ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫です

 ミッション中に視線を感じた。こちらの様子をうかがっているような。
 でもそれは、アラガミがこちらを襲うチャンスを息を殺して待っているものじゃないみたい。
 視線は私のすぐ近くから感じる。そしてそれはすぐに感じなくなるのだけどまたすぐ感じ取る。
 やがてその視線の正体がわかった。新型の新人さんがこちらをチラチラと見ていたのだ。
 何か気になるものでもあるのかなと思ってじっと彼を見つめてみたら彼はまったくこっちを見なくなった。
 その反応で大体わかっていたのだけど、ミッション終了後に彼を問い質してみた。
「ねぇ、さっき私の方を何度か見つめてたようだけど何かあったの?」
 彼は明らかに不審な身振りでこちらの質問を否定してきた。
「そう?何度も何度もこちらを見ていたようだったんだけど……」
 じっと見つめていると観念したのか彼は自分の罪を認めた。
 顔を赤くさせながら彼は私の胸を盗み見ようとしていたと自白した。真っ赤な彼をもう少しからかいたくなった。 
「見たいの?」
 彼は顔をさらに真っ赤にして口をパクパクさせた後、俯いてしまった。
 そんな彼の顎に手を添えてこちらの顔を見えるようにする。彼は抵抗しなかったけど目線を合わせようとはしない。
 彼を追い詰めるようにもう一度聞く。
「見たいの?」
 観念したような声で彼は見たい、そう答えた。その表情は諦め3割絶望6割期待1割ってところかしら。
 これだけ私が聞いてくるからにはもしかして……なんて思ってるんでしょうね。でも……
「ダメよ」
 今度は残念半分怯え4割不満1割ってところね。ふふっ、そんなに安くないのよ?
「……そうね、見たいのならもっといい男になってから……ね」
 言いながら軽く頬にキスしてあげるととてもかわいい反応をしてくれた。初なのね。
 そう、あの時は初でかわいい坊やだったのに……思わずため息が漏れる。
 あの初心だった坊やは今、ベッドの上で私を後ろから抱き締めていた。
 ちなみに彼の両手は大きく開いた服の隙間から私の胸を触っている。
 こういう用途のために着ているんじゃないのだけれど。
「いえ、なんでもないわ」
 溜息を聞かれていたらしく、何かあったのか尋ねられたけどごまかしておいた。
 でも彼は私の答えに満足できなかったようで再度聞いてきた。
 あの時のやり取りをまた思い出す。あの時とは立場が逆転しているけれど。
「あの坊やがすっかり変わってしまった……そう思ってたの」
 彼は苦笑しながら私も変わったと言ってきた。私のどこが変わったっていうの?
 予想外の返答に少し自分のことを考える。何か変わったところはあった……
「きゃっ!ああっ…!ふぁっ、ぁん!?」
 考えがまとまる前に彼にさっきから頑なに触ることのなかった先端を抓まれ思わず声が漏れてしまう。
 そんな私の反応を楽しみながら彼が言う。
 前までは私がリードしていたのに今は彼が主導権を握っている、と。
 彼の言うとおり。事実、自分でも知らなかった感じるところを彼に見つけられてしまった。
「ん……」
 キスもそれだけで達してしまいそうなほどに上達した。あんなにガチガチだったくせに。
 ことに及ぶ度に悪戦苦闘していた私の服も今では私よりも早く脱がせてくるし。まったく……
「……このエロガキ」
 そう言ってやると彼は以前私が口にした「いい男」のくだりを持ち出してきた。
 私の胸を見る権利を持っている自分はもう坊やじゃない、そう言ってきた。
 口も回るようになった。リーダーという立場になってそういう話術も覚えたみたい。
 ただの組織の一員でいられたのなら、そんな汚い大人の言い回しなんか覚えなくてもよかったでしょうに……
「んんっ!」
 余計なことを考えるな、とでも言うようにさっきよりも激しいキスをされた。
 そのままベッドに抑えつけられ、カシュクールから胸を完全に露出させられる。
 私の胸に舌と指で愛撫を加えつつ、空いた方の手がズボンと下着の間に滑り込んできた。
 上達著しい彼の愛撫はもはや自分で慰めるよりも遥かに気持ちいいものになっている。
「んっ、あっ…あぁ……」
 私が触ってほしいと思ったところはすぐに触られてしまう。彼は私よりも私の身体を熟知しているようで。
 年下の相手にいい様に弄ばれてしまっている。でもなぜかしら、そんなに嫌じゃない。
「あっ――――あぁっ!?」
 ……早くも1回達してしまった。快感の余韻に浸っていると彼が足の付け根に顔を寄せてきた。
 一瞬意識が遠のいている間に下は完全に脱がされていたようで、彼の舌が敏感なところを這い回る。
「こ、こらっ…そ、そんなにぃっ!?あっ、うあぁっ!?」
 そんなにがっつくんじゃないの、そう窘めたかったのだけど彼の責めに翻弄されて言葉にならない。
 気がつけば自然に彼の舌を使いやすい体勢になっていた。完全にリードされてしまってる。
「ふっ、うぅうううんっ!!」
 そのまま2回目の絶頂を迎えた。ついこの前までは彼ばかりがイッていたはずなのに。
 呼吸を整えていると彼が私の眼帯に口づけて声をかけてきた。
 それは彼が私の中に入ってくる前に必ずしてくること。最後の主導権は私にあるとでも言うように。
「……いいわ。きて」
 ここで断ることもできるのけど、断ったところで私から懇願するまで責め続けられてしまうので意味はない。
「……避妊する気はないの?」
 今回もそのまま彼は侵入しようとしてくるので聞いてみたらその気はないと返答された。
「あのね、安全日とか危険日とかいうけど、それはただの目安でしかないの。できるときはできてしまうのよ?」
 だからこそ、彼はそう答えた。
 またしても予想外の返答。あなたは私との子供が欲しいの?でも……
「……私はまだ子供を産む気なんてないわよ。まだまだ撃ちたいしね」
 彼はなんとも言えない表情を浮かべていた。
 しばらくして、彼が口を開いた。
 私がミッション中いつも無茶な戦い方をしている、それをやめてほしいと。
 それが避妊しないこととどう繋がるのかわからなかったけれど、私はアラガミとの戦いにおける自分の考えを彼にまた聞かせた。
「……アラガミとの戦いは生と死の交流、命のやり取り。だから、いつでも命を差し出せるようにしているの」
 そのことは知っている、彼はそう答えた。それなら、どうして……
「きゃっ、ああっ…ふぁぁ……」
 疑問を口に出す前に彼に覆いかぶさられ、そして侵入された。
 さっきまでの愛撫でそこは既に濡れきっていて彼を苦もなく受け入れる。
「い、いきなり…あっ……あぁん!」
 彼が私の奥を突きながら何がしか言葉を口にしている。
 好きだ、私に死んでほしくない。そんな風なことを言っていた。
「はっ、はぁぁ……あんっ!んむっ!?むぅ……」
 身体ごと大きく動くほどに突かれ、乳首を強く抓まれ、情熱的にキスをされる。
 彼の激しい動きに言葉が形を成さない。ただ、嬌声が漏れるだけ。
「ひぁ、あ……、ふかっ、深い……ぃい!?ひぁあああ!!」
 彼は私をきつく抱きしめながら、死ぬな、自分の子供を産んでくれ。そう繰り返す。
 ああ、この坊やはベッドの上だけでなく、私の人生の主導権まで握ろうというの?
「ひっ…!あぅぅっ……!はぁぁ!!」
 好きだ、愛している。だから、死なないで。
 彼の言葉はさっきとは違ってまるで母に懇願する幼子のような言葉に変わっていた。
 でも、彼は母親に甘える子どものようでありながら、激しい責めをやめることはなかった。
 一突きごとにより深く入り、子宮口を押し上げられて快感が全身を駆け巡る。
 永遠に続くかもしれないとまで錯覚した快楽の波は唐突に終わりを迎えた。
「……あ。あっ、あああああぁぁぁっ!」
 彼から与えられた意識を焼き尽くすような今日一番の快感にはしたないくらいの声をあげて絶頂してしまった。
 薄れてゆく意識の中、彼の熱いものが一番奥に注がれているのを感じた。

 しばらくして意識を取り戻すと彼が心配そうな顔で覗き込んでいた。
 気を失ってしまうくらい激しくしたのは自分なのに心配そうにしているなんて、おかしな子。
 彼は私が目を覚ますのを確認すると安心したような表情を見せたけど、その後すぐに神妙な顔をしてきた。
 そして申し訳なさそうに自分がさっき私に行った激しい行為を謝ってきた。
 気絶させるぐらいやってしまったこと、私の意見も聞かず子どもを産ませようとしたこと。
「……どうして私に子どもを産ませたいの?」
 気になっていた。愛する人の子どもを欲しいと思う気持ちは分からないこともないけれど、彼はまだ若い。
 第一部隊のリーダーとは言え、収入もまだそこそこ。落ち着くには早すぎる気がしたから。
 彼の答えはこうだった。
 彼は私に死んでほしくない。だから、私に子どもが出来れば戦場には出てこないだろう、そう考えたのだと。
 自分はやっぱりまだまだ子供だ。私の意思を無視するようなことしか考えられなかったとまた謝ってきた。
 いつかのように俯いている彼の顎に手を添えてこちらを向かせる。
 彼もまたあの時のように抵抗することはなかった。視線を合わせてきているところが違うけど。
「そうね、私を戦わせたくないのならもっと強くなりなさい。私が何もしないうちにアラガミを倒せるほどに……」
 真剣な眼差しでこちらを見つめている彼の顔を引き寄せて触れるだけのキスをする。
 「……もしくは、私があなたの言うことを素直に聞くくらい…いい男になって見せなさい」
 努力します。そう言って彼は笑った。あどけない笑顔だけど、そこはかとなく男の顔つきになってきている。
 ……彼の言うことを素直に聞いてしまう日は、以外と近いのかもしれない。

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