ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫です

今乗ってるヘリは、アラガミ装甲を張り付けただけの代物ではあるが、無いよりはマシ、だと思ってる。
少なくとも強力なアラガミは、殆どが陸上だ。ザイゴート程度なら銃撃でも何とかなる。
(今日も一人、か)
この極東支部に配属されてからは、何かが変わった。
前には無かった、力と、仲間と。
「そろそろ到着します」
「ん?ハイハイ」
自分の神機を持ち上げた。今日は俺もコイツもバツグンのコンディションだ。
「目標地点に到達。高度を下げますので……」
「いや、ここでいい」
前に一歩踏み出した。が、足場は無い。
目の前に広がるのは街、かつて人類が繁栄していた頃の名残。
「気持ちいいな、空は……」
男は真下の何かを見た。ソイツは虎の様で、虎でない。
瞼を閉じ、気持ちを落ち着かせた。
息を吸う。冷たい空気が肺に満ちたが、すぐに吐き出された。
「………死ね!!」
男の目は、そう。あれは狩人の目だ。
その目の持ち主は、自分の神機を突き立て、その虎、みたいなヤツに落ちた。

「ちょろいもんだ」
今日も無事終わって何より。
男は目の前の虎、だったモノに再び神機を構える。
その神機からは、大きな大きな顎が出てきた。
「腹減ったか?」
ウウウゥゥ、と唸り声を上げる黒い影を肉塊に近づけた。
血が地面に飛び散り、その顎は、肉を引き裂き、その繊維を断ち切っている。
そう、喰っているんだ。コイツは。
「ミッション完了、帰還……って、誰もいないし」
男は嘲笑の笑みを浮かべた。

アナグラに戻ると、案の定、第一部隊の面々は既に帰還していた。
「リーダー、何処行ってたの?」「心配しましたよ」「……フン」
(いやいや、一編に何言われても……俺、聖徳太子じゃないんだよ?)
そう思いつつも、自分のミッションの内容は説明した。
「ヴァジュラかぁ、アンタ凄いって、マジでさ」
「コウタ、またお前昇格試験落ちたんだって?」
「うるせぇ!ほっとけよ!」
そう言ってコウタはミッションカウンターまで突っ走って行ってしまった。
「あっ、私達、ちょっと行ってきますね」
続いてアリサとソーマも行った。落ち着いた足取りで。
「……ここでも一人か」
一人呟いた。その目は先ほどの目とは違い、随分と悲しくて、淋しそうな目をしていた。
「自分の振る舞いが原因だ」
後ろを振り返ると、ターミナルから白い衣服を身に付けた、凛々しい女性が居た。
「まったく……また一人でミッションに行ってたらしいな?」
「いや、まあ……」
この人には頭が上がらない。
「フェデリコやアネットの指導も、しっかり頼むぞ」
肩にポン、とファイルを置かれると、それをそのまま置いて行ってしまった。
ファイルの中身を確認すると、いつものミッションレポートの用紙が挟んであった。
「……ふう」
またか、と思いながら用紙を引き抜くと、小さな紙が床に落ちた。
「ん?」
拾い上げて見てみると、なにやら雑なのか綺麗なのか分からない字で、こう書いてあった。

『日付変更時に、支部長室まで』

ああ、そうだ。ツバキさんのだ。
果たして俺に宛てたものか、それとも唯のメモなのか、俺にはまったく分からなかった。

いつも身につけているコートをハンガーに吊るす。
「あーあ、やっぱし破れてる」
袖の部分に異変を感じたから、見てみれば……多分戦闘中に破けんたんだろう。
「リッカに頼むか……」
吊るしたコートを手に取り直して、折りたたんでソファの背もたれに掛けた。

もう時間なのに、何故アイツは来ない!
ツバキは苛立っていた。それもそうだ、約束の時間を大幅に遅れていたからだ。
待つに待てなくなった彼女は、結局自らが赴いた。

「開けろ」
……返事が無い。
「開けろ!」
……返事は……無い。
「開けろと言って……」「何してるんです?」
驚いた様子で彼女は振り返ると、目の前に目的の男は立っていた。
「すいません、コレを直してもらってたんで」
「ん?」
男が手に持っている物に目をやると、かなり着古された黒いコートがあった。
「それ……」
「はい、あなたに、リーダーに就任した時に貰ったものです」
ツバキは何となくだが嬉しかった。と同時に自分の目的を思い出す。
「ああそれと、何で来ないんだ?」
「えっ……あの紙、俺に?」
「そうだ」と首を縦に振ると、コイツは深々と頭を下げ、「すいません!」を連呼していた。
「まあいい、立ち話も難だ、中に入らせてもらうぞ」

リンドウの部屋は汚かったが、コイツの部屋も負けず劣らず、汚い。
「……で話というのはな、最近のお前の行動についてだがな」
男はじっとツバキを見ていた。
「勇敢と無謀は違う」
彼女もその視線には気付いていたが、気付かぬ振りをしていた。
「お前はリーダーだ。部下がいる。その事を忘れるなよ?」
男は黙って見ていた。
「……聞いてるのか?」
「聞いてます」
「返事くらいしたらどうだ?」
「すいません、何も言えなくなっちゃいまして」
飄々とした態度は、何となくだが以前のリンドウを思い出させる。
「何ですかね……最近おかしいんですよ」
「どういう事だ?」
「……一人でいいんじゃないかって、傷つくのは、俺一人で」
男の顔は一変、苦しげなものになっていた。
「小さい頃は、よく断末魔の叫び声を聞きながら育ってきました」
男の声が段々と涙声になっていくのが分かる。
「戦えないと不安なんです……力が……力が無いと」
ツバキは、何も言わずにただ聞いていた。
「いつか戦えなくなる日が来る。そしたらきっと、捨てられる……」
次に口を開いた時は、その引きしまった頬に雫が伝い、フローリングの床に落ちた。
「怖い……怖い……」
彼女は何人も、この仕事に絶望していく者達を見たが、この男の場合は違った。
戦う事で自分を確立している。そんなヤツが戦えなくなったら……という話をしてる。
「もう……神機が持てなくなったら……」

「俺はもういらない……」

濡れた頬に、細く、長く、綺麗な指が充てられた。
「そんなこと、誰も思ったりはしないさ」
その手は次第に後頭部に回り、そっと男を抱き寄せていた。
「悪いのはお前じゃない。この歪んだ世界だ……」
男も手を伸ばした。
「……すいませんでした」
そのまま彼女を、その剛腕で抱き寄せる。
「もっと……強くなんないとダメですね」
男は手を解くとそのまま目を擦った。
「ありがとうございます、すっごい元気出ました」
目に涙を浮かべたツバキは男の顔を見上げた。
「……これだけは約束してくれないか」
ツバキは再び男に手を伸ばした。
「もう……死に急ぐような事はしないでくれよ……これ以上、失いたくは無い」
(……皆、いるんだ)
男は悔いた。自分はなんて馬鹿で、愚かだったんだろうと。
男はそっと、その女性を抱きしめた。

「ツバキさん……その……何と言いますか」
男は一瞬躊躇ったが、ツバキの耳元でこう囁いた。
「……好きです」
羞恥に塗れたその言葉に、彼女はそれ以上に恥ずかしかった。
(い、いきなり言うか!?)
でも何だろう……不思議と拒む感じは無い。それ以前に同じものを持っていた気がする。
(………お前なら……)
彼女は意を決した、もう迷う事もない。
「……私も、好きだ」
彼女が安堵の笑みを見せると、男はその緩んだ口許に顔を沈めた。

随分と長いキスだった。
「……すまない、初めてなんだ」

初めて――そう聞いた彼は、とても嬉しかった。

上気した頬に、潤んだ目(泣いてたから当たり前だが)、完全に緩みきった唇。
何だか嫌な予感がする。いや、別に嫌ってわけじゃないんだけども。
「……してみるか」
「え……」
「………」
蚊ほどにも聞えない声で、確かにこの女性は言った。
「セ…セック…ス…?」
驚いたが、多分この発言をした彼女自身が一番落胆しているのだろう。
「……いいだろう?」
ツバキは望んでいた。全てを奪われる事を。
「……いいんですか?」
「フッ……今更、何を」

彼女が笑った。俺は、照れた。

「ん……」
ツバキはベッドに組み敷かれ、ただ唇を奪われている。
普段なら絶対に良しとしないだろうが、今はこの行為に快感すら覚えていた。
舌と舌が交わる。その度に、彼女は甘い息を漏らしていた。
「ふぅん………んん……」
嬉しそうに鼻を鳴らす。彼女の手は、男の首に巻きついていた。
もう離すまいと、必死に伝えるかのように。
男はその手を解くと、自分の指と絡ませた。しっかりと握る。
自分は此処にいる。それだけを伝えたかった。
「んん……ぷはっ……」
口を離すと、銀に光る糸がぬらぬらと照明に晒される。
「な、なあ、そろそろ……」

白く、キメ細かな肌が外気に触れた。
「恥ずかしいな……」
「綺麗ですよ、とっても」
ツバキは初めて、男に裸を見せた。
羞恥心という言葉は、何処かへ消え去っていた。
「はぁ……いいぞ……」
次第と息が荒くなっていくのが分かる。
男はもう一度、キスをした。

この時のツバキの顔は、とても安らいでいるように見えた―――――

いきり立ったモノを、ツバキの秘所に宛がう。
(震えてる……)
彼はしっかり彼女を抱きしめると、腰を少しずつ埋めていく。
背中の痛みを感じ、彼女の痛みを感じ、これ以上ない優越感を感じた。
「うぅ……くぅ……」
処女膜を突き破っていく。
「ああ!!」
ツバキが背中を引っ掻いた。
「うあ…あああああっ!!」
きっとこの痛みは、彼女の痛みだ。
全部挿入った。この時点で、ツバキはかなり苦しかった。
「……大丈夫ですか?」
「いいから……動いて……」
涙を浮かべながら、そう言った。
言われた通り、ゆっくりと腰を引き、また戻す。
「あっ……あっ……」
膣璧はすぐに快感を俺に与える。
気付いた時には、腰の動きが早くなっていた。
「あっ!あっ!はぁ!」
単調だが、激しいリズム。次第に痛みは、快感へと変わっていく……。
「何、で!凄く、気持ちいい、よぉ!!」
恍惚の表情で喘ぐ彼女の姿に、酷く興奮を覚えた。
「はぁ!ダメ!きちゃう!!」
「自分も……」
その言葉を聞いた途端、腰に細い脚が絡みついた。
「膣内……なかで出せ!!」
そして、彼女の中で果てた。
暫くの射精の間、ずっと彼女は絶頂を迎えていた。

「……ツバキさんもやっぱり女の子ですね」
「……どういう意味だ?」
「いや、やっぱり女の涙には弱いと言いますか……まあ…あれを見たら、俺もう泣けません」
強くなる。もっと、もっと。
「あなたも、ここの皆も、俺が護る」

コイツは前々から男らしいとは思っていたが、まさかここまで惚れてしまうとは……。
「……愛してるよ、おやすみ」
ツバキは下腹部に感じる痛みと、熱を感じながら、幸福のうちに眠った。



後日談・・・

リンドウ「なあ、さっき姉上がお前の部屋から出てきたんだが・・・」
ツルギ「ギクッ!」
リンドウ「・・・おいおい、マジか」
ツルギ「・・・」
リンドウ「・・・・・よろしく頼むな」

;・ω)全部バレとるやんけ

このページへのコメント

ツルギってゴッドイーター2のイベントの「純血のアラガミ」で後退しろって言われたのに調子に乗って攻撃された人だよね

0
Posted by 偶然だろうけどさ 2014年04月19日(土) 23:42:40 返信

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