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メクセト - 神滅ぼしの武具

 メクセトが作ったと言われる1032の武器のうちの一つ。
 外見は単なる黒塗りの槍だが、この槍の恐ろしい点は槍先にこの世の全ての種類の呪詛と増幅魔法が仕掛けられている点である。
 そのため、槍が相手に刺さる(触れるだけでも良いという説もある)と、瞬時にその相手に対して最も有効な呪詛が選択されて相手の体内に入り込み、急速増殖して相手を狂死に至らしめる。
 しかし、この槍を使う代償は使い手の命そのものであり、また槍も使い手の命を使い果たすと爆発して塵と化す。
 この機能は、敵である神々に武器が回収されて逆に使われることを恐れたためと言われるが、メクセトらしい悪辣な武器である。

 その後、この槍のコピーもしくは量産型と言える武器が多々作られたが、オリジナルほどの破壊力を持ちえた物は現時点ではない。

この世の全ての種類の呪詛

 そも呪詛とは他者に対する悪感情により生まれる一種の妖術(意図せず発動する魔法)である。そして、これらの呪詛は時空間において位置を共有せずとも、存在証明の論拠を【黒き槍】の穂先と同じくする。というのも、本来は魔法たりえない呪詛を槍が魔法として成立させているからだ。
 それゆえ、【黒き槍】はこの世の全ての呪詛とその根源を真に格納し、たとえ【黒き槍】以外の呪詛を全て集めたとしても【黒き槍】には敵わない。
 一説によれば紀元槍のコピーであり、【】から呪詛を含む部分だけを写し取ったもの。

増幅魔法

 実際に発動しているかは不明。

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