多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

※この記述は、最近『幻想再帰のアリュージョニスト』(敬称略)の二次創作です。
 さらに、作者の明示的な許可を得ていないため、ゆらぎの神話にフィードバックすることは出来ません(最近さん当人は、もちろん例外です)
 ご了承ください。
 なお、「サイバーカラテスープ」「『サイバーカラテ商店街の奇跡』」および「サイバーカラテ商店街」は、サイバーカラテがあくまで「サイバーカラテ」であって、「空手でも、中国武術でも無い新時代の純粋外家拳」(『幻想再帰のアリュージョニスト』2-11 欠落と渇望より引用。読点は引用者による追記)ならば、名称と意義を拡張すれば「サイバーカラテではないサイバーカラテ」が作れるのではないか?という胡乱な理屈で成立しております。
 というわけで、著作権者である最近さんからの申し入れだけで、これらの存在意義は一発で消滅するということを、ここに付記しておきます。


サイバーカラテスープとは、材料費0円の夢のスープである。
このスープは、ドラマ『サイバーカラテ商店街の奇跡』の劇中においてコルセスカが制作した。
町おこしのためのICTシステム「サイバーカラテ商店街」を構築するために、きゆら町にやって来た彼女が最初に作ったものこそ、このスープであった。

一説によると、ある聖者はパンと魚だけでこのスープを作り、大勢いた教団の全員をおなかいっぱいにしたという。
このスープは、多くの別名を持ち、「斧のスープ」「ダグザの大釜のスープ」「光鍋」「ブレイスヴァをも満たすスープ」など、その別称は多い。
また、これは「運命石のスープ」とも呼ばれ、調理した者に王位をもたらすとも言われている。 


●作り方
  • 1 サイバーカラテスープを作ることを提案する
   この時、なるべく多くの人に振舞うことを約束して、その美味しさを触れ回るべきだ
   サイバーカラテスープとは、みんなで食べるものなのだから
  • 2 スープを食べる人に、鍋を用意してもらう
  サイバーカラテスープには、鍋は不可欠である
  • 3 水を分けてもらう
  もちろん、サイバーカラテスープには、水も必要だ
  • 4 スープを美味しくするための材料を分けてもらう
   材料は、基本的に多ければ多いほど良い
  • 5 材料をその材料に合った方法で煮る
   ※もし、材料を入れすぎて味に不安がある場合は、料理経験豊富な人のアドバイスを貰おう
    その人に、サイバーカラテスープの経験が無くても構わない
    サイバーカラテスープはあらゆる工夫を受け入れるし、まず第一に美味しいスープであるべきなのだから
  • 6 完成
   全ての招待客が揃い、材料を煮込み終えたらスープの完成である
   あとは、みんなで食べるだけだ
   サイバーカラテスープに、決まった味や必要な材料というものはない
  ここに記した調理法は、最も基本的なものであるが、これも必要だと思うなら変更しても構わない

ちなみに、このスープのもたらす利益に「ただ乗り」出来る者は、誰もいない。
鍋や材料を提供した者だけでなく、このスープを作ることを提案した者、スープを作った者、スープのことを触れ回った者、その全てがスープを作るために必要な人材であったからだ。
大勢で作り、大勢で味わう。
誰もその正体を知らない未知の味のために、誰もが協力し、美味しいスープを作るために尽力する。
それによって、一人では決して得ることが出来ない「うま味」を得ることが出来るのだ。
だから、このスープは「寄生虫殺し(フリーライダー・キラー)」のスープとも呼ばれている。

このスープを食べた者はみな満足するが、キツネに化かされたような顔をする者も多いという。

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