストの撃退に用いられることとなった。
 その初運用の際は、脚本はアドリブ、役者は飛び入り参加OKの仕様となったため、町全体にある意味惨劇をもたらした。
 
 これによって、町は映画の舞台となり、また同時に映画を映し出すスクリーンとしても機能するようになる。
 「祝祭」(ハレ)と「日常」(ケ)の同居こそが、このシステムのもたらす光景であるとも言える。

稼働休止したサービス

・サイバーカラテ自動化人生相談「ルウテトーク」
 一問一答形式で、AIが悩みに答えてくれるシステム
 使用者の思考を一方向に誘導してしまう、という欠点があったため封印された。
 現在では、単純作業時の集中強化などに応用されている。

・サイバーカラテ・ARセラピー
 ICTによって、精神的な健康を癒そうという試み。
 町中を精神治療のための「箱庭」に変えたり、ボランティアを集めて自助グループを作ったりするシステムである。
 しかし、そのサポートが行きすぎてしまったところに問題があった。
 トラウマ場面の再現があまりに完璧すぎて二次被害を起こしたり、危うく映画『ファイト・クラブ』のようなテロリスト軍団を作りかけてしまったりしたのだ。
 まあ、その擬似テロリスト軍団は、コルセスカ率いる「サイバーカラテ・コマンドー(サバゲー同好会を中心とした町内の有志)」によって一夜のうちに壊滅したのだが。
 とはいえ、このまま放っておけばいつ第二、第三のテロ集団が現れるとも限らない。
 コルセスカは、一人だけ『地獄の黙示録』と化したイアテム氏(89歳・町の芸術家)を逆さ吊りにしながら、このシステムの封印を固く心に誓ったのであった

・サイバーカラテ・幻想通貨
 法定通貨を補完することを目指し、作られた地域通貨
 認定店舗でスタンプによって発行される【AZコイン】(あずこいん)と端末とネットワークで流通する電子通貨の【ビットシューラ】の二種類に分かれていた。
 これは奇妙な通貨であり、法定通貨の「貯めれば貯めるほど価値がある」性質に対抗して「使い続けないと価値がない」という性質を持っていた。

 この地域通貨は銀行によってのみ発行される通貨ではなく、【商店街】に加盟してるメンバーならば誰でも発行出来た。
 【商店街】の持つ【番付システム】と連動することで「地域通貨を使った者」の価値を評定。
 たくさん地域通貨を使ったものの持つ通貨ほど、より高い価値を持つように設定していたのだ。

 そうして、かつては厳密にその価値を保存しようとしていたが、いろいろあって実質的にサービスとしては休止。
 現在は、もっぱらオマケやローカルなジョークの一種として流通している。
 例えば、地域でボランティアをしたり町内会やPTAの仕事をするたびに、お互いに手間賃として「五千兆円」払ったり、喧嘩の仲直りのしるしに小学生同士が手打ちで払ったり、禁煙が続ける夫にご褒美で払ったりするのである。
 ※参考文献:鈴木健『なめらかな社会とその敵』

・サイバーカラテ空気占い(reel:Lver)
 周囲の状況を分析して、明示されない雰囲気である「空気」を判断するシステム。
 SNSでも使用可能。
 使いようによっては、周囲の「空気」を自由に操作することも可能であり、大衆の扇動などにも適している。
 危険すぎて封印された。

関連装置/プログラムなど

・スイハンシューラ
 コルセスカが、その技術の粋を集めて完成させた人工知能の現在の姿。
 プリとかパラでアイドルな女児アニメを参考にしている。
 21世紀の科学力と、コルセスカにゲームで負けた工学部の学生の技術力、そしてなけなしの資金力の結晶。
 人工知能の学習と経験によって、ちょうどいい具合にご飯が炊ける。
 もちろん、「サイバーカラテ商店街」とも連動しており、イベントなどに合わせて自己判断で赤飯を炊くことも出来る。

・お茶くみシューラ→剛速球シューラ
 下記の「サイバーカラテ・カフェ」のために用意された、お茶くみ用小型ロボット。
 江戸時代のからくり「茶運び人形」を参照している。
 しかし、まともにお茶を運んだためしがない。
 このロボット、よほどお茶くみが気に入らないのか、お茶を運ぶたびに湯呑を投げるのだ(なぜか、いつもカフェの店長にだけ当たる)
 そのためこのロボットは「反逆のOLシューラ」とか「怒れるウーマンリブシューラ」などとも呼ばれ、その方面にかなり愛されている。
 ついには、「剛速球シューラ」として町内会野球チームのピッチャーとしてデビューしてしまった。
 今日もグラウンドでは「粗茶だよ!よろしくし ね!」のバグったメッセージとともに、高速ストレートを投げる彼女の姿が見られる。

・サイバーカラテ・おっぱい
 乳ガンなどで、乳房に問題を抱える人をサポートするシステム。
 またの名を「スマート・おっぱい」
 赤ちゃんの好みに合わせて、乳房の形・温度・匂いなどを調整可能。
 また、劇中では、大人の精神医療にも応用可能であることが証明されたりもした。

・サイバーカラテ・レポートアドベンチャー
 コルセスカが、きゆら大学の学生向けに用意した課題提出用アプリ。
 アドベンチャーゲーム形式で、レポートを完成させることが出来る。
 コピー&ペーストで、レポートを済ませようとする学生に対応するために制作された。
 選ぶ選択肢などによっては、なぜかハードなアクションやパズルゲームになったり、いつのまにかコルセスカの町おこしを手伝わされてしまうこともある。

関連アイテム

サイバーカラテスープ

・サイバーカラテ・うんちシリーズ
伝説的な同人作家だったカーティス=リールエルバによる絵本シリーズであり、プロデビュー作。
執筆補助アプリであるサイバーカラテ・エディターを用いて書かれている。
初出は、第8話「作れ!サイバーカラテ・傑作!」
『いろいろなうんち』
第一作目
ウサギくんの「ころころしたうんち」や、さかなさんの「ながいうんち」など、さまざまなうんちを紹介したもの。
あまり売れなかった。
(元ネタ:五味太郎『みんなうんち』)
『はっけよい!うんち!』
第二作目
しゃべるうんちやおすもうさんが、正しいトイレのしかたを教えてくれる絵本
幼児の排泄教育に大きな力を発揮し、30万冊売れたベストセラーとなった。

関連施設

・サイバーカラテ・カフェ
 高齢者と子供たちが一緒に遊べる遊び場。
 AR遊戯が楽しめるネットカフェである。
 廃業した本屋も吸収しており、本も自由に読める。
 哲学の勉強会や読書会が開かれることもある。 

 初出は第五話「恐怖!お母さんになった家 サイバーカラテカフェ」
 同じくAIに管理された施設である「自動化ホーム」に対して、人間同士が補い合う「人間が助け合って動く(働く)ようになる家」として提示された。
 最も、その「助け合い」は、主にAIがへっぽこなために「助け合わざるを得ない」というべきなのかもしれないが。

 元々は、寂れたゲームセンターであった。
 現在は、ゲームマシンを売り払ってしまったが、一時は、コルセスカがよだれを垂らして転げまわるほどのレアなゲーム機で溢れていたらしい。
 その頃の名残で地下室があり、それは映画版で活躍することになる。

・サイバーカラテ・寺子屋
 上記の「サイバーカラテ・スクール」が実行される代表的な施設
 「教えられることがある人」が「教わりたい人」に教えるというスタンスで運営されている。
 教師役は、外部の町おこし専門家から引きこもりまでさまざま。
 AR技術によって、海外の講師が招かれることもある。
 コルセスカのせいか、ゲーム関連の講義がかなり充実しているのも特徴。

・サイバーカラテ・農園
 上記の「サイバーカラテVR商店街」で使われているレンタルの農園や田んぼの総称。
  また、小中学生向けの自然学習用ビオトープなどの実験用の人工空間や、庭園などもこれに含まれる。
 ネット越しにドローンや現地職員に指示を与えて、都会に居ながら自分の田畑を持つことが出来る。
 きゆら大学の植物学科や農学科、そして後継者不足に悩む農家と提携(コラボ)している場でもあり、ここから様々な人々の交流が生じることもある。
 たまに、コルセスカのゲーム仲間などもアドバイスをしてくれる。

関連集団

・サイバーカラテ温泉隊
 別名:コルセスカのパシリ自転車隊
 福本伸行マンガに出てきそうな、すすけた雰囲気を漂わせている。
 彼らは、銭湯を強化した施設である「サイバーカラテ温泉」を維持するため、「自主的」(ボランティア)で働いている人々である。
 なんでも、コルセスカと何らかの賭けをして負けてしまい、その代償として働くことになったらしい。
 常にコルセスカへの逆襲を狙っており、たびたび賭けの再戦を挑むが、勝てた試しはない。
 まさか下に競泳水着を着ているなんて・・・とか、嶺上開花ってなんだ、なんでリアルで再現出来るんだ・・・などと虚ろな目でつぶやきながら源泉から温泉水を運んでくる彼らの背中には、言いしれない哀愁がある。
 まあ、商店街には若者が不足しているので、彼らも貴重な戦力であるというのも、また確かである。

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