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ミハエル・イエスマンが中心となってまとまった電脳技術者のチーム。主に二つが存在する。

猫の国におけるイエスメン

コンピュータ技術が世間に広まり、インターネットが普及をはじめた時代から活動するミハエル・ローゼンクランツがハンドルネームとして「イエスマン」を用いると、それを元のHNのあとにつけるファンが生まれた。
彼はこの習慣を公認し、これを期に彼の理念のもとでまとまる一種の派閥が生まれた。これが集団としての「イエスメン」の初出である。

ミハエル・ローゼンクランツはミハエル・イエスマン・ローゼンクランツ、というふうにミドルネームのように用いたが、字数の問題からかやがて「ミハエル・イエスマン」と名乗る事のほうが多くなる。

ミハエルは新しい分野の才能を求めていたイルミナティの下部組織「オーダー・オブ・ホモ・サピエンス」にスカウトされた。この時にアーサー・マクドナルドと出合う。二人はともにアーサー・P・マクドナルド?から注目され組織に引き入れられたが、彼は秘密結社イルミナティ(竜のイルミナティ)、およびその中枢を占める種族レプティリアンたちへの叛逆を目指していた。
ミハエルもこの計画に賛同し、アーサー・P・マクドナルド一派は「ジ・オーダー・オブ・ホモ・サピエンス」をひそかに結成、レプティリアンの地球侵入もあり弱体化していた世界各地の「信者を失った古い神々」と手を組み、20世紀末にレプティリアンたちに対し決定的な勝利を収める。
ミハエルやその他「オーダー・オブ・ホモ・サピエンス」内の「イエスマン」たちは技術部門としてこの勝利に貢献。ジ・オーダー・オブ・ホモ・サピエンスがイルミナティが占めていた地位を成り代わると、その最終目的実現のための組織として引き続き技術の研鑽と経験の蓄積に励んだ。
21世紀に入るとインターネットが社会に占める位置はさらに高まり、「イエスメン」の職務はさらに重要視された。
彼等は「ジ・オーダー」の情報戦略の要であり、計画遂行のために余人に知られるべきでない、と組織が定めた情報の探索と除去を行った。

「ジ・オーダー」の目的が一定以上成就し、人類社会に完全な平和が訪れたあとも、手を組みはしたが不穏な動きを示す一部の「神々」との対峙は続いた。
彼らの職務が終わるのは、「ジ・オーダー」の最終目的、地球に居る種族としてのホモ・サピエンスが一なる超存在へと統合・昇華し、別の宇宙・次元へと旅立ってからだった。
「イエスメン」のある者たちは自身もそこに統合され、自分の心身を霊的にいじりすぎて支障の出た者はそのまま地球に骨を埋める選択をした。
ミハエルは後者の側だったが、統合への憧れを捨てきれず、自身の超常化し過ぎた部分を濾し取ることで合一の可能性と資格を獲得しようとした。
そのためにミハエルは、ある神とプロセスド?チンパンジーの技師が用意した「ポータル」へと身を投げた。

パンゲオン宇宙におけるイエスメン

「ポータル」に身を投げたミハエルは統合体ホモ・サピエンスと合一することはできず、そのかわり別の宇宙に飛ばされてしまった。その行きついた先はパンゲオン宇宙であった。
しかも腕に埋め込まれ霊肉両面と一体化してしまった量産型ブリューナク?などの超常性はいっさい消失しておらず、それはミハエルを落胆させたが、この世界で生き抜くには役立った。

彼が来訪した当時、それは彼が知る歴史区分で言えば「近代」に入った時代だった。活動が軌道に乗り始めていたヅアート英雄協会?に自身を売り込み、認められた彼は「英雄の力で世界を安定させる」という協会の目的には賛同していたが、限界もあると認識していた。
ヅアート英雄協会の後継団体「全世界英雄協会」が設立されたとき、ミハエル・イエスマンは創立メンバーたちに自身の懸念する「Xデー」のあらましを告げ、避けられないこの事態の害を減らすための数十年から百年のスパンを見越した計画を進めた。
その計画とは、この世界における「コンピューターとインターネットの発明」を自分達の管理下で成立させ、その益だけでなく害もコントロールしきること。

「Xデー」以後、野に放たれた英雄たちは必ず、自身の思想と理念を流布し、他者を操作する手段として「インターネット」を活用する。元の世界がそうであったようにネットは各種の犯罪の舞台ともなる。全世界のネット網の根本的な統御権を確保し、それを振るう事でその害を極限まで減らすこと、それがこの世界で見出したミハエルの目的となった。
こちらの世界では猫の国より遥かに発達した魔法・魔術、そして味方側の英雄たちの力を用いれば不可能ではないかもしれない、と彼は考えた。
パンゲオン宇宙におけるコンピューター技術、およびインターネットに相当する「全世界相互情報交流網?」はおおむねミハエルの計画通りに成立し、運用された。
運用する技術者のうち、ミハエルに認められた者は「イエスマン」の称号を与えられ、その集団は「イエスメン」と称された。

Xデーから連鎖的に起こった全世界英雄協会の権威失墜により、協会に見切りをつけた「イエスメン」メンバーは独立した。オルテガ通商連合ギルドのプラチナ会員企業「プアゾワナ」はその最たる例である。
統御権じたいは協会に残ったイエスメン、およびミハエルの手にあったが、「全世界相互情報交流網」外にイエスメンの管理しきれない領域が発生してしまう。
類似の技術で作れられた新しい「交流網」や、魔術や異能で疑似的に再現された「交流網」、とくに後者はイエスメンたちでは対処の出来ないものだった。
Xデー後、野に放たれた英雄たち、また既存の国家、勢力の後援のもと作られたこれらを抑え込む力は衰退期の全世界英雄協会や関連団体にはなかった。

「全世界相互情報交流網」時代には強い圧をもって押さえつけられていた、差別的扇動・犯罪者の商売・各種過激派によるプロパガンダ、リクルート・危険存在の力を借りる邪法の使用法などの情報が自由に飛び交う時代が到来する。
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