スクリプトの応用

まず、スクリプトは何に使われてるかを考えてみましょう。

・複数の場所(オブジェクト)に同じコードを書くとき 例)killPlayer()

・コードを見やすくするため 例)playerJump()

大抵のエンジンはこういう使われ方をしています。

ですが、ここではinstance_createみたいな「関数を作る」という目標で解説したいと思います。

関数の意味が分からなかったら→基本用語集

そしてちょっと付け足し

では本題に移ります。

さっそくですが、この中のコードをコピーして新たにスクリプトを作り、作ってみましょう。

//使い方
//*スクリプト名を「instance_number_range」にする
//instance_number_range(obj,x,y,w,h)
//始点x,yから範囲w,yの中にあるobjの数を返す
//
//注意点
//-objのx及びy位置で判定するため、x,yが範囲内にあればカウントされます
//

var a,in,inr,num; inr=0

in=instance_number(argument0)
if(in==0){return 0; exit;}

for(num=0; num<=in; num+=1;){
  a=instance_find(argument,num);
  if(argument1<=a.x && argument1+argument3>=a.x && argument2<=a.y && argument2+argument4>=a.y){
    inr+=1;
  }
}

return inr

実際に使ってみよう！

解説

var a,in,inr,num; inr=0

これはこのコード内限定で使える変数を宣言しています。
つまり、このスクリプトを呼び出したオブジェクトのa,in,inr,numを書き換えません。
よってvarを使わないときより処理が少し軽くなってます。(ほんとにすこしだけです)

in=instance_number(argument0)

argumentってなんぞや？

このコードはroom内のオブジェクト(argument0)の総数をinという変数に返しています。

if(in==0){return 0; exit;}

returnってなんぞや？

このコードはin(オブジェクトargument0の総数)が0だったら、範囲指定だろうと必然的に１つも当てはまらないのでさっさと0を返してスクリプトを終了します。

for(num=0; num<=in; num+=1;){
  a=instance_find(argument,num);
  if(argument1<=a.x && argument1+argument3>=a.x && argument2<=a.y && argument2+argument4>=a.y){
    inr+=1;
  }
}

numはループ回数を表しています。
numの数がin(argument0の総数)以下だった場合繰り返します。
次のif文で範囲の中かどうかを判断
範囲の中だったらinrを+1しています。

このループが終わったとき、inrには範囲の中にあるインスタンスargument0の数が入っています。