ゆらぎの神話百科事典

人物

マグドール
リクシャマー帝国の伝説的豪商であり、後の財務大臣。ハルバンデフ時代?の人。

貧しい小作農として生まれたが商才を認められてギボン商会の長ベリカトル・ドゥ・ギボン?の養子となり、同商会を世界規模の商業組織にまで発展させた。晩年はリクシャマー帝国によって財務大臣に抜擢され、五年に渡る大規模な財政改革を行って人々に大きく貢献した。(マグドール改革?)

裏世界に通じ、目的のためには手段を選ばない人物であったが、貧しき人々や恵まれぬ才能に対するよき支援者でもあった。いわゆる義賊的なイメージをもって語られることが多く、市民からの信頼は篤い。マグドール魔術やマグドール地方?をはじめ、現在も様々な形で彼の名が残されている。

マグドール理論を彼が編み出した事は、言語戦争に於いて紀元神群に一敗を与えた。

セルラ・テリスという神を虚言し、其の存在を信じ込ませたとされる。

晩年には貴族の間名である「ヴュ」を名乗ることが許されたが、本人は「ドゥ」という間名で通し、家族にも「ヴュ」を名乗ることを禁じた。
これには、同時代の英雄であるカーズガンに感銘を得たから、という説や一度間名を変えたのでこれ以上変えるのが煩わしかった、商売に影響が出るから等々様々な説がある。