ゴッドイーターでエロパロスレの保存庫です

「・・・・・・・・・・・・おい! カノン!」
「は、はい!?」
「お前、何回誤射すりゃ気が済むんだ?」
「うぅ、す、すみません隊長」

ここはフェンリル極東支部、通称アナグラのエントランスである。
なぜこんな会話をしているかというと、三日前ほどだ、ツバキさんに「台場カノンを連れ中型アラガミを対象にどんな戦いをするかまぁ、見てくれ」と頼まれたこともあり、
カノンを二番手に置き、ブレンダンとソーマにカノンのフォローを頼み中級ミッションを受けることにした。だがその時ソーマが露骨に嫌そうな顔をした時に俺は気づくべきだったんだ。

「ぅおい!! カノン! 溜めてるときにモルター撃つな!」
「は、わ、わかりました!!」
「ぐあぁ!」
「な、ソーマがやられた!? どっからだ!?」
「私からです!!」
「お前か!」

という、カノンの誤射率90%のおかげでバスターを使っていた俺たちにとって正に地獄のような戦いになっていた。
溜めてる最中に吹っ飛ばされるため、決定打に欠け時間もギリギリ間に合っていたから良いものの、もしこれで撤退まで考えていたら防衛線を突破されていたかもしれない。
俺はブレンダンの疲れたといわんばかりの目と、ソーマのだから嫌だったんだという俺への非難の目をかわし二人を見送ると、そそくさと立ち去ろうとするカノンを呼び止める。
そして、冒頭の会話というわけだ。

「あの、つい張り切ったりしちゃいまして・・・・・・」
「いや、まぁ・・・・・・今日のことはもういい」
「へっ?」

そう、誤射に関してはもういい、カノンは怒られると思っていたのかビクビクしているし、この状態でガミガミ言ってもしょうがないだろう。
俺は今回の戦闘で目を見張ったカノンの実力を褒めてやることにした。

「誤射を省いて言えばお前のブラストによる瞬間的火力はアラガミにとって脅威だ」
「はぁ」
「そして誤射を省いて言えば、ほとんど確実にアラガミの脚や頭などの結合破壊可能な重要部分を攻撃している、まぁ、当てやすいのもあるが・・・・・・これはすごいことだぞ?」
「・・・・・・はぁ」
「最後に! 誤射を省いて言えば」
「何回省くんですか!」

カノンは自分の評価の中に織り込まれる皮肉に耐え切れなかったようだった。顔を真っ赤にして俺に怒り始めた。

「まぁまぁ、次が一番大事だから、な?」
「ううぅ、はぁ・・・・・・わかりました」

そういってカノンの怒りを納めると、っていうか今のは俺が悪いんだが今回の戦闘のなかで見つけたカノンの実力の核心を言う。

「お前を見ていて一番驚いたのは、とにかく生存能力の高さだ」
「はい」

これは、かなり驚いたことである。あのソーマでさえ何度も倒れ伏しているわけで
(まぁ全部カノンのモルターのせいだが)
前衛と殆んど同じ距離にいても高い回避率と衛生兵の名に相応しい前衛他者へのリンクエイド成功確率。まさしく、化ける器であった。

「試験戦闘の結果も見たがかなり高評価だな、これで誤射さえ無くなればなぁ・・・・・・」
「やっぱ根に持ってんじゃないですか」
「うっさい、それよりもお前に今日から特訓してやる」
「へ?」

それは今思いついた事でもあった。こいつの射撃の腕にはムラがある、護る側になった時にはセンスと勘だけで戦い、攻撃手に回れば油断するのか射撃が甘くなる。
護る側になった時のセンスを攻撃時にも発揮出来れば、カノンの右に出るブラスト使いはいなくなるだろう。
バスターとスナイパーを使う俺にはブラストの事はあまり分からんが練習台くらいにはなるだろう、そう思い提案してみたのだが

「・・・・・・いやなのか?」
「いやいや!? そ、そんな隊長忙しいですし!」
「あぁ、ツバキさんには俺から言おう。 お前は才能の塊だ、このままは勿体無い」
「え!? あぅ、うううううう」

カノンは何が嫌なのか顔を伏せる。その姿に何かを感じ

「うーん・・・・・・、そんなに嫌なのか?」

と聞いてみたが、ふるふると顔を振るのみ。

「んー、じゃあ、特訓関連で何かあったとかか?」

と、恐る恐る聞いてみるとぼそぼそと小さな声で喋りだした。

「みなさん、途中で投げちゃうんです、痛いお前との訓練痛い! とかいって、あのリンドウさんですらさじ投げちゃって」
「・・・・・・」
「だから、あの、自信ないというか、さじ投げられたくないなとか、私ほんとは先輩だし、とか、私君の一こ上だし、とか少尉になって偉くなったつもりか、とかそれに」
「おい本音漏れてるぞ!」

なんだよ心配して損しちまったよ! シリアスモード突入かと思ったらただの不満かよ!!
・・・・・・まぁ、気持ちは分からんでもないがな。 この前まで敬語で話されてたヤツが、急に偉くなってタメ口聞かれるんだから。
それでも、余計なお節介と言われてもこんな才能見逃すことなんてできない。 なので

「はぁ・・・・・・カノン、お前は大事なんだ、お前に死んで欲しくない」

と、カノンに対して説得を試みる事にした。が、やたらビックリしてんのは何故だろう。

「お前は凄いんだ、才能をモノに出来れば俺なんかすぐに抜かれる」
「・・・・・・っ」
「その為の特訓だ、大丈夫だ俺が一緒にやろう」

と、カノンの手を握り頷く。

カノンはビックリした表情を上塗りするかのように赤くなり、カノンは意を決したかのように口を開くと震えた声で

「・・・・・・優しくしてくれますか?」

と、俺にやや上目の状態で問いかけてきた。 もちろん俺は

「あぁ! 優しくす」
「こぉんのセクハラ隊長ぬがあああああああ!!!!!」
「うわらば!!?」

カノンを説得出来たと喜ぼうとした瞬間、俺の右わき腹に誰のものかすら分からない強烈なキックが入り、エントランスのミッション出撃ゲートに叩きつけられた。
俺は意識が飛びそうになる程の痛みと戦いながらも、俺の後ろへ潜み致命傷を与えてきた犯人を見る。
そこにいたのは

「! アリサ・・・・・・?」

そう、俺に致命傷を与えたのは履いてない子ことアリサであった。
アリサはカノンを一瞥した後、俺の近くまで歩いてくると、虫けらを見るような目で俺を見下ろし、凍るほど底冷えた声で

「・・・・・・どんびきです」

・・・・・・え、いや、ちょ、つめ、つめたっ!?
俺はアリサの姿を前に寒気を通り越して冷凍保存されそうな勢いで震えだしたが、理由聞かずして死ねぬと、なんとか体の震えを抑えて理由を尋ねることにした。

「何故だ、ごほっ、俺はお前に、どんびきされる様なことはしとらんぞ・・・・・・!」
「なに言ってんですか、私の手握って大丈夫だ、ってやつ。 カノンさんにも同じ事今してたじゃないですか」
「な、そ、それだけで・・・・・・!? それに意味が違うだろう・・・・・・」
「え! じゃあどういう意味だったんですか? 隊長さん」

絶妙なタイミングでカノンが入ってくる、今それを聞いちゃいかんだろう! 空気的に!! ああくそ失言だ、と後悔していたが
アリサが標的を見つけたような目に変わりそうなのを見た瞬間、これはまずいと急いで話を戻す。

「い、いや、そ、そんなことよりな、さっきの事だけか? それなら悪かったから!」

なにが悪いか分からんけども! ここは謝っておくことに越した事はない。

「いえ、それだけじゃあないです」
「なにっ!?」

まだあったのか! とこれから言われることに戦々恐々としていると

「会話もなんかセクハラだったじゃないですか」
「? どういうことだ?」
「お前は凄いだの、おまえに特訓だの、優しくするだの、気持ちいいだの、こんなの昼間のエントランスで堂々とセクハラ」
「ちっ、がっあううううううう!!!!! 完璧にいろいろ誤解してるぞ、それ!」

それに最後の気持ちいいとか誰が言ったんだよ!! 俺の脳髄が破壊されてなければ記憶に掠りもしてない台詞だぞそれ!

「違うんですか? ほんとに?」
「あぁ」
「ほんとですか? カノンさん」

そういって、アリサはカノンの方を振り向き、問いかける。

「えぇ!? は、はいそうです」

カノンは自分より四つも年下のアリサから出ているオーラにびびりながらも、特訓とはどういうことかを説明してくれた。
それで納得したのか、誤解されるほうが悪いんですよとかぶつくさ言いながら帰っていった。

「大丈夫っすか? 隊長」
「あいつ、ずっと話聞いてたのか・・・・・・?」
「隊長!」
「あぁ! なんだ?」



「なんで俺が行かなきゃ行けないんだ」
「いや、頼むよソーマ、お前しかいないんだって」

あの後ツバキさんに特訓の件を話すと快く許可を貰うことができ、
さて、やるか、とアリサの復帰にとやった訓練を参考にしながらこれからの特訓メニューを嬉々として作り始めた俺だった。
三日ほどでメニューも完成し、カノンもやる気にはなってくれたみたいで、まずはカノンの何が悪いかを見極めるため大型アラガミ複数ミッションを受けることにした。
二番手はカノンとしても、後のフォローがいるので、この前協力してくれたブレンダンとソーマに頼むことにした。
が、ブレンダンはカノンの名前を出した途端失踪。 ソーマはこの前の事もあるのか、ブレンダンのように顔を真っ青にして逃走するようなことはなかったが
先ほどの会話のように露骨に嫌そうな顔をしながら、不平を言う。

「・・・・・・お前は人間にしてはやる方だと思っていたが、そうでも無かった、あんなヤツに構っているようじゃな」
「・・・・・・おいおい、そんなこと言っていいのか? ・・・・・・シオが泣くぞ」
「何?」
「シオに似てると思わないか? あいつ」

俺はエントランス上の椅子に座っているカノンをくいっと指差す。
ソーマもそちらを目を細めて見るが、いぶかしげな表情で

「・・・・・・胸がでか過ぎるだろ」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・?」
「・・・・・・?」
「! おーい、カノーン!! ソーマがなー!!」
「おい! ちょっと待て!!」

さっきのは正直何故言ったかも分からないようなただの苦し紛れのハッタリだったのだが、思わぬ弱みを握ることが出来た。
こいつはムッツリなんじゃないかと思っていたが、俺の勘は当たっていたらしい。

俺がソーマの失言に気づいたほぼ同時に、ソーマも失言だと気づいたらしく、俺がカノンの方に振り向いて伝えようとすると俺の肩を全力で掴み俺を制止させる。

「なんだ? ソーマ」
「てめぇ、何を言うつもりだ!」
「まあまあ、しかしお前もそういうの興味あったんだな、今度コウタとの話に混ぜてやるから」
「何の話だ!」

ソーマは怒りで顔を真っ赤にしながら俺に怒る。 俺の肩を掴む力もギリギリと強くなる。

「まあまあ、ミッション、来てくれるよな?」
「っ! ・・・・・・っ勝手にしろ!!」

そういうと俺の肩を掴んでいた手を投げやりに外し、気分が悪いといわんばかりに階段の方へ向かっていった。
まぁ、とりあえずソーマに協力させることが出来たので、三人で中型アラガミ二体同時ミッションを受ける。
少し不安だが、まぁミッションランクは低いのを選んだし大丈夫と、カノンと共にミッションゲートをくぐったのだった。

結果的にいうと誤射もあり乱戦は結構しんどかったが、まあ、何が悪いかというのは見極めることが出来た、と思う、ような。
カノンはその類まれなる生存能力の代償に、自分と敵しか見えてないということだと思う。 戦闘においての研磨された集中力は賞賛すべき事であるが、チームで戦う場合それだけではいけない。
誰かがスキをみせれば自分が護り、そのスキを誰かが護る。そういう味方を見る戦い方をしなければいけない。
これは、誰にでも出来ることではない、それに難しい、がやらなければいつかカノンは死なずとも、カノンの目の前で人が死ぬだろう。
これは訓練うんぬんではないな、と机の上の特訓メニューを手に取り破り捨てる。
カノンは誰かに背中を預け、預けられる人を見つけるべきだ。 それが俺だ、とは言えないが俺を戦いの練習台みたいに思ってくれたら、と考えながら、明日からどうするかを新しい紙に書き始めるのだった。



深夜、私は隊長の部屋へと足を運んでいた。

「たいちょー・・・・・・?」

ノックをするが返事が無い。
ならばと、そーっと部屋に入るドアを開け中に入る。 隊長はあまりにも疲れていたのだろうか、鍵も閉めず上着も脱いでない状態で、ベッドに仰向けに倒れていた。
ソーマさんと隊長と私でミッションを受けてそれが終わったとき、隊長はそういえば妙な顔をしていた。
あれからだろうか、隊長は私と二人きりでいくつものミッションを受け始めた。 そういえばその理由も教えてくれなかった。
そんなことを考えながら、私が隊長の寝てるベッドに乗ると、腕から覗く隊長の焼け痕が目に付いた。

「隊長・・・・・・」

隊長は、私の誤射があってもあまり怒らなくなった。 怒るとすれば、私が一人で危険な行動をしたときぐらいだろうか。
隊長は物凄く強いと思う。 新型だから、とかじゃなくて。 一人でも複数のアラガミ達を圧倒する実力は素直にすごい。
私は隊長の足手まといでしかない筈なのに、いっつも構ってくれる。
そういえば前は隊長を見る余裕なんて無かったのに、今は何故か隊長が気になる。 戦ってる最中なのに、いつのまにか隊長を目で追ってる。
そんなことをしていたら誤射の方もどんどん減っていった。 けどそのかわり私が敵の不意打ちに怪我すると隊長は怒る。ものすごく怒る。
お前が怪我するぐらいなら誤射してくれた方がいい! なんて恥ずかしい事言って。

「やっぱり、痛いですよね・・・・・・」

と、腕に残る焼け痕に触れる。 これは私のモルターのせいだ、誤射は減ったけども無いわけじゃない。
ミッションを受ける頻度もたくさんだし、その度に誤射されれば隊長の傷は治りもせずどんどん増えていくだろう。
それでも隊長は痛そうにする姿なんて見せなかったし、この焼け痕を見なければ本当に痛くないんだと思ったほどだ。

「痛くないわけ、無いのに・・・・・・」

私がここに来た理由。それは、迷惑をかけ続けた隊長に償うため。

始めは、特訓はもういいです、隊長が怪我するのは見たくないです、と特訓の中止をお願いしようと思ってたが、隊長が必死に私に知らせまいと耐えてるのにそんなこと言うのは、身勝手な気がして。
だから私は、私をつかって欲しい。 隊長がずっと私を庇ってくれるなら、隊長に預けます、私の全部を。
そう決断し、隊長の服を少し震えた手で脱がし始める。

「・・・・・・ん」
「ひゃ、・・・・・・・たいちょー?」

起きたかと思ってびっくりした。 隊長が起きないようにゆっくりゆっくり脱がす。 もし今隊長が起きてしまったら、私の計画は台無しになる。
私は最初特訓なんて気が進まなかった、けど、なんでだろう、だんだん隊長といるのが楽しくなってきた。
それで、凄く申し訳なくなって、私のために私は痛くないのに、隊長は痛い思いをして。 私は楽しいけれど、隊長は楽しくないかもしれなくて。だから恩返しがしたい。
それで私なりにいろんな本とか読んで考えた結果、こんな事しか思いつかなかった。
私はあまり分からないが、男というのは、えーと、その、た、溜まる? らしくて、出さないとつらいらしい。
(多分隊長疲れてるから、た、溜まってんじゃないの?)
真っ向からそう言うのは恥ずかしすぎて出来ないので、隊長が寝てるときに、気づかないうちにと、

「! ・・・・・・」

やっと上着を脱がし終えて気づいた。 隊長の体は男らしい引き締まった体だ、その体のあちこちに焼け痕があった。
腕の焼け痕よりさらに酷い。 私は申し訳なくて、情けなくて涙が出そうになる。
うつむいて、ごめんなさいごめんなさいと、心の中で謝り続ける。
何故こんなになってまで私に構ってくれるんだろう、リンドウさんに対抗して? それとも・・・・・・。

「隊長、・・・・・・好きです」

それは、私の本心だった。 好きじゃないと、こんなことしようなんて思わない。
焼け痕を見てどうしても言いたくなって、小さな声でぼそりと呟くと隊長が履いているズボンを下ろす。
隊長に起きる様子は無い。 戦いであれだけ鋭い感知能力を持っている人が、少しの反応もしないなんて。私といる時は物凄く元気振りまいてる人なのに、やっぱりあれは嘘で、物凄く疲れてたんだ。
ズボンを脱がし終わり、隊長のパンツを脱がそうとする。

「ん・・・・・・」

思わずごくりと唾を飲み込む。 顔も真っ赤かなと思いながら、そして出来るだけ優しく、そして素早く引きおろした。

「っ・・・・・・!」

やっぱりというかなんというか、これ、・・・・・・大きいよね、と独り言る。
男性器なんて本でしか見たことないが、しなれている状態でこれって・・・・・・、と考えていたが、呆けている場合じゃないと真っ赤になった顔をぶんぶんと振り、早くなる動悸を抑える。

「・・・・・・・?」

そういえば、・・・・・・しなれていたら出来ないんじゃないかな! と、早くも壁にぶつかる。
処女は痛いというし処女を捧げて、私も隊長の感じている痛い思いを共有しながら隊長の疲れも癒すというたぶん一石二鳥の計画だったのに・・・・・・!

「・・・・・・どうしよう」

いや、もしかしたら・・・・・・でも、あ、そうか、立たせればいいのか! と今更ながらに気づく。
でも、どうすれば立つんだろう、とまたもや壁にぶつかる。
そういえば、とあの本で、あそこを使わずに気持ちよくさせるとかあったなぁ、と恥ずかしくて一回しか読んでない本の内容を思い出す。
それはどうだっただろうか

「こんな、かんじ・・・・・・かな・・・・・・・」

と、早くなる動悸を抑えながら隊長のモノに触れる。

「きゃ・・・・・・!?」

触れた途端隊長のモノがびくりと動く。驚いて隊長をみるが隊長が起きた様子は無い。
気持ちよかったのかな、ともう一度触る。 ふにふに触っていると、なんだか硬くなってきた。
あ、あってるんだ! と思いもう一度ふにふに触るが、ちょっと硬くなっただけでそれ以上はいつまでやっても大きくならなくなった。

「・・・・・・駄目なのかな」

少しは硬くなったものの、少し力を入れればふにょりと曲がってしまう。 触るだけではまだ足りないみたいだ。

「・・・・・・」

方法はあるといえば、ある。 さっき思い出したのだが、でも、それは、キスもしたことないのに、と隊長を見る。 胸に残る焼けた痕を見て、覚悟を決めた。

「んむ・・・・・・・」

隊長のモノの先端を私の口に含む、なぜか汚いと思わなかった。 あるのは強烈な恥ずかしさだけだった。

「んふ・・・・・・んん・・・・・・」

真っ赤な顔で隊長のモノを口に含みながらちろちろと舐める。 気持ちいのだろうか? それだけでより一層硬さが増した気がした。
口で息をすることが出来ないので、自然と鼻から酸素を取り込むことになる。 そうなると隊長のあそこの匂いが自然と私の中に入ってきてしまう。
いいにおいでは決して無いが、嗅いでいるとなんだかぼーっとしてきて、何も考えられなくなるような感じがした。

「ん、んんぅ、・・・・・・ぅん」

なんだか目の前のモノが凄く欲しくなって、隊長のモノを奥深くまで咥え込む。
少し苦しくなって、目も潤んでくる。 けど、何故かやめようと思わなくて。

「んふっ、ふっ、んんん・・・・・・、んう」
「ぐっ・・・・・・」

隊長が呻いた、私は一瞬ヒヤッとしたが、呻いただけで起きる様子は無い。
なら、と隊長のモノを咥えながらゆっくりと頭を上下に揺すりはじめる。

「ふ、・・・・・・あむ、んぅ、・・・・・・ちゅぷ、ぅ、ん・・・・・・」

じゅぷりと音が漏れるのが恥ずかしい。涎も垂れちゃう。 本でこうすれば気持ちいいとか書いてあったから、やってみたが頭が恥ずかしさで沸騰しそうになって、くらくらする。
でも、もう隊長のはカチカチに硬くなって大きくなってるのに、それ以上に口で愛したくなって、激しく頭を揺すり始めた。



「・・・・・・」
「ん、ちゅぷ・・・・・・んう、あむ、んちゅ・・・・・・」

これは、いったいどういうことだろうか。
俺がアリサに「なんで最近相手してくれないんですか!」とお小言頂戴して、カノンとのこともあり疲れた体を一刻も早く休めようとベッドに突っ伏し、仰向けに寝転がるとすぐに寝てしまった。
だが、なんだか下半身がもぞもぞする感覚で目が覚め、目だけ開けて下を見てみたらカノンが俺のを咥えてしゃぶっていた。今気づいたが体も裸になってる。
はじめは悪い夢かと思ったが、この下半身からあがってくる快感は現実と認識させるには十分だった。 なぜなんだと考えても、驚きでまったく頭が回らない。

「ふうん・・・・・・! ん、ちゅ、う、ふっ!」

アリサに比べると、技巧的にも拙い感じであったが、カノンのそれは情熱的だった。
ただただ俺を愛そうと、顔を真っ赤に染め、目を潤ませ、涎を垂らし、息を乱しながらも俺のモノを一心にしゃぶっている。
そんなカノンに唖然してるとカノンは俺に見られていると気づいていないのか、さらに淫靡な表情で俺のモノを責めたてる。

「ぐっ・・・・・・!」
「んぶっ!? んぷあっ、けほっ、・・・・・・こほっ」

その気持ちよさに耐えることが出来ず、俺のモノから欲望の塊を吐き出してしまう。
カノンは驚いたのか、咥えていた口を離し、俺の射精を顔面に受けてしまう。
カノンは俺のモノから出てきたものを初めてみたのだろうか。 潤んだ目で手にまでかかった俺の精液を呆けるように見て、そしてぺろぺろと舐め始めた。
顔にかかった精液も拭って口に運ぶ。 その姿にたまらなく欲情したが、なんとか抑えて起き上がりカノンに呼びかけた。

「カノン、何でこんな事したんだ・・・・・・?」
「!? た、た、たいちょう・・・・・・・・?」

射精までして、なんでこんな事、とは言えない気がしたが、そんなことはどうでもいい。
カノンの行動の理由を聞くが、カノンは俺が起きてきたことに今気づいたらしく、わたわたし始める。
あの、とか、えっと、とか言葉がつまり、顔を真っ赤にしたり青くしたり、手をぶんぶん振ったり、とにかく焦っているようだった。

「いや、落ち着け、ゆっくり聞くから」
「あの、え、は、はい、隊長」

と、カノンを落ち着ける。 計画が、とか聞こえた気がしたが気のせいか?
カノンは深呼吸をして、大分落ち着いたようだ。ぽつぽつと語り始めた。
俺に迷惑かけてること、俺が痛い思いをしてること、だから癒してあげたかったこと、俺が・・・・・・好きなこと。
話している間、カノンはうつむいて震えていた。 怖いのだろうか、拒絶されるのが。 アリサの顔がちらつく、俺は口を開いた。

「カノン、お前に背中を味方に預ける、ということを学んで欲しかった」
「・・・・・・はい」
「俺はお前の信用を預けるに足る人物か?」
「はい・・・・・・」
「俺にはアリサがいる」
「・・・・・・」

俺は自惚れていいのだろうか、カノンに惚れられるなんて。
俺もカノンは好きだ。 才能がなんだ、実力がなんだと、言っていたが、それだけじゃ、あんなにカノンに構うものか。
答えたい、答えたいが、俺にはアリサがいる。 裏切れない。

「分かってくれな・・・・・・カノン、俺もお前が好きなんだ、だが」
「それでもいいです」

どういうことだ? と問いかけようとしたら絶句した。
カノンが泣いていた。 目から大粒の涙を流し、俺のほうに擦り寄ってくる。
俺の肩に手を沿え

「今でもいいです、癒させて下さい。償わせてください」
「っ・・・・・・」
「私じゃ、だめですか?」

泣いていながらも、カノンの瞳には確固たる意志があった。
俺は、男だ。 そんなこと言われて耐えれるわけ無いだろう。 アリサの顔が浮かんで、消えた。

「カノン、男には我慢できるヤツと、我慢できない糞野郎がいる」
「隊長は・・・・・・糞野郎じゃないです。 私が、望んだん、んむ!?」

カノンにそれ以上言わせまいと、カノンを押し倒し、俺の口でカノンの口を塞ぐ。
精液が残っているかもしれないと、頭の隅で考えるが、それでもキスがしたくてさらに押し付け、俺の舌でカノンの口の隙間へと押し込む。

「んむぅ、・・・・・・んん、・・・・・・ふっ、んむ・・・・・・」

カノンの流れる涙は止まっているが、目はまだ潤んでいる。 キスをしたこと無いのだろうか、鼻で息をしようとしない。
カノンの口内を俺の舌で犯しながら、カノンの着ている服を力ずくで脱がす。

「んう!? んふぅ、・・・・・・ふっ、ふっう、ん・・・・・・」

カノンは嫌がってはいないようだが、恥ずかしいようだ、赤かった顔を更に真っ赤に染め、弱々しい力で俺の腕を掴んでくる。
上着を脱がし終えると、女性らしいふくよかな胸が主張される。 ブラジャーも外そうと手をかけると、今度は強い力でカノンに制された。
カノンをみると、すっかり上気しきった顔でふるふると震えている。 酸欠気味のようだ。 俺はキスを止め、声をかける。

「・・・・・・大丈夫か?」
「はぁ、はぁ・・・・・・はぁ、は、はい」
「そうか、じゃあ脱がすぞ」

と、再びブラジャーに手をかける。が

「え!? ちょ、ちょっと待って」
「な、なんだ?」
「はずかしいです」
「・・・・・・」

いや、恥ずかしいと言われても、何を今更と、少し強引にブラジャーを外す。思ったとおり、綺麗な、染み一つ無く、それでいて圧倒的質量をもった胸だった。
やめて、とか、きゃあ、とか言ってばたばたしているが、関係ないとばかりに胸を揉みしだく。

胸を揉むと途端に大人しくなったので、ならばと下から押し上げるように揉み続ける。

「あ、た、たいちょおっ! だ、だめです・・・・・・ふぁっ!」

俺が力強く揉みあげると、いやいやする様に短い髪を振り乱す。
もっと、カノンのそんな姿が見たくなって、左手は右の胸を揉みながら、左胸の先端を口に含む。

「ひあ! ひゃあああ、だ、だめ、たいちょ・・・・・・!」

思ったとおり、いい反応が返ってきた。
そのまま先端を責めながら、右手でカノンのショーツを下ろしにかかる。
ショーツを半分程まで下ろした所で、右手でカノンの秘所に触れる。

「ひぃあっ!? や、た、たいちょ、どこ触って、あ、あん!!」

抵抗力をなくすため、早々に指を濡れた部分に挿し込む。
案の定、力が抜けたので、責めていた胸から手を離し、カノンの秘所の状態を確認しようとする。
スカートを履いたままなので、スカートを捲り見ると、さっき右手で触った時に予想はしていたが、やはり金色の恥毛は薄く、大量の愛液でてらてらと淫靡に光っていた。

「あぅ! ひっ、ひっうあ、んああ! んう!」

確認をとっている間も、指の動きをやめず、丁寧にほぐしてやる。

「た、たいちょっ! も、もういいです! ひゃあん!! ひやあああああ!!」

一度イかせた方がいいと、指の抽送ペースをさらに速める。

「たいちょお・・・・・・ひあ、も、もう・・・・・・!」
「イっていいぞ、カノン」

そういいながら抽送を続けていると、限界を迎えたのか

「ひぃあああああああああ!!!」

と、俺の腕を掴みながら顔を上気させ涎を垂らし、ぶるぶると痙攣しはじめた。

「・・・・・・大丈夫か?」
「ひゃ、ひゃい」

舌も回らないようだ。 目を潤ませ、頬を染め、肩で息をするカノンは正直魅了されてしまう。
耐えれずギンギンになった俺のモノを、カノンの秘所にあてがう。

「優しくする、が・・・・・・」
「出来るだけ、でしたよね」
「・・・・・・」
「・・・・・・ください、隊長のを」

俺はその言葉をかわきりに、カノンにのしかかり秘所へ俺のモノを沈めていく。

「は、んぐぐ、・・・・・・はあ、はあ、・・・・・・ひぅ」

苦しいのか、呻きながらも俺の肩に添えている手に力がこもる。
痛みを長引かせないようにしようと、カノンの腰を掴む、目の前で目を閉じて耐えている姫の口に俺の舌をいれる、そして、貫いた。

「!? んぅぅぅぅぅぅぅぅうう!!!」

挿れたとたん、カノンは目を見開き、信じられないほどの力で俺の肩を掴む。 
痛みからだろうか、からだもビクビクと痙攣している。
俺はカノンの痛みを和らげてやる方法も分からず、ただ痛みが治まるまでキスし続けた。

「んん、・・・・・・んむ、ふっ・・・・・・・ん、んん」
「?」

俺の肩を叩くので目を合わすと、何か言いたげな目をしていたので、キスをやめる。

「ぷはっ、はぁ、はぁ、隊長ぅ・・・・・・」
「大丈夫か?」
「はい、ちょっと痛いですけど・・・・・・」
「どうか・・・・・・したのか?」
「あの、・・・・・・気持ち良いですか?」

何かと思えばそんなことか、こいつは自分より俺が気持ち良いかどうかのほうが大事なのか? 可愛いやつめ。

「あぁ、気持ちいいぞ。 包み込んでくるみたいな優しい感じだ」
「そ、そうですか・・・・・・それならいいんですけど」

俺の答えに恥ずかしくなったのか、照れている。 

「私、隊長と繋がったんですよね・・・・・・」
「あぁ」
「・・・・・・幸せです」

そういって微笑む。 俺はなんだか堪らなくなり、問いかける。

「物凄く動きたくなってきたんだが、動いていいか?」
「はい、・・・・・・大丈夫でっ!? ああっ! ひゃあん!」

俺はカノンの返事を待てず、動き出してしまった。
何故だろう、カノンのこの姿を見ると抑えがきかなくなる。
俺は、圧し掛かるようにカノンの最奥を突きこみ、そして引くという単純な抽送を繰り返す。
だがそれだけでも物凄い快感が俺の体を駆け巡る。

「ひぃ、い、ふあああっ、たいちょおお・・・・・・!」
「カノン・・・・・・! カノン・・・・・・!」

俺はカノンの名を呼びながら、どんどん抽送ペースを上げていく。 カノンは俺の背中に手を回すと強く抱きしめる。 カノンにはまだ痛みが残っているみたいだが、さっきより痛みは大分マシになっている気がする。
涙もかわいていて、頬も俺が奥を小突く度に赤く上気していく。 

「はひっ、ひんっ、あ、あ! うあああ!!」

カノンの膣内は、突けば突く程、その度に甘い締め付けが襲ってくる。
俺のモノをふわりと包み込み、うねうねと俺のモノを刺激し、時折きゅっきゅっと締めてくる。 これは俺の体験したことの無い気持ちよさだった。何も考ることが出来ず、ただ最奥目指して突き続ける。

「っあ! ひ・・・・・・なにもわからなく・・・・・・っ! たいちょうぅ・・・・・・・ふわふわして・・・・・・!」
「ああ、ここにいるぞ・・・・・・!」

そういって強く抱きしめ、最後とばかりに強く、強く腰を打ちつける。
カノンはもう声も出ないみたいで、口をぱくぱくさせて、口の端から涎を垂らす。 目もうつろで、意識を飛ばしかけている。

「カノン・・・・・・!!」

もう限界とばかりに、最奥に突きこんだまま、俺の欲望の塊を吐き出した。
カノンは俺の精液が奥に注がれる感触に恍惚とした表情をして、ぶるぶると震える。 焦点の合わない目で俺を確認すると、にこりと微笑み、力尽きたように目を閉じた。

「・・・・・・カノン?」
「・・・・・・すぅ」

無理をさせてしまったみたいだ、と今更ながら後悔する。
こんなに余裕がなくなったのは久しぶりだったな、そういえば。 アリサのことはやっぱり好きだ。 でも同じくらいカノンも愛してしまった。
アリサに言い訳どうしようかな、と考えることも出来ず、自分のモノも抜かず、俺はカノンにもたれ掛かるとそのまま深い眠りに落ちていった。

このページへのコメント

めっちゃいいZE!!

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Posted by あひゅん 2015年07月17日(金) 09:24:25 返信

カノンが可愛い可愛すぎる
しとしと氏の今後の作品に期待。

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Posted by たぬん 2015年01月24日(土) 14:43:41 返信

ヤバいwww
イッた

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Posted by 名無し 2014年09月14日(日) 12:12:53 返信

カノンめっちゃいい、新しいのを期待する

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Posted by 名無し 2014年07月25日(金) 14:06:08 返信

カノンがめっちゃ可愛い

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Posted by かい 2011年03月22日(火) 00:49:39 返信

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