最終更新:ID:MllSoL+7ag 2011年12月31日(土) 23:58:05履歴
「あの…ジーナさん、その眼帯の下って…どうなってるんですか?」
廊下で呼び止められて彼女は少し不機嫌そうな顔した、ように見えた。
(まずかったかな…)
平生からの疑問であった眼帯の謎。
何となく聞いてはいけないような気がして今まで触れないまま過ごしてきたが、最近になってやはり隊長として知る義務がある、とか何とか思えて、こうして踏み切った次第である。
「え?」
「へっ?」
聞き返される。
暫しの沈黙。
空気が凍る。
嫌な汗が噴き出した。
「ああ…これは外してるわよ、寝るときとかお風呂とか」
その沈黙を静かに壊したのは彼女の鋭い声だった。
しかし微妙にズレている答えに何と応えていいか解らない。
「いやっ、あの…」
「最近だと…食堂で外してたかしら?気が付かなかった?」
「あっ…はい」
別に人見知りな性格ではないが、彼女の纏っている「これ以上何か?」オーラを前にすると、いつもこんな調子になってしまう。
思えば、こんなに長く話したのも数える程だ。
「一緒に入る?」
「えっ?」
「お風呂」
「…………」
「ふふ、かわいい隊長さん。またね」
こうして今回もいつもの調子で返され、結局答えは聞き出せなかった。
―翌日、エントランス―
緊急会議が開かれていた。
「…という訳でよろし」
「嫌です。何で私なんですか?」
「よしっ、頼ん」
「俺もあの人とちゃんと話したことないからパス」
「じゃあ、そ」
「俺がやると思うか?」
ここまで築いてきた絆は何だったのだろうか。
会議の結果アリサにもコウタにもソーマにも拒絶されたので、仕方なく自ら再チャレンジすることにした。
といってもまた眼帯のことで話しかけるとしつこく思われそうなので、たわいのない会話から攻める計画…だったのだが…
目の前でパスタを啜った彼女は唇に付いたミートソースを綺麗に舐めとった。
そしてホットコーヒーをゆっくり飲み込むと、興味なさ気に聞いた。
「で、話って何かしら?」
二つの碧い眼がこちらの一挙一動を伺っている。
嫌な汗が噴き出した。
(もう…無理です…)
「どうしたの?」
例のオーラ全開で聞いてくる。
そしてその眼はまさに蛇。
動けば突き放すようで、こちらは決して逃れられない。
「いや、隊長として部下とコミュニケーションを…」
渇いた喉が絞り出した声は微かに震えていた。
「ああ、なるほどね。私隊長さんとあまり話したことなかったかしら?」
「まあ…はい」
「でも今日は遅いから今度にしましょう?そうね、明日のミッション後にしましょう。その方が濃密な交流が出来るでしょう?」
その時の彼女の言っていることの意味がよくわからなかったが、この窮地を切り抜けたことに満足していたので、特に気に留めなかった。
最後やけに高ぶった彼女の様子はさらに謎を深めたが、勿論それを追求する余裕などなく、思い出したように冷めたカレーを頬張ると、何か逃げるように食堂を後にした。
―翌日、ミッション後―
ジーナさんとの約束を思い出したのは部屋の前に着いた時だった。
特に鍵をかけることはしないので、腕輪を翳すことなく、そのまま部屋に入る。
「ん、おかえりなさい」
「っ…!」
突如聞こえてきた声に、身を固くした。
声も出ず、慌てて顔を上げれば自らのベッドで丸まっている彼女が目に入った。
さらに驚いたことには、彼女は頬を枕に擦り付け、匂いを嗅いでいる。
寝返りをした時に、不意に、毛布の合間から見えたはだけた白い肌に身体が固まった。
「ごめんなさい、待てなくて…嫌われちゃったかしら?」
「いやっ、そんな…」
何故気が付かなかったのか。
ミッション後は誰でも気持ちが高ぶる。
(濃密な交流……)
「はぅっ!」
半裸の彼女。
抱きしめられる。
驚いて、抵抗出来ない。
それどころか身体は触れ合う肌に素直に反応し、そして漂うどこか甘い匂いに、理性が吹き飛びそうになった。
「俺、シャワー浴びてこないとっ」
一度は逃げようとするが、
「じゃあお風呂でしましょう?私もう待てないからっ」
やはり逃げられなかった。
「ふふ、気持ちいい?」
「ぅあ、…はぃ」
ここまでくれば気持ちは吹っ切れていた。
今はただ全てを受け入れている。
背中を流す…訳もなく後ろから伸びた彼女の手はすっかり膨張した怒涛を弄っていた。
長い指が先端を拡げ、残りも丁寧に扱いてゆく。
「んっ…ちゅ、ん、ふ…」
耳たぶを甘く噛まれ、泡塗れの身体が背中に擦り付けられる。
絶えず与えられる快感にすぐに果てそうになるが、その度に彼女は、嘲るように、手を止めた。
「っ…ジーナさん…!」
「まだダメよ。私を待たせた罰…ってとこかしら?」
粟立つ首筋を舐め上げられ、硬直する身体と早まる鼓動に訳がわからなくなる。
彼女は追い撃ちをかけるように耳元で囁いた。
「ねえ…イキたい?」
「っ…!」
その時、辛うじて繋がっていた理性の糸がぷつん、と音をたてて切れた。
急に立ち上がって、振り向き、彼女を強引に立たせると、そのまま湯舟に押し込んだ。
湯は泡塗れになったしまったが、そんなことは気にせず、獣のように仰向けの彼女を組み敷いた。
「っ!…あっ、ちょっと!」
「………………」
こういう時は無言が一番恐いことを知っている。
仕返しのつもりでそうしたのだが…
「お願い…キスして…」
(…可愛い過ぎ)
扇情的な表情で見つめられ、結局何の仕返しにもならなかった。
薄い唇を塞ぐと同時に体重をかけて押し込んだ。
ぐちゅり、と熟れた果実が潰れるような音と彼女の嬌声が混ざり合う。
「んふっ、ちゅ…んんっ!」
一気に奥まで突けば、彼女の蜜壷は離すまいと締め付ける。
脳を貫くような甘い快感に酔いながら、力任せに突き上げる。
舌を絡め合い、唾液を交換し合うと、結合部からは愛液が噴き出した。
抑制などすでにきかなくなっていた。
今はお互い快感に身を任せている。
彼女はガクガクと身体を震わせながら手を首に回し、脚を絡めた。
そのまま対面座位の姿勢になると、自らも求めるように腰を振った。
「ん、あっ!だ、ダメ、そんなとこいじっちゃぁっ!」
体勢が変わって、より深く交わる。
いつの間にか伸びた指が、後ろの穴を弄っていた。
周りをなぞりながら、不意に侵入させると、彼女は容易にそれを許した。
「ダメっ!あっ、んひぃ!お湯はいって、ああっ!」
よりきつくなった締め付けに高まる射精感を堪えながらも、彼女の弱い箇所をようやく見つけると、そこをひたすらに擦り上げた。
腋を舐め上げ、すっかり勃起した乳首を強く摘めば、彼女は再び潮を噴き出す。
何度も果てた、その虚ろな目が閉じられると、抱きしめる力より強くなった。
「んあっ!おっきいの、来る…おっきいの来ちゃうっ!!」
彼女の膣が一気に収縮し、奥に当たっていた子宮口が降りてくる。
ちぎれんばかりに締め付ければ、彼女の甲高い艶声とともに、それが大きく波打った。
「ぅあ!ジーナさんっ!」
放たれた精が膣内を真っ白に満たしてゆく。
怒涛はなかなか萎えず、ビクビクと精を吐きつづける。
いっぱいになった結合部からはどちらのともわからぬ液体が零れだした。
やがて二人の身体が跳ね上がる程の壮絶な絶頂は、甘い余韻と心地好いけだるさを残して、ゆっくりと引いていった。
暫くそうしていた。
「私の湯加減はどうだった?…なんてね」
「ごめんなさい、中に出しちゃって」
「一回くらい大丈夫よ、気にしないで」
あまりに強い刺激に彼女の目からは涙が溢れ出していた。
その涙を綺麗に舐め取ってやると、そのまま瞼まで舌を伸ばした。
くすぐったそうにする彼女から笑みがこぼれる。
お互い再び唇を塞ぐと、銀色の糸が伝った。
「続きはベッドでね…」
「まだするんですか!?」
「あら、もっといろんなことしたくない?」
彼女の目が可愛い。
「…したいです」
「ふふ、素直でよろしい」
頭を撫でられる。
結局その後、夜が明けるまで二人は交わり続けた。
丁度翌日は二人とも休日だったので任務に差し支えなかったのだが、
「んちゅ、はぁ…やっぱり男の子の匂い大好き…また濡れてきちゃった…」
「もう無理です」
「じゃあもう一回だけ、ね、お願い」
男はもう一日休暇を取ったそうだ。
終
廊下で呼び止められて彼女は少し不機嫌そうな顔した、ように見えた。
(まずかったかな…)
平生からの疑問であった眼帯の謎。
何となく聞いてはいけないような気がして今まで触れないまま過ごしてきたが、最近になってやはり隊長として知る義務がある、とか何とか思えて、こうして踏み切った次第である。
「え?」
「へっ?」
聞き返される。
暫しの沈黙。
空気が凍る。
嫌な汗が噴き出した。
「ああ…これは外してるわよ、寝るときとかお風呂とか」
その沈黙を静かに壊したのは彼女の鋭い声だった。
しかし微妙にズレている答えに何と応えていいか解らない。
「いやっ、あの…」
「最近だと…食堂で外してたかしら?気が付かなかった?」
「あっ…はい」
別に人見知りな性格ではないが、彼女の纏っている「これ以上何か?」オーラを前にすると、いつもこんな調子になってしまう。
思えば、こんなに長く話したのも数える程だ。
「一緒に入る?」
「えっ?」
「お風呂」
「…………」
「ふふ、かわいい隊長さん。またね」
こうして今回もいつもの調子で返され、結局答えは聞き出せなかった。
―翌日、エントランス―
緊急会議が開かれていた。
「…という訳でよろし」
「嫌です。何で私なんですか?」
「よしっ、頼ん」
「俺もあの人とちゃんと話したことないからパス」
「じゃあ、そ」
「俺がやると思うか?」
ここまで築いてきた絆は何だったのだろうか。
会議の結果アリサにもコウタにもソーマにも拒絶されたので、仕方なく自ら再チャレンジすることにした。
といってもまた眼帯のことで話しかけるとしつこく思われそうなので、たわいのない会話から攻める計画…だったのだが…
目の前でパスタを啜った彼女は唇に付いたミートソースを綺麗に舐めとった。
そしてホットコーヒーをゆっくり飲み込むと、興味なさ気に聞いた。
「で、話って何かしら?」
二つの碧い眼がこちらの一挙一動を伺っている。
嫌な汗が噴き出した。
(もう…無理です…)
「どうしたの?」
例のオーラ全開で聞いてくる。
そしてその眼はまさに蛇。
動けば突き放すようで、こちらは決して逃れられない。
「いや、隊長として部下とコミュニケーションを…」
渇いた喉が絞り出した声は微かに震えていた。
「ああ、なるほどね。私隊長さんとあまり話したことなかったかしら?」
「まあ…はい」
「でも今日は遅いから今度にしましょう?そうね、明日のミッション後にしましょう。その方が濃密な交流が出来るでしょう?」
その時の彼女の言っていることの意味がよくわからなかったが、この窮地を切り抜けたことに満足していたので、特に気に留めなかった。
最後やけに高ぶった彼女の様子はさらに謎を深めたが、勿論それを追求する余裕などなく、思い出したように冷めたカレーを頬張ると、何か逃げるように食堂を後にした。
―翌日、ミッション後―
ジーナさんとの約束を思い出したのは部屋の前に着いた時だった。
特に鍵をかけることはしないので、腕輪を翳すことなく、そのまま部屋に入る。
「ん、おかえりなさい」
「っ…!」
突如聞こえてきた声に、身を固くした。
声も出ず、慌てて顔を上げれば自らのベッドで丸まっている彼女が目に入った。
さらに驚いたことには、彼女は頬を枕に擦り付け、匂いを嗅いでいる。
寝返りをした時に、不意に、毛布の合間から見えたはだけた白い肌に身体が固まった。
「ごめんなさい、待てなくて…嫌われちゃったかしら?」
「いやっ、そんな…」
何故気が付かなかったのか。
ミッション後は誰でも気持ちが高ぶる。
(濃密な交流……)
「はぅっ!」
半裸の彼女。
抱きしめられる。
驚いて、抵抗出来ない。
それどころか身体は触れ合う肌に素直に反応し、そして漂うどこか甘い匂いに、理性が吹き飛びそうになった。
「俺、シャワー浴びてこないとっ」
一度は逃げようとするが、
「じゃあお風呂でしましょう?私もう待てないからっ」
やはり逃げられなかった。
「ふふ、気持ちいい?」
「ぅあ、…はぃ」
ここまでくれば気持ちは吹っ切れていた。
今はただ全てを受け入れている。
背中を流す…訳もなく後ろから伸びた彼女の手はすっかり膨張した怒涛を弄っていた。
長い指が先端を拡げ、残りも丁寧に扱いてゆく。
「んっ…ちゅ、ん、ふ…」
耳たぶを甘く噛まれ、泡塗れの身体が背中に擦り付けられる。
絶えず与えられる快感にすぐに果てそうになるが、その度に彼女は、嘲るように、手を止めた。
「っ…ジーナさん…!」
「まだダメよ。私を待たせた罰…ってとこかしら?」
粟立つ首筋を舐め上げられ、硬直する身体と早まる鼓動に訳がわからなくなる。
彼女は追い撃ちをかけるように耳元で囁いた。
「ねえ…イキたい?」
「っ…!」
その時、辛うじて繋がっていた理性の糸がぷつん、と音をたてて切れた。
急に立ち上がって、振り向き、彼女を強引に立たせると、そのまま湯舟に押し込んだ。
湯は泡塗れになったしまったが、そんなことは気にせず、獣のように仰向けの彼女を組み敷いた。
「っ!…あっ、ちょっと!」
「………………」
こういう時は無言が一番恐いことを知っている。
仕返しのつもりでそうしたのだが…
「お願い…キスして…」
(…可愛い過ぎ)
扇情的な表情で見つめられ、結局何の仕返しにもならなかった。
薄い唇を塞ぐと同時に体重をかけて押し込んだ。
ぐちゅり、と熟れた果実が潰れるような音と彼女の嬌声が混ざり合う。
「んふっ、ちゅ…んんっ!」
一気に奥まで突けば、彼女の蜜壷は離すまいと締め付ける。
脳を貫くような甘い快感に酔いながら、力任せに突き上げる。
舌を絡め合い、唾液を交換し合うと、結合部からは愛液が噴き出した。
抑制などすでにきかなくなっていた。
今はお互い快感に身を任せている。
彼女はガクガクと身体を震わせながら手を首に回し、脚を絡めた。
そのまま対面座位の姿勢になると、自らも求めるように腰を振った。
「ん、あっ!だ、ダメ、そんなとこいじっちゃぁっ!」
体勢が変わって、より深く交わる。
いつの間にか伸びた指が、後ろの穴を弄っていた。
周りをなぞりながら、不意に侵入させると、彼女は容易にそれを許した。
「ダメっ!あっ、んひぃ!お湯はいって、ああっ!」
よりきつくなった締め付けに高まる射精感を堪えながらも、彼女の弱い箇所をようやく見つけると、そこをひたすらに擦り上げた。
腋を舐め上げ、すっかり勃起した乳首を強く摘めば、彼女は再び潮を噴き出す。
何度も果てた、その虚ろな目が閉じられると、抱きしめる力より強くなった。
「んあっ!おっきいの、来る…おっきいの来ちゃうっ!!」
彼女の膣が一気に収縮し、奥に当たっていた子宮口が降りてくる。
ちぎれんばかりに締め付ければ、彼女の甲高い艶声とともに、それが大きく波打った。
「ぅあ!ジーナさんっ!」
放たれた精が膣内を真っ白に満たしてゆく。
怒涛はなかなか萎えず、ビクビクと精を吐きつづける。
いっぱいになった結合部からはどちらのともわからぬ液体が零れだした。
やがて二人の身体が跳ね上がる程の壮絶な絶頂は、甘い余韻と心地好いけだるさを残して、ゆっくりと引いていった。
暫くそうしていた。
「私の湯加減はどうだった?…なんてね」
「ごめんなさい、中に出しちゃって」
「一回くらい大丈夫よ、気にしないで」
あまりに強い刺激に彼女の目からは涙が溢れ出していた。
その涙を綺麗に舐め取ってやると、そのまま瞼まで舌を伸ばした。
くすぐったそうにする彼女から笑みがこぼれる。
お互い再び唇を塞ぐと、銀色の糸が伝った。
「続きはベッドでね…」
「まだするんですか!?」
「あら、もっといろんなことしたくない?」
彼女の目が可愛い。
「…したいです」
「ふふ、素直でよろしい」
頭を撫でられる。
結局その後、夜が明けるまで二人は交わり続けた。
丁度翌日は二人とも休日だったので任務に差し支えなかったのだが、
「んちゅ、はぁ…やっぱり男の子の匂い大好き…また濡れてきちゃった…」
「もう無理です」
「じゃあもう一回だけ、ね、お願い」
男はもう一日休暇を取ったそうだ。
終
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これはヤバイ
ジーナさんが可愛すぎる件