ゆらぎの神話百科事典 - エルフ
「耳が長く、美男美女の気高き種族、弓が上手。」

『大観察者』を自称する某氏による形態分類。
長身で美しい容姿を持ち、その寿命は1000年を超えることも。中には命を奪われない限り、永遠に生き続ける事例も存在する。

少なからぬ世界において『人間』や『エルフ』や『ドワーフ』が存在しているが、「これらの形と在り様をした生き物を作り出そうとする傾向を、多くの世界がもともと持っているからではないか」とする説がある。

この世界にも『人間』はいるが、『エルフ』や『ドワーフ』は確認されていない。
アルルフ族を『エルフ』に、ダーワルグ族を『ドワーフ』に相当すると解釈する人もいるようだが、彼らは自然の生命ではなく、言語支配者キャカラノートが自己満足の劇を上演するために仕立てた安普請な舞台装置にすぎない。よってこの解釈は誤りであると断言できる。
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中央大陸北部に「エルフ」の生息地があり、そこには彼らが統治するエフニカ王国北方エルフ共和国が存在する。
そこのエルフは粘菌状生物であり、動物の体内に入り、各臓器や筋肉、脳を取り込むことでその機能を自分のものとして取り込むことができる。
統治者であるエルフは、知的生命体の脳を取り込み、自我を獲得したものである。
彼らは脳を取り込むにあたって獲得した美意識に基づき、宿主の肉体を変容させ、それにより体は均整に、顔立ちは端麗にさせる。
その際に耳がピンと長く伸びるよう改造される。形状や角度が微妙に異なっており、これらは自我を得た個々のエルフ同士の「氏族」の所属を表す機能を持つ。
取り込んだ肉体を内側からメンテナンスし続けるため、宿主となった肉体は、宿主の種族の平均より遥かに長命となり、脳の機能を一部増進させることで、天才や名人ではない所謂「一般人」が素体であっても達人級の身体能力と技術を実現させる。
中央大陸のエルフも弓の名手として知られているが、これは脳の空間認識能力を増進させたことによる所も大きいだろう。

野獣を宿主とするエルフもいる。その場合その脳髄を加工し、「知性」を宿す脳として機能できるようにする。

エルフの種別

ハイエルフ:エルフの祖たる超巨大な粘菌地帯。13の「中心核」が存在し、そこから独立した一つから通常のエルフ族が生み出された。
ダークエルフ?:水中で生活する知的生命体を宿主とするエルフ。
オルクス:海獣エルフとも。イルカ等の知能の高い海棲哺乳類を宿主とする。
オーク?:粘菌を体外にも露出させ、鎧や兜として宿主を覆う。「兜」「ヘルメット」部分は猪や豚に模される事が多い。
ハイオーク?:武技を修め、自ら流派を興した13体の強力なオーク。

関連項目