「外為(FX)初心者のための外国為替取引入門」のおまけwiki。用語集、格言集など、FXに関すること色々をメモ。

用語

  • 値洗い

英語表記

  • mark-to-market

解説

  • 本来の値洗いの意味は「時価再評価」である。特に信用取引や先物取引のような「証拠金取引」の場合、建玉を毎日時価で再評価し、損失が出ている場合、証拠金不足になっていないかチェックし、不足している場合は「追証」(追加証拠金)を差し入れる必要がある。
  • 外国為替証拠金取引においては、通常、「値洗い」はリアルタイム(あるいは短い時間間隔)で行われる。損失が生じ、ポジションを維持するための証拠金が不足した場合、自動的に一部もしくは全部のポジションが強制決済される。これにより、証拠金以上の損失が出ることが防がれる。
    • ただし、週明けに大きな価格変動があった場合、値動きが激しく、注文が成立しない場合、あるいは取引システムが脆弱なため、強制決済ができない場合など、証拠金以上の損失が出る可能性はある。
    • くりっく365においては、リアルタイム(あるいは短い時間間隔)で行われる値洗いによるアラート(警告)・ストップロス(強制決済)と、1日の取引の終わり(NYクローズ時間)に行われる値洗いによる追証が併用されている。
  • しかし、一部において、「値洗い」の意味が誤用されている。外国為替証拠金取引において、ポジションを建てた時の価格にスワップを加味して、ポジションの建値を変更する「建値変更方式」と、スワップは別建てとし、建値を変更しない「建値維持方式」がある。多くの業者は「建値維持方式」を取っているのに対し、一部業者において「建値変更方式」を取っているが、「建値変更方式」のことを「値洗い」と表現しているサイトがある。しかし、これは全くの誤用であり、いずれの方式でも本来の「値洗い」はリアルタイムで行われている。

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