女体化なくして男が魔法少女になることはありえない。というのが元来非分立であった。
男性魔法少女としての研究は
キキュラギ等の成果を残したが彼らは魔法少女たり得なかった。
経典にもこうある「男には四つの障りがある。第一に、太母(グレートマザー)になり得ず、
第二には女神、第三には魔女に、第四には魔法少女になり得えない」と。
疫病で娘と息子を失った母は、悪魔と取引して、自分と引き換えに娘と息子をよみがえらそうとした。
だが悪魔は娘か息子どちらかを選べという。母は最期まで選べなかった。
こうして世に【男の娘】が誕生した。
悪魔に生み出された男の娘は、唯一男性にして魔法少女と成りえる存在であった。
ある伝説によれば、
ハルバンデフの兄
フアブテフはどこからともなく男の娘を連れてきたという……