最終更新: i_am_a_robot 2023年12月18日(月) 00:02:17履歴
神々/生き物
N・グローフィン?
「【妖精】の定義とは?」
定義を拒むもの。妖しき精。寓話と現実の狭間を行き来する半実在。
W.B.?によれば、神話と童話は対立するものであるが、神話の表象が神々だとすれば、童話の表象は妖精。
「【妖精】の定義とは?」
定義を拒むもの。妖しき精。寓話と現実の狭間を行き来する半実在。
W.B.?によれば、神話と童話は対立するものであるが、神話の表象が神々だとすれば、童話の表象は妖精。
「妖精をつかまえようとするものは、妖精につかまえられるだろう」(N. Glorfine, 4017)
【地球】はかつてばらばらに散らばった大地の欠片であった。それぞれの大地には各々の住民が住んでいた。のちに「神」「悪魔」「精霊」「妖精」などと呼ばれることになる者達である。ある時、とある大いなる者がその手を宇宙の彼方から他方の彼方にまで手を伸ばし散らばっていた大地を集め、その髪で縫い合わせて一つの大きな盆状の大地となした。【平たい大地の時代】の始まりである。
一つとなった大地を見て、住人たちはより広い大地を手に入れることを求めるようになった。自分たちが住んでいる大地の欠片がちっぽけなものに思えてきたからだ。
彼らは外の世界に飛び出し、より広い領地を求めて戦った。その戦いぶりの凄惨さに大地は涙を流し、それが海となった。勝利した者たちは己を「高き者(神々)」と称し、広く良質で美しい土地を得、敗北した者たちは「悪魔」と蔑称され、狭く荒れ果てた醜い土地に追いやられた。神々の住む場所は「天国?」や「楽園?」と呼ばれ、悪魔の住む土地は「地獄」と呼ばれた。中立の立場に立った者達や、勝利を得ながらも「神々」であることを拒否した者達は「精霊」や「妖精」と名乗った。
一つとなった大地を見て、住人たちはより広い大地を手に入れることを求めるようになった。自分たちが住んでいる大地の欠片がちっぽけなものに思えてきたからだ。
彼らは外の世界に飛び出し、より広い領地を求めて戦った。その戦いぶりの凄惨さに大地は涙を流し、それが海となった。勝利した者たちは己を「高き者(神々)」と称し、広く良質で美しい土地を得、敗北した者たちは「悪魔」と蔑称され、狭く荒れ果てた醜い土地に追いやられた。神々の住む場所は「天国?」や「楽園?」と呼ばれ、悪魔の住む土地は「地獄」と呼ばれた。中立の立場に立った者達や、勝利を得ながらも「神々」であることを拒否した者達は「精霊」や「妖精」と名乗った。
■ 新しき神として
神話時代、妖精皇帝エフラスは、妖精軍を率いて西の海の果てのアヴロニア島より大陸に攻め込み、大きくその版図を確保した。
紀元神群は、エフラスの神への昇天と引き換えに、妖精軍との和平の条約を結び、妖精軍は撤退した。こうして、エフラスは世界で始めての新しき神となった。
エフラスの持つ妖精軍の勢力は、紀元神群の間でも無視できない影響力を持っていたため、エフラスを疎んじた他の神は、大地の球化の際にエフラスの本拠地であるアヴロニア島を大地から切り離し、大地から遠く離れたところを巡る精月としてしまった。エフラスは精月に隔離され、アヴロニアの多くの妖精が大地に取り残された。
妖精たちが精月の一番高く上る日に活発になるのは、アヴロニアを恋焦がれてのことだという。
■ 悪魔として
レメスが神になる以前、彼に「海水以外の水を飲むことができない」という呪いをかけた悪魔。魔王ネビロンという父を持つ。
神話時代、妖精皇帝エフラスは、妖精軍を率いて西の海の果てのアヴロニア島より大陸に攻め込み、大きくその版図を確保した。
紀元神群は、エフラスの神への昇天と引き換えに、妖精軍との和平の条約を結び、妖精軍は撤退した。こうして、エフラスは世界で始めての新しき神となった。
エフラスの持つ妖精軍の勢力は、紀元神群の間でも無視できない影響力を持っていたため、エフラスを疎んじた他の神は、大地の球化の際にエフラスの本拠地であるアヴロニア島を大地から切り離し、大地から遠く離れたところを巡る精月としてしまった。エフラスは精月に隔離され、アヴロニアの多くの妖精が大地に取り残された。
妖精たちが精月の一番高く上る日に活発になるのは、アヴロニアを恋焦がれてのことだという。
■ 悪魔として
レメスが神になる以前、彼に「海水以外の水を飲むことができない」という呪いをかけた悪魔。魔王ネビロンという父を持つ。
伝承に従うならば【大森林】の妖精どもは、かつて紀元神群との戦いに敗れ零落した神々である。
【大森林】を統べる妖精王ハジュラフィンは紀元神群の魔手から一族を守るために秘術でこの森を作り上げたという。
ハジュラフィンのまとう鎧は大蛇の革と大蠍の甲でできた見事なものである。
妖精皇帝エフラスが天に切り離されたアヴロニアに置き去りにされた後、指導者を失った妖精たちの間では、新たに種族の統治者の位を得ようと諸王が乱立した。
エフラスの配下で大陸を任される将軍の一人であったハジュラフィンは号を【蛇蝎将】から【蛇蝎王】に変え、繭衣のルウテトは【銀の森】の木で王座を作らせた。
他にも有象無象の者たちが【妖精王】を名乗り、それぞれで勢力を形成して紀元神群に立ち向かったり、逆に抵抗を止め、「共存」することを選んだ者もいる。
【大森林】を統べる妖精王ハジュラフィンは紀元神群の魔手から一族を守るために秘術でこの森を作り上げたという。
ハジュラフィンのまとう鎧は大蛇の革と大蠍の甲でできた見事なものである。
妖精皇帝エフラスが天に切り離されたアヴロニアに置き去りにされた後、指導者を失った妖精たちの間では、新たに種族の統治者の位を得ようと諸王が乱立した。
エフラスの配下で大陸を任される将軍の一人であったハジュラフィンは号を【蛇蝎将】から【蛇蝎王】に変え、繭衣のルウテトは【銀の森】の木で王座を作らせた。
他にも有象無象の者たちが【妖精王】を名乗り、それぞれで勢力を形成して紀元神群に立ち向かったり、逆に抵抗を止め、「共存」することを選んだ者もいる。
繭衣のルウテトは【銀の森】を散策することを好んだ。
蝗の皇(いなごのすべらぎ)ロシンバズイは妖精の諸王の一人。
彼の率いる軍勢は、妖精の中でも最も食欲旺盛なことで知られる。
蝗の皇ロシンバズイは暴食家である部下たちに食べさせるものをまかなうため、神跡が一【花園】を手に入れることを望んでいる。そのため彼は【花園】の育て手たるセルラ・テリスと対立している。
【貪蝗相】(読み:どんこうそう)
蝗の皇ロシンバズイの体から分泌されているとされる物質あるいは魔力の影響で相変異(とりわけ群生相)にも似た心身の変異が起こったアヴロノのこと。
羽が普通の個体よりも大きくフォルムが鋭い印象があり、引き締まった体つきをしている。痩せて体が細いように見えるが、筋肉の強度や膂力は一般的な個体を遥かに超えている。
その代わり、普通とは比べ物にならない程の栄養を摂取し続けなければならない。このため、貪蝗相のアヴロノは異常なまでに食欲旺盛で一般のアヴロノの四倍の兵糧を消費するという。貪蝗相化したアヴロノ自身の精神も変化しており、必要とあらば、飢えを満たすために同族や人間を喰らうことさえ厭わない、とも。
彼の率いる軍勢は、妖精の中でも最も食欲旺盛なことで知られる。
蝗の皇ロシンバズイは暴食家である部下たちに食べさせるものをまかなうため、神跡が一【花園】を手に入れることを望んでいる。そのため彼は【花園】の育て手たるセルラ・テリスと対立している。
【貪蝗相】(読み:どんこうそう)
蝗の皇ロシンバズイの体から分泌されているとされる物質あるいは魔力の影響で相変異(とりわけ群生相)にも似た心身の変異が起こったアヴロノのこと。
羽が普通の個体よりも大きくフォルムが鋭い印象があり、引き締まった体つきをしている。痩せて体が細いように見えるが、筋肉の強度や膂力は一般的な個体を遥かに超えている。
その代わり、普通とは比べ物にならない程の栄養を摂取し続けなければならない。このため、貪蝗相のアヴロノは異常なまでに食欲旺盛で一般のアヴロノの四倍の兵糧を消費するという。貪蝗相化したアヴロノ自身の精神も変化しており、必要とあらば、飢えを満たすために同族や人間を喰らうことさえ厭わない、とも。
【孔雀色のブリシュール】率いる妖精族の部隊は球神ドルネスタンルフに轢き殺された。
言理の妖精。
所詮、すべてはいつか消えゆく絵空事なのだ。人も、獣も、草も木も、なにもかもそれぞれの物語を生きている。互いの物語はときには交差し、ときには激しく干渉しあう。だが、決して同化することは有り得ない。
たとえ、同じ時間軸を進んだとしても。
たとえ、同じ事象面にあったとしても。
それらは決して「同じ」にはなれないのだ。
どんなに熱く身体を重ね、どんなに深く心を繋ごうとも、同衾する相手と同じ夢を見られぬように。
しかし、それはあった。
本来なら同化できぬ夢と夢、物語と物語……。固有の個を集合としての一つとするのではなく、あらたな固有の個として結びつけてしまう力。それを有する存、言霊の狭間を渡る妖精。
物語達は空間に解き放たれた書物のようなものだ。
空間自体が書架であり、それらは解放されながらも列を成してそれぞれの時間軸・事象面ごとに並んでいるという。
だが、それを知る術はない。
あるとすれば、あの妖精に触れることだ。
闇の中の光。
語るための語り部(ストーリア)。
言理の妖精。
───エル・ア・フィリス'''
所詮、すべてはいつか消えゆく絵空事なのだ。人も、獣も、草も木も、なにもかもそれぞれの物語を生きている。互いの物語はときには交差し、ときには激しく干渉しあう。だが、決して同化することは有り得ない。
たとえ、同じ時間軸を進んだとしても。
たとえ、同じ事象面にあったとしても。
それらは決して「同じ」にはなれないのだ。
どんなに熱く身体を重ね、どんなに深く心を繋ごうとも、同衾する相手と同じ夢を見られぬように。
しかし、それはあった。
本来なら同化できぬ夢と夢、物語と物語……。固有の個を集合としての一つとするのではなく、あらたな固有の個として結びつけてしまう力。それを有する存、言霊の狭間を渡る妖精。
物語達は空間に解き放たれた書物のようなものだ。
空間自体が書架であり、それらは解放されながらも列を成してそれぞれの時間軸・事象面ごとに並んでいるという。
だが、それを知る術はない。
あるとすれば、あの妖精に触れることだ。
闇の中の光。
語るための語り部(ストーリア)。
言理の妖精。
───エル・ア・フィリス'''
人に取り憑き、自分に恋人がいるかのように錯覚させる妖精。
俗称脳内彼女、脳内彼氏。
クランテルトハランスに取り憑かれた人間は、自分の妄想する恋人について多弁となる。そのため大抵はすぐ周囲の人間に気付かれ妄想を指摘されるが、本人は決してこれを認めようとしない。また妄想の人格が強い整合性と個性を持つことも稀にあり、この場合は周囲もそれが妄想であることに気付きにくい。
この症状の治療法は主に二つが知られる。現実の恋人を得て妄想を払拭する方法(マキスティーン法?)と、年の近い同性の親友と土手や夕日をバックにどつき合って友情を確認する方法(カルトス・クランディエル法?)である。特に後者の方法は、クランテルトハランスだけでなく様々な霊的精神疾患?の治療に対して有効である。
また強く願えばクランテルトハランスが妄想人格の姿となって顕在化し本当の恋人になるという俗説もある。
俗称脳内彼女、脳内彼氏。
クランテルトハランスに取り憑かれた人間は、自分の妄想する恋人について多弁となる。そのため大抵はすぐ周囲の人間に気付かれ妄想を指摘されるが、本人は決してこれを認めようとしない。また妄想の人格が強い整合性と個性を持つことも稀にあり、この場合は周囲もそれが妄想であることに気付きにくい。
この症状の治療法は主に二つが知られる。現実の恋人を得て妄想を払拭する方法(マキスティーン法?)と、年の近い同性の親友と土手や夕日をバックにどつき合って友情を確認する方法(カルトス・クランディエル法?)である。特に後者の方法は、クランテルトハランスだけでなく様々な霊的精神疾患?の治療に対して有効である。
また強く願えばクランテルトハランスが妄想人格の姿となって顕在化し本当の恋人になるという俗説もある。
字面通りの意味、クランテルトハランスの見るクランテルトハランス。クランテルトハランスを見ている人間にとっては寝取られに近い。
だが稀にクランテルトハランスが人間とクランテルトハランスのクランテルトハランスを重ねることで人間をクランテルトハランス化する場合がある。
だが稀にクランテルトハランスが人間とクランテルトハランスのクランテルトハランスを重ねることで人間をクランテルトハランス化する場合がある。
指定一級存在禁止精霊。分類:半人造。
クランテルトハランスを宿した人間を薬物と催眠術によって仮脳死状態におき、不活性化したクランテルトハランスを外部より強制的に召喚し魔法瓶の中に封印、しかる後に瓶の中で呪的手術を施し、人間に性的快楽の妄想を与えるように精神拘束を加えたもの。超強力な媚薬/麻薬であり、これを投与された人間は男女問わず完全に忘我状態となり10マイクロ秒毎にエクスタシーに至る。その効果は約三秒間続き、その後は霊的に揮発し消滅する。中毒性は極めて高く、一匹の服用だけで服用者の精神に重大なダメージを与え、六匹前後で完全な人格荒廃に至る。
現在、西方諸国の高位貴族・聖職者を中心に被害が確認されており、早急な対策が待たれる。
(公文書第F分類107532419?より)
→CT弾頭?
→白樺の民も妖精に分類されることがある。
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